ちょっと覚え書きをば。@ロミオとジュリエット
2012年7月26日 タカラヅカ 『フットルース』にここまでハマるとは思っていなかったので、月組『ロミオとジュリエット』を観る回数が減ってしまったのが、心残り。
結局、みりロミオは1回しか観られなかったっす。まさロミオが3回。あと新公で、公演全部合わせて5回っすよ。予定より少なくなってしょぼん。
はりきっていたので、わたし的にがんばった席で毎回がっつり観たけどなー。
梅芸に10日間通いながら、それでもムラにも5日通ったんだから、もうほんといっぱいいっぱい、社会生活ぎりぎりの日々でした。←
わたしはやっぱまさおのロミオが好きですわー。
ただ、楽近くはなんか「収まった」感じがして、初日あたりのイタさが少なくなってて、ちょっと残念だった(笑)。
まさおくんはイタくてなんぼだと思っている!
だもんで、ティボルト役も大好きだ!! まさティボをもっとしっかり見たかったよ……。
みりおくんはやっぱロミオ役者であり、ロミオ役を見られてよかったけど、それならなんで彼がトップになってからやらなかったのかなあ、と。
『ロミジュリ』という作品を愛してやまないので、いびつな体制での上演が、やっぱり切ないっす。
さて、後半日程に観劇して、注目して見たのはモンタギューチームのふたり、ベンヴォーリオ@マギーとマーキューシオ@みやるり。
やっぱわたしには、彼らが仲良しなのか親友なのか、いまいちわかりませんでした。
ベンヴォーリオがわりと世界観チガウからかなあ。ロミオもアレな人だしなあ。
ロミオ@まさおと、ベン、マーはそれぞれタイプが別すぎて、性格の違いとか個性の違いとかいうより、世界観が違っていて、同じクラスにいても仲良くならないタイプに思えた。
や、ベンマーがじゃれている姿はかわいいし、ロミオも加わって3人でがちゃがちゃやっているのも楽しそうだとは思うけど、そういうことではなくて。
親友でなくても一緒に過ごすことはするだろうし、亡くなったら嘆くだろうし、別に不思議でもないんだけどなー。
トリオ感が強かった雪組、ベン様ロミオのこと愛しすぎ(ベン様ホンモノくさくてやばい・笑)だった星組と比べ、月組は個別に生きてるなあと思った。
や、わたしがそう思った、というだけだけど。
マギーのベンヴォーリオが、すごい感情的な人になっていて、「どうやって伝えよう」がえーらいこっちゃ!だった。
そうだよなあ、この歌ってこれくらい、感情優先にしてもいいんだよなあ。すずみんベン様だって、慟哭して大変だったもんなあ。
と、どっかのクールなベンヴォーリオを思い出しては感慨にふける。
親友感があまりなかったためか、とにかくベンヴォーリオは良い人に見えた。
マーさんが死んだときだって、ロミオが罪を犯したことだって、「親友だから」特別に嘆いたりかばったりしているわけじゃなくて、ベンは優しい男だから、みんなのおにーさんだから、これくらいするんだって感じがした。
んで、みやるりのマーキューシオって、狂気の人じゃないんだ?
危ないとか狂犬とかいうよりも、なんかすごく繊細な若者に見えた。
エキセントリックな面ももちろん嘘じゃなく持ち合わせているんだろうけど、ことさらそこを自分でクローズアップして「ウリ」にしている印象。
本当なら、繊細で傷つきやすい子なんじゃないかな。
ときどきふっとひどくまともな……「マーキューシオ」らしくない顔をする。
知性と思慮深さのある青年の顔。
でも次の瞬間それを「隠す」。わざとらしく「マーキューシオ」の顔をしてみせる。
あの顔が本当の彼ならば……ほんとに、友だちいなかったんだなあ。真実の顔を隠して「狂犬マーキューシオ」として生きるしかなかったんだなあ。
それはそれで萌えですが(笑)。
みやるりのティボルトを見てみたかったな。
みやるりマーの持つ「孤独」さが、取り巻きはいても親友のいないティボルトならどんな風になるか、見てみたいと思った。
あ、初日のマーさんの「マブの女王」がぐたぐただったのは、オケが間違えたせいだと教えてもらいました。むしろあの状況でよく歌ったと。
役替わりがなければ、モンタギュートリオの関係性も、また違ったんだろうなと思うと、やっぱり残念だなー。青3人組、大好物なんだよ-。
乳母@圭子ねーさまは初日ほどの拒絶反応は出ないものの、やっぱ苦手だ、このキャラクタ。
ジュリエット@ちゃぴの台詞で、ひそかに好きなのが「そうなりますように」。
みみちゃんの同台詞も大好きだったんだが、ちゃぴだと別の言葉に変換して聞こえて、ツボった。
すなわち、「地獄へ堕ちやがれ」。
手のひらを返した乳母が「ロミオなんてぞうきん。神かけて言える、そうでなきゃ地獄へ堕ちますよ」と言うのを受けて、ジュリエットが「そうなりますように」とつぶやく。
ちゃぴジュリエットだと、ほんとに「地獄へ堕ちろ」と言っているように聞こえる……わたしには(笑)。
ちゃぴの強さと視界の狭さがツボ。一点だけを見つめて爆走していく。
かわいいなあちゃぴ。
神父様@エマさんを除いた大人チームがなんか残念だったんだよあ、月組。
乳母は期待値が大きすぎたのか、利己的な道化キャラになっていてしょぼんだし。
リュウ様のキャピュレット卿もエロかっこよくて素敵だけど、それは別にキャピュレット卿である必要のないところのリュウ様としての素敵さでしかないというか。
キャピュレット夫人@トウカさんはもう、キャラ違いとしか……。
そして意外にモンタギュー夫人@あーちゃんが残念だ。きれいだし歌もうまいんだけど、根本的なところがチガウというか……あーちゃんて未だに「娘役」で「姫役者」なんだなあ。彼女の「母性」のなさが、クライマックスの「罪びと」のカタルシスを盛り上げないんだよなあ。
モンタギュー卿は、……地味だなあ。丸い牛さん@『血と砂』以来ずっと見守っています、いいおっさん役者だけど、リュウ様とタイマン張る華がないっす……。
つーことで、ほんと真ん中に注目して楽しみました。
まさみりちゃぴ、若い3人がこれからの月組。
みやるりとマギーもまだいろんな顔を見せてくれるだろう期待感にあふれてる。
ほんと、あと1週間長く公演してくれたらなあ。
もっと観に行きたかったよ。
3つの組の『ロミジュリ』、印象・感想比較とか、腰を落ち着けて書きたいなー。どの組がいい悪いではなく、「みんな違ってみんないい!」、楽しんだもの勝ち。
大好きな作品だから、いくらでもいじくり回していろいろ考えられる、考えることが楽しい(笑)。
ああ、月日の流れが速すぎて、ついていけない……。
そして明日は、花組初日だっ。
結局、みりロミオは1回しか観られなかったっす。まさロミオが3回。あと新公で、公演全部合わせて5回っすよ。予定より少なくなってしょぼん。
はりきっていたので、わたし的にがんばった席で毎回がっつり観たけどなー。
梅芸に10日間通いながら、それでもムラにも5日通ったんだから、もうほんといっぱいいっぱい、社会生活ぎりぎりの日々でした。←
わたしはやっぱまさおのロミオが好きですわー。
ただ、楽近くはなんか「収まった」感じがして、初日あたりのイタさが少なくなってて、ちょっと残念だった(笑)。
まさおくんはイタくてなんぼだと思っている!
だもんで、ティボルト役も大好きだ!! まさティボをもっとしっかり見たかったよ……。
みりおくんはやっぱロミオ役者であり、ロミオ役を見られてよかったけど、それならなんで彼がトップになってからやらなかったのかなあ、と。
『ロミジュリ』という作品を愛してやまないので、いびつな体制での上演が、やっぱり切ないっす。
さて、後半日程に観劇して、注目して見たのはモンタギューチームのふたり、ベンヴォーリオ@マギーとマーキューシオ@みやるり。
やっぱわたしには、彼らが仲良しなのか親友なのか、いまいちわかりませんでした。
ベンヴォーリオがわりと世界観チガウからかなあ。ロミオもアレな人だしなあ。
ロミオ@まさおと、ベン、マーはそれぞれタイプが別すぎて、性格の違いとか個性の違いとかいうより、世界観が違っていて、同じクラスにいても仲良くならないタイプに思えた。
や、ベンマーがじゃれている姿はかわいいし、ロミオも加わって3人でがちゃがちゃやっているのも楽しそうだとは思うけど、そういうことではなくて。
親友でなくても一緒に過ごすことはするだろうし、亡くなったら嘆くだろうし、別に不思議でもないんだけどなー。
トリオ感が強かった雪組、ベン様ロミオのこと愛しすぎ(ベン様ホンモノくさくてやばい・笑)だった星組と比べ、月組は個別に生きてるなあと思った。
や、わたしがそう思った、というだけだけど。
マギーのベンヴォーリオが、すごい感情的な人になっていて、「どうやって伝えよう」がえーらいこっちゃ!だった。
そうだよなあ、この歌ってこれくらい、感情優先にしてもいいんだよなあ。すずみんベン様だって、慟哭して大変だったもんなあ。
と、どっかのクールなベンヴォーリオを思い出しては感慨にふける。
親友感があまりなかったためか、とにかくベンヴォーリオは良い人に見えた。
マーさんが死んだときだって、ロミオが罪を犯したことだって、「親友だから」特別に嘆いたりかばったりしているわけじゃなくて、ベンは優しい男だから、みんなのおにーさんだから、これくらいするんだって感じがした。
んで、みやるりのマーキューシオって、狂気の人じゃないんだ?
危ないとか狂犬とかいうよりも、なんかすごく繊細な若者に見えた。
エキセントリックな面ももちろん嘘じゃなく持ち合わせているんだろうけど、ことさらそこを自分でクローズアップして「ウリ」にしている印象。
本当なら、繊細で傷つきやすい子なんじゃないかな。
ときどきふっとひどくまともな……「マーキューシオ」らしくない顔をする。
知性と思慮深さのある青年の顔。
でも次の瞬間それを「隠す」。わざとらしく「マーキューシオ」の顔をしてみせる。
あの顔が本当の彼ならば……ほんとに、友だちいなかったんだなあ。真実の顔を隠して「狂犬マーキューシオ」として生きるしかなかったんだなあ。
それはそれで萌えですが(笑)。
みやるりのティボルトを見てみたかったな。
みやるりマーの持つ「孤独」さが、取り巻きはいても親友のいないティボルトならどんな風になるか、見てみたいと思った。
あ、初日のマーさんの「マブの女王」がぐたぐただったのは、オケが間違えたせいだと教えてもらいました。むしろあの状況でよく歌ったと。
役替わりがなければ、モンタギュートリオの関係性も、また違ったんだろうなと思うと、やっぱり残念だなー。青3人組、大好物なんだよ-。
乳母@圭子ねーさまは初日ほどの拒絶反応は出ないものの、やっぱ苦手だ、このキャラクタ。
ジュリエット@ちゃぴの台詞で、ひそかに好きなのが「そうなりますように」。
みみちゃんの同台詞も大好きだったんだが、ちゃぴだと別の言葉に変換して聞こえて、ツボった。
すなわち、「地獄へ堕ちやがれ」。
手のひらを返した乳母が「ロミオなんてぞうきん。神かけて言える、そうでなきゃ地獄へ堕ちますよ」と言うのを受けて、ジュリエットが「そうなりますように」とつぶやく。
ちゃぴジュリエットだと、ほんとに「地獄へ堕ちろ」と言っているように聞こえる……わたしには(笑)。
ちゃぴの強さと視界の狭さがツボ。一点だけを見つめて爆走していく。
かわいいなあちゃぴ。
神父様@エマさんを除いた大人チームがなんか残念だったんだよあ、月組。
乳母は期待値が大きすぎたのか、利己的な道化キャラになっていてしょぼんだし。
リュウ様のキャピュレット卿もエロかっこよくて素敵だけど、それは別にキャピュレット卿である必要のないところのリュウ様としての素敵さでしかないというか。
キャピュレット夫人@トウカさんはもう、キャラ違いとしか……。
そして意外にモンタギュー夫人@あーちゃんが残念だ。きれいだし歌もうまいんだけど、根本的なところがチガウというか……あーちゃんて未だに「娘役」で「姫役者」なんだなあ。彼女の「母性」のなさが、クライマックスの「罪びと」のカタルシスを盛り上げないんだよなあ。
モンタギュー卿は、……地味だなあ。丸い牛さん@『血と砂』以来ずっと見守っています、いいおっさん役者だけど、リュウ様とタイマン張る華がないっす……。
つーことで、ほんと真ん中に注目して楽しみました。
まさみりちゃぴ、若い3人がこれからの月組。
みやるりとマギーもまだいろんな顔を見せてくれるだろう期待感にあふれてる。
ほんと、あと1週間長く公演してくれたらなあ。
もっと観に行きたかったよ。
3つの組の『ロミジュリ』、印象・感想比較とか、腰を落ち着けて書きたいなー。どの組がいい悪いではなく、「みんな違ってみんないい!」、楽しんだもの勝ち。
大好きな作品だから、いくらでもいじくり回していろいろ考えられる、考えることが楽しい(笑)。
ああ、月日の流れが速すぎて、ついていけない……。
そして明日は、花組初日だっ。
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