今も彼らは生きている。しあわせに。@めぐり会いは再び 2nd ~Star Bride~
2012年11月17日 タカラヅカ 和物ショー『宝塚ジャポニズム~序破急~』に絶望したが、ありがたいことに、この公演は3本立てだ。
30分の休憩のあと、芝居が上演される。
3本立てで良かった。
お芝居とショーがあれば、救われる。
実際、救われた。
『めぐり会いは再び 2nd ~Star Bride~』、面白かったーーっ!!
『宝塚ジャポニズム』のあとだから、どんなものでも面白く感じるかもしれないけど、それで底上げされてる可能性がゼロじゃないけど、とにかくわたしは好き。
泣いた。
かわいくてしあわせて、泣けてきた。
ストーリーはガチで『めぐり会いは再び』の続編。
冒頭にストーリー説明がある。
元の『めぐり会いは再び』自体がとても他愛ないモノなので、知らなくても問題なし、『めぐ会い2』から観ても大丈夫だろう。
あくまでも、ストーリーだけなら。
問題があるとすれば、そこじゃない。
他愛ない物語なのに、キャラ多すぎなのだわ。
ラルゴ伯爵夫人とかリュシドールとかコレットとかアジスとかレオニードとかマリオとか、名前羅列されても、きっと初心者にはなにがなんだかわからない。
1回説明されたって、人間関係とキャラクタとその物語は理解できない。
また、初日だからかもしんないが、みんな滑舌悪くて聞き取りにくいし。
だから結局のところこの話は、ガチで続編、元の話を見てから、観に来てね♪ってことだと思う。
冒頭のストーリー説明は、「1年前の話だけど、思い出してね!」「いなくなっちゃった人の演じていたキャラの始末は、こうつけたよ」という意味であって、『めぐり会いは再び』を知っている人へ向けてのものだ。
完全なる、ファンサービス、ファンアイテム。
組本で仮装したりぴったり配役をやったりする、あのノリで出来上がった作品。
買うのはファンだけだ、という前提。
で、わたしはファンなので無問題。
もー、もー、めちゃくちゃ楽しかった。
同じモチーフを使い、別の絵を組み立て、同じ結末へ帰着する。
わたし、こういうの好きだなー。自分でも、書くとたのしいよ、こういうの。
1年前となにひとつ変わらない世界にて、元気に口げんかしているドラント@れおんくんとシルヴィア@ねねちゃん。これだけなら犬も食わないなんとやら、周囲も相手にしないくらいの、どーでもいいことで大騒ぎ。
でもそこへ、シルヴィアの婚約者だと名乗る騎士クラウス@いりすが現れた。
このクラウスは食い詰め役者、職にあぶれて結婚詐欺を思いつく。
記憶にないプロポーズの話をされても、なにしろシルヴィアなので、持ち上げられているウチに「そんなこともあったかも」なキモチになる。
旅芸人、役者、脚本、芝居……前回と同じように、最後は一芝居打って大団円へ。
エルモクラート先生@マカゼは、相変わらずスランプでヘタレてるしなー。(萌え)
プルギニョン@ベニーはぎゃあぎゃあバカだしなー。(褒め言葉)
そして、主人公のふたり、ドラントとシルヴィアが、バカで一直線で、かわいすぎー。(全力で、褒め言葉)
前作よりさらにドタバタ感アップっつーか、ブラッシュアップするヒマなく、造形だけ出来たから完成ってことにしました感ありありだけど、そーゆーことは置いておいて、とにかく楽しい。
なんでこんなに楽しくてかわいくて、愛しいのか。
根底にあるものが、「やさしい」からだ。
売り言葉に買い言葉で婚約解消しちゃいそうなドラントにしろ、シルヴィアにしろ、根っこにあるのは相手への愛情。
相手のことを思う、やさしいキモチがまずあって、その上でねじれてしまっている。
スタートが正だから、その上で足したり引いたりしても、正のまま。
他のキャラクタたちも、みんなみんなやさしい。
やさしくて、大切な物があって、しあわせになりたいと思っている。
だからそのキモチは、素直に「しあわせ」へ向かう。
ドラントとシルヴィアの痴話喧嘩に巻き込まれはするけれど、基礎部分は変わらない。
誰もがやさしいまま、誰もがしあわせに向かう。
ひとりで、ではなく、みんなで。
そのやさしさに、泣ける。
かわいくて、泣ける。
愛しくて、泣ける。
前作のキャラクタを、とても大切にしているのも、ヲタク目線としてすごくポイント高い。
ヲタク業界にスピンオフも第2期もいくらでもあるけれど、キャラを大切にしないものがいちばん嫌われるんだってば。
**役の人は退団していません、じゃあ別の人にやってもらいましょう、名前と衣装が同じなら誰がやっても問題ないでしょ、なんて、ありえない。
「役替わり」を楽しむのとは別。
中の人が変わったら、そのキャラは別人だっつーの。アテ書きなめんな。……という、こだわりはヨシ!!
卒業してしまった人、組替えした人、もう星組のこのメンバーと同じ舞台には立たないだろう人……彼らもまた、今この瞬間も、しあわせに暮らしているんだ、この世界で。
そう思えることは、泣けるほどうれしい。
かわいかったれみちゃんのリゼット。
彼女は消えたわけじゃない。プルギニョンの妻として、愛し愛されしあわせに暮らしている。
笑顔が見えるようだ。プルギニョンとのバカップルぶりが、見えるようだ。
二次元まんまだったマリオお兄様@すずみん、彼もまた、いまだにツンデレやってるんだ。
あの美貌にややこしい性格と毒舌で、ドSプレイやってるんだ。
もう二度と会えない。
そう思っていた人と、思いがけず再会できた。……そんな喜び。
ひとつひとつが、「裏切らない」、「やさしい」作りなんだ。
エマさんが変わらずに、シルヴィアのパパ役で出演しているように。
ひとつひとつ、とてもやさしい。
まさこはすげーいい役だなあ。恋敵役なので、2番手に見える……。
麻央くんがいろいろとマシになっていたような。
ルーチェ@礼くんがもう、かわいいのなんの。
宙組のユリアン@うららちゃんよりも、「娘役が演じる少年役」に見えるあたりが、なんとも……。
旅芸人@しーらんが色男だ……あのジョニデヒゲでお兄様コスプレがたまらん……。
エルモ先生と絡むのがプルギニョンだっつーのだけ、不満だ(笑)。
エルモ先生には、プルギニョンじゃダメなのよ、チガウのよ! 大人の男とかシリアスキャラと絡めてよ! その方が萌えなんだってば。
あたし、ドラント好きだなあ。
素直に、きゅんとする。
甘い言葉を吐くよりも、命を懸ける方が楽だと、晴れ晴れした顔で言われたら、もう恋するしかないでしょ。
30分の休憩のあと、芝居が上演される。
3本立てで良かった。
お芝居とショーがあれば、救われる。
実際、救われた。
『めぐり会いは再び 2nd ~Star Bride~』、面白かったーーっ!!
『宝塚ジャポニズム』のあとだから、どんなものでも面白く感じるかもしれないけど、それで底上げされてる可能性がゼロじゃないけど、とにかくわたしは好き。
泣いた。
かわいくてしあわせて、泣けてきた。
ストーリーはガチで『めぐり会いは再び』の続編。
冒頭にストーリー説明がある。
元の『めぐり会いは再び』自体がとても他愛ないモノなので、知らなくても問題なし、『めぐ会い2』から観ても大丈夫だろう。
あくまでも、ストーリーだけなら。
問題があるとすれば、そこじゃない。
他愛ない物語なのに、キャラ多すぎなのだわ。
ラルゴ伯爵夫人とかリュシドールとかコレットとかアジスとかレオニードとかマリオとか、名前羅列されても、きっと初心者にはなにがなんだかわからない。
1回説明されたって、人間関係とキャラクタとその物語は理解できない。
また、初日だからかもしんないが、みんな滑舌悪くて聞き取りにくいし。
だから結局のところこの話は、ガチで続編、元の話を見てから、観に来てね♪ってことだと思う。
冒頭のストーリー説明は、「1年前の話だけど、思い出してね!」「いなくなっちゃった人の演じていたキャラの始末は、こうつけたよ」という意味であって、『めぐり会いは再び』を知っている人へ向けてのものだ。
完全なる、ファンサービス、ファンアイテム。
組本で仮装したりぴったり配役をやったりする、あのノリで出来上がった作品。
買うのはファンだけだ、という前提。
で、わたしはファンなので無問題。
もー、もー、めちゃくちゃ楽しかった。
同じモチーフを使い、別の絵を組み立て、同じ結末へ帰着する。
わたし、こういうの好きだなー。自分でも、書くとたのしいよ、こういうの。
1年前となにひとつ変わらない世界にて、元気に口げんかしているドラント@れおんくんとシルヴィア@ねねちゃん。これだけなら犬も食わないなんとやら、周囲も相手にしないくらいの、どーでもいいことで大騒ぎ。
でもそこへ、シルヴィアの婚約者だと名乗る騎士クラウス@いりすが現れた。
このクラウスは食い詰め役者、職にあぶれて結婚詐欺を思いつく。
記憶にないプロポーズの話をされても、なにしろシルヴィアなので、持ち上げられているウチに「そんなこともあったかも」なキモチになる。
旅芸人、役者、脚本、芝居……前回と同じように、最後は一芝居打って大団円へ。
エルモクラート先生@マカゼは、相変わらずスランプでヘタレてるしなー。(萌え)
プルギニョン@ベニーはぎゃあぎゃあバカだしなー。(褒め言葉)
そして、主人公のふたり、ドラントとシルヴィアが、バカで一直線で、かわいすぎー。(全力で、褒め言葉)
前作よりさらにドタバタ感アップっつーか、ブラッシュアップするヒマなく、造形だけ出来たから完成ってことにしました感ありありだけど、そーゆーことは置いておいて、とにかく楽しい。
なんでこんなに楽しくてかわいくて、愛しいのか。
根底にあるものが、「やさしい」からだ。
売り言葉に買い言葉で婚約解消しちゃいそうなドラントにしろ、シルヴィアにしろ、根っこにあるのは相手への愛情。
相手のことを思う、やさしいキモチがまずあって、その上でねじれてしまっている。
スタートが正だから、その上で足したり引いたりしても、正のまま。
他のキャラクタたちも、みんなみんなやさしい。
やさしくて、大切な物があって、しあわせになりたいと思っている。
だからそのキモチは、素直に「しあわせ」へ向かう。
ドラントとシルヴィアの痴話喧嘩に巻き込まれはするけれど、基礎部分は変わらない。
誰もがやさしいまま、誰もがしあわせに向かう。
ひとりで、ではなく、みんなで。
そのやさしさに、泣ける。
かわいくて、泣ける。
愛しくて、泣ける。
前作のキャラクタを、とても大切にしているのも、ヲタク目線としてすごくポイント高い。
ヲタク業界にスピンオフも第2期もいくらでもあるけれど、キャラを大切にしないものがいちばん嫌われるんだってば。
**役の人は退団していません、じゃあ別の人にやってもらいましょう、名前と衣装が同じなら誰がやっても問題ないでしょ、なんて、ありえない。
「役替わり」を楽しむのとは別。
中の人が変わったら、そのキャラは別人だっつーの。アテ書きなめんな。……という、こだわりはヨシ!!
卒業してしまった人、組替えした人、もう星組のこのメンバーと同じ舞台には立たないだろう人……彼らもまた、今この瞬間も、しあわせに暮らしているんだ、この世界で。
そう思えることは、泣けるほどうれしい。
かわいかったれみちゃんのリゼット。
彼女は消えたわけじゃない。プルギニョンの妻として、愛し愛されしあわせに暮らしている。
笑顔が見えるようだ。プルギニョンとのバカップルぶりが、見えるようだ。
二次元まんまだったマリオお兄様@すずみん、彼もまた、いまだにツンデレやってるんだ。
あの美貌にややこしい性格と毒舌で、ドSプレイやってるんだ。
もう二度と会えない。
そう思っていた人と、思いがけず再会できた。……そんな喜び。
ひとつひとつが、「裏切らない」、「やさしい」作りなんだ。
エマさんが変わらずに、シルヴィアのパパ役で出演しているように。
ひとつひとつ、とてもやさしい。
まさこはすげーいい役だなあ。恋敵役なので、2番手に見える……。
麻央くんがいろいろとマシになっていたような。
ルーチェ@礼くんがもう、かわいいのなんの。
宙組のユリアン@うららちゃんよりも、「娘役が演じる少年役」に見えるあたりが、なんとも……。
旅芸人@しーらんが色男だ……あのジョニデヒゲでお兄様コスプレがたまらん……。
エルモ先生と絡むのがプルギニョンだっつーのだけ、不満だ(笑)。
エルモ先生には、プルギニョンじゃダメなのよ、チガウのよ! 大人の男とかシリアスキャラと絡めてよ! その方が萌えなんだってば。
あたし、ドラント好きだなあ。
素直に、きゅんとする。
甘い言葉を吐くよりも、命を懸ける方が楽だと、晴れ晴れした顔で言われたら、もう恋するしかないでしょ。
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