すべての動機は、愛ゆえに・その1。@Victorian Jazz
2012年11月29日 タカラヅカ なんかいろいろ疑問書いてますが。
この『Victorian Jazz』の疑問点を、全部一気に、まるっと解決する方法がある。
ここはタカラヅカ。
タカラヅカは、愛が命。恋愛至上主義。
ならばここは、「動機は? ルキーニ!」「Un Grande Amore、偉大なる愛だ!!」ってことで。
万能なる解決法。
ナイジェルさんは、コナン・ドイルくんに、一目惚れした。
はい。
これですべて、片が付きます。説明が付きます。
ナイジェルさん@だいもんはびんぼー奇術師。食い詰めてつい、犯罪を思いつく。
1回だけだ、商売道具の金庫を買い戻せさえしたら、あとはまたどこか別の土地に行って奇術師としてがんばる……そう思っていたのに。
騙すつもり、利用するつもりで近づいたカモに……「英国心霊主義協会」のコナン・ドイルくん@鳳くんに、すこんと一目惚れしてしまう。
だから、「犯罪行為は1回だけ。金を手に入れたらトンズラする」はずが、そのままずるずると協会公認の降霊術師として詐欺をがんばってしまう。
ドイルくんのそばにいたくて。その笑顔が見たくて。
ナイジェルさんが自覚していてもいいし、無自覚でもいい。
自覚している場合は、「惚れてどーすんだよ、相手男だし、バカだし! 目をさませ俺!」とか自問しつつ。
無自覚の場合は、「なんで俺、いつまでもここにいるんだろう……1回だけのハズなのに……」と首をかしげつつ。
どっちにしろ、「もう逃げだそう」と決意した端から、ドイルくんの信じ切った子犬のような笑顔を見て「……かわいい」ととろけて、足を止めてしまう。
や、ドイルくんに対しては上から目線でツンツンしてるんですけどね。こっそりデレてるんです。
ドイルくんを喜ばせたい一心でがんばっていたら、すっかり彼はスーパースター。カリスマ降霊術師として有名人。
女王陛下から召喚されてしまう。1回だけの詐欺だったのに、何回も調子のってくり返すから、こんな大ごとに。どうする俺!
「このままじゃダメだ。ドイルのことばっか考えてる場合じゃない。俺、ノーマルだし。女の方がいいし!」自分に言い聞かせているところへ、都合良くサラ@べーちゃん登場。最初から喧嘩腰のウザい女、この女ならちょうどいい、つまみ食いしよう、ドイルを忘れるために!
舞台上で会うのが2回目、しかも敵対していた相手に、いきなりべらべら「俺は詐欺師なんだ」と打ち明けたのは、そのせい。口説きモード入ってます。ほーら、俺がその気になれば、敵対していたサラもぽわんとなっている、このままこの娘を取り込んでしまおう。
相手の気持ちを読み、操ることなんか得意中の得意。なにしろインチキ降霊術のナイジェルさん。サラごとき、手のひらの上。
「インチキ降霊術師は地獄へ落ちろ、それを暴いて記事にする」と息巻いていた娘に、あのナイジェルが会って間もないのに1曲デュエットしただけで「俺は君の言う通り、インチキ降霊術師なんだ」と告げ、「これを記事にするかい?」と聞く……この流れ、ほんとひどいもんなー。どこの原田作品だっつー(笑)。
サラも突然心変わりして「どうしようかしら」とか言い出して、観客は「お前ら、人生変えるほどナニも起こってへんやん!」と総ツッコミを入れたことでしょうよ。
せめてここでナイジェルに「取引しよう。女王陛下の脅迫状について知りたくないか? 俺がインチキ降霊術師だということを書かないでくれたら、この事件の情報を教えるよ」と言って欲しかったっす。
たかが一介の詐欺師と、女王陛下と国家規模の陰謀、新聞記者ならどちらを大事と思うか、わかりきっている。
ナイジェルは情報屋としてサラを利用したかったし、サラも大スクープが欲しい。ふたりの利害は一致している。だから会って2回目で、いきなりインチキだと明かした、と理由が付く。
……それプラス、色仕掛けね。ナイジェルさん、保険としてサラをオトしに掛かってる。
娘役とのラブも必要、だってここはタカラヅカ。
女王陛下脅迫事件を解決するため、ナイジェルはどーしてもドイルに真実を話す必要があった。
ドイルくんは真摯にナイジェルを信じ切っている。ナイジェルの降霊術でなにもかも解決すると疑いもせず、そこから一歩も考えが進まない。
女王陛下とサラ、つまりは女たちに背を押され、ナイジェルさんはしぶしぶドイルくんに告白する。
降霊術師なんて真っ赤な嘘。「騙すつもりはなかったんだ! ……いや、騙すつもりだったけど、その、悪気はなかったんだ」ドイルくんを傷つけたくなくて、彼の期待に応えたくて、ただそれだけでここまで来てしまった。
ドイルくんは大ショック。その場から去ってしまう。
ナイジェルさんも大ショック。彼は自由で、誰にも囚われずに生きてきたのに。誰を利用しても平気だったのに。
ドイルくんに嫌われた、それだけでもうなにも手に付かない。女王陛下の依頼? もうどうでもいいよ。
大変なところで、翌日欄へ続く(笑)。
この『Victorian Jazz』の疑問点を、全部一気に、まるっと解決する方法がある。
ここはタカラヅカ。
タカラヅカは、愛が命。恋愛至上主義。
ならばここは、「動機は? ルキーニ!」「Un Grande Amore、偉大なる愛だ!!」ってことで。
万能なる解決法。
ナイジェルさんは、コナン・ドイルくんに、一目惚れした。
はい。
これですべて、片が付きます。説明が付きます。
ナイジェルさん@だいもんはびんぼー奇術師。食い詰めてつい、犯罪を思いつく。
1回だけだ、商売道具の金庫を買い戻せさえしたら、あとはまたどこか別の土地に行って奇術師としてがんばる……そう思っていたのに。
騙すつもり、利用するつもりで近づいたカモに……「英国心霊主義協会」のコナン・ドイルくん@鳳くんに、すこんと一目惚れしてしまう。
だから、「犯罪行為は1回だけ。金を手に入れたらトンズラする」はずが、そのままずるずると協会公認の降霊術師として詐欺をがんばってしまう。
ドイルくんのそばにいたくて。その笑顔が見たくて。
ナイジェルさんが自覚していてもいいし、無自覚でもいい。
自覚している場合は、「惚れてどーすんだよ、相手男だし、バカだし! 目をさませ俺!」とか自問しつつ。
無自覚の場合は、「なんで俺、いつまでもここにいるんだろう……1回だけのハズなのに……」と首をかしげつつ。
どっちにしろ、「もう逃げだそう」と決意した端から、ドイルくんの信じ切った子犬のような笑顔を見て「……かわいい」ととろけて、足を止めてしまう。
や、ドイルくんに対しては上から目線でツンツンしてるんですけどね。こっそりデレてるんです。
ドイルくんを喜ばせたい一心でがんばっていたら、すっかり彼はスーパースター。カリスマ降霊術師として有名人。
女王陛下から召喚されてしまう。1回だけの詐欺だったのに、何回も調子のってくり返すから、こんな大ごとに。どうする俺!
「このままじゃダメだ。ドイルのことばっか考えてる場合じゃない。俺、ノーマルだし。女の方がいいし!」自分に言い聞かせているところへ、都合良くサラ@べーちゃん登場。最初から喧嘩腰のウザい女、この女ならちょうどいい、つまみ食いしよう、ドイルを忘れるために!
舞台上で会うのが2回目、しかも敵対していた相手に、いきなりべらべら「俺は詐欺師なんだ」と打ち明けたのは、そのせい。口説きモード入ってます。ほーら、俺がその気になれば、敵対していたサラもぽわんとなっている、このままこの娘を取り込んでしまおう。
相手の気持ちを読み、操ることなんか得意中の得意。なにしろインチキ降霊術のナイジェルさん。サラごとき、手のひらの上。
「インチキ降霊術師は地獄へ落ちろ、それを暴いて記事にする」と息巻いていた娘に、あのナイジェルが会って間もないのに1曲デュエットしただけで「俺は君の言う通り、インチキ降霊術師なんだ」と告げ、「これを記事にするかい?」と聞く……この流れ、ほんとひどいもんなー。どこの原田作品だっつー(笑)。
サラも突然心変わりして「どうしようかしら」とか言い出して、観客は「お前ら、人生変えるほどナニも起こってへんやん!」と総ツッコミを入れたことでしょうよ。
せめてここでナイジェルに「取引しよう。女王陛下の脅迫状について知りたくないか? 俺がインチキ降霊術師だということを書かないでくれたら、この事件の情報を教えるよ」と言って欲しかったっす。
たかが一介の詐欺師と、女王陛下と国家規模の陰謀、新聞記者ならどちらを大事と思うか、わかりきっている。
ナイジェルは情報屋としてサラを利用したかったし、サラも大スクープが欲しい。ふたりの利害は一致している。だから会って2回目で、いきなりインチキだと明かした、と理由が付く。
……それプラス、色仕掛けね。ナイジェルさん、保険としてサラをオトしに掛かってる。
娘役とのラブも必要、だってここはタカラヅカ。
女王陛下脅迫事件を解決するため、ナイジェルはどーしてもドイルに真実を話す必要があった。
ドイルくんは真摯にナイジェルを信じ切っている。ナイジェルの降霊術でなにもかも解決すると疑いもせず、そこから一歩も考えが進まない。
女王陛下とサラ、つまりは女たちに背を押され、ナイジェルさんはしぶしぶドイルくんに告白する。
降霊術師なんて真っ赤な嘘。「騙すつもりはなかったんだ! ……いや、騙すつもりだったけど、その、悪気はなかったんだ」ドイルくんを傷つけたくなくて、彼の期待に応えたくて、ただそれだけでここまで来てしまった。
ドイルくんは大ショック。その場から去ってしまう。
ナイジェルさんも大ショック。彼は自由で、誰にも囚われずに生きてきたのに。誰を利用しても平気だったのに。
ドイルくんに嫌われた、それだけでもうなにも手に付かない。女王陛下の依頼? もうどうでもいいよ。
大変なところで、翌日欄へ続く(笑)。
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