キャスト感想覚え書き。@新人公演『めぐり会いは再び 2nd』
2012年12月6日 タカラヅカ 『めぐり会いは再び 2nd』新人公演、主演以外の人々の覚え書き。
プルギニョン@レイラ、よくやっていたし、本役さんほどアホでもキモチ悪くもなかった。……でも、その分キャラが弱いっちゅーか、「……だから?」な役になっているよーな。
アテ書きだから、本役さんのキモチ悪さを新公で再現しても意味ナイし、レイラくんにはそんな風にはなってほしくないし、ぜひぜひ骨太でかっけー男になってほしいと思っているし、芝居はふつーに学年と過去の役付のわりにうまいんだから、このまままっすぐ育って欲しい。
……あ、本役さんを「キモチ悪い」呼ばわりして申し訳ない。ベニーの魅力のひとつ、個性として受け止めてます。つか、ベニーはそーゆーベニーだから好きだー。
プルギニョンはベニーだからこその役。……他人がやっても成立しない役だよなあ……。
エルモクラート@麻央くん。
麻央くん、かっこよくなったなあ。本公演でも思ったけど、痩せたよね?
彼の武器はなんつってもあのスタイル。コスプレ映えるわー。
うまくないし、ナニが得意なのかよくわかってないんだけど、とりあえず、衣装着て立ってるとかっこいい。
この役もマカゼへのアテ書き、マカゼくんのみょーな愛らしさで成立させてしまう役。
愛嬌の足りないヘタレってのは、ただの責任転嫁男になっちゃうんだなあ、と遠く眺めた。
クラウス@飛河くん、うまかった。ヒロインのシルヴィア@風ちゃんとふたり、群を抜いてうまかった。
前回はみきちぐの役をやっていた人かあ。前回の役はKYな台詞を言う役で、たぶん全配役中ダントツの難易度だった。そんな役を任されたんだから新公学年では芝居巧者なんだろう……けど、なにしろ役が難しすぎて盛大にすべっていた。
あそこまで難しい役じゃなければ、ふつーにうまいよこの子。キラキラした美形さんではないが、いい役者に育ちそう。
クラウスも嘘っぽいキャラクタなんだけど、今回の「同人誌みたいな話」の中で唯一「動き」のある役。
だから他のキャラに比べてアテ書き度が断然低い。そして、二枚目寄りの役なので、タカラヅカの男役が演じやすい役。……「アテ書きではない、本役のキャラクタ依存じゃない」という点において、この作品の中で、いちばん演じやすい役かもなああ。
クラウスの後輩、ルナール@紫藤くん、うまかった。この役も上記のクラウスと同じ、「アテ書きではない、本役のキャラクタ依存じゃない」ため、演じやすいのだとは思う。
でもちゃんと仕事を果たしていたし、ハンサムだった。
座長@礼くんが、めちゃうまかった。つか、この役がこんなにうまくて大丈夫かと、彼の路線スター人生を心配した(笑)。
声がいいのは強いなあ。ナレーションがきちんと出来る。
このときはまだ、ショーの方であれだけ大活躍していると知らないから、素直にうまさだけに感心していたけど……本公演であんだけ活躍してて、新公ショーでは裏主演で、新公芝居でもこのクオリティなの?! まこっちゃん、おそろしい子!!
大人役の人たちはみんなうまかった印象。オルゴン伯爵@輝咲くん、ラルゴ伯爵夫人@ゆあちゃん。
あと、美味しいとこをきちっとモノにしたな、と思ったのがユリウス@夏樹くん。
ラストの手紙を読むところ、それぞれのキャラになりきってのひとり芝居、ちゃんとメリハリついてた。
歌える子って、声のコントロールがうまいんだろうな。礼くんしかり。
レオニード@綺咲ちゃんが、安定の棒読みぶり。他のどこかを見ていたとしても、「あ、今の綺咲ちゃんだ!」とわかるアニメ声+大根喋り。
外見はかわいいんだけど、ここまで芝居音痴でこれからどこへ向かうんだろう。……いや、それでも姫花よりはマシか。姫花ほど美少女でもない代わり、姫花ほど破壊的に大根でもない……?
コレット@城妃さんは、経験不足、新人なんだろうな、てのがひと目でわかる感じ。そして、新人さんにしては、悪くないかな、という感じ。
ヲタ風味が強くてやりにくい役だとは思うけどなー。
城妃さんは前回の新公が良かったし、バウはさらにすげーうまかった記憶しかないんだが、今回はそれほどでもなくて、あれ?って感じ。
回数の出来るバウであれだけ出来るんだから、たぶん1回こっきりの新公だから、まだ足りていなかったんだろう。東宝では化けるかも。
そしてわたし、前回の『ダンサ セレナータ』新公にて、「瀬央くんが気になった」と書いていた。
「ナニが気になったのかわかんない……顔かなあ」と。
わかりました。
顔です(笑)。
好きだわ、この顔。
相変わらず、前もって配役のチェックをしていないので(今回はしようと思ってたんだよ、芝居とショーの2本立てだから! 思ってただけで出来なかったけど!)、どの役が瀬央くんか知らないし、そもそも前回「なんで気になったのかわかんない」あたりの子のことは、きれーさっぱり忘れてます。
それが、実際見て見ると、「ん? んん?」となって、「あれ、なんかあたし、前回もこの顔に引っかかったような……?」と記憶が揺り起こされました。
で、あとから配役を見て、あ、この名前、となる。
ルーチェ@瀬央くん、いろいろと好みでした。
ルーチェもアテ書きでキャラ依存の役なので、新公は大変。
二次創作みたいなゆるい世界観には、ルーチェは年齢よりさらに幼い美少年、いわば子役でなくてはならない……のですが、瀬央くんは、ふつーに「少年」でした。
本公演では「娘役さんが子役をやっているのね」だけど、新公では「男役さんがやっている少年役なのね」になってました。
そのため、物語的には違和感。少年……つまり、性別男で、ある程度の精神年齢があれば、あの言動はおかしいだろ、と。本役さんくらい「ボク、小学生」なら、セーフだけど。
キャラ依存のパロディ作品としての世界観にはそぐわないけど、せっかく男役が演じているんだから、ちゃんと「男役が演じている」とわかる少年だったのは、いいと思うんだ。子役をやるためにタカラヅカに入ったわけでも、男役になったわけでもないんだろうし。
とにかくこの新公は、終始「アテ書きという名の、本役キャラ依存作品の壁」に、下級生たちがぶつかっていた。
別人なんだもん、そりゃそうだよ。
プルギニョン@レイラ、よくやっていたし、本役さんほどアホでもキモチ悪くもなかった。……でも、その分キャラが弱いっちゅーか、「……だから?」な役になっているよーな。
アテ書きだから、本役さんのキモチ悪さを新公で再現しても意味ナイし、レイラくんにはそんな風にはなってほしくないし、ぜひぜひ骨太でかっけー男になってほしいと思っているし、芝居はふつーに学年と過去の役付のわりにうまいんだから、このまままっすぐ育って欲しい。
……あ、本役さんを「キモチ悪い」呼ばわりして申し訳ない。ベニーの魅力のひとつ、個性として受け止めてます。つか、ベニーはそーゆーベニーだから好きだー。
プルギニョンはベニーだからこその役。……他人がやっても成立しない役だよなあ……。
エルモクラート@麻央くん。
麻央くん、かっこよくなったなあ。本公演でも思ったけど、痩せたよね?
彼の武器はなんつってもあのスタイル。コスプレ映えるわー。
うまくないし、ナニが得意なのかよくわかってないんだけど、とりあえず、衣装着て立ってるとかっこいい。
この役もマカゼへのアテ書き、マカゼくんのみょーな愛らしさで成立させてしまう役。
愛嬌の足りないヘタレってのは、ただの責任転嫁男になっちゃうんだなあ、と遠く眺めた。
クラウス@飛河くん、うまかった。ヒロインのシルヴィア@風ちゃんとふたり、群を抜いてうまかった。
前回はみきちぐの役をやっていた人かあ。前回の役はKYな台詞を言う役で、たぶん全配役中ダントツの難易度だった。そんな役を任されたんだから新公学年では芝居巧者なんだろう……けど、なにしろ役が難しすぎて盛大にすべっていた。
あそこまで難しい役じゃなければ、ふつーにうまいよこの子。キラキラした美形さんではないが、いい役者に育ちそう。
クラウスも嘘っぽいキャラクタなんだけど、今回の「同人誌みたいな話」の中で唯一「動き」のある役。
だから他のキャラに比べてアテ書き度が断然低い。そして、二枚目寄りの役なので、タカラヅカの男役が演じやすい役。……「アテ書きではない、本役のキャラクタ依存じゃない」という点において、この作品の中で、いちばん演じやすい役かもなああ。
クラウスの後輩、ルナール@紫藤くん、うまかった。この役も上記のクラウスと同じ、「アテ書きではない、本役のキャラクタ依存じゃない」ため、演じやすいのだとは思う。
でもちゃんと仕事を果たしていたし、ハンサムだった。
座長@礼くんが、めちゃうまかった。つか、この役がこんなにうまくて大丈夫かと、彼の路線スター人生を心配した(笑)。
声がいいのは強いなあ。ナレーションがきちんと出来る。
このときはまだ、ショーの方であれだけ大活躍していると知らないから、素直にうまさだけに感心していたけど……本公演であんだけ活躍してて、新公ショーでは裏主演で、新公芝居でもこのクオリティなの?! まこっちゃん、おそろしい子!!
大人役の人たちはみんなうまかった印象。オルゴン伯爵@輝咲くん、ラルゴ伯爵夫人@ゆあちゃん。
あと、美味しいとこをきちっとモノにしたな、と思ったのがユリウス@夏樹くん。
ラストの手紙を読むところ、それぞれのキャラになりきってのひとり芝居、ちゃんとメリハリついてた。
歌える子って、声のコントロールがうまいんだろうな。礼くんしかり。
レオニード@綺咲ちゃんが、安定の棒読みぶり。他のどこかを見ていたとしても、「あ、今の綺咲ちゃんだ!」とわかるアニメ声+大根喋り。
外見はかわいいんだけど、ここまで芝居音痴でこれからどこへ向かうんだろう。……いや、それでも姫花よりはマシか。姫花ほど美少女でもない代わり、姫花ほど破壊的に大根でもない……?
コレット@城妃さんは、経験不足、新人なんだろうな、てのがひと目でわかる感じ。そして、新人さんにしては、悪くないかな、という感じ。
ヲタ風味が強くてやりにくい役だとは思うけどなー。
城妃さんは前回の新公が良かったし、バウはさらにすげーうまかった記憶しかないんだが、今回はそれほどでもなくて、あれ?って感じ。
回数の出来るバウであれだけ出来るんだから、たぶん1回こっきりの新公だから、まだ足りていなかったんだろう。東宝では化けるかも。
そしてわたし、前回の『ダンサ セレナータ』新公にて、「瀬央くんが気になった」と書いていた。
「ナニが気になったのかわかんない……顔かなあ」と。
わかりました。
顔です(笑)。
好きだわ、この顔。
相変わらず、前もって配役のチェックをしていないので(今回はしようと思ってたんだよ、芝居とショーの2本立てだから! 思ってただけで出来なかったけど!)、どの役が瀬央くんか知らないし、そもそも前回「なんで気になったのかわかんない」あたりの子のことは、きれーさっぱり忘れてます。
それが、実際見て見ると、「ん? んん?」となって、「あれ、なんかあたし、前回もこの顔に引っかかったような……?」と記憶が揺り起こされました。
で、あとから配役を見て、あ、この名前、となる。
ルーチェ@瀬央くん、いろいろと好みでした。
ルーチェもアテ書きでキャラ依存の役なので、新公は大変。
二次創作みたいなゆるい世界観には、ルーチェは年齢よりさらに幼い美少年、いわば子役でなくてはならない……のですが、瀬央くんは、ふつーに「少年」でした。
本公演では「娘役さんが子役をやっているのね」だけど、新公では「男役さんがやっている少年役なのね」になってました。
そのため、物語的には違和感。少年……つまり、性別男で、ある程度の精神年齢があれば、あの言動はおかしいだろ、と。本役さんくらい「ボク、小学生」なら、セーフだけど。
キャラ依存のパロディ作品としての世界観にはそぐわないけど、せっかく男役が演じているんだから、ちゃんと「男役が演じている」とわかる少年だったのは、いいと思うんだ。子役をやるためにタカラヅカに入ったわけでも、男役になったわけでもないんだろうし。
とにかくこの新公は、終始「アテ書きという名の、本役キャラ依存作品の壁」に、下級生たちがぶつかっていた。
別人なんだもん、そりゃそうだよ。
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