もともと、植爺の描くオスカルは嫌いです。
なんでかってえと、女々しいから。
ひとこと。
ひとことで、表現できちゃう、わかりやすい欠点。
しかも、ただ女々しいだけじゃない。女が嫌う、悪い意味での、「女」らしさ。
男の前でだけぶりっこしたり、黄色い声を出してくねくねしたり。
裏表のある、ずるい女。計算しているならまだしも、無意識。だから同性から嫌われても「意地悪される」「嫉妬されている」などと本気で思うタイプ。
そーゆー、悪い意味の「女」そのものだ。植爺が描くところのオスカル。
軍服を着てサーベルを下げているけれど、基本内股。坐るときは膝を揃え足を流して横坐り。あちこちでシナを作る。
自分を甘やかしてくれるアンドレ・母親・ばあやには猫撫で声。
男社会で生きているにもかかわらず、なにかにつれ「だってアタシ、オンナノコだもん!」……女だから問題になっているんじゃない、論点はそこじゃない、場合にも「女だから差別されてるんだわ!」。
意識が中途半端で、なにをしたいのかわからない。
……すごくアタマの悪い、残念なオンナノコとして描かれてるんだよな。
植爺の「女性観」がそのまんま出てるんだと思う。
だから、観るたびに「オスカルひでえ」と思う。
これはデフォルトなので、誰が演じても同じだ。
色の差、濃度の差があるだけで、脚本と演出が「女々しい勘違い女」を求めているのだから、仕方がない。
に、してもだ。
『ベルサイユのばら-オスカルとアンドレ編-』の、まさおオスカルの女々しさは、酷いな(笑)。
男装の麗人というより、ふつーにお嬢ちゃんですがな……。
表情のひとつひとつ、仕草のひとつひとつが完璧にオンナノコ。
娘役さんがオスカルをやったら、こんな感じになるのかなあ。
というのも、アンドレが、らんとむだからかもしれない。
いやあ、らんとむさん、ハマり役(笑)。
わかっていたけど、アンドレ役者。
歌舞伎が似合う、昭和が似合う。
らんとむがもう、どーんと濃い! と両腕を広げちゃっててね……って、ちょっとちょっと、漢字チガウわよ、変換ミスよ、どーんと来い! と両腕広げてウェルカムしてるのよ。
らんとむの逞しい胸の中で、そりゃーもー、まさおちゃんなんかか弱い女子ですわよ。
必要以上になよなよしちゃってるのかもしれない。
また、らんとむさんの漢らしさの照り返しで、勝手に女々しく映っちゃってるのかもしれない。
みりおくんアンドレのときを観てみないことには、なんとも言えませんわね、その点は。
演目が発表になったとき、わたしは『ベルばら』嫌いだから辟易したし、まさみりの安易な役替わりに疑問を持っているのでさらに歓迎できなかった。
が、とりあえずわたしは、まさおくんの芝居というか、キャラクタが好きだ。
あのキモチ悪い、癖のある芝居が好きなんだ。
だから、ピンポイントでわくわくした。
壮くん×まさお!! らんとむ×まさお!!
あの空気読まない壮くんアンドレ@2006全ツ版最強!!に、毒殺されそうになるまさおオスカル!!
……なんて、想像するだけでワクテカする(笑)。
昭和の代名詞、死に芝居させたら当代一!のらんとむアンドレの「オスカルどこだ!」にまさおオスカルの「見えてないのか? 何故ついて来た~~!!」。
……なんて、想像するだけでワクテカする(笑)。
まさおのことだ、きっとオスカルを演じても面白いぞ。きっとキモチ悪いぞ。
たーのーしーみー。
……期待した方向と、違ってる。
たしかにキモチ悪いオスカルだけど……女々しさ全開、女のいやらしさ全開、ってのは、想定外。
なまじ美人だし、すっきり違和感なく女顔だし。
声も高いし。
そっかあ、こっちにキたかあ。まさおめ……(笑)。←ソレはそれで楽しいらしい。
らんとむとまさお、しかアタマになかったけれど、実際に観てみて、「夢の競演はもうひとつあった!」と思い至りました。
つまり。
マギー×らんとむ!!(かけ算表記はよせ)
濃い男対決。
しかも、脚本的に、アラン×アンドレだし。
アランはアンドレにオチたから、オスカルを認めたのね的な。
這いつくばるらんとむをとまどいながら見つめるマギー、って、なんのプレイ……。
面白いなー。
マギーは相変わらず浮いてる人なんだけど、らんとむさんもかまわず浮遊ぶっちぎりなので、問題なし。
らんとむは大芝居だし、月組さんは基本的に大芝居苦手でもてあまし気味にがんばって歌舞伎っぽくやってるし、まさおくんはひとりなよなよしてるし。
誰も合ってなくて、いっそ面白い。
そして、芝居がバラバラでも、ぜんぜんOKなんだ、『ベルばら』って作品。物語というより、すでにイベントとかアトラクションのノリだから。
タカスペとかでキャラの扮装してワンフレーズ歌うような感じ。
『ベルばら』は、『ベルばら』という世界観が確立しているために、役者の個性をすべて肯定し、受け止める力がある。
なんでもあり。
好きに演じてヨシ。
主要キャラみんな芝居バラバラだけど、それでもまるっと『ベルばら』。
すごい。
らんとむがらんとむのまんまアンドレで、うれしい。
まさおさんは愉快だが、このままじゃなく、またもっと別の地平へぶっ飛んでいって欲しい。ロミオのコワレ方とか、大好物だったわ。
そんななか、みりおくんは意志を持ってニュートラルな「真ん中道」を貫いているようなベルナールさんでした。
彼は揺るがないねえ。見ていてほっとする。
なんでかってえと、女々しいから。
ひとこと。
ひとことで、表現できちゃう、わかりやすい欠点。
しかも、ただ女々しいだけじゃない。女が嫌う、悪い意味での、「女」らしさ。
男の前でだけぶりっこしたり、黄色い声を出してくねくねしたり。
裏表のある、ずるい女。計算しているならまだしも、無意識。だから同性から嫌われても「意地悪される」「嫉妬されている」などと本気で思うタイプ。
そーゆー、悪い意味の「女」そのものだ。植爺が描くところのオスカル。
軍服を着てサーベルを下げているけれど、基本内股。坐るときは膝を揃え足を流して横坐り。あちこちでシナを作る。
自分を甘やかしてくれるアンドレ・母親・ばあやには猫撫で声。
男社会で生きているにもかかわらず、なにかにつれ「だってアタシ、オンナノコだもん!」……女だから問題になっているんじゃない、論点はそこじゃない、場合にも「女だから差別されてるんだわ!」。
意識が中途半端で、なにをしたいのかわからない。
……すごくアタマの悪い、残念なオンナノコとして描かれてるんだよな。
植爺の「女性観」がそのまんま出てるんだと思う。
だから、観るたびに「オスカルひでえ」と思う。
これはデフォルトなので、誰が演じても同じだ。
色の差、濃度の差があるだけで、脚本と演出が「女々しい勘違い女」を求めているのだから、仕方がない。
に、してもだ。
『ベルサイユのばら-オスカルとアンドレ編-』の、まさおオスカルの女々しさは、酷いな(笑)。
男装の麗人というより、ふつーにお嬢ちゃんですがな……。
表情のひとつひとつ、仕草のひとつひとつが完璧にオンナノコ。
娘役さんがオスカルをやったら、こんな感じになるのかなあ。
というのも、アンドレが、らんとむだからかもしれない。
いやあ、らんとむさん、ハマり役(笑)。
わかっていたけど、アンドレ役者。
歌舞伎が似合う、昭和が似合う。
らんとむがもう、どーんと濃い! と両腕を広げちゃっててね……って、ちょっとちょっと、漢字チガウわよ、変換ミスよ、どーんと来い! と両腕広げてウェルカムしてるのよ。
らんとむの逞しい胸の中で、そりゃーもー、まさおちゃんなんかか弱い女子ですわよ。
必要以上になよなよしちゃってるのかもしれない。
また、らんとむさんの漢らしさの照り返しで、勝手に女々しく映っちゃってるのかもしれない。
みりおくんアンドレのときを観てみないことには、なんとも言えませんわね、その点は。
演目が発表になったとき、わたしは『ベルばら』嫌いだから辟易したし、まさみりの安易な役替わりに疑問を持っているのでさらに歓迎できなかった。
が、とりあえずわたしは、まさおくんの芝居というか、キャラクタが好きだ。
あのキモチ悪い、癖のある芝居が好きなんだ。
だから、ピンポイントでわくわくした。
壮くん×まさお!! らんとむ×まさお!!
あの空気読まない壮くんアンドレ@2006全ツ版最強!!に、毒殺されそうになるまさおオスカル!!
……なんて、想像するだけでワクテカする(笑)。
昭和の代名詞、死に芝居させたら当代一!のらんとむアンドレの「オスカルどこだ!」にまさおオスカルの「見えてないのか? 何故ついて来た~~!!」。
……なんて、想像するだけでワクテカする(笑)。
まさおのことだ、きっとオスカルを演じても面白いぞ。きっとキモチ悪いぞ。
たーのーしーみー。
……期待した方向と、違ってる。
たしかにキモチ悪いオスカルだけど……女々しさ全開、女のいやらしさ全開、ってのは、想定外。
なまじ美人だし、すっきり違和感なく女顔だし。
声も高いし。
そっかあ、こっちにキたかあ。まさおめ……(笑)。←ソレはそれで楽しいらしい。
らんとむとまさお、しかアタマになかったけれど、実際に観てみて、「夢の競演はもうひとつあった!」と思い至りました。
つまり。
マギー×らんとむ!!(かけ算表記はよせ)
濃い男対決。
しかも、脚本的に、アラン×アンドレだし。
アランはアンドレにオチたから、オスカルを認めたのね的な。
這いつくばるらんとむをとまどいながら見つめるマギー、って、なんのプレイ……。
面白いなー。
マギーは相変わらず浮いてる人なんだけど、らんとむさんもかまわず浮遊ぶっちぎりなので、問題なし。
らんとむは大芝居だし、月組さんは基本的に大芝居苦手でもてあまし気味にがんばって歌舞伎っぽくやってるし、まさおくんはひとりなよなよしてるし。
誰も合ってなくて、いっそ面白い。
そして、芝居がバラバラでも、ぜんぜんOKなんだ、『ベルばら』って作品。物語というより、すでにイベントとかアトラクションのノリだから。
タカスペとかでキャラの扮装してワンフレーズ歌うような感じ。
『ベルばら』は、『ベルばら』という世界観が確立しているために、役者の個性をすべて肯定し、受け止める力がある。
なんでもあり。
好きに演じてヨシ。
主要キャラみんな芝居バラバラだけど、それでもまるっと『ベルばら』。
すごい。
らんとむがらんとむのまんまアンドレで、うれしい。
まさおさんは愉快だが、このままじゃなく、またもっと別の地平へぶっ飛んでいって欲しい。ロミオのコワレ方とか、大好物だったわ。
そんななか、みりおくんは意志を持ってニュートラルな「真ん中道」を貫いているようなベルナールさんでした。
彼は揺るがないねえ。見ていてほっとする。
コメント