未涼亜希『ベルサイユのばら-フェルゼン編-』お茶会に行ってきました。

 けど、わたしには記憶力もレポ機能もないので、自分が食いついた部分の感想のみ記します。
 わたしの脳内を通しているので、客観性はありません。
 正しいまっつさんを知りたい方は、ぜひぜひ直接お茶会へ。不思議な味のある方です。


 お茶会の前々日だっけ、スカステの「NOW ON STAGE」を見て、意外に思ったんだ。
 「NOW ON STAGE」のまっつってば、すげー、よく喋る。
 こんなに喋るまっつって……。

 また、他人の話題にも積極的に関わっている。
 引いたところで話を聞くだけ、になってない。

 ナニこのテンション……。

 その答えが、お茶会でよくわかった。

 アンドレ役が、うれしいんだな。

 お茶会では「NOW ON」ほどくだけてないし、淡々として見えるんだけど……アンドレ役にやり甲斐を感じていることは、よーっくわかった。

 そうか、楽しいのか。うれしいのか。
 うん、わかる。
 わたしも、楽しい。うれしい。

 『ベルばら』は祭りだ。
 その祭りに、主要キャラとして参加できていること。歴代トップスターが演じてきた「名場面」「決まり台詞」をやることは、素晴らしいことだ。
 やりたくても、そうそうできることじゃない。
 現にまっつは、過去2作の『ベルばら』(外伝だったけど)で、役としては数分の出番だったり、台詞が「引け」の2文字だったりしたんだ。

 「タカラヅカ」といえば、『ベルばら』。
 そんな、ものすごい代表作だもんな。

 素直に「めちゃくちゃうれしいです!」とは言わない。言葉を選んで語っていて、その言葉を文面に起こしたら「儀礼的に言っている?」みたいな素っ気なさだけど、チガウって、喜んでるんだって!

 聞いていて「良かったな」と思った。
 本人がやり甲斐を持って臨んでいる。その舞台をわたしたちは楽しいと思って見ている。
 なんて幸せな、両思い状態。

 や、どんな役でも誠意と誇りを持って演じているだろうけど、そういう次元のことではなくて。
 やっぱ『ベルばら』は、アンドレは、特別なんだなあと。
 ああ、まっつもタカラジェンヌなんだなあと。

 まっつ茶のゲームはいつもいつも(笑)連想ゲーム。お題に対してまっつがナニを連想するかを、テーブル対抗で当てる、というもの。
 今回のまっつの、答えの数がすごかった。
 お題はもちろん『ベルばら』に関すること。
 なにしろ毎回だから(笑)、いつもと比べてまっつがたくさん回答しているのがわかるのね。
 『ベルばら』のバージョン名だとか、歴代アンドレ役だとか、登場人物だとか。まっつがすらすら答える。
 ……「タカラジェンヌもタカラヅカが好きなんですけど。アイラブ宝塚!」てな、スカステ番組のキャッチコピーが浮かぶ。
 そうだよな、まっつだって、仕事にするくらいタカラヅカが好きなんだもんな。タカラヅカの代名詞、『ベルばら』のことはいっぱい知ってるよな。
 本人淡々としているんだけど、回答数からノリノリなのがわかる……どうしよう、かわいい……愛しい……(笑)。


 さて、その代表作、超有名作品であるところの『ベルばら』。

 有名作品であるがゆえに、お稽古もとんでもないスピードで展開したらしい。
 2日目とかに、もう音楽入れて実際に演じてみることになったとか。
 超有名場面「今宵一夜」。

 台本渡されてるだけで、ナニも教えてもらってない。どう動くの、ナニをするの。
 教えてもらってないけど、「知ってるでしょ」「出来るでしょ」という空気。

 空気を読んでまっつ、自分で大体の流れを勉強したらしい。
 経験者、えりたんに聞いて。

 えーと。
 えりたんがまっつに、「今宵一夜」の流れを教えたんだ。大まかな動きとか。
 実際にえりたんがやってみる。で、つぎにまっつがやってみる。「ちゃうちゃう、ここはこう」とか、口と同時に手が出たり? 肩を掴んだり顔の向きを変えたり?
 ふたり並んで同じポーズ取ってみたり?

 まっつにオスカル役やらせて、えりたんがアンドレやってみたり?
 ……お約束の想像ですね。アリエナイと思うけど(笑)。

 で、まっつは次にちぎくんつかまえて、予習その2。
 大体の動きを入れて、「コレで行こうぜ」。
 まつださん、ジェンヌ同士の会話を再現するとき、あちこち自然に男言葉です。

 大体のカタチさえ入ってりゃ、あとは追々。

 「教えてもらってない」のに、やらされるんだから大変だよなあ、超有名作……。

 そうやって事なきを得て。

 その後、ちぎくんとえんえん、「今宵一夜」の練習をしたらしい。
 古今東西、あらゆる「今宵一夜」を映像見ながら実際にコピーしてみる。同じパターンで演じてみる。
 そこから、「自分たちの、今宵一夜」を模索していったとか。

 まつちぎによる、「今宵一夜」歴代バージョン全コンプ。

 ななななんつー素晴らしいことを……っ。
 そりゃちぎくんもテンパっちゃって「歌劇」の座談会で読んでるこっちが恥ずかしくなるよーな発言をしちゃうわけだ。
 まっつとふたり、えんえんえんえんラブシーンやってたんだ……。

 おかげで、とっても素晴らしい「今宵一夜」になったもんなあ。
 ふたりの努力の結果なんだな。


 「今宵一夜」はえりたんに教えを請うたまっつ。
 「橋の上」はらんとむさんに、撃たれ方の教えを請う。

 この、チョイスが、神(笑)。

 蘭寿さんの「得意技」である、「アンドレ、全弾被弾」。
 13発だっけかの銃弾を、すべて受けきる、その演技。
 ふつーじゃない、ふつーはできないしない(笑)、その偉業を、まっつも見事に受け継いだ!!

 らんじゅさんも、実際にやって見せてくれたんだろうな。
 「ここで1発目、銃弾は背中。その衝撃でカラダがこう動いて、次に2発目が……」とか。
 んで、まっつも同じように動いてみて、ついにはらんとむとまっつ、ふたりして同じ動きで全弾被弾……!
 やだどうしよう、想像すると震える! たぎる!(笑)


 かわいいなあ、タカラジェンヌ。
 真面目で、真摯で、全力で。
 聞けば聞くほど、愛しい。

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