君たちの向かう場所は。@月雲の皇子
2013年5月3日 タカラヅカ たまきちくん、初バウ主演おめでとー! と、開演アナウンスに力いっぱい拍手してきました、『月雲の皇子』初日。
プログラムが右開きでした。日本物だと右になるのかなあ? でも、『近松・恋の道行』は左開きだったんだもん……。『春の雪』は右だったから、月組だけ右……?(笑)
長年慣れ親しんだので、バウのプログラムは断然右開きが好きです。左だと落ち着かない。
表紙開いたとこのたまきちがカッコイイし、ラストのページ(裏表紙の内側)がうれしい。2番手のツーショ・ビジュアルって、ナニ気にめずらしいもの。わたしの記憶では、『厳流』までさかのぼるわ。
そして、最後に裏表紙見て、喉が鳴ったわ(笑)。きゃ~~っ、タカラヅカ! タカラヅカ王道!!
2番手がいて、ヒロインがいるのって、いいなあ。
直近に観たバウが、2番手もヒロインもナシ扱いだったし、直近ではないけれど通いまくったDCが、2番手もヒロインもナシ扱いだったので、しみじみした。
プログラムを開けて、主演さんの写真がどーんと1ページあって、その隣にヒロインと2番手の写真が載ってるのって、いいなあ!
主演の隣のページが、組長や副組長の写真っていうのは、やっぱ「タカラヅカ」としてチガウ気がするもん……。
舞台上には2番手もヒロインもちゃんといたのに、劇団発行公式プログラムには、それらしい扱いをわざとしないで載せる、って、なんかヤな感じだもん。
初日なので、幕が開いてからしばらくはみんな大変な感じ。台詞も歌も聞き取れねえ(笑)。
でも、舞台が進むにつれて、どんどんよくなっていった。
今は殺陣がものすごーく「手順」くさいんだけど、公演自体が進んでいけば、あの「構えて待ってます」感も薄れて、入り込めるようになるんだろうな。
主役・木梨軽皇子@たまきちくんは、やることがいっぱいありすぎて、今はまだ周囲を見ている余裕がなさそう。
ヘタな人ではないんだし、経験さえ追いつけば大きな武器になるんだろう。
ただ、この複雑な役をまだモノにしてない感が強かったなあ。どこへ向かっているのか、マジわかんねえ……。
真面目さとか熱意だけでは越えられない壁を感じた。つか、たまきちくんが本気で壊れるくらい追い詰められたら、どんな芝居を見せてくれるんだろう?
彼のベクトルが定まったら、面白い役であり、物語になるんだろうと思った。
等身大の若者役ではなく、こーゆー難しい役を今演じられるのは、いいことだと思う。
……お化粧は要研究? とりあえず、その眉はそれでいいのかと……??
穴穂皇子@ちなつくんには、たぶんわたしが期待しすぎていたんだと思う。
オイシイ役で、主役よりもわかりやすい分、なんつーかこう、一気に貫通することのできる役だと思うんだけど、……なんだろう、迷いがあるのかなあ? いろいろとじれったかった。
でも、最後がよかったなー。兄弟一騎打ち。あそこのちなつくんの表情が好きだ。あの顔を見るためだけに、もう一度観たい(笑)。
ヒロイン衣通姫@みゆちゃんは、やっぱうまい。
うまいだけに、わたしはこのヒロインの描き方に不満が残る。なんでこんな半端な役なんだよー、くそー。
みゆちゃんの演技に余韻があるだけに、何故これをもっと活かした作劇が出来なかったのかと。
ヒロインよりも、男役重視の作風なのかな、上田せんせ?
なんか『春の雪』とほぼキャストが同じで、月組さんの振り分けの偏り方に疑問。
や、『春の雪』大好きだったから、いいっちゃいいんだけど。
キャラクタとしていちばん萌えたのは、博徳@ゆうまくんだっ。
初登場時の好々爺ぶりと、1幕ラストの変貌ぶりがいい。
最初の好々爺やってるときに、ざらっとしたイヤラシサを感じて、上田せんせが無神経なのかなと思ったんだけど、そうじゃなかった。あのイヤラシサは、ここにたどり着く伏線だったのか!
で、博徳萌えってことは、穴穂皇子萌えってことでもある(笑)。
博徳×穴穂ですね、わたしは!!(笑) ←誰も聞いてないよ
ゆうまくんが、どんどんうまくなってくれていて、うれしい。
てゆーか、はっちさんと並んで芝居が出来る研5ってどうなの(笑)。
おっさんスキーとしては、彼の個性がうれしいし、今後の活躍が心から楽しみです。
そして、ガウリ@ちゅーちゃんに萌えた!!
カッコイイカッコイイカッコイイっ。
お香@『紫子』再び。ってゆーか、やっぱちゅーちゃんってこういう役似合うと思うの。カッコイイ大人の女。
ヘタにレンアイしないのがいいなー。木梨に必要以上になびかず、それでいて惚れ込んでいる感じがイイ。
彼女の最後の台詞の高らかさが好き。
大中津姫@琴音さんが、むちゃくちゃ良かった。
ごめんわたし、琴音さんイイと思うのはじめてで、マジびびった。
いやその、もともとふつーにうまい人だとは思っていたけれど、ふつーにうまいだけだとあまり心に響かなくて、むしろ残念さを感じてしまうことが多かった。
それがもお、どーしたこったい。
今回すげー好みで。
太后様の強さと硬質さにどきどきした。
とにかく最初に登場したときから、こわくて強くて……そして、優しい人なんだと思えたから、「え、この人好き」と思うところからスタートしたよ。
白雪さんは相変わらず、老婆を演じさせたらピカイチのうまさ。
なっちゅのナレーションには聴き入りました、はい。冒頭は「長っ」と思ったけど、ラストはナレーションで泣いたよ……。
からんくんが少年演じると鉄板過ぎる(笑)。
あーさが美貌で目を引く。衣装がミニスカートに見えてびびった。……少年役なのはわかるけど、膝出してんのかと。←ちがいます
晴音アキちゃんにも泣かされました……。
まんちゃんは見た目かっこいいのになあ。そろそろお芝居がうまくなってくれるとうれしいんだけどなあ(笑)。
でも今回は、踊っている(戦っている)とカッコイイのに、喋るとヘタレな感じが役には合っていた。……アテ書き?
1幕で殺されちゃう少年役、最下の佳城葵くん? なんか気になる芝居。
脇に至るまで、みんなよく芝居していた印象。
題材が派手だし話に奥行きがあるしで、バウでやるには作品が大きいと思った。
デビュー作で、箱の方が小さい、と思わせてくれる芸風はめずらしいし、うれしい。
また、バウでやるには情緒というか、繊細さもちと欠ける感じだったので(笑)、上田せんせは大劇向きなのかも?
てゆーかラストシーンは、盆とスモークと小舟が必要だと思った。
だから、盆のある大きな舞台で観たいと。
プログラムが右開きでした。日本物だと右になるのかなあ? でも、『近松・恋の道行』は左開きだったんだもん……。『春の雪』は右だったから、月組だけ右……?(笑)
長年慣れ親しんだので、バウのプログラムは断然右開きが好きです。左だと落ち着かない。
表紙開いたとこのたまきちがカッコイイし、ラストのページ(裏表紙の内側)がうれしい。2番手のツーショ・ビジュアルって、ナニ気にめずらしいもの。わたしの記憶では、『厳流』までさかのぼるわ。
そして、最後に裏表紙見て、喉が鳴ったわ(笑)。きゃ~~っ、タカラヅカ! タカラヅカ王道!!
2番手がいて、ヒロインがいるのって、いいなあ。
直近に観たバウが、2番手もヒロインもナシ扱いだったし、直近ではないけれど通いまくったDCが、2番手もヒロインもナシ扱いだったので、しみじみした。
プログラムを開けて、主演さんの写真がどーんと1ページあって、その隣にヒロインと2番手の写真が載ってるのって、いいなあ!
主演の隣のページが、組長や副組長の写真っていうのは、やっぱ「タカラヅカ」としてチガウ気がするもん……。
舞台上には2番手もヒロインもちゃんといたのに、劇団発行公式プログラムには、それらしい扱いをわざとしないで載せる、って、なんかヤな感じだもん。
初日なので、幕が開いてからしばらくはみんな大変な感じ。台詞も歌も聞き取れねえ(笑)。
でも、舞台が進むにつれて、どんどんよくなっていった。
今は殺陣がものすごーく「手順」くさいんだけど、公演自体が進んでいけば、あの「構えて待ってます」感も薄れて、入り込めるようになるんだろうな。
主役・木梨軽皇子@たまきちくんは、やることがいっぱいありすぎて、今はまだ周囲を見ている余裕がなさそう。
ヘタな人ではないんだし、経験さえ追いつけば大きな武器になるんだろう。
ただ、この複雑な役をまだモノにしてない感が強かったなあ。どこへ向かっているのか、マジわかんねえ……。
真面目さとか熱意だけでは越えられない壁を感じた。つか、たまきちくんが本気で壊れるくらい追い詰められたら、どんな芝居を見せてくれるんだろう?
彼のベクトルが定まったら、面白い役であり、物語になるんだろうと思った。
等身大の若者役ではなく、こーゆー難しい役を今演じられるのは、いいことだと思う。
……お化粧は要研究? とりあえず、その眉はそれでいいのかと……??
穴穂皇子@ちなつくんには、たぶんわたしが期待しすぎていたんだと思う。
オイシイ役で、主役よりもわかりやすい分、なんつーかこう、一気に貫通することのできる役だと思うんだけど、……なんだろう、迷いがあるのかなあ? いろいろとじれったかった。
でも、最後がよかったなー。兄弟一騎打ち。あそこのちなつくんの表情が好きだ。あの顔を見るためだけに、もう一度観たい(笑)。
ヒロイン衣通姫@みゆちゃんは、やっぱうまい。
うまいだけに、わたしはこのヒロインの描き方に不満が残る。なんでこんな半端な役なんだよー、くそー。
みゆちゃんの演技に余韻があるだけに、何故これをもっと活かした作劇が出来なかったのかと。
ヒロインよりも、男役重視の作風なのかな、上田せんせ?
なんか『春の雪』とほぼキャストが同じで、月組さんの振り分けの偏り方に疑問。
や、『春の雪』大好きだったから、いいっちゃいいんだけど。
キャラクタとしていちばん萌えたのは、博徳@ゆうまくんだっ。
初登場時の好々爺ぶりと、1幕ラストの変貌ぶりがいい。
最初の好々爺やってるときに、ざらっとしたイヤラシサを感じて、上田せんせが無神経なのかなと思ったんだけど、そうじゃなかった。あのイヤラシサは、ここにたどり着く伏線だったのか!
で、博徳萌えってことは、穴穂皇子萌えってことでもある(笑)。
博徳×穴穂ですね、わたしは!!(笑) ←誰も聞いてないよ
ゆうまくんが、どんどんうまくなってくれていて、うれしい。
てゆーか、はっちさんと並んで芝居が出来る研5ってどうなの(笑)。
おっさんスキーとしては、彼の個性がうれしいし、今後の活躍が心から楽しみです。
そして、ガウリ@ちゅーちゃんに萌えた!!
カッコイイカッコイイカッコイイっ。
お香@『紫子』再び。ってゆーか、やっぱちゅーちゃんってこういう役似合うと思うの。カッコイイ大人の女。
ヘタにレンアイしないのがいいなー。木梨に必要以上になびかず、それでいて惚れ込んでいる感じがイイ。
彼女の最後の台詞の高らかさが好き。
大中津姫@琴音さんが、むちゃくちゃ良かった。
ごめんわたし、琴音さんイイと思うのはじめてで、マジびびった。
いやその、もともとふつーにうまい人だとは思っていたけれど、ふつーにうまいだけだとあまり心に響かなくて、むしろ残念さを感じてしまうことが多かった。
それがもお、どーしたこったい。
今回すげー好みで。
太后様の強さと硬質さにどきどきした。
とにかく最初に登場したときから、こわくて強くて……そして、優しい人なんだと思えたから、「え、この人好き」と思うところからスタートしたよ。
白雪さんは相変わらず、老婆を演じさせたらピカイチのうまさ。
なっちゅのナレーションには聴き入りました、はい。冒頭は「長っ」と思ったけど、ラストはナレーションで泣いたよ……。
からんくんが少年演じると鉄板過ぎる(笑)。
あーさが美貌で目を引く。衣装がミニスカートに見えてびびった。……少年役なのはわかるけど、膝出してんのかと。←ちがいます
晴音アキちゃんにも泣かされました……。
まんちゃんは見た目かっこいいのになあ。そろそろお芝居がうまくなってくれるとうれしいんだけどなあ(笑)。
でも今回は、踊っている(戦っている)とカッコイイのに、喋るとヘタレな感じが役には合っていた。……アテ書き?
1幕で殺されちゃう少年役、最下の佳城葵くん? なんか気になる芝居。
脇に至るまで、みんなよく芝居していた印象。
題材が派手だし話に奥行きがあるしで、バウでやるには作品が大きいと思った。
デビュー作で、箱の方が小さい、と思わせてくれる芸風はめずらしいし、うれしい。
また、バウでやるには情緒というか、繊細さもちと欠ける感じだったので(笑)、上田せんせは大劇向きなのかも?
てゆーかラストシーンは、盆とスモークと小舟が必要だと思った。
だから、盆のある大きな舞台で観たいと。
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