彼らだけの戦場、再び。@ベルサイユのばら-フェルゼン編-
2013年5月27日 タカラヅカ そしてついに千秋楽。『ベルサイユのばら-フェルゼン編-』。
時間がなくてろくに感想書けないままでいたけれど。
ほんとにほんとに、よかったの。すごかったの。雪組のみんな。
あんな脚本で、あんな演出で、それでも盛り上げて、やり遂げてくれたの。
とくに、えりたん。
ああ、えりたん。
あれは幕が開いて1週間くらいしたころかな。
感動に、打ち震えたよ。
『外伝 ベルサイユのばら-アラン編-』を、思い出した。
植爺駄作列伝、ワースト3以内に堂々ランキングすること間違いなしの、近親相姦+悪霊もの。
アラン@まとぶん、アンドレ@えりたん、オスカル@みわっちというキャスティング。
アランがオスカルに無理矢理チューをする、そのアランをアンドレが殴りつけ、アランが走り去ったあとアンドレが「アラン……お前もか」とつぷやく。
原作でもあるエピソードだが、なにしろ植爺なので、めちゃくちゃな描き方になっており、初日はここで大爆笑だった。
原作ではときめき場面であるはずなのに、捨て身のコント場面に成り下がっていた。ええ、すべて植爺が悪い。
えりたんたちも、演じていてショックだったろう。ドシリアス場面なのに、大爆笑くらうなんて。マンガみたいに「どっ」と場内が同じタイミングで爆笑したんだもん。
そのどーしよーもない植爺の最低演出を、えりたんは自力で立て直した。
翌日には芝居を変え、笑われないようにしたんだ。
すごいよえりたん!
舞台は、役者のもの。
どんだけ酷い脚本でも、どんだけ最低の演出でも、板の上に乗ったら役者自身が戦い、克服していくんだ。
舞台の上は、役者だけの戦場なんだ。
それを、思い出した。
植爺のアホアホ脚本と、真っ向から舞台の上で戦う男、それが我らがソウカズホだ!!
オスカル@ちぎを、逆ギレして罵るところの芝居が、変わっていた。
オスカルを責めるというより、自分の中、哀しみにふけっているような感じになっていた。独白のようになっていた。
言葉の上ではオスカルを責めながら、オスカルを見ていないようだった。
ただひたすら、悲しそうだった。
きゅんとしました。
あんなフェルゼンなのに! 植爺脚本のキチガイフェルゼンなのに!!
言葉に意味なんかない、そこにあるのは哀しみだけ。
そんな芝居になっていた。
うわああ、えりたんだ。あの「アラン、お前もか」を立て直したえりたんだよ!! 大爆笑されたアホアホ台詞を、シリアス芝居に立て直したえりたんだよ!!
ほんとに素晴らしかったです、ソウカズホ。
また、『フェルゼン編』お約束のキチガイ場面、「メルシー伯爵のお説教」場面では、メルシー伯爵@汝鳥伶様が芝居を変えていた。
初日付近はいつものメルシー伯爵、居丈高に説教かますだけだったのに、後半は哀願する様子になっていた。
フェルゼンとメルシー伯爵、どっちも傲慢に「あなたは身勝手だ」「あなたこそ身勝手だ」と自分を正当化して互いを責めるだけという、醜い争いをえんえん見せられて辟易する場面(真に身勝手なのはフェルゼンだけどね)で、片方が下から出るようになったので、かなり見やすくなった。
あの汝鳥さんですら、植爺脚本と演出のままだとまずいと思ってるんだね……。
そうやって、みなが一丸となって、植爺と戦っていた。
舞台は生き物。
それをしみじみ、思い知らされた。
まさおアンドレ特出時、女々しくなっていて危惧したオスカル@ちぎくんも、アンドレ@まっつだと凜々しさを幾分取り戻していた。といっても、やはり彼も、初日付近に比べると女の子度が上がっているのだけど。
オスカルは凜々しい方が好きなので、ちぎカルに関しては、初日付近の方が好みかな。……まっつの「俺がダーリン」度が上がっていて、ちぎくんの女らしさはそのせいかもしれない、となるとまっつのせいか?と思ってもみたり。
女の子度が増しているためか、アンドレを失ったあとの痛々しさも増していて。
あとになるほどバスティーユのちぎカルには泣けてしょーがなかった。
長かったような短かったような、祭り『ベルばら』が終わったわけだ。
当分『ベルばら』はいいっす、おなかいっぱいっす。
いやその、東宝も観に行きますけども(笑)。
99期生のはじまったばかりのジェンヌ人生にエールを送り、卒業するソルーナさんの「ラプユー」に笑い泣きし、えりたんのえりたんらしい挨拶にほっこりする。
タカラヅカ・フォーエバー。
時間がなくてろくに感想書けないままでいたけれど。
ほんとにほんとに、よかったの。すごかったの。雪組のみんな。
あんな脚本で、あんな演出で、それでも盛り上げて、やり遂げてくれたの。
とくに、えりたん。
ああ、えりたん。
あれは幕が開いて1週間くらいしたころかな。
感動に、打ち震えたよ。
『外伝 ベルサイユのばら-アラン編-』を、思い出した。
植爺駄作列伝、ワースト3以内に堂々ランキングすること間違いなしの、近親相姦+悪霊もの。
アラン@まとぶん、アンドレ@えりたん、オスカル@みわっちというキャスティング。
アランがオスカルに無理矢理チューをする、そのアランをアンドレが殴りつけ、アランが走り去ったあとアンドレが「アラン……お前もか」とつぷやく。
原作でもあるエピソードだが、なにしろ植爺なので、めちゃくちゃな描き方になっており、初日はここで大爆笑だった。
原作ではときめき場面であるはずなのに、捨て身のコント場面に成り下がっていた。ええ、すべて植爺が悪い。
えりたんたちも、演じていてショックだったろう。ドシリアス場面なのに、大爆笑くらうなんて。マンガみたいに「どっ」と場内が同じタイミングで爆笑したんだもん。
そのどーしよーもない植爺の最低演出を、えりたんは自力で立て直した。
翌日には芝居を変え、笑われないようにしたんだ。
すごいよえりたん!
舞台は、役者のもの。
どんだけ酷い脚本でも、どんだけ最低の演出でも、板の上に乗ったら役者自身が戦い、克服していくんだ。
舞台の上は、役者だけの戦場なんだ。
それを、思い出した。
植爺のアホアホ脚本と、真っ向から舞台の上で戦う男、それが我らがソウカズホだ!!
オスカル@ちぎを、逆ギレして罵るところの芝居が、変わっていた。
オスカルを責めるというより、自分の中、哀しみにふけっているような感じになっていた。独白のようになっていた。
言葉の上ではオスカルを責めながら、オスカルを見ていないようだった。
ただひたすら、悲しそうだった。
きゅんとしました。
あんなフェルゼンなのに! 植爺脚本のキチガイフェルゼンなのに!!
言葉に意味なんかない、そこにあるのは哀しみだけ。
そんな芝居になっていた。
うわああ、えりたんだ。あの「アラン、お前もか」を立て直したえりたんだよ!! 大爆笑されたアホアホ台詞を、シリアス芝居に立て直したえりたんだよ!!
ほんとに素晴らしかったです、ソウカズホ。
また、『フェルゼン編』お約束のキチガイ場面、「メルシー伯爵のお説教」場面では、メルシー伯爵@汝鳥伶様が芝居を変えていた。
初日付近はいつものメルシー伯爵、居丈高に説教かますだけだったのに、後半は哀願する様子になっていた。
フェルゼンとメルシー伯爵、どっちも傲慢に「あなたは身勝手だ」「あなたこそ身勝手だ」と自分を正当化して互いを責めるだけという、醜い争いをえんえん見せられて辟易する場面(真に身勝手なのはフェルゼンだけどね)で、片方が下から出るようになったので、かなり見やすくなった。
あの汝鳥さんですら、植爺脚本と演出のままだとまずいと思ってるんだね……。
そうやって、みなが一丸となって、植爺と戦っていた。
舞台は生き物。
それをしみじみ、思い知らされた。
まさおアンドレ特出時、女々しくなっていて危惧したオスカル@ちぎくんも、アンドレ@まっつだと凜々しさを幾分取り戻していた。といっても、やはり彼も、初日付近に比べると女の子度が上がっているのだけど。
オスカルは凜々しい方が好きなので、ちぎカルに関しては、初日付近の方が好みかな。……まっつの「俺がダーリン」度が上がっていて、ちぎくんの女らしさはそのせいかもしれない、となるとまっつのせいか?と思ってもみたり。
女の子度が増しているためか、アンドレを失ったあとの痛々しさも増していて。
あとになるほどバスティーユのちぎカルには泣けてしょーがなかった。
長かったような短かったような、祭り『ベルばら』が終わったわけだ。
当分『ベルばら』はいいっす、おなかいっぱいっす。
いやその、東宝も観に行きますけども(笑)。
99期生のはじまったばかりのジェンヌ人生にエールを送り、卒業するソルーナさんの「ラプユー」に笑い泣きし、えりたんのえりたんらしい挨拶にほっこりする。
タカラヅカ・フォーエバー。
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