あゆっちを最初に認識したのが『堕天使の涙』新人公演……ってことで、あたしたしかあんな風に書いてたよな、と記憶を確かめに、この膨大なサイトをさかのぼり、当の記事を読み返したわけなんですが。

 7年前に書いた新公感想なんて、中身はよくおぼえてないけど、個々の印象は今と変わらず……っていうか、あのときはああ思っていたよな、とおぼえている内容と大体合致している。
 唯一「そっかあ、あのころはこうだった」となつかしく……微笑ましく?思い返したのは、きんぐのことだ。

 えー、2005~2006年あたりのわたしは、きんぐ氏をやる気全開の超前のめり青年だと思ってました(笑)。
 ヘタレかわいこちゃんとか思ってないの! 鼻息荒い野心キャラだと思ってるの!

 だってそう見えたんだもの。
 スカイフェアリーズやっててさ、イベントで生きんぐ見かけたけど、なんか「俺? スターですけどナニか?」って感じに見えたし、当時の雪組では長身でなにかと目立ってたし、全ツ『ワンダーランド』で若手場面もらってすげー「オラオラオラオラ!!!」ってやってたし。
 『エンカレッジコンサート』でトウコちゃんの歌歌って、すげー勢いでキザってたし。
 『ベルばら-オスカル編-』の衛兵隊士でもすげー鼻息だったし。

 押してばっかのキャラで、見ていて疲れるなー。やる気満々なのはわかったから、ちょっとは落ち着きなよー。
 ……そんな目で見ていた。

 だから『堕天使の涙』新公で、儚い青年の役を、ちゃんと儚く演じているのを見て、驚いてるんだな。舞台の上で「引く」ことも出来たのかと。

 http://koalatta.blog48.fc2.com/blog-entry-330.html
 ↑ 『堕天使の涙』新公感想の一部。

 うるさい芸風の子だと思っていたのに、ここで儚い美少年演じて、次のバウ『ノン ノン シュガー!!』でヘタレバカおぼっちゃんを「演技? 地?」って感じに演じたかと思うと…………あとは、ヘタレ一直線キャラ開花した……。
 『シルバー・ローズ・クロニクル』がトドメだったかなあ……あれ以来きんぐは愛すべきおバカキャラ……つーか、いじりキャラに昇格した……。

 なにやっても、かわいい。
 なにやっても、笑える。
 やーん、きんぐなのにこんなことしてるー♪ みたいなー?

 世の中的にはきんぐさん、美形なセクスィスタァなのかもしれません。スカイナビゲーターズになってから、そんなことを番組内で語っていたような。(そしてそれを語るあゆみちゃんの目が笑っていたような)

 でもわたしにしてみりゃ、ワルなはずのチャック@『フットルース』が必要以上にまぬけになっててトークショーでまっつにいじられて客席から爆笑されているかわいい人、トークショーの司会を仰せつかってボロボロで、ボロボロだという自覚もないまままっつにいじられて客席から爆笑されているかわいい人……あのまっつがお茶会でネタにして「かわいい人(笑)」と言うくらいかわいい人……とにかく萌え萌えにヘタレかわいい子認識なんだもの!

 あーきんぐかわいー。ノリノリウインク、腰振り、なにもかもかわいー。
 そんな感じっすから。


 で、なにが言いたいのかというと。

 『若き日の唄は忘れじ』きんぐ、かっこいいよね!! ってことっす!!

 2006年くらいまでのきんぐ認識のまま、雪組をまったく観ていなくて、今、きんぐを見たら「さもありなん。下級生時代の芸風まんまね」と思ったことでしょう(笑)。
 途中の蛇行したヘタレきんぐ時代を知らず、今のかっこいいきんぐを見たならば。

 いやあ、七夕祭りの験者@きんぐ、めちゃくちゃカッコイイよね! 頭巾で顔見えてないのに、それでも二枚目だってわかる。客席のオペラグラスが動くのがわかるよ。

 そして里村様@きんぐ!!
 色気中年!! 行儀の悪い坐り方がまたセクシー。なのに、文四郎@えりたんをなぶるよーに扇プレイするところはあまりエロくない(笑)、不思議セクシー!!

 いい男になったなあ、きんぐ……。じーん……。


 まっつファンとして、里村様がきんぐでうれしい。
 きんぐとまっつの並びが好きなの。萌えるの。
 アラミスとアトスの並び、麗しくて大好きだった。
 アルバ公爵とフェリペ二世の並び、渋くて大好きだった。
 チャックと牧師様の並び、ぞくぞくして大好きだった。
 『インフィニティ』で、カミカミまっつを眺めてにっこにっこ笑ってるきんぐが大好きだった。

 中日版の武部@きんぐが素敵だったから、きんぐの武部を見られない、のは残念だったけれど。全ツ版になり、役割的に下がってしまったのかもしれないけれど。
 里村様を演じるきんぐが好き。

 里村様、ちゃんとエロい悪役なのに、武部@まっつが真の黒幕、と思える「ゆるさ」を持っているのがいいの。
 だって里村様、武部を気に入っているのがわかるんだもの。娘婿として迎える気満々。こんだけ骨抜きになってたら、そりゃそうとは知らぬまま武部に操られるわ……って感じが。
 計算してやっているというより、きんぐの人柄の良さとか、芸風の柔らかさにあるんだろうなという気がする。きんぐがきんぐだから、できる。……そう思える。
 きんぐ好きだー!!


 それはともかく、今回の『ナルシス・ノアールII』の「魅惑のサンバ」場面でデジャヴしました、全ツ『ワンダーランド』……きんぐ、2005年から扱い変わってないのか……。
 つーかあのころ、きんぐは今のレオくんみたいなアゲアゲ若手スターだったんだよね……。どこで蛇行して、こうなったんだろ……。

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