ここまでアウェイではありますが。@新人公演『愛と革命の詩』
2013年9月3日 タカラヅカ 新人公演『愛と革命の詩』観劇。
あれ、わたしひょっとして『オーシャンズ11』新公の感想書いてないんじゃ……? ムラで観られなかったから、わざわざ東宝まで遠征してまで観たのに。
ほんとに、どんどん文章書くことができなくなってるなあ。うおお、休みが欲しい~~。
新人公演演出までもが、景子先生でした。どんだけ力入ってんねん……。
この時期にバウと大劇場で同じよーな作品をやっている、というのは、なかなかにめんどくさいです。
なにがって、気持ちが高揚しなくてなあ……。
翔くんバウ『春雷』と花組の『愛と革命の詩』……どっちも、きれいで、とにかくきれいで、薄い。
印象がかぶるわー。こまるわー。
作品自体に力があると、新人公演は「別バージョン」として盛り上がったりするんですが、この『愛と革命の詩』もいつもの新公の例に漏れず、本公演の、本役さんたちの力を思い知りました。
やっぱスターさんたちは半端ナイっすね。この脚本でよくあんだけ盛り上げてくれるもんだ。
なんつっても、歌唱力の差にびびりました。
本公演はみんなうまいんだなあ。
個々にはもちろん、歌のうまいヘタがあるんだけど、歌が得意でないと分類される人でも、やっぱ本役さんたちは「見せ方」を知った歌声で魅了してくれているんだ。
技術的にうまくもない、そして「見せ方」も理解していない、ただ「へた」というだけの未熟な歌声をガンガン聴かされ、なかなかに耳がびっくりしました。
特に君だ、柚カレー!!(笑)
いやあ……すごかった。
そのビジュアルと、技術の乖離っぷり。
登場した瞬間は、美しい!! スターキターーーーっ!!
だけど歌い出すと、ズコーーーーッ!!
近いのは若き日のタニちゃんだけど、タニちゃんよりずっと「タカラヅカ的」美形。だから余計に落差にびびる。
若き日のタニちゃんは見た目キラキラだし男役というより「子ども」だった(女の子でもなかった)し、実際めっちゃ若かったし、キラキラぷくぷくのえくぼを頬にうかべた子どもが子どもらしい音痴さやナニも出来なさぶりをさらしても、「まあ、微笑ましいわねえ(笑)」だった。
しかしカレーくんはチガウ。
見た目はふつーに「美形男役」だ。マカゼほど老けてはいないが、「子ども」でもない。
ふつーにある程度出来上がったスターの外見をしている。
なのに、技術が在りし日のタニちゃん……。いやあ、落差でいうと、タニ超えかも!! それってすげえ。
これからみりおくんの役を新公でやり続けるなら、なかなかに大変だなと思った。
なにしろ歌ウマさんの役だもん……歌多いし、たぶん、本役さんの技術に合わせてそれなりに難しい歌が来るだろうし。
歌少なめで踊っているだけの役とか、歌があっても歌だけが独立していて、ストーリーと無関係ならいいけど。
この作品、よりによって「歌」がキーになってるからなあ。感情や物語の起伏が大きく動く部分がわざわざ「歌」になってるの。
だから、カレーくんにはひどいアウェイ状態。
もっとも盛り上がる、ジェラールという役の最大にオイシイ場面や表現が、全滅……。
ダンスなら良かったのにね……。
カレーくんは踊れるから、彼が主演として書き下ろしてもらう作品は、感情表現やクライマックスを「歌」だけに絞ることはないだろうから、大変なのは新公時代のみかもしんないけどさ。
最低限の「表現」ができるだけの歌唱力を付けてくれるといいなあ。
今の彼の歌は、表現以前。
気持ちはあるから、芝居はしているんだけど、届いていない。
いやその、その「気持ち」だけで合格点付けるのがヅカかもしんないけどさ。
なんつーんだ、「虹の絵を描きましょう」と言われて、ちゃんと虹の絵を描くには、絵の具の使い方を知らなきゃいけないわけで。赤と青を混ぜて紫を作るとか青と黄色を混ぜて緑を作るとか、そーゆーことを知らないままに赤青黄だけで虹が描けないようなもんで。
技術があってはじめて表現できるものって、ある。
恵まれたビジュアルだけでなく、基本的なスキルを磨いて欲しい。
だって、もったいなさすぎるもの。
や、マジきれーなんだってば、カレーくん!!
よくぞヅカに入ってくれた、その美貌。
アイドルとか女優とかの美貌じゃないよ、「ヅカの男役」としての美貌だよ。
卓越した歌唱力とか神演技なんかできなくてもいい、標準レベルあればそれで全部オッケー、帳消しに出来る!!ってくらいの美貌です(笑)。
だからマジ、うまくなってくれえええ。
本公演のAngel Blackの素晴らしさを思えば、歌がありゃありゃなことなんか置いておけよ、てなもんですが、それは認めますが、だからこそ残念で。
勢いで乗り切れるベネディクト@『オーシャンズ11』と違って、ジェラールは深々と悩み内側で熟成する役だからなあ。
今までのカレーくんの芝居で、いちばんやばく見えた。
基礎力の低さが露呈したというか。美貌とかダンス力とかでは誤魔化せない部分。
うーん、内にあるモノの幼さも、災いしたかなあ。Angel Blackはその幼さが魅力なんだけどね。
カレーくんの美貌に釘付けで、カレーくんに重点を置いて眺めていた感想です。
こうまでアウェイな作品でなければ、もっとちゃんと芝居出来たろうになあ。
なーんていろいろほざいてはおりますが、カレーくんに関しては美貌とスター性だけで満足したってとこもありますの。
あれ、わたしひょっとして『オーシャンズ11』新公の感想書いてないんじゃ……? ムラで観られなかったから、わざわざ東宝まで遠征してまで観たのに。
ほんとに、どんどん文章書くことができなくなってるなあ。うおお、休みが欲しい~~。
新人公演演出までもが、景子先生でした。どんだけ力入ってんねん……。
この時期にバウと大劇場で同じよーな作品をやっている、というのは、なかなかにめんどくさいです。
なにがって、気持ちが高揚しなくてなあ……。
翔くんバウ『春雷』と花組の『愛と革命の詩』……どっちも、きれいで、とにかくきれいで、薄い。
印象がかぶるわー。こまるわー。
作品自体に力があると、新人公演は「別バージョン」として盛り上がったりするんですが、この『愛と革命の詩』もいつもの新公の例に漏れず、本公演の、本役さんたちの力を思い知りました。
やっぱスターさんたちは半端ナイっすね。この脚本でよくあんだけ盛り上げてくれるもんだ。
なんつっても、歌唱力の差にびびりました。
本公演はみんなうまいんだなあ。
個々にはもちろん、歌のうまいヘタがあるんだけど、歌が得意でないと分類される人でも、やっぱ本役さんたちは「見せ方」を知った歌声で魅了してくれているんだ。
技術的にうまくもない、そして「見せ方」も理解していない、ただ「へた」というだけの未熟な歌声をガンガン聴かされ、なかなかに耳がびっくりしました。
特に君だ、柚カレー!!(笑)
いやあ……すごかった。
そのビジュアルと、技術の乖離っぷり。
登場した瞬間は、美しい!! スターキターーーーっ!!
だけど歌い出すと、ズコーーーーッ!!
近いのは若き日のタニちゃんだけど、タニちゃんよりずっと「タカラヅカ的」美形。だから余計に落差にびびる。
若き日のタニちゃんは見た目キラキラだし男役というより「子ども」だった(女の子でもなかった)し、実際めっちゃ若かったし、キラキラぷくぷくのえくぼを頬にうかべた子どもが子どもらしい音痴さやナニも出来なさぶりをさらしても、「まあ、微笑ましいわねえ(笑)」だった。
しかしカレーくんはチガウ。
見た目はふつーに「美形男役」だ。マカゼほど老けてはいないが、「子ども」でもない。
ふつーにある程度出来上がったスターの外見をしている。
なのに、技術が在りし日のタニちゃん……。いやあ、落差でいうと、タニ超えかも!! それってすげえ。
これからみりおくんの役を新公でやり続けるなら、なかなかに大変だなと思った。
なにしろ歌ウマさんの役だもん……歌多いし、たぶん、本役さんの技術に合わせてそれなりに難しい歌が来るだろうし。
歌少なめで踊っているだけの役とか、歌があっても歌だけが独立していて、ストーリーと無関係ならいいけど。
この作品、よりによって「歌」がキーになってるからなあ。感情や物語の起伏が大きく動く部分がわざわざ「歌」になってるの。
だから、カレーくんにはひどいアウェイ状態。
もっとも盛り上がる、ジェラールという役の最大にオイシイ場面や表現が、全滅……。
ダンスなら良かったのにね……。
カレーくんは踊れるから、彼が主演として書き下ろしてもらう作品は、感情表現やクライマックスを「歌」だけに絞ることはないだろうから、大変なのは新公時代のみかもしんないけどさ。
最低限の「表現」ができるだけの歌唱力を付けてくれるといいなあ。
今の彼の歌は、表現以前。
気持ちはあるから、芝居はしているんだけど、届いていない。
いやその、その「気持ち」だけで合格点付けるのがヅカかもしんないけどさ。
なんつーんだ、「虹の絵を描きましょう」と言われて、ちゃんと虹の絵を描くには、絵の具の使い方を知らなきゃいけないわけで。赤と青を混ぜて紫を作るとか青と黄色を混ぜて緑を作るとか、そーゆーことを知らないままに赤青黄だけで虹が描けないようなもんで。
技術があってはじめて表現できるものって、ある。
恵まれたビジュアルだけでなく、基本的なスキルを磨いて欲しい。
だって、もったいなさすぎるもの。
や、マジきれーなんだってば、カレーくん!!
よくぞヅカに入ってくれた、その美貌。
アイドルとか女優とかの美貌じゃないよ、「ヅカの男役」としての美貌だよ。
卓越した歌唱力とか神演技なんかできなくてもいい、標準レベルあればそれで全部オッケー、帳消しに出来る!!ってくらいの美貌です(笑)。
だからマジ、うまくなってくれえええ。
本公演のAngel Blackの素晴らしさを思えば、歌がありゃありゃなことなんか置いておけよ、てなもんですが、それは認めますが、だからこそ残念で。
勢いで乗り切れるベネディクト@『オーシャンズ11』と違って、ジェラールは深々と悩み内側で熟成する役だからなあ。
今までのカレーくんの芝居で、いちばんやばく見えた。
基礎力の低さが露呈したというか。美貌とかダンス力とかでは誤魔化せない部分。
うーん、内にあるモノの幼さも、災いしたかなあ。Angel Blackはその幼さが魅力なんだけどね。
カレーくんの美貌に釘付けで、カレーくんに重点を置いて眺めていた感想です。
こうまでアウェイな作品でなければ、もっとちゃんと芝居出来たろうになあ。
なーんていろいろほざいてはおりますが、カレーくんに関しては美貌とスター性だけで満足したってとこもありますの。
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