高密度な4人。@第二章
2013年10月4日 タカラヅカ 『第二章』、トド様が、かわい過ぎる……っ。
そして、カッコ良すぎる……っ。
最初からずきゅーんとキたのが、老眼鏡。
老眼鏡をかける轟悠!!
それすらかっこいいって、かわいいって、なんなの。
うっわー……この人フェアリー通り越して天使なんじゃね?(笑)
衰えない美貌もさることながら。
トド様をすごいと思うのは、役者としての力。
2500人劇場で咆哮するような大芝居もできるし、バウのような小さな劇場で濃密な演技もできる。
昔は大芝居の人だと思った。役者というより「スター」というカテゴリの人だなと。つか、トドの芝居に期待してなかった。
『天国と地獄』とか『ブルボンの封印』とか、あちゃーな芝居、観てきたからさー。
ルキーニとか、役にはまるときはいいけど、そうでなかったら荒いというか投げやりというか、できないことはできないんだと開き直っているような芝居の在り方が、あまり好きじゃなかったっていうか所詮ファンなので許容というかあきらめてた。
それがいつの間にか、こんだけ芝居の人になってるんだなあ。
その芝居ってのには、作り込まれた「男役」というモノも含まれてる。
男役というものを、極めているからこその「芝居」なんだよな。
今回、出演者は4人。
そこがバウである以上、少ないとはぜんぜん思わない。
昔、やっぱり4人しか出演者のいない『Switch』という公演を観たときは「少ない」「無理ありまくり」と思ったけど、アレとは脚本がチガウからなー。『Switch』は登場人物も場面転換も通常のバウ並で、終始どったんばったんしていた印象。嘉月絵理ちゃんがひとりで老若男女演じ分けて、ひとりで舞台を支えてた。主役も助演も芝居のうまい人ではなかったし、ヒロインの美穂さんは出番ほとんどなかったし。
バウで4人……でも、気にならない、問題ない。4人だけで舞台を埋めることのできる脚本と、役者だ。
トド様なあ、後半の、コート姿がっ、幼稚園がけしたバッグがっ、素敵すぎるっ!!
気取らない、「抜き」のある姿なのに……息が詰まるほどかっこいいし、美しい。
こんなさりげない姿がこんだけかっこいい、って、すごいことだと思う。
この物語がやるせなくもかわいらしい、「タカラヅカ」的なファンタジーであるのは、登場人物の「かわいげ」も関係しているんだと思う。
生々しい会話も、奥が深い……というか、リアルに救いのない現実も描かれているんだけど、それでもどこかふわりときれいで、おしゃれで、ファンタジーになっている。
ジョージ@トド様は、かわいい。
なさけなくてもひどいことを言っても、容姿の美しさとは別次元で、存在に愛嬌がある。愛らしさがある。だから、どんな言動も彼を突き落とさない。
愛情を持って存在する人々だから、愛情を持って、信じて、観ることができる。楽しめる。
ほんとにすごい役者さんになったなー。すごいなー。
うれいしなー。好きだなー。
ところで、この中で、いちばん背が高いのはねねちゃんだよね?
ねねちゃんの、ペタ靴。
これでもかってゆー、ペタ靴、
女優なのに、ペタ靴。
同じ女優のわかばちゃんは、すっげーピンヒール履いてる。うんうん、女優っていうとこーゆー靴を履くイメージ。
なのに、ねねちゃんは、ペタ靴。
そして、ふたりの男たち。
スラックスの下から垣間見える、ものごっつい、ハイヒール。
あー……。
全員半端ナイ高さのヒール着用、ただしねねちゃんだけは、ペタ靴。
容赦ないペタ靴を履いているというのに、その、腰の高さ。脚の長さ。
ペタ靴で、あのスタイル……ねね様、すごすぎる。
平伏したいですほんと。
ペタ靴履いて、それでも文句なしの美人女優っぷりで、トド様の男ぶりを上げてくれたことに、感謝っす。
今回のねねちゃんのお芝居、好きだなー。
虚構とリアルのバランス感が好みなんだと思う。
映画の中の金髪女優さんらしいやらせっぽさ……その、日本人のわたしからすると「ああ、ガイジンさんが演技してます+日本の声優さんがいかにも洋画吹き替えっぽく喋ってる」感じと、生の感情とカラダがそこにある感覚。そのバランスが、好みだった。
どちらかが多くても、ひっかかったと思う。
素直に感情移入して、トド様を愛することが出来たよ、ありがとう。
ところで、二枚目役のエマさんを観たのは、いつぶりだろう。
レオ@エマさんって、二枚目役だよね。色男役だよね。
三枚目っぽく演じている部分があるだけで、人妻とアバンチュールがいつでもできちゃうくらい、色男設定だよね?
ちゃんと、かっこよかった。
おおっ、エマさんが二枚目だー。
マリコさんトップ時代くらいまで、さかのぼるわ、わたしの印象だと。
なんかなつかしい感じ。
そしてやっぱ、うまい。
後半泣きスイッチ入ったのは、エマさんの語りゆえですよ。
ジェニファー@ねねちゃんに語る、妻を亡くしたばかりのジョージの様子……暗い部屋にパジャマのまま坐って、やつれきって、「大丈夫、元気だよ」……ってやつな、
想像力に敵う芝居はないのかもしんない、だから演出家はいちばんここぞ!という場面を、役者の演技ではなく、その演技が「想像出来る」ように、あえて「見せない」のかもしれない……久しぶりにそう思った。「大丈夫、元気だよ」とつぶやくトド様の姿がリアルに浮かんで、切なさ倍増!
タカラジェンヌって機会を与えられるとここまで変わるんだな、と思ったのが、わかばちゃん。
これまでの役割にない、リアルで容赦ない大人の女性役。しかも、相手役が、組長。
や、エマさんもうくみちょじゃないけど、星組にしか出演しない星組専科さんで(月『ロミジュリ』には星組専科から星組と同じ役だからってことで特出)、組長を辞して会長になったとか、そんな感じの人だし。今も気分は星組の人、星組の組長。
その組長相手に、新公学年の姫役者が、ここまでがっつり芝居するとは……。
お父さん相手にラブシーンするようなもんだよなあ……組のおとーさんだもんな……エマさん……わかばちゃん、がんばった……。
いろいろとすげえと思いました。
出演者4人、素敵でした。良いお芝居でした。
観られて良かった。
そして、カッコ良すぎる……っ。
最初からずきゅーんとキたのが、老眼鏡。
老眼鏡をかける轟悠!!
それすらかっこいいって、かわいいって、なんなの。
うっわー……この人フェアリー通り越して天使なんじゃね?(笑)
衰えない美貌もさることながら。
トド様をすごいと思うのは、役者としての力。
2500人劇場で咆哮するような大芝居もできるし、バウのような小さな劇場で濃密な演技もできる。
昔は大芝居の人だと思った。役者というより「スター」というカテゴリの人だなと。つか、トドの芝居に期待してなかった。
『天国と地獄』とか『ブルボンの封印』とか、あちゃーな芝居、観てきたからさー。
ルキーニとか、役にはまるときはいいけど、そうでなかったら荒いというか投げやりというか、できないことはできないんだと開き直っているような芝居の在り方が、あまり好きじゃなかったっていうか所詮ファンなので許容というかあきらめてた。
それがいつの間にか、こんだけ芝居の人になってるんだなあ。
その芝居ってのには、作り込まれた「男役」というモノも含まれてる。
男役というものを、極めているからこその「芝居」なんだよな。
今回、出演者は4人。
そこがバウである以上、少ないとはぜんぜん思わない。
昔、やっぱり4人しか出演者のいない『Switch』という公演を観たときは「少ない」「無理ありまくり」と思ったけど、アレとは脚本がチガウからなー。『Switch』は登場人物も場面転換も通常のバウ並で、終始どったんばったんしていた印象。嘉月絵理ちゃんがひとりで老若男女演じ分けて、ひとりで舞台を支えてた。主役も助演も芝居のうまい人ではなかったし、ヒロインの美穂さんは出番ほとんどなかったし。
バウで4人……でも、気にならない、問題ない。4人だけで舞台を埋めることのできる脚本と、役者だ。
トド様なあ、後半の、コート姿がっ、幼稚園がけしたバッグがっ、素敵すぎるっ!!
気取らない、「抜き」のある姿なのに……息が詰まるほどかっこいいし、美しい。
こんなさりげない姿がこんだけかっこいい、って、すごいことだと思う。
この物語がやるせなくもかわいらしい、「タカラヅカ」的なファンタジーであるのは、登場人物の「かわいげ」も関係しているんだと思う。
生々しい会話も、奥が深い……というか、リアルに救いのない現実も描かれているんだけど、それでもどこかふわりときれいで、おしゃれで、ファンタジーになっている。
ジョージ@トド様は、かわいい。
なさけなくてもひどいことを言っても、容姿の美しさとは別次元で、存在に愛嬌がある。愛らしさがある。だから、どんな言動も彼を突き落とさない。
愛情を持って存在する人々だから、愛情を持って、信じて、観ることができる。楽しめる。
ほんとにすごい役者さんになったなー。すごいなー。
うれいしなー。好きだなー。
ところで、この中で、いちばん背が高いのはねねちゃんだよね?
ねねちゃんの、ペタ靴。
これでもかってゆー、ペタ靴、
女優なのに、ペタ靴。
同じ女優のわかばちゃんは、すっげーピンヒール履いてる。うんうん、女優っていうとこーゆー靴を履くイメージ。
なのに、ねねちゃんは、ペタ靴。
そして、ふたりの男たち。
スラックスの下から垣間見える、ものごっつい、ハイヒール。
あー……。
全員半端ナイ高さのヒール着用、ただしねねちゃんだけは、ペタ靴。
容赦ないペタ靴を履いているというのに、その、腰の高さ。脚の長さ。
ペタ靴で、あのスタイル……ねね様、すごすぎる。
平伏したいですほんと。
ペタ靴履いて、それでも文句なしの美人女優っぷりで、トド様の男ぶりを上げてくれたことに、感謝っす。
今回のねねちゃんのお芝居、好きだなー。
虚構とリアルのバランス感が好みなんだと思う。
映画の中の金髪女優さんらしいやらせっぽさ……その、日本人のわたしからすると「ああ、ガイジンさんが演技してます+日本の声優さんがいかにも洋画吹き替えっぽく喋ってる」感じと、生の感情とカラダがそこにある感覚。そのバランスが、好みだった。
どちらかが多くても、ひっかかったと思う。
素直に感情移入して、トド様を愛することが出来たよ、ありがとう。
ところで、二枚目役のエマさんを観たのは、いつぶりだろう。
レオ@エマさんって、二枚目役だよね。色男役だよね。
三枚目っぽく演じている部分があるだけで、人妻とアバンチュールがいつでもできちゃうくらい、色男設定だよね?
ちゃんと、かっこよかった。
おおっ、エマさんが二枚目だー。
マリコさんトップ時代くらいまで、さかのぼるわ、わたしの印象だと。
なんかなつかしい感じ。
そしてやっぱ、うまい。
後半泣きスイッチ入ったのは、エマさんの語りゆえですよ。
ジェニファー@ねねちゃんに語る、妻を亡くしたばかりのジョージの様子……暗い部屋にパジャマのまま坐って、やつれきって、「大丈夫、元気だよ」……ってやつな、
想像力に敵う芝居はないのかもしんない、だから演出家はいちばんここぞ!という場面を、役者の演技ではなく、その演技が「想像出来る」ように、あえて「見せない」のかもしれない……久しぶりにそう思った。「大丈夫、元気だよ」とつぶやくトド様の姿がリアルに浮かんで、切なさ倍増!
タカラジェンヌって機会を与えられるとここまで変わるんだな、と思ったのが、わかばちゃん。
これまでの役割にない、リアルで容赦ない大人の女性役。しかも、相手役が、組長。
や、エマさんもうくみちょじゃないけど、星組にしか出演しない星組専科さんで(月『ロミジュリ』には星組専科から星組と同じ役だからってことで特出)、組長を辞して会長になったとか、そんな感じの人だし。今も気分は星組の人、星組の組長。
その組長相手に、新公学年の姫役者が、ここまでがっつり芝居するとは……。
お父さん相手にラブシーンするようなもんだよなあ……組のおとーさんだもんな……エマさん……わかばちゃん、がんばった……。
いろいろとすげえと思いました。
出演者4人、素敵でした。良いお芝居でした。
観られて良かった。
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