目指すは天下無双!@アルカサル~王城~
2014年12月8日 タカラヅカ 『アルカサル~王城~』にて、ヒロイン@風ちゃんの扱いは、うまいと思った。
ヒロインの扱い……ナレーター。
なにしろストーリーないから。人間の内面を描く気ないから。次々起こる出来事を「こんなことがありました」と説明することが目的の作品だから。
ヒロインも、他にやることがない。
ので、あらすじ解説担当。
出来事羅列が目的の作品で、あらすじ解説役、って、すっげー重要だよ? これ以上に大切な役はナイよ? 主人公いなくても、ナレーターさえいれば成り立つんだからね! それくらい重要だよ!!
……皮肉はこれくらいにして。
ふつうの作品なら、「ヒロインが、ナレーター以外出番も意味もないってナニゴト?!」と憤慨するところだが、この『アルカサル~王城~』ではうまい使い方だなと思う。
純粋に役としての出番がなさ過ぎなのと、主人公の内面・人格を描くことが出来ていないため、主人公の理解者による解説で底上げが必要。
ナレーターすることで、出番の嵩上げと、主人公のフォローが出来る。
しかも、うまい。
この下級生メインの新人公演みたいな公演で、風ちゃんひとり、ずば抜けてうまい。
うまくない人たちを、うまい人たちで支える。うまくない人たちに機会を与え、うまくなってもらう。
それが、この公演の意義のひとつなのだと思う。
ならば、うまい風ちゃんが「ナレーター」という支え役に徹するのは必然。
つまり風ちゃんは、研6にしてすでに、専科さんやコロちゃんたち上級生と同格扱いってことだ。
……これは、いいんだか悪いんだか。
トド様を助演に、DCと青年館で「主演」をやってのけた風ちゃんだ。
今さら新人公演やバウヒロなんか、やってる場合じゃない。……けど、風ちゃんは必要だ。
風ちゃんがヒロインだと発表になったとき、友人とうなずきあった。
「風ちゃん、大変だね」と。
マカゼのDC公演に引き続き、まおポコバウ。
劇団推しの主演さんの実力に不安が大きい場合の、お守りヒロイン。
主演が力不足で、その上ヒロインまで未熟だったりした場合、公演自体が転覆する。
ソレを避けるために、「主役が倒れても、ひとりで立ち、舞台自体を力技で支えられるヒロイン」を用意する。
あの人とかこの人とか、バウ主演時に経験豊富な上級生ヒロインを付けられてましたね……ええ、なにがあっても公演自体が木っ端微塵にならないように。
でも風ちゃんまだ下級生なのにね……大変だね……。
そして風ちゃんは、課せられた使命通りに、いい仕事をしていました。
いい声だし、深みのある芝居で場面を締めてくれるし。安定安全、ほんとに素晴らしい。
が。
あまりにも「ナレーター」がハマり過ぎてて、彼女の今後が不安になる。
とゆーのもだ、専科的な仕事をしているときは、その巧さで存在感を発揮するんだけど、そうでない場合、周囲に埋もれるというか、「あの光る美貌は?! あれはヒロインだわ! 大勢の中にいてもわかるわ!」……ということが、ナイ。
自分のターンになるまで光らない、というのは、タカラヅカの娘役スターとしてはなかなか難しいキャラになっているのでは?
反対にキサキちゃんは、出番はほとんどないんだけど、その美貌と華で、「この子がヒロイン!!」だと思わせられる。
や、ヒロインは風ちゃんだとわかって観ていてなお、「この華やかな美少女がただの脇のはずがない。きっと重要な役だわ!」と勝手に脳がインプットする。……ただの脇だったんだけどね。
風ちゃんに専科の貫禄が付きすぎてしまう……。
うまい風ちゃんがいてくれたことで、1観客としては救われたので、そこはありがたいと思っているんだけど。
風ちゃんも、苦手分野を磨いているところなのかな。
「主役力」はすでに備えているから、それは置いておいて、「ヒロイン力」を。
ヅカのヒロインは、「ミュージカルの主役」とは、別だからなあ。風ちゃんうまいけど、「主役」になっちゃう系の人だからなあ。
風ちゃんが「ヒロイン力」を磨いてくれたら、こんなにうれしいことはない。天下無双になるぜ?
ヒロインの扱い……ナレーター。
なにしろストーリーないから。人間の内面を描く気ないから。次々起こる出来事を「こんなことがありました」と説明することが目的の作品だから。
ヒロインも、他にやることがない。
ので、あらすじ解説担当。
出来事羅列が目的の作品で、あらすじ解説役、って、すっげー重要だよ? これ以上に大切な役はナイよ? 主人公いなくても、ナレーターさえいれば成り立つんだからね! それくらい重要だよ!!
……皮肉はこれくらいにして。
ふつうの作品なら、「ヒロインが、ナレーター以外出番も意味もないってナニゴト?!」と憤慨するところだが、この『アルカサル~王城~』ではうまい使い方だなと思う。
純粋に役としての出番がなさ過ぎなのと、主人公の内面・人格を描くことが出来ていないため、主人公の理解者による解説で底上げが必要。
ナレーターすることで、出番の嵩上げと、主人公のフォローが出来る。
しかも、うまい。
この下級生メインの新人公演みたいな公演で、風ちゃんひとり、ずば抜けてうまい。
うまくない人たちを、うまい人たちで支える。うまくない人たちに機会を与え、うまくなってもらう。
それが、この公演の意義のひとつなのだと思う。
ならば、うまい風ちゃんが「ナレーター」という支え役に徹するのは必然。
つまり風ちゃんは、研6にしてすでに、専科さんやコロちゃんたち上級生と同格扱いってことだ。
……これは、いいんだか悪いんだか。
トド様を助演に、DCと青年館で「主演」をやってのけた風ちゃんだ。
今さら新人公演やバウヒロなんか、やってる場合じゃない。……けど、風ちゃんは必要だ。
風ちゃんがヒロインだと発表になったとき、友人とうなずきあった。
「風ちゃん、大変だね」と。
マカゼのDC公演に引き続き、まおポコバウ。
劇団推しの主演さんの実力に不安が大きい場合の、お守りヒロイン。
主演が力不足で、その上ヒロインまで未熟だったりした場合、公演自体が転覆する。
ソレを避けるために、「主役が倒れても、ひとりで立ち、舞台自体を力技で支えられるヒロイン」を用意する。
あの人とかこの人とか、バウ主演時に経験豊富な上級生ヒロインを付けられてましたね……ええ、なにがあっても公演自体が木っ端微塵にならないように。
でも風ちゃんまだ下級生なのにね……大変だね……。
そして風ちゃんは、課せられた使命通りに、いい仕事をしていました。
いい声だし、深みのある芝居で場面を締めてくれるし。安定安全、ほんとに素晴らしい。
が。
あまりにも「ナレーター」がハマり過ぎてて、彼女の今後が不安になる。
とゆーのもだ、専科的な仕事をしているときは、その巧さで存在感を発揮するんだけど、そうでない場合、周囲に埋もれるというか、「あの光る美貌は?! あれはヒロインだわ! 大勢の中にいてもわかるわ!」……ということが、ナイ。
自分のターンになるまで光らない、というのは、タカラヅカの娘役スターとしてはなかなか難しいキャラになっているのでは?
反対にキサキちゃんは、出番はほとんどないんだけど、その美貌と華で、「この子がヒロイン!!」だと思わせられる。
や、ヒロインは風ちゃんだとわかって観ていてなお、「この華やかな美少女がただの脇のはずがない。きっと重要な役だわ!」と勝手に脳がインプットする。……ただの脇だったんだけどね。
風ちゃんに専科の貫禄が付きすぎてしまう……。
うまい風ちゃんがいてくれたことで、1観客としては救われたので、そこはありがたいと思っているんだけど。
風ちゃんも、苦手分野を磨いているところなのかな。
「主役力」はすでに備えているから、それは置いておいて、「ヒロイン力」を。
ヅカのヒロインは、「ミュージカルの主役」とは、別だからなあ。風ちゃんうまいけど、「主役」になっちゃう系の人だからなあ。
風ちゃんが「ヒロイン力」を磨いてくれたら、こんなにうれしいことはない。天下無双になるぜ?
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