思い込みと現実と(笑)。@Ernest in Love
2015年1月7日 タカラヅカ
『Ernest in Love』です、ひつじです。
と、友人に言ったら通じなかった。
『Ernest in Love』初演を観たあと、わたしはついうっかりひつじのぬいぐるみを買ってしまったのだ。
や、セットのひつじが可愛すぎたから。
わたし的には「アーネストといえばひつじ!!」だったんだけど、世の中的にはそうじゃなかったらしい。
乱雑な部屋で雑に生きているもんで、このときのひつじのぬいぐるみはいつの間にかなくなっていた。なんでこう、いろんなものがなくなるのかしらねえ、わたしの部屋って。
それがこの間の大掃除の際にひょっこり出てきたのよ。あらなつかしい、『Ernest in Love』のときのひつじだわ、でもいらないから捨てるか。(ばっさり)
でも来年ってひつじ年よね、年賀状に使えるかしら、とかなんとか考えてる間に捨て損ねて。
現在に至る。
こうやってなかなかモノを捨てないから部屋が荒れていくのよねえ……と思いつつも。
『Ernest in Love』観劇の際に、いまだ部屋にあるひつじのことを感慨深く思う。
てなわけで、『Ernest in Love』というと、ひつじです。わたし的に(笑)。
冒頭の画像は10年前にキディランドで衝動買いした、ひつじのぬいぐるみ。いらないんだけど、まだ部屋にある……(笑)。
記憶というのは都合良く改ざんされているモノで、わたしの中では2幕のひつじはかなり長い間目に入っていた・印象が強かったと思うんだが……あれえ? 改めて見た『Ernest in Love』では、ひつじの印象は今ひとつだわ。
梅芸では早くから緞帳が上がってたとか……? なんであたし、あんなに反応してたんだろ(笑)。
思い込みってこわいわねえ。
ともかく。
楽しかったです。みりおくんの『Ernest in Love』。
うれしがりなので、初日に駆けつけました。
10年前、月組初演の『Ernest in Love』も、初日から観ているのだわ。
そして、花組の『Ernest in Love』では、モブの下級生だいもんにうきゃうきゃゆーてました。当時研3ですか、客席一本釣りするステキ下級生でしたね。
そんなこんな、なつかしい記憶が甦る……・
今見ても、よく出来たミュージカルだなあ。どたばたが最後ちゃんと、きれいに収束するのが見ていて気持ちいい。常識と誇張のバランス具合がいいんだよね。
あさこちゃんは、かなみちゃんと共にこれがお披露目公演だった。トップコンビのお披露目モノとして最適。
主役のアーネストはすっごくかわいい男だし、ヒロインのグウェンドレンもかわいい女の子。かわいいふたりがいちゃいちゃラブラブ、見ていてほんとにかわいらしい。
みりおくんはかわいいしうまいし、少々台詞間違えたり噛んだりしている以外は、歌もうまいし気持ちよく見ていられる。
かのちゃんは体当たりっぽい印象、がんばれー(笑)。
役が少ないを通り越して「ナイ」と言っていいくらい少ないことを除けば、タカラヅカ向きのオシャレでかわいいミュージカル。
なにしろ役が4つ(しかもそのうち1つは1幕出ない)しかなく、あとは別格の年配役1つとナレーター的な役が1つあるだけ、だもんなあ。他にも役はあるけど、モブと掛け持ち可・省略可だし。
よくこれをヅカでやろうとしたよな、10年前。
タカラヅカ的だなと思うのは、主役に愛があることの他に、もうひとつ重要事項がある。
主人公に、「正統派二枚目力」が必要。
いわゆる、「タカラヅカの真ん中」としての持ち味。
巻き込まれ系のコメディであるゆえ、主人公よりも周りの方が個性的なのね。
ぶっちゃけ2番手役のアルジャノンの方が、オイシイ。
アルジーは「くせ者」だから。
そのオイシイ2番手を抑えて、主人公が輝くには、なんつっても「正統派力」「真ん中力」が必要。
それは、初演時に真ん中育ちのあさこちゃんと、脇の個性派だった樹里ちゃんがそれぞれアーネスト役をやったことで、特色がよく出た。
洒落たコメディだから、樹里ちゃんの方が得意かと思いきや、真ん中らしさのあるあさこの方がバランス良く舞台に映えている、とわたしには思えた。
樹里ちゃんはむしろ、アルジャノンがハマったろうなと思った。
そんな記憶があるだけに、真ん中力を持つみりおくんが、ステキにアーネストとして存在してくれることを期待。
……うん、まあ、期待通りかわいかったんだけど……。
期待したほどは、はじけてない、ような。
あら、微妙な日本語。
『Ernest in Love』はよく出来た物語だから、作品自体に力がある。
その力ゆえに、キャストの通常時の実力以上のモノを引き出す力がある……のではないかと、期待してたのね。勝手に。
通常通り、予想通りの出来だったので、それはたしかに期待通り。
通常以上のサムシングがあるんじゃないかと、勝手に期待した、そこはもう、判定外かなあ。
昔のみりおくんは、重荷を科せられていても、それを透過して輝く光を持っていたと思うの。
でもなんか、年々彼に科せられた重荷が大きくなりすぎていて、多少の厚みなら透過していた光が、さすがにこれだけの厚みには太刀打ち出来ませんっていうか、外まで届かなくなった印象。
大変だなあ。
早く彼がその重みから解き放たれて……あるいは、背負っていても身の一部にまで馴染ませてしまって、本来の輝きを発揮出来るようになればいいなあ。
や、勝手な印象ですよ?
いろいろ大変やなあとは思うけど、それでもまっすぐに顔を上げて歩くところが、みりおくんの素敵なところだと思うし。
つか、枷はめられてるのが萌えなのか? 彼の場合?(笑)
と、友人に言ったら通じなかった。
『Ernest in Love』初演を観たあと、わたしはついうっかりひつじのぬいぐるみを買ってしまったのだ。
や、セットのひつじが可愛すぎたから。
わたし的には「アーネストといえばひつじ!!」だったんだけど、世の中的にはそうじゃなかったらしい。
乱雑な部屋で雑に生きているもんで、このときのひつじのぬいぐるみはいつの間にかなくなっていた。なんでこう、いろんなものがなくなるのかしらねえ、わたしの部屋って。
それがこの間の大掃除の際にひょっこり出てきたのよ。あらなつかしい、『Ernest in Love』のときのひつじだわ、でもいらないから捨てるか。(ばっさり)
でも来年ってひつじ年よね、年賀状に使えるかしら、とかなんとか考えてる間に捨て損ねて。
現在に至る。
こうやってなかなかモノを捨てないから部屋が荒れていくのよねえ……と思いつつも。
『Ernest in Love』観劇の際に、いまだ部屋にあるひつじのことを感慨深く思う。
てなわけで、『Ernest in Love』というと、ひつじです。わたし的に(笑)。
冒頭の画像は10年前にキディランドで衝動買いした、ひつじのぬいぐるみ。いらないんだけど、まだ部屋にある……(笑)。
記憶というのは都合良く改ざんされているモノで、わたしの中では2幕のひつじはかなり長い間目に入っていた・印象が強かったと思うんだが……あれえ? 改めて見た『Ernest in Love』では、ひつじの印象は今ひとつだわ。
梅芸では早くから緞帳が上がってたとか……? なんであたし、あんなに反応してたんだろ(笑)。
思い込みってこわいわねえ。
ともかく。
楽しかったです。みりおくんの『Ernest in Love』。
うれしがりなので、初日に駆けつけました。
10年前、月組初演の『Ernest in Love』も、初日から観ているのだわ。
そして、花組の『Ernest in Love』では、モブの下級生だいもんにうきゃうきゃゆーてました。当時研3ですか、客席一本釣りするステキ下級生でしたね。
そんなこんな、なつかしい記憶が甦る……・
今見ても、よく出来たミュージカルだなあ。どたばたが最後ちゃんと、きれいに収束するのが見ていて気持ちいい。常識と誇張のバランス具合がいいんだよね。
あさこちゃんは、かなみちゃんと共にこれがお披露目公演だった。トップコンビのお披露目モノとして最適。
主役のアーネストはすっごくかわいい男だし、ヒロインのグウェンドレンもかわいい女の子。かわいいふたりがいちゃいちゃラブラブ、見ていてほんとにかわいらしい。
みりおくんはかわいいしうまいし、少々台詞間違えたり噛んだりしている以外は、歌もうまいし気持ちよく見ていられる。
かのちゃんは体当たりっぽい印象、がんばれー(笑)。
役が少ないを通り越して「ナイ」と言っていいくらい少ないことを除けば、タカラヅカ向きのオシャレでかわいいミュージカル。
なにしろ役が4つ(しかもそのうち1つは1幕出ない)しかなく、あとは別格の年配役1つとナレーター的な役が1つあるだけ、だもんなあ。他にも役はあるけど、モブと掛け持ち可・省略可だし。
よくこれをヅカでやろうとしたよな、10年前。
タカラヅカ的だなと思うのは、主役に愛があることの他に、もうひとつ重要事項がある。
主人公に、「正統派二枚目力」が必要。
いわゆる、「タカラヅカの真ん中」としての持ち味。
巻き込まれ系のコメディであるゆえ、主人公よりも周りの方が個性的なのね。
ぶっちゃけ2番手役のアルジャノンの方が、オイシイ。
アルジーは「くせ者」だから。
そのオイシイ2番手を抑えて、主人公が輝くには、なんつっても「正統派力」「真ん中力」が必要。
それは、初演時に真ん中育ちのあさこちゃんと、脇の個性派だった樹里ちゃんがそれぞれアーネスト役をやったことで、特色がよく出た。
洒落たコメディだから、樹里ちゃんの方が得意かと思いきや、真ん中らしさのあるあさこの方がバランス良く舞台に映えている、とわたしには思えた。
樹里ちゃんはむしろ、アルジャノンがハマったろうなと思った。
そんな記憶があるだけに、真ん中力を持つみりおくんが、ステキにアーネストとして存在してくれることを期待。
……うん、まあ、期待通りかわいかったんだけど……。
期待したほどは、はじけてない、ような。
あら、微妙な日本語。
『Ernest in Love』はよく出来た物語だから、作品自体に力がある。
その力ゆえに、キャストの通常時の実力以上のモノを引き出す力がある……のではないかと、期待してたのね。勝手に。
通常通り、予想通りの出来だったので、それはたしかに期待通り。
通常以上のサムシングがあるんじゃないかと、勝手に期待した、そこはもう、判定外かなあ。
昔のみりおくんは、重荷を科せられていても、それを透過して輝く光を持っていたと思うの。
でもなんか、年々彼に科せられた重荷が大きくなりすぎていて、多少の厚みなら透過していた光が、さすがにこれだけの厚みには太刀打ち出来ませんっていうか、外まで届かなくなった印象。
大変だなあ。
早く彼がその重みから解き放たれて……あるいは、背負っていても身の一部にまで馴染ませてしまって、本来の輝きを発揮出来るようになればいいなあ。
や、勝手な印象ですよ?
いろいろ大変やなあとは思うけど、それでもまっすぐに顔を上げて歩くところが、みりおくんの素敵なところだと思うし。
つか、枷はめられてるのが萌えなのか? 彼の場合?(笑)
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