目指せ、甲子園!!@黒豹の如く
2015年2月6日 タカラヅカ アントニオ@れおんは野球部のエース。去年の甲子園でも大活躍、「黒豹」のあだ名で親しまれる、地元の英雄。
今年の甲子園予選は目の前! 今年もやるぜ!! 野球のユニフォームも学ランも似合っちゃうぜ!なステキ野郎。
そんな彼を、突然生徒会長(白学ラン着用)のアラルコン@ベニーが、生徒会室へ呼び出した。
「キミは大変優秀な選手だ。実はキミを、サッカー部が引き抜きたいと言っている。これからの時代はサッカーだ、野球なんて古い古い」
野球選手をサッカー部に引き抜いてどうするのか意味不明だけど、生徒会長は自信満々。やだこの人気持ち悪い、と、アントニオはさくっと断った。
「ワタシの誘いを断るなんて!! 生徒会長の誇りにかけてワタシに従わせてやる!」
……アラルコンはなんか意地になっている模様。
アントニオは最近元カノ・カテリーナ@ねねちゃんとイイ感じ。
もともとラヴラヴカップルだったのに、家庭の事情でカテリーナは退学、ふたりは泣く泣く別れることになった。が、カテリーナの事情が変わったために、なんの障害もなし、いつでもLOVE準備オーケーで再会したんだ。
アラルコンは脈絡ないけど、カテリーナを脅すことにした。
「悪い噂を流してやる。それが嫌ならワタシの言うことを聞け」
「わたしは潔白、なにも悪いことなんてしてないわ」
「でも、噂を流すのは簡単だからなー、なにもなくても悪口書いてネットに流せばいいだけだしなー」
アラルコンはアントニオにもちゃんと宣言する。
「サッカー部に移籍しないと、カテリーナがどうなると思う? ふふふ」
アントニオとカテリーナは困惑。
「生徒会長がなんかわけわかんないこと言ってるんだけど?」
「わたしをどうこうしたって、アナタが部活のことで考えを変えるわけないのに」
冷静に考えてくれ。野球部のエースをサッカー部に移したからと言って、そこで活躍出来るかどうかは、わからない。
運動神経抜群だから、ジャンルが違っても一流だとしても。
脅されて、嫌々移籍して、それで、どうなるんだ?
「会長はこれからもずーーーーっとキミのことで、オレを脅し続けるのかな? サッカーの全国大会が終わるまで? それともオレが卒業するまで? オレが言う通りにしないと、カテリーナがどうなるかわからないぞと」
「継続して脅し続けないと意味ナイから、そうするつもりなのかしら。ずいぶん気の長い話ね」
「最初に断った時点でもう無理だと、なんでわからないんだ? 脅されて移籍しても、なんの役にも立たないのに」
「わたしへの脅しにしたって、わたし自身になんの落ち度もないけど、悪い噂を流すぞって……脅迫するにしろアタマが悪すぎて、反応に困ったわ」
でもアラルコンは、
「すべては学園祭の日に決着をつけよう。ふはははは」
と、盛り上がっている。
えーと、なんで学園祭?
「黒豹先輩が、よくわかんないけど大変なことになってる!」
野球部のメンバーたちも、なんか騒いでる。
「カテリーナがなんか大変みたい。ああっ、おそろしいことになっているんだわ! あたしこわい!!」
カテリーナの友人も勝手に盛り上がってる。
で。
「すべては学園祭だ!!」
……よくわかんないけど、野球部のみんなもそのガールフレンドたちも、わざわざ仮装して学園祭で踊りまくる。
なんで学園祭なのか、野球部のみんながどうして仮装してダンシング!なのか、答えはないまま悪の生徒会長は仲間の裏切りにより自滅した。
「え、ナニこれ意味わかんない」
「もともと意味なかったし」
……黒豹くんは最初から英雄で、元カノとはラブラブで、なんの障害もなかった。
誰ひとり成長も発見も新展開もなく、スタート時点と変わらずに終了。
「ひとりだけいるよ! 生徒会長自滅したし」
「もともと変な人が、ひとりで変なことして、ひとりで終了しただけで、誰にも関係ないし」
「野球モノだと思った人は、びっくりしただろうね。ポスターはユニフォーム着て甲子園云々のあらすじが書いてあるから」
「間違いじゃないよ、野球部員の話で、ユニフォーム着てるもん」
「野球してないけどー♪」
あはははは。
登場人物たちは明るく未来に向かっていきました。
「学園祭、楽しかったねー。コスプレも楽しかったねー」
☆
『黒豹の如く』ってこんな話です。
えっと、初日観劇。その帰り道、勢いだけで記す(笑)。
今年の甲子園予選は目の前! 今年もやるぜ!! 野球のユニフォームも学ランも似合っちゃうぜ!なステキ野郎。
そんな彼を、突然生徒会長(白学ラン着用)のアラルコン@ベニーが、生徒会室へ呼び出した。
「キミは大変優秀な選手だ。実はキミを、サッカー部が引き抜きたいと言っている。これからの時代はサッカーだ、野球なんて古い古い」
野球選手をサッカー部に引き抜いてどうするのか意味不明だけど、生徒会長は自信満々。やだこの人気持ち悪い、と、アントニオはさくっと断った。
「ワタシの誘いを断るなんて!! 生徒会長の誇りにかけてワタシに従わせてやる!」
……アラルコンはなんか意地になっている模様。
アントニオは最近元カノ・カテリーナ@ねねちゃんとイイ感じ。
もともとラヴラヴカップルだったのに、家庭の事情でカテリーナは退学、ふたりは泣く泣く別れることになった。が、カテリーナの事情が変わったために、なんの障害もなし、いつでもLOVE準備オーケーで再会したんだ。
アラルコンは脈絡ないけど、カテリーナを脅すことにした。
「悪い噂を流してやる。それが嫌ならワタシの言うことを聞け」
「わたしは潔白、なにも悪いことなんてしてないわ」
「でも、噂を流すのは簡単だからなー、なにもなくても悪口書いてネットに流せばいいだけだしなー」
アラルコンはアントニオにもちゃんと宣言する。
「サッカー部に移籍しないと、カテリーナがどうなると思う? ふふふ」
アントニオとカテリーナは困惑。
「生徒会長がなんかわけわかんないこと言ってるんだけど?」
「わたしをどうこうしたって、アナタが部活のことで考えを変えるわけないのに」
冷静に考えてくれ。野球部のエースをサッカー部に移したからと言って、そこで活躍出来るかどうかは、わからない。
運動神経抜群だから、ジャンルが違っても一流だとしても。
脅されて、嫌々移籍して、それで、どうなるんだ?
「会長はこれからもずーーーーっとキミのことで、オレを脅し続けるのかな? サッカーの全国大会が終わるまで? それともオレが卒業するまで? オレが言う通りにしないと、カテリーナがどうなるかわからないぞと」
「継続して脅し続けないと意味ナイから、そうするつもりなのかしら。ずいぶん気の長い話ね」
「最初に断った時点でもう無理だと、なんでわからないんだ? 脅されて移籍しても、なんの役にも立たないのに」
「わたしへの脅しにしたって、わたし自身になんの落ち度もないけど、悪い噂を流すぞって……脅迫するにしろアタマが悪すぎて、反応に困ったわ」
でもアラルコンは、
「すべては学園祭の日に決着をつけよう。ふはははは」
と、盛り上がっている。
えーと、なんで学園祭?
「黒豹先輩が、よくわかんないけど大変なことになってる!」
野球部のメンバーたちも、なんか騒いでる。
「カテリーナがなんか大変みたい。ああっ、おそろしいことになっているんだわ! あたしこわい!!」
カテリーナの友人も勝手に盛り上がってる。
で。
「すべては学園祭だ!!」
……よくわかんないけど、野球部のみんなもそのガールフレンドたちも、わざわざ仮装して学園祭で踊りまくる。
なんで学園祭なのか、野球部のみんながどうして仮装してダンシング!なのか、答えはないまま悪の生徒会長は仲間の裏切りにより自滅した。
「え、ナニこれ意味わかんない」
「もともと意味なかったし」
……黒豹くんは最初から英雄で、元カノとはラブラブで、なんの障害もなかった。
誰ひとり成長も発見も新展開もなく、スタート時点と変わらずに終了。
「ひとりだけいるよ! 生徒会長自滅したし」
「もともと変な人が、ひとりで変なことして、ひとりで終了しただけで、誰にも関係ないし」
「野球モノだと思った人は、びっくりしただろうね。ポスターはユニフォーム着て甲子園云々のあらすじが書いてあるから」
「間違いじゃないよ、野球部員の話で、ユニフォーム着てるもん」
「野球してないけどー♪」
あはははは。
登場人物たちは明るく未来に向かっていきました。
「学園祭、楽しかったねー。コスプレも楽しかったねー」
☆
『黒豹の如く』ってこんな話です。
えっと、初日観劇。その帰り道、勢いだけで記す(笑)。
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