んで、もしも自分で芸名を考えるなら、どうするか。

 ヅカヲタ人生長いけど、ただの一度もマイ芸名は考えたことがない(笑)、そういう思考回路は持ち合わせてなかった。
 公演二次は書くけど、夢小説は興味ないクチだからなー。

 ヲタなのでペンネームやハンドルネームは過去に複数あるけれど、毎回考えるのもめんどーなので(笑)、毎回同じテーマの別単語を使ってるなあ。
 唯一違う意識で付けたペンネームは、占い大好き上司が「縁起のいい画数」を調べてくれて「絶対この画数の漢字を使って!!」と言ってきたので、漢和辞書使って画数のみで決めた……変な音のつらなりになったけど、仕方ない。
 そんな縛りがない限り、名前のつけ方には本人の好みが出ると思う。

 でも、タカラジェンヌの芸名こそ、いろんなしがらみやルールに縛られていそうよね。きっと使いたくても使えない文字や音があったり、尊師とやらに押し付けられたり、自由にはできないんだろうなあ、と無責任に想像しつつ。

 わたしがタカラジェンヌになれるはずがないので、まったくもって意味のないことなんだけど。
 わたしなら、どーするかなー、と生まれてはじめて考えて。

 あ、男役で考えました。
 タカラヅカの花形は男役だし、浮き世離れ感は男役名の方が重要だし。娘役の名前だと、今の時代ふつーの女の子でも十分ありえそうだもんね……ここはあえて男役で考える!
 自分が男役だったら、どんな名前か。

 で、ひらめいた。
 御堂筋線乗ってぼーっと車内広告見ているときに(笑)。

 貴加サレド(たかが・されど)

 突拍子もない字面と音。
 や、名字の漢字はどーでもいいっちゅーか、もっと地味にしてもいい……というか、わたし本来の好みだともっと地味なチョイスになるんだけど、タカラヅカなんだから!と、キモチ派手目に。でも、「鷹」とか「雅」とかキラキラし過ぎな強い字は回避。また、「た・か・が」と一音に一字当てるのは好きじゃないので、これも避けた。
 名字の表記にこだわりが薄い反面、名前は絶対カタカナ(笑)。
 「レ」って好きなのよね、何故か。んで、ラストの音は「と(ど)」、自分的萌え音。
 現実にはあり得ない音の名前だけど、言葉としては実際にある音だから、耳に入りやすいと思う。

 たかが。
 されど。

 たかがタカラヅカ、されどタカラヅカ。
 たかがヲタク、されどヲタク。

 ダジャレじゃないけど、テーマのある名前はツボである。

 タカラジェンヌにこだわらず、PNでもHNでも使えばいいじゃん! とは思えない。
 PNやHNにするには、「貴加サレド」という音と文字は、わたしには強すぎる。キラキラし過ぎる。タカラヅカだから、という意識があるからこそ、あえて普段の自分にはない「強い」「キラキラした」音と文字を選んだ。

 暁郷でもそうだけど、「強い」名前が好きなんだろうな。
 自分がへなちょこだからこそ、夢の世界にこそ「強さ」を求める。憧れる。
 もしも自分が「もうひとりの自分」を生きられるなら、たとえそれがファンの前限定の架空の姿であったとしても「強い」人間であると、示したい。
 それはつまり、わたしがタカラジェンヌへ求めているものなんだろう。「フェアリーである」「他人の夢として生きる」責任。強く、それを貫いて欲しい。


 ところで。
 101期生の縣千くんは、なんだってこの名前なんだろう……。浮き世離れした名前ではあるけど、その離れ方がこう、ナナメ上ってるというか、流行りのキラキラネームでもないし、女子の好きな漢字でも音でもないし……なんとも不思議な名前。

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