『アル・カポネ―スカーフェイスに秘められた真実―』覚え書き。

 ドラマシティでは、最初のうち前方席でしか観たことなくて。
 セットの樽の床を見たのは、MY楽のときがはじめて。
 後方で観てみたくて、予定外にチケットを増やした。それではじめて、20列目あたりから舞台全体を俯瞰できて。

 樽の中がちゃんと樽底になってる!!

 と、感動した。
 ヒロインの寝室になったりギャングの部屋になったりする床は、樽底ならではの印刷がしてあった。
 面白いわ。凝ってるわ。


 そして、舞台の階段。
 ドラマシティに客席降り用の階段が付いているのはめずらしいことではないんだけど、その階段が、樽だった。
 小さな樽を組合わせて、階段にしてあるの。

 わざわざ作ったんだ!
 劇場備品の階段があるのに、それ使えばいいのに。

 いやあ、そのこだわりやヨシ!


 で、その階段だけど。
 使う人、実は少ないのね。客席降り、特にない公演だから(笑)。

 ガチに使うのは、ジャック@まなはる。

 初日はそれがまなはるだとわかんなかった……てっきり子役の女の子だと思った……ら、まなはるだった。
 で、次はわくわく。
 あたし、あそこあたりの座席チケット持ってる……まなはるが横に来るーー!

 該当座席の観劇時はわくわくそわそわ。
 おおお、まなはるキターーッ!
 でも、1回目はあっという間。問題はその次、階段の辺りに隠れるまなはる。

 まなはる氏の、うなじ見てた(笑)。
 男らしく刈り込んだうなじ。
 まなはるくんはいつも、男らしい髪型だよね。女子としてはかなり冒険な短さ。
 だもんでほんと、正味頭部を見られるというか。

 アタマちっちゃいの、も、きゅっ、て感じなの。きゅっ、よ。
 ああこのまま、抱っこしてうちへ連れて帰りたい……。
 てくらい、ちっちゃくてかわいかったーー!
 まなはる、身長はそれなりにあるのにね。細いわアタマちっちゃいわ……あああ、フェアリー!!

 どきどきでしたー。


 せっかくナマモノだから、いろんな席で観たい、と思う。
 俗物なので、前方席大好き、ジェンヌさんが間近に見える席がいちばん好きなんだけど。
 それはそれとして、後方席とか2階席も好き。ドラマシティは2階席ないけど。

 譲ってくれた友人が「席悪くてごめんなさい」と気にしてくれてたけど、や、マジ今回は後方席欲しかったの! 完売で前も後ろもなく、とにかくもう手に入らないと思ってたのに、声かけてもらえてうれしかった。
 全体を俯瞰したかった……ということもあるけど。

 いちばん知りたかったのは、だいもんが、どこまで届くのか。

 わたしはだいもんの力に圧倒されたんだけど、それって、座席のせい?
 誰のどんな芝居でも、最前列で観たら素晴らしいに決まってるもん。ジェンヌさんはみんなきれいで、みんな一生懸命だもん。きれいな人の熱演を見て、心が動かないなんてあり得ないっ。
 だから、別の席でも観てみたい。
 後方から。

 ドラマシティって、広さがハンパだと思う。
 前方はいいけど、20列目より後ろは大劇場のA席よりも「届きにくい」席だと思う。やたらと舞台が遠く見えるのよ。なのに、チケット代は大劇場のA席より高いのよ? あの遠い遠い席と、最前列1列目が同じ料金なのよ? 納得いかないわー。

 その、「チケット代に見合わない」と不満基本の20列目以降で。
 遠く小さく見える舞台から、だいもんはどう伝わるのか。
 それを、体験したかった。

 いやあ、楽しかったっす!!
 ちゃんと伝わった!
 まなはるのうなじにどきどきしていたときより、作品には引き込まれたかも(笑)。←煩悩大きすぎるせいです

 なまじ舞台が遠いだけに、だいもんにエンジンかかると「くわっっ!!」て感じに舞台からでかい鷲爪が伸びてくるようで、愉快です。
 客席をすっげ乱暴に、力尽くで鷲掴みにしてくるのな。
 その「くわっっ!!」が、目に見える勢いを感じられて、大変愉快でした。
 ライト使いも、後方や2階からでないとわかんないことあるしねー。

 ったく、ドラマシティ後方席が、値段違ってたらなああ。
 あたしゃびんぼー人なんで、同じ値段なら前で見たいと思っちゃうっすよ……。

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