イメージのズレと合致と別物語と。@大海賊
2015年7月8日 タカラヅカ 星組全国ツアー『大海賊』観劇後、友人と話した。
「ドクターってもっといい役だった、ってイメージあったけど、こんなもんだった……?」
みっきぃがドクター役だというので、期待していたんだ。路線外の人に回ってくるだろう役の中では、比較的いい役だぞ、と。
でも、観てみたら、ぜんぜんそんなことない……。
ドクターって、この程度の役だった? ひょっとして思い出補正かかってる? 贔屓のやった役だから、いい役だったと脳内で膨らましている?
同じ贔屓仲間から聞いた話によると、『大海賊』は『大海賊』でも、今回は再演の全ツバージョンの再演であるらしい。そのため、ドクターの比重がオトされ、おいしくない役になっているとのこと。
再演版は観ていない。当時の全ツは「地方公演」と呼ばれていて、近畿地方では上演されなかった。観るためには、九州旅行しなくてはならないとか、そんなんだ。
ご贔屓が出ているわけでもないのに、一度観た……しかも駄作……を、わざわざ泊まりがけで追いかけるはずもない。
たしか、きりやんがキッドをやる、ということにのみ興味を持ったんだった……わたしはきりやんスキー。だけどびんぼーゆえに地方まで追いかけられない。
第一、そのときバウホールでは、ご贔屓の最初で最後の主演公演がやってたんだ……地方公演を観る、なんて選択肢、まったくアタマにないわな。
観られなかった公演を映像で見ることも基本しないので、わたしにとっての『大海賊』は初演のみで、再演はまったく知らない。
初演バージョンのドクターで、みっきぃを観たかったなああ。
ところで強いデジャヴを感じたのは、麻央くん。エドガー@まさこ様の部下役。
あー……なんかあたし、これ知ってる、これ観たわ初演で。
ロックウェル。
初演はタニちゃん。
きれいだけど、へたっぴ。
声を発するだけで「うわあ」と思うレベルに、素敵に浮いていた。
でも、きれいだった。とにかく、きれいだった。
強いデジャヴ。
初演まんまだ……。
麻央くんって、タニちゃんに似てるよね。はじめて彼を見たときから思ってた。いろんな意味で。芸風や持ち味が似ていると、細かい差異よりなにより、強く印象に残る。だから、第一印象「タニちゃんっぽい子が出て来た」。
鼻ペチャさんなのも、タニちゃんと同じ。
素晴らしいスタイルも、抜擢ぶりと実力が比例していないところも。
実力はともかく、きれいだ。
そしてどうやら、この役はそれでいい役らしい。そーいや新公もビジュアル以外得意分野のなかっためおくんがやってたんだっけ……。
タカラヅカだから、秀でた美貌を武器にスターをやることに異存はない。適材適所、華を添える役に、美形スターを。
麻央くんは当時のタニちゃんよりはうまいと思う。
おまけに、もうひとりの部下フレデリック@ポコちゃんって……しかも、センターに立つのがエドガー@まさこ様って……どんだけ美貌なの。
フレデリックって初演では最初からエドガーの部下ではなかったと思うんだけど、こっちの方がいいよね。
ロックウェルとフレデリックが並んでる方が、絶対インパクト。
悪者トリオが歌い出したとき、ビジュアルのバーーン!!っぷりに、思わずウケちゃったわ。
だってもお、すげー美形っぷりなんだもん。3人とも長身でコスプレ着こなしてて、むちゃくちゃきれい。
これぞタカラヅカ!!
なんか、意味もなくうれしく、そして誇らしくなる。
タカラヅカっていいなあ。タカラヅカってすごいだろー(誰に対してドヤってるのわたし?!)。
同時に、歌声の壊滅っぷりにも、ウケる。
いいなあ(笑)。
それはともかく、ひろ香くん夏樹くんの歌ウマ濃い持ち味のふたりが、物語序盤でばーんと歌い出したりするもんだから、混乱した。
え、なに、この話ってこんなドラマチックなミュージカルだった? てゆーかあの人たち誰?! あんな主要人物いた?! 初演観たっきり14年とかだから、わたし大切な役を忘れてる?!
……まさか、ただのモブだとは思わなかったよ……(笑)。
バランス悪……本筋ぶっ飛ばす勢いでモブがキャラ立ちしちゃうとか……。
あと、エミリオ@みっちゃんのお付きがめちゃくちゃカッコイイとか……アンドレ@『ベルばら』みたいな勢いでヒーローしてるのに、ただの脇役とか……(笑)。
変なことになってたなー。
まあ、いちばんえ、それ変ぢゃね?? と、焦ったのは、夏樹くんの本役の方。
海賊・拝み屋。
ラッカム船長@みきちぐの片腕的存在……なのかな。
役割的に、けっこーおっさん役なんだと思うけど、なにしろ夏樹くん、美貌だから。
ラッカム×拝み屋の、薔薇の花が咲き乱れる別の物語が垣間見えました。
ふつーの容姿の人がやってたら、もしくはもっとむさ苦しいとか、『モンテ・クリスト伯』のときのヲヅキさんみたく、愉快ヒゲ付けてるとかだったなら、別の話に見えなかったと思うけどさー。
夏樹くんがあの美貌でやっちゃうと、そりゃもお、仕方ないわ……(笑)。
いやあ、つくづく、ヲヅキさんが『モンテ・クリスト伯』で愉快ヒゲを付けていた理由がわかりますな。彼があの役を『ニジンスキー』のときのようなエロ美中年ビジュアルでやっちゃったら、別の物語がスタートしちゃうもんなあ。
それをしみじみと、思い知らされました。
夏樹くん、GJ! すっげーウケた! 楽しかった!!
「ドクターってもっといい役だった、ってイメージあったけど、こんなもんだった……?」
みっきぃがドクター役だというので、期待していたんだ。路線外の人に回ってくるだろう役の中では、比較的いい役だぞ、と。
でも、観てみたら、ぜんぜんそんなことない……。
ドクターって、この程度の役だった? ひょっとして思い出補正かかってる? 贔屓のやった役だから、いい役だったと脳内で膨らましている?
同じ贔屓仲間から聞いた話によると、『大海賊』は『大海賊』でも、今回は再演の全ツバージョンの再演であるらしい。そのため、ドクターの比重がオトされ、おいしくない役になっているとのこと。
再演版は観ていない。当時の全ツは「地方公演」と呼ばれていて、近畿地方では上演されなかった。観るためには、九州旅行しなくてはならないとか、そんなんだ。
ご贔屓が出ているわけでもないのに、一度観た……しかも駄作……を、わざわざ泊まりがけで追いかけるはずもない。
たしか、きりやんがキッドをやる、ということにのみ興味を持ったんだった……わたしはきりやんスキー。だけどびんぼーゆえに地方まで追いかけられない。
第一、そのときバウホールでは、ご贔屓の最初で最後の主演公演がやってたんだ……地方公演を観る、なんて選択肢、まったくアタマにないわな。
観られなかった公演を映像で見ることも基本しないので、わたしにとっての『大海賊』は初演のみで、再演はまったく知らない。
初演バージョンのドクターで、みっきぃを観たかったなああ。
ところで強いデジャヴを感じたのは、麻央くん。エドガー@まさこ様の部下役。
あー……なんかあたし、これ知ってる、これ観たわ初演で。
ロックウェル。
初演はタニちゃん。
きれいだけど、へたっぴ。
声を発するだけで「うわあ」と思うレベルに、素敵に浮いていた。
でも、きれいだった。とにかく、きれいだった。
強いデジャヴ。
初演まんまだ……。
麻央くんって、タニちゃんに似てるよね。はじめて彼を見たときから思ってた。いろんな意味で。芸風や持ち味が似ていると、細かい差異よりなにより、強く印象に残る。だから、第一印象「タニちゃんっぽい子が出て来た」。
鼻ペチャさんなのも、タニちゃんと同じ。
素晴らしいスタイルも、抜擢ぶりと実力が比例していないところも。
実力はともかく、きれいだ。
そしてどうやら、この役はそれでいい役らしい。そーいや新公もビジュアル以外得意分野のなかっためおくんがやってたんだっけ……。
タカラヅカだから、秀でた美貌を武器にスターをやることに異存はない。適材適所、華を添える役に、美形スターを。
麻央くんは当時のタニちゃんよりはうまいと思う。
おまけに、もうひとりの部下フレデリック@ポコちゃんって……しかも、センターに立つのがエドガー@まさこ様って……どんだけ美貌なの。
フレデリックって初演では最初からエドガーの部下ではなかったと思うんだけど、こっちの方がいいよね。
ロックウェルとフレデリックが並んでる方が、絶対インパクト。
悪者トリオが歌い出したとき、ビジュアルのバーーン!!っぷりに、思わずウケちゃったわ。
だってもお、すげー美形っぷりなんだもん。3人とも長身でコスプレ着こなしてて、むちゃくちゃきれい。
これぞタカラヅカ!!
なんか、意味もなくうれしく、そして誇らしくなる。
タカラヅカっていいなあ。タカラヅカってすごいだろー(誰に対してドヤってるのわたし?!)。
同時に、歌声の壊滅っぷりにも、ウケる。
いいなあ(笑)。
それはともかく、ひろ香くん夏樹くんの歌ウマ濃い持ち味のふたりが、物語序盤でばーんと歌い出したりするもんだから、混乱した。
え、なに、この話ってこんなドラマチックなミュージカルだった? てゆーかあの人たち誰?! あんな主要人物いた?! 初演観たっきり14年とかだから、わたし大切な役を忘れてる?!
……まさか、ただのモブだとは思わなかったよ……(笑)。
バランス悪……本筋ぶっ飛ばす勢いでモブがキャラ立ちしちゃうとか……。
あと、エミリオ@みっちゃんのお付きがめちゃくちゃカッコイイとか……アンドレ@『ベルばら』みたいな勢いでヒーローしてるのに、ただの脇役とか……(笑)。
変なことになってたなー。
まあ、いちばんえ、それ変ぢゃね?? と、焦ったのは、夏樹くんの本役の方。
海賊・拝み屋。
ラッカム船長@みきちぐの片腕的存在……なのかな。
役割的に、けっこーおっさん役なんだと思うけど、なにしろ夏樹くん、美貌だから。
ラッカム×拝み屋の、薔薇の花が咲き乱れる別の物語が垣間見えました。
ふつーの容姿の人がやってたら、もしくはもっとむさ苦しいとか、『モンテ・クリスト伯』のときのヲヅキさんみたく、愉快ヒゲ付けてるとかだったなら、別の話に見えなかったと思うけどさー。
夏樹くんがあの美貌でやっちゃうと、そりゃもお、仕方ないわ……(笑)。
いやあ、つくづく、ヲヅキさんが『モンテ・クリスト伯』で愉快ヒゲを付けていた理由がわかりますな。彼があの役を『ニジンスキー』のときのようなエロ美中年ビジュアルでやっちゃったら、別の物語がスタートしちゃうもんなあ。
それをしみじみと、思い知らされました。
夏樹くん、GJ! すっげーウケた! 楽しかった!!
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