ヒットメドレー、クライマックス。@宝塚音楽学校第105期文化祭
2019年3月2日 タカラヅカ 宝塚音楽学校第105期文化祭覚え書き、その5。
ポピュラー・ヴォーカル。
「君の名」「未来へ」「リオ」「ブエノスアイレス」「エル・アモール」と続く、鉄板プログラム。
ザ・タカラヅカ! のデュエット「君の名を呼べば」、さわやかスター曲「未来へ」を未来のスターと出演者全員のコーラスで盛り上げ、次に雰囲気一転、にぎやかなショー『リオ デ ブラボー』の主題歌でわちゃわちゃはじけたあとに、「聴かせる曲」である「ヴィエント デ ブエノスアイレス」で客席を掴む。そしてドラマチック三人模様「エル・アモール」で集中力を上げたところに、「本命登場!」と「この期の歌で売る予定の人たち」を男女それぞれソロで登場させる。
好きだなー、この流れ。
起承転結している作品は好き。正確には、起承転転結。どんでん返しは2回必要。
「未来へ」で1回目の転(クライマックス)が来て、そっからまた助走付けて、ラストソングの「さよならは夕映えの中で」に2回目の転(クライマックス)を持ってくるの。
そして、にぎやかなフィナーレへ。
てことで、「ブエノスアイレスの風」。
ポピュラー・ヴォーカルのなかで、ある意味いちばん驚いたのは、この歌を歌った羽田さん。
こんな「ブエノスアイレスの風」はじめて聴いた。
いろんな人が歌う「ヴィエント…」を聴いてきたけど、このカラーははじめてだ。
重い。しかも、年輪がある。
50代の歌手が、自分の人生を載せて歌っているかのようだよ……!
美穂圭子お姉様がドスの効いた声で歌うと、これに近くなるかな? 専科のお姉様が歌っているのかと思うような、歌い方でした。
うまいんだと思うけど、うまいヘタより、曲の表現にたまげました。
まったく別の歌に聞こえる……うわあああ。
おもしろい。
すっげーおもしろい。
羽田さんの別の歌を聴いてみたい。お芝居も観てみたい。
「エル・アモール」もまた、面白すぎた……!
なんか「どーん!」と効果音が見える感じで田坂さんが歌う。ほら、日舞で「清く正しく美しく」を歌っていた、顔に圧のあるお嬢さん。
登場するなり、歌にも顔にもキャラにも「どーん!」と圧が発せられる。
「清く…」もそうだけど、田坂さんはイイ顔をして歌う。コンサートだもの、キラキラして歌わなきゃね!
その田坂さんに斬りかかるように、ライバルが登場する。こちらははっきりくっきりした美人さんだ、塚本さん。
この塚本さんが、最初からアクセルかけまくり。
「苦悩してます!!」と顔を歪めながら、歌い上げる。
えええ? 田坂さんは「コンサートです、キラキラ」と歌い、塚本さんは「苦悩してます、そういうお芝居の中の曲ですから」と演技しまくる。
なんだこれ?
もつれるふたりの女の間に、ひとりの男が登場、3人の恋模様が、それぞれ別の糸で編まれたひとつの歌になるのだが。
田坂さんは「どーん!」としてるし、塚本さんは「苦苦苦……」と眉間に縦皺刻んでるし、真ん中の色男・田中くんは……たぶんふつうに歌っていたんだろう、特になにも思わず……ていうかごめん、「けっこうかわいい」と思ったことはおぼえてるが、それ以外見てるヒマがなかった、ふたりの女の子に夢中で!(笑)
いやあ、いいわー。
3人ともばっらばらで、面白かった!!
特に塚本さん。
あんなに美人なのに、あのぶっとばし方は実に素晴らしい。
お芝居観てみたいわー。
「エル・アモール」は別に大ウケさせる曲ではないと思うんだけど、単にわたしのツボにはまったのよねえ。
おかげで、演出的には次からが本命なのに、直後のハーバートさんのソロ「愛の歌」はさらりと聴き終えてしまった。
ハーバートさんはクラシック・ヴォーカルでもソロ1曲歌ってるし、歌えてきれいなお嬢さん、とインプット済みだし。
オペレッタ曲を歌っているときほど、ぷるぷる震えてなかったし。
ここでちょっと気持ちを落ち着けて、次のバトラー船長に備えましょうか。
文化祭プログラムの真のクライマックス、男役のソロ曲。
劇団はいつだってショースターを求めている。
舞台にひとりで立ち、男役として歌い、場を沸かせることの出来るスターを。
登場したのは、山川くん。
あ、なんとなく目についていた美形くんだ!!
歌うは「さよならは夕映えの中で」、男の中の男、バトラー船長の歌!
かっこいーー。
ちゃんと男役してる。
聴かせるまでには至ってないけれど、歌えてる。文化祭だもの、これだけ歌えれば十分。
身長もあるみたいだし(1列目からじゃわかりません)、かっこいいし、歌えるし、となったらこれすごいわくわくするスターさんの登場では?
正攻法にソロ曲で盛り上げた後は、にぎやかなフィナーレ!
オブリガートはハーバートさんと、……羽田さんだよ、「ヴィエント…」の!
ふたりが対の位置にいる、画面がまたすごい……頭身の差……(笑)。
羽田さんの迫力に視線が吸い込まれる……はっ、他のみんなも見なきゃ、全員が順番に最前列にくるよう、歌い踊りながら順番に回っている。
あー、やっぱ山川くん好きだな、あの顔、あの笑顔。
と思っていたら、幕が下りました。
第1部終了。
第1部の感想だけで5日分って、どんだけかかるんや……って、まあ、どうせダンスの感想はなにもろくに書けないから、歌と芝居に欄を取ってもいっか。
続く。
ポピュラー・ヴォーカル。
「君の名」「未来へ」「リオ」「ブエノスアイレス」「エル・アモール」と続く、鉄板プログラム。
ザ・タカラヅカ! のデュエット「君の名を呼べば」、さわやかスター曲「未来へ」を未来のスターと出演者全員のコーラスで盛り上げ、次に雰囲気一転、にぎやかなショー『リオ デ ブラボー』の主題歌でわちゃわちゃはじけたあとに、「聴かせる曲」である「ヴィエント デ ブエノスアイレス」で客席を掴む。そしてドラマチック三人模様「エル・アモール」で集中力を上げたところに、「本命登場!」と「この期の歌で売る予定の人たち」を男女それぞれソロで登場させる。
好きだなー、この流れ。
起承転結している作品は好き。正確には、起承転転結。どんでん返しは2回必要。
「未来へ」で1回目の転(クライマックス)が来て、そっからまた助走付けて、ラストソングの「さよならは夕映えの中で」に2回目の転(クライマックス)を持ってくるの。
そして、にぎやかなフィナーレへ。
てことで、「ブエノスアイレスの風」。
ポピュラー・ヴォーカルのなかで、ある意味いちばん驚いたのは、この歌を歌った羽田さん。
こんな「ブエノスアイレスの風」はじめて聴いた。
いろんな人が歌う「ヴィエント…」を聴いてきたけど、このカラーははじめてだ。
重い。しかも、年輪がある。
50代の歌手が、自分の人生を載せて歌っているかのようだよ……!
美穂圭子お姉様がドスの効いた声で歌うと、これに近くなるかな? 専科のお姉様が歌っているのかと思うような、歌い方でした。
うまいんだと思うけど、うまいヘタより、曲の表現にたまげました。
まったく別の歌に聞こえる……うわあああ。
おもしろい。
すっげーおもしろい。
羽田さんの別の歌を聴いてみたい。お芝居も観てみたい。
「エル・アモール」もまた、面白すぎた……!
なんか「どーん!」と効果音が見える感じで田坂さんが歌う。ほら、日舞で「清く正しく美しく」を歌っていた、顔に圧のあるお嬢さん。
登場するなり、歌にも顔にもキャラにも「どーん!」と圧が発せられる。
「清く…」もそうだけど、田坂さんはイイ顔をして歌う。コンサートだもの、キラキラして歌わなきゃね!
その田坂さんに斬りかかるように、ライバルが登場する。こちらははっきりくっきりした美人さんだ、塚本さん。
この塚本さんが、最初からアクセルかけまくり。
「苦悩してます!!」と顔を歪めながら、歌い上げる。
えええ? 田坂さんは「コンサートです、キラキラ」と歌い、塚本さんは「苦悩してます、そういうお芝居の中の曲ですから」と演技しまくる。
なんだこれ?
もつれるふたりの女の間に、ひとりの男が登場、3人の恋模様が、それぞれ別の糸で編まれたひとつの歌になるのだが。
田坂さんは「どーん!」としてるし、塚本さんは「苦苦苦……」と眉間に縦皺刻んでるし、真ん中の色男・田中くんは……たぶんふつうに歌っていたんだろう、特になにも思わず……ていうかごめん、「けっこうかわいい」と思ったことはおぼえてるが、それ以外見てるヒマがなかった、ふたりの女の子に夢中で!(笑)
いやあ、いいわー。
3人ともばっらばらで、面白かった!!
特に塚本さん。
あんなに美人なのに、あのぶっとばし方は実に素晴らしい。
お芝居観てみたいわー。
「エル・アモール」は別に大ウケさせる曲ではないと思うんだけど、単にわたしのツボにはまったのよねえ。
おかげで、演出的には次からが本命なのに、直後のハーバートさんのソロ「愛の歌」はさらりと聴き終えてしまった。
ハーバートさんはクラシック・ヴォーカルでもソロ1曲歌ってるし、歌えてきれいなお嬢さん、とインプット済みだし。
オペレッタ曲を歌っているときほど、ぷるぷる震えてなかったし。
ここでちょっと気持ちを落ち着けて、次のバトラー船長に備えましょうか。
文化祭プログラムの真のクライマックス、男役のソロ曲。
劇団はいつだってショースターを求めている。
舞台にひとりで立ち、男役として歌い、場を沸かせることの出来るスターを。
登場したのは、山川くん。
あ、なんとなく目についていた美形くんだ!!
歌うは「さよならは夕映えの中で」、男の中の男、バトラー船長の歌!
かっこいーー。
ちゃんと男役してる。
聴かせるまでには至ってないけれど、歌えてる。文化祭だもの、これだけ歌えれば十分。
身長もあるみたいだし(1列目からじゃわかりません)、かっこいいし、歌えるし、となったらこれすごいわくわくするスターさんの登場では?
正攻法にソロ曲で盛り上げた後は、にぎやかなフィナーレ!
オブリガートはハーバートさんと、……羽田さんだよ、「ヴィエント…」の!
ふたりが対の位置にいる、画面がまたすごい……頭身の差……(笑)。
羽田さんの迫力に視線が吸い込まれる……はっ、他のみんなも見なきゃ、全員が順番に最前列にくるよう、歌い踊りながら順番に回っている。
あー、やっぱ山川くん好きだな、あの顔、あの笑顔。
と思っていたら、幕が下りました。
第1部終了。
第1部の感想だけで5日分って、どんだけかかるんや……って、まあ、どうせダンスの感想はなにもろくに書けないから、歌と芝居に欄を取ってもいっか。
続く。
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