ふろいで、しぇーねる げってるふんけん
2002年11月26日 その他 あらっちはノリノリだ、『一万人の第九』。
昨日の月曜日、『一万人の第九』の最後の練習日だった。きんどーさんはお休み。雨天だからじゃないかと、わたしは推測する(笑)。
だもんで、わたしとあらっちのふたりきり。
練習の前半はわたし、後ろの席の学生さんの歌声が気になっていまひとつ集中できなかったんだ。
というのも、となりにいるあらっちの歌声と、わたしの後ろにいる学生さんの歌声の、音が微妙にチガウからだ。
ど、どっちが正しいの?!
いやもちろん、あらっちと見知らぬ学生さんなら、あらっちの音の方を信頼するよ。彼女が歌うまいの知ってるし。
でも、わたしは周りの音に左右される。自分では楽譜通りの音なんて出せない。つーか楽譜なんざ読めん。そんなわたしのそばでチガウ音を出されたら、それだけで混乱するのよ。
幸いなことに学生さんは、グループそろってこっそり早退してしまった。
だから後半は安定。
あらっちの歌声をガイドに、集中して歌うことができた。
しかもあらっち、ノリノリだし。
いつもより声出てるよ?
わたしもつられて、ノリがよくなる。
とても気持ちよく歌えた。
第九を歌っているとき、時折「電流が走る」ことがある。ゾクゾクッと背筋を走るものがある。
それは毎回チガウところで起こるし、いつ起こるとも限らない。
が、さすがは最終練習日。
キました、今回は。
知識のないわたしはどこの箇所、と名指しできないが……「あーねすと どぅー でん しぇっふぇる、べぇると?」のとこ。
アホウなヅカファンのわたしにとって、「げぷりゅーふと いむ とーと」は「ふふっ、トートですって。ああ、寿美礼ちゃん素敵だったなー」だし、「あーねすと」というと『アリスの招待状』のタカネくんのことしか思い出さないんですが。
それでも今回は「あーねすと」でキたなあ。
ぞくぞくぞくっ。
「ふぉる ごっと」とか「べぇると」って言葉はほんと、盛り上げてくれるよなあ。
んで、今日火曜日は、佐渡裕先生の特別レッスン日。
わたしったらまた遅刻して行きました。
つーのも、道に迷ってな。
1年前に1度行っただけの場所だったから。なのに、一度行ってるからって、地図も持たず、場所の正式名称すら知らずに行ったのよ。
……迷ったわ。
ひとに聞いても、「知らない」「わからない」ばかりだし、正式名称知らないのがまた、運の尽き。
ぜんぜん関係ない、仕事中のWHITEちゃんに電話でSOS出した。たしか昔、彼女とそこの前を通ったことがあった。つーことは、彼女はあの場所を知っている! と。……おかげで、発声練習には間に合わなかったけど、ちゃんと佐渡先生のレッスンには間に合ったわ。
んでもって今日は、最後の「ふろいで」でキました。
ぞくぞくぞくっ、とな。
「多少、音なんかハズれてもいい。『ふろいで』は叫べ」みたいなことをえんえん言われていたせいか。
最後の最後、大音響だったぞ、「ふろいで」。
この間、ミジンコくんに会ったとき、第九の話になった。『一万人の第九』に参加するのに5000円くらいかかるって言ったら(正確には4000円。でもこのときはよくおぼえてなかったんで、5000円くらい、と言った)、
「ええっ? 5000円も出してわざわざ歌いに行ってるの? 交通費まで自分で出して??」
と、驚愕されてしまった。
おどろかれたことに、おどろいた。
わたしにとっては、あのイベントに参加できるなら5000円+交通費なんか安いものだ。つーか、たった5000円だなんて安いわ、わたしも参加したい、と誰もが言うものだと思っていた。
そっかあ、価値観ってのはほんと、ちがうもんなんだよなあ。
いや、「他人もこう思うに違いない」なんて、狭量きわまりない考えだと思ってはいるが、それでもアサハカなわたしは無意識にそう思っていたから、おどろいちゃったのさ。
あれだけレッスンしてもらって、イベントを企画運営してもらって、それで4000円。
ぜんぜん安いと思うけどなー。つーか、営利目的じゃないだろ、このイベント。
宣伝目的ってことで、利潤度外視でやってんじゃないの、サントリー。
なんといっても。
背筋に電流の走る瞬間を、経験できるのだから、それだけで4000円なんて、安すぎるもんだよ。
わたしにとって。
ふつーに生きていて、自分のいる場所で電流走ることなんか、どれほどあるよ?
そして、あらっちは今日もノリノリ。
「佐渡先生とお話ししたい」
と、興奮気味に繰り返す。
「ああいう人、好き」
と。
無理です。
わたしたちは1万人のひとり。彼からすれば、ゴマ粒です。個別認識なんざあり得ない。
ごはんしてお茶して、ハシゴして喋り倒していたんだけど、
「もしこの席に佐渡さんがいたとしたら、なにを話すかしら」
と、あらっちの妄想は止まらない。
「世界の佐渡裕だもんね、緊張して話せないよー。ああでも、きっとふつーの話をしてくれそう」
恋するヲトメのように頬染めて、興奮して語るあらっち。
かわいいなあ(笑)。
「佐渡先生って、オーラがちがうよね。見ていて圧倒される。ああいう生きるオーラの強い人と話したら、こっちもなんか変われそうな気がする。がんばろうっていうか」
無意識だろうね、握った拳がいいの。
あらっちはほんと、性格のいいおねえさん。人の善さが顔や雰囲気に現れている。のほほんとした、癒し系。
彼女がこんなふうに強く語るのはめずらしい。
そして彼女はけっこーマジに言う。
「佐渡先生と合コンしたいなぁ」
って、合コンかいっ?!
その発想の柔軟さっちゅーか低俗さにウケました、わたし(笑)。
(注・佐渡先生はぴちぴちの41才、既婚者です)
☆
ところで、遅くに帰宅したところ、我が家のガスが死んでいました。
キッチン死亡、お風呂も死亡、そしてわたしの家の暖房器具はすべてガス使用なのです。
さむい……。
なにが起こったんだ、わたしのいない間に??
深夜ゆえ、問い合わせもできないし。
仕方なく、まだ今年は使っていなかった電気毛布を出してくるまりました。
我が家はすべてフローリング、畳も絨毯も1枚もないのよ。底冷えするのよ。凍えるのよ。
なにもできず、する気にもなれずに布団の中……。
昨日の月曜日、『一万人の第九』の最後の練習日だった。きんどーさんはお休み。雨天だからじゃないかと、わたしは推測する(笑)。
だもんで、わたしとあらっちのふたりきり。
練習の前半はわたし、後ろの席の学生さんの歌声が気になっていまひとつ集中できなかったんだ。
というのも、となりにいるあらっちの歌声と、わたしの後ろにいる学生さんの歌声の、音が微妙にチガウからだ。
ど、どっちが正しいの?!
いやもちろん、あらっちと見知らぬ学生さんなら、あらっちの音の方を信頼するよ。彼女が歌うまいの知ってるし。
でも、わたしは周りの音に左右される。自分では楽譜通りの音なんて出せない。つーか楽譜なんざ読めん。そんなわたしのそばでチガウ音を出されたら、それだけで混乱するのよ。
幸いなことに学生さんは、グループそろってこっそり早退してしまった。
だから後半は安定。
あらっちの歌声をガイドに、集中して歌うことができた。
しかもあらっち、ノリノリだし。
いつもより声出てるよ?
わたしもつられて、ノリがよくなる。
とても気持ちよく歌えた。
第九を歌っているとき、時折「電流が走る」ことがある。ゾクゾクッと背筋を走るものがある。
それは毎回チガウところで起こるし、いつ起こるとも限らない。
が、さすがは最終練習日。
キました、今回は。
知識のないわたしはどこの箇所、と名指しできないが……「あーねすと どぅー でん しぇっふぇる、べぇると?」のとこ。
アホウなヅカファンのわたしにとって、「げぷりゅーふと いむ とーと」は「ふふっ、トートですって。ああ、寿美礼ちゃん素敵だったなー」だし、「あーねすと」というと『アリスの招待状』のタカネくんのことしか思い出さないんですが。
それでも今回は「あーねすと」でキたなあ。
ぞくぞくぞくっ。
「ふぉる ごっと」とか「べぇると」って言葉はほんと、盛り上げてくれるよなあ。
んで、今日火曜日は、佐渡裕先生の特別レッスン日。
わたしったらまた遅刻して行きました。
つーのも、道に迷ってな。
1年前に1度行っただけの場所だったから。なのに、一度行ってるからって、地図も持たず、場所の正式名称すら知らずに行ったのよ。
……迷ったわ。
ひとに聞いても、「知らない」「わからない」ばかりだし、正式名称知らないのがまた、運の尽き。
ぜんぜん関係ない、仕事中のWHITEちゃんに電話でSOS出した。たしか昔、彼女とそこの前を通ったことがあった。つーことは、彼女はあの場所を知っている! と。……おかげで、発声練習には間に合わなかったけど、ちゃんと佐渡先生のレッスンには間に合ったわ。
んでもって今日は、最後の「ふろいで」でキました。
ぞくぞくぞくっ、とな。
「多少、音なんかハズれてもいい。『ふろいで』は叫べ」みたいなことをえんえん言われていたせいか。
最後の最後、大音響だったぞ、「ふろいで」。
この間、ミジンコくんに会ったとき、第九の話になった。『一万人の第九』に参加するのに5000円くらいかかるって言ったら(正確には4000円。でもこのときはよくおぼえてなかったんで、5000円くらい、と言った)、
「ええっ? 5000円も出してわざわざ歌いに行ってるの? 交通費まで自分で出して??」
と、驚愕されてしまった。
おどろかれたことに、おどろいた。
わたしにとっては、あのイベントに参加できるなら5000円+交通費なんか安いものだ。つーか、たった5000円だなんて安いわ、わたしも参加したい、と誰もが言うものだと思っていた。
そっかあ、価値観ってのはほんと、ちがうもんなんだよなあ。
いや、「他人もこう思うに違いない」なんて、狭量きわまりない考えだと思ってはいるが、それでもアサハカなわたしは無意識にそう思っていたから、おどろいちゃったのさ。
あれだけレッスンしてもらって、イベントを企画運営してもらって、それで4000円。
ぜんぜん安いと思うけどなー。つーか、営利目的じゃないだろ、このイベント。
宣伝目的ってことで、利潤度外視でやってんじゃないの、サントリー。
なんといっても。
背筋に電流の走る瞬間を、経験できるのだから、それだけで4000円なんて、安すぎるもんだよ。
わたしにとって。
ふつーに生きていて、自分のいる場所で電流走ることなんか、どれほどあるよ?
そして、あらっちは今日もノリノリ。
「佐渡先生とお話ししたい」
と、興奮気味に繰り返す。
「ああいう人、好き」
と。
無理です。
わたしたちは1万人のひとり。彼からすれば、ゴマ粒です。個別認識なんざあり得ない。
ごはんしてお茶して、ハシゴして喋り倒していたんだけど、
「もしこの席に佐渡さんがいたとしたら、なにを話すかしら」
と、あらっちの妄想は止まらない。
「世界の佐渡裕だもんね、緊張して話せないよー。ああでも、きっとふつーの話をしてくれそう」
恋するヲトメのように頬染めて、興奮して語るあらっち。
かわいいなあ(笑)。
「佐渡先生って、オーラがちがうよね。見ていて圧倒される。ああいう生きるオーラの強い人と話したら、こっちもなんか変われそうな気がする。がんばろうっていうか」
無意識だろうね、握った拳がいいの。
あらっちはほんと、性格のいいおねえさん。人の善さが顔や雰囲気に現れている。のほほんとした、癒し系。
彼女がこんなふうに強く語るのはめずらしい。
そして彼女はけっこーマジに言う。
「佐渡先生と合コンしたいなぁ」
って、合コンかいっ?!
その発想の柔軟さっちゅーか低俗さにウケました、わたし(笑)。
(注・佐渡先生はぴちぴちの41才、既婚者です)
☆
ところで、遅くに帰宅したところ、我が家のガスが死んでいました。
キッチン死亡、お風呂も死亡、そしてわたしの家の暖房器具はすべてガス使用なのです。
さむい……。
なにが起こったんだ、わたしのいない間に??
深夜ゆえ、問い合わせもできないし。
仕方なく、まだ今年は使っていなかった電気毛布を出してくるまりました。
我が家はすべてフローリング、畳も絨毯も1枚もないのよ。底冷えするのよ。凍えるのよ。
なにもできず、する気にもなれずに布団の中……。
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