きっとわたしも、あなたに会いたいと思うよ。@檀れいミュージック・サロン
2005年4月8日 タカラヅカ 今さら過ぎて、書くのもなんだし、書きたかったことも忘却の彼方だが、書く予定だったから、こーやって1日分欄を空けてあったわけだし、やっぱし少しだけ書いておくかー。
檀れいミュージック・サロン『DAN-ke schon!』のこと。
わたしは、カエルの水兵さんと一緒に行った。
2004年12月26日、東京宝塚劇場であのひとを見送ったとき、ずっと握ってたFROG STYLEのぬいぐるみだ。(2004年12月27日の日記参照)
わたしのドルチェ・ヴィータ、麗しの檀ちゃんを見つめるために。
カエルの水兵さんを連れて行った段階で、わたしの覚悟がわかろーというもの。
ええ、ミュージック・サロンがはじまるやいなや、1曲目から、全開で泣いてました。
たとえ曲がJポップス……ありていに言えば懐メロであったとしても、関係ない。
退団を決意し、ソレが決まってしまった美しい人が、きらきらきらきらしながら舞台にいる、それだけで泣けて泣けて仕方ないんだ。
うわあああ、檀ちゃんきれーだー。きれーだよー、うれしいよお、きれいってのはなんでこんなにすごいことなんだろう、きれいできれいで、せつなくて仕方ない。
大好きな人が、いるべき場所で、しあわせそうに輝いている。
……それはこんなに、うれしいことだ。泣けて泣けて仕方ないことだ。
カエルの水兵さんを握りしめながら、思ったさ。
いきなり温泉芸者風ではじまるあたり、石田めっ! とは思ったけどな。
この人、どーしてこういうはじまり方が好きなんだろう。
昔、『ライト&シャドウ』っちゅー作品でもコレ、やりやがったのよねえ。
ガンガンにロックなイントロで、民謡ショーはじめやがったんだわ……うわー、あのときのままかい。
まあ、檀ちゃんの襟足が間近で見られたからよかったけど。いなせな和装姿で、客席練り歩いてくれたんだもんよ。わたしの席の前で一瞬立ち止まって歌ってくれて、生唾もんでした。はい。
てゆーか。
触りたい……。はっ、心の声がこんなところに漏れてしまったわっ。
和服あり、ドレスあり、チャイナドレスあり、男装あり。檀ちゃん七変化、自由自在。
かっこよくて、かわいい女性だと思う。
「檀れい」という人を最初に見たのは、バウホール公演『イカロス』でだったと思う。かっしーの相手役、そしてケロの妻。
そのときは、とくになんとも思わず。「組替えで来た人ね、きれーねー。ふーん」程度。
次に見たのが、大劇場公演『浅茅が宿』新人公演。組替えしてきて即主役。
この人、すごいかも? と思ったのは、この新公でとんでもねーハプニングが起こったんだ。
落雷で、舞台が中断しちゃったの。
舞台は進行しているのに、マイクが入らない。照明とか変になってる。
どーなるんだヲイ、と思っていたら、幕が下りてしまった。
途中だよ? たった一度の新人公演の途中。まさかの中断。
何分後だったかな。また幕が開いて、中断した場の最初から上演しなおしになったんだけど。
初の組替え、新公初主演、しかも自分が出ている場で中断、というコンボが決まっていたにも関わらず、このヒロインはふつーに舞台を務め上げたのだわ。
うまい下手なんか、わかんねー。ただ、舞台度胸に感心した。
どーやら雪組には、新公主役をしに来ただけだったらしい。すぐに月組へお嫁入り。
彼女と前後してわたしのダーリンも嫁入り……あっ、チガウか、組替えしたんで、また同じ組の人になる(このへんわたしゃ雪担でありながら月担にもなっていた)。
最初に夫婦役やったのもなにかの縁だよなー。組替え先に戻ってくるなんてなー。
月組時代は、あまりに下手なんで、ちと辟易してもいたよ(笑)。きれーだからいいけど、けっこー芝居やシーンをぶちこわしてくれるよなー、と。
でもその美しさと毒にヤラレていた。
『BMB』の赤い花役で、ずきゅんと胸を撃ち抜かれた。
降参です、美しいものは正しい。
そんな、今までの思い出を噛みしめつつ。
念願の男役(多分にナンチャッテ風味)も堪能したさ。
ほんものの男役じゃなく、女の子がわざとかっこつけている風、なのがまたヨイのだ。
……本気の男役も見てみたかったけどなー(笑)。
嶺恵斗くんのヘタレ具合も相まって(3月25日の日記参照)、途中から涙より笑いの方が多くなったけど、ラストでやっぱりどーんと泣かせてくれた。
アンコール曲は河村隆一作『あなたに会いたい』……タイトルだけですでに泣きました(笑)。
だってさ、別れの曲だよ? 別れる曲なのに、「あなたに会いたい」だよ?
矛盾してんじゃん。会いたいなら、別れるなよ。ここにいろよ。どこにも行くなよ。
……わかってるよ。これから「別れる」からこそ、また「会いたい」んだよ。ずっと一緒にいたら、「会いたい」なんて思わないさ。
「会いたい」と思えるのは、そばにいないからさ。
孤独だと思うのは、幸福を知っているからだよ。
さみしいと思うのは、幸福を知っているからだよ。
痛いと思うのは、幸福を知っているからだよ。
「あなたに会いたい」……そう思えるのは、あなたと出会い、そして今は別のところにいるから。会えないから。
幸福だった。
幸福、だった、から。
……「会いたい」という、別れの曲。
前を向いて歩いていく女の子の歌。
んなこと言われたら泣くだろう! さめざめ。
ミュージック・サロンが終わったあと、チェリさんだったかな、「結局タカラヅカの曲はほとんどやらなかったですね」と言っていたので、わたしはこう答えた。
「それはサヨナラショーでやるんじゃない?」
ケロちゃんはディナーショーがいわばサヨナラショーだったけど、檀ちゃんはチガウ。本舞台でのサヨナラショーが待っている。
このミュージック・サロンは、あくまでも檀ちゃんと、檀ちゃんのファンのためのサービス・ステージだ。タカラヅカの娘役「檀れいというファンタジー」を、一緒にたのしみましょう、というコンセプトだ。
サヨナラショーじゃない。
……本番のサヨナラショー、キツイだろーなー……。お笑い路線だったミュージック・サロンでさえこれだけ泣いたんだから……。
また、カエルの水兵さんと一緒に行こう(笑)。
あ、これはメモとして。
ミュージック・サロンは、ディナーショーより狭い会場で開催された。
狭いのは、いい。そのぶんステージが近いから。
ただ。
スタッフのサービスは、悪かった。
仮にもホテルのディナーなのに、給仕の数がまったく足りていない。飲み物ひとつオーダーできねーのよ。誰もいないんだもん。
ディナーショーのときは、グラスが乾く暇がなかったんだがな。次から次へと「お飲物はいかがでしょうか」って言ってきて。
もともとメニューのレベルも低いのに、サービスまで低くなって、それでも値段は23000円……。
高っ。
檀れいミュージック・サロン『DAN-ke schon!』のこと。
わたしは、カエルの水兵さんと一緒に行った。
2004年12月26日、東京宝塚劇場であのひとを見送ったとき、ずっと握ってたFROG STYLEのぬいぐるみだ。(2004年12月27日の日記参照)
わたしのドルチェ・ヴィータ、麗しの檀ちゃんを見つめるために。
カエルの水兵さんを連れて行った段階で、わたしの覚悟がわかろーというもの。
ええ、ミュージック・サロンがはじまるやいなや、1曲目から、全開で泣いてました。
たとえ曲がJポップス……ありていに言えば懐メロであったとしても、関係ない。
退団を決意し、ソレが決まってしまった美しい人が、きらきらきらきらしながら舞台にいる、それだけで泣けて泣けて仕方ないんだ。
うわあああ、檀ちゃんきれーだー。きれーだよー、うれしいよお、きれいってのはなんでこんなにすごいことなんだろう、きれいできれいで、せつなくて仕方ない。
大好きな人が、いるべき場所で、しあわせそうに輝いている。
……それはこんなに、うれしいことだ。泣けて泣けて仕方ないことだ。
カエルの水兵さんを握りしめながら、思ったさ。
いきなり温泉芸者風ではじまるあたり、石田めっ! とは思ったけどな。
この人、どーしてこういうはじまり方が好きなんだろう。
昔、『ライト&シャドウ』っちゅー作品でもコレ、やりやがったのよねえ。
ガンガンにロックなイントロで、民謡ショーはじめやがったんだわ……うわー、あのときのままかい。
まあ、檀ちゃんの襟足が間近で見られたからよかったけど。いなせな和装姿で、客席練り歩いてくれたんだもんよ。わたしの席の前で一瞬立ち止まって歌ってくれて、生唾もんでした。はい。
てゆーか。
触りたい……。はっ、心の声がこんなところに漏れてしまったわっ。
和服あり、ドレスあり、チャイナドレスあり、男装あり。檀ちゃん七変化、自由自在。
かっこよくて、かわいい女性だと思う。
「檀れい」という人を最初に見たのは、バウホール公演『イカロス』でだったと思う。かっしーの相手役、そしてケロの妻。
そのときは、とくになんとも思わず。「組替えで来た人ね、きれーねー。ふーん」程度。
次に見たのが、大劇場公演『浅茅が宿』新人公演。組替えしてきて即主役。
この人、すごいかも? と思ったのは、この新公でとんでもねーハプニングが起こったんだ。
落雷で、舞台が中断しちゃったの。
舞台は進行しているのに、マイクが入らない。照明とか変になってる。
どーなるんだヲイ、と思っていたら、幕が下りてしまった。
途中だよ? たった一度の新人公演の途中。まさかの中断。
何分後だったかな。また幕が開いて、中断した場の最初から上演しなおしになったんだけど。
初の組替え、新公初主演、しかも自分が出ている場で中断、というコンボが決まっていたにも関わらず、このヒロインはふつーに舞台を務め上げたのだわ。
うまい下手なんか、わかんねー。ただ、舞台度胸に感心した。
どーやら雪組には、新公主役をしに来ただけだったらしい。すぐに月組へお嫁入り。
彼女と前後してわたしのダーリンも嫁入り……あっ、チガウか、組替えしたんで、また同じ組の人になる(このへんわたしゃ雪担でありながら月担にもなっていた)。
最初に夫婦役やったのもなにかの縁だよなー。組替え先に戻ってくるなんてなー。
月組時代は、あまりに下手なんで、ちと辟易してもいたよ(笑)。きれーだからいいけど、けっこー芝居やシーンをぶちこわしてくれるよなー、と。
でもその美しさと毒にヤラレていた。
『BMB』の赤い花役で、ずきゅんと胸を撃ち抜かれた。
降参です、美しいものは正しい。
そんな、今までの思い出を噛みしめつつ。
念願の男役(多分にナンチャッテ風味)も堪能したさ。
ほんものの男役じゃなく、女の子がわざとかっこつけている風、なのがまたヨイのだ。
……本気の男役も見てみたかったけどなー(笑)。
嶺恵斗くんのヘタレ具合も相まって(3月25日の日記参照)、途中から涙より笑いの方が多くなったけど、ラストでやっぱりどーんと泣かせてくれた。
アンコール曲は河村隆一作『あなたに会いたい』……タイトルだけですでに泣きました(笑)。
だってさ、別れの曲だよ? 別れる曲なのに、「あなたに会いたい」だよ?
矛盾してんじゃん。会いたいなら、別れるなよ。ここにいろよ。どこにも行くなよ。
……わかってるよ。これから「別れる」からこそ、また「会いたい」んだよ。ずっと一緒にいたら、「会いたい」なんて思わないさ。
「会いたい」と思えるのは、そばにいないからさ。
孤独だと思うのは、幸福を知っているからだよ。
さみしいと思うのは、幸福を知っているからだよ。
痛いと思うのは、幸福を知っているからだよ。
「あなたに会いたい」……そう思えるのは、あなたと出会い、そして今は別のところにいるから。会えないから。
幸福だった。
幸福、だった、から。
……「会いたい」という、別れの曲。
前を向いて歩いていく女の子の歌。
んなこと言われたら泣くだろう! さめざめ。
ミュージック・サロンが終わったあと、チェリさんだったかな、「結局タカラヅカの曲はほとんどやらなかったですね」と言っていたので、わたしはこう答えた。
「それはサヨナラショーでやるんじゃない?」
ケロちゃんはディナーショーがいわばサヨナラショーだったけど、檀ちゃんはチガウ。本舞台でのサヨナラショーが待っている。
このミュージック・サロンは、あくまでも檀ちゃんと、檀ちゃんのファンのためのサービス・ステージだ。タカラヅカの娘役「檀れいというファンタジー」を、一緒にたのしみましょう、というコンセプトだ。
サヨナラショーじゃない。
……本番のサヨナラショー、キツイだろーなー……。お笑い路線だったミュージック・サロンでさえこれだけ泣いたんだから……。
また、カエルの水兵さんと一緒に行こう(笑)。
あ、これはメモとして。
ミュージック・サロンは、ディナーショーより狭い会場で開催された。
狭いのは、いい。そのぶんステージが近いから。
ただ。
スタッフのサービスは、悪かった。
仮にもホテルのディナーなのに、給仕の数がまったく足りていない。飲み物ひとつオーダーできねーのよ。誰もいないんだもん。
ディナーショーのときは、グラスが乾く暇がなかったんだがな。次から次へと「お飲物はいかがでしょうか」って言ってきて。
もともとメニューのレベルも低いのに、サービスまで低くなって、それでも値段は23000円……。
高っ。
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