えー、『さすらいの果てに』を観てきました。
 くわしい話はまた後日書きますが、今はとにかく叫びたい。

 抱腹絶倒。

 笑えます。心の底から笑えます。5分に1回脚本にツッコミ入れられます。

 作品は、ぶっ壊れてます。
 潔いです。
 整合性とか、リアリティとか、辻褄とか、なにもありません。
 ここまでくると、爆笑必至。

 最近の作品で、コレに一番近いテイストなのが『天の鼓』です。あれくらい、ぶっ壊れてます。
 『天の鼓』を観て、「なによこの駄作!」と怒った人には向きません。「おもしろい、おもしろすぎるぞ『天の鼓』!!」と大笑いした人なら、今すぐバウホールへGO!! 

 気持ちよく大爆笑できます。……あ、いちおーシリアス作品らしいので、笑うときは声を殺してくださいね。

 
 以下、とにかく羅列しておく。詳しいことはまた後日。
 ……幕間にしろ、終演後にしろ、これほど感想を語り合いたくなる作品も稀だ。わたしと友人たち総勢7人は、ものすげー勢いで喋りまくった。
 突っ込まずにはいられない、トンデモ作品だ。

 
・主な登場人物
  ジェフリー少尉@いっぽくん。……多重人格のイギリス軍少尉。きれい。でも薄い。たぶん主役。
  エレノア@涼花リサちゃん。……きれい。かわいい。ジェフリーの恋人らしい。ひょっとしたらヒロイン。ジェフリーにはよく忘れられる。
  エドウィン中尉@かなめくん。……ジェフリーの上官。美形。たぶん、ヒロイン。
  クレイトン大尉@オヅキ。……被害者。

・いっぽくん、バウ主演作多いのに、1本もまともな作品がなくて気の毒……。
・てゆーか、薄い……薄いよいっぽくん……。
・なにはともあれ凰稀かなめ。ジェフリーの愛は君のもの、その全開の美貌と色気、そしてモミアゲに乾杯☆
・オヅキ、美男子修行中。
・主人公はかなり電波系。宇宙と交信していても不思議はない。
・イギリス軍には、バカしかいない。
・その筆頭がウィリアム軍曹@谷みずせかもしれない。
・でも谷みずせ、きれいだ(笑)。
・ドリフ的コント多数。観客のツッコミ待ち。
・純矢ちとせ、無駄に濃い(笑)。
・ところでコレ、ミュージカルじゃないよね?(笑)
・1幕の終わりの意味不明さ。「砂漠で巡りあった男」って、誰のことですか? エレノアにとって。エドウィンにとって。クレイトンにとって。エドウィンの恋人さんにとって。
・ジェフリーひとりが歌っちゃ、場が持たなかったのか。
・戦死広報、てきとー過ぎ。世界は広い。同姓同名はいくらでもいる、らしいぞ。(例『それでも船は行く』)
・あの看護婦、なんなんですか? 『ホップスコッチ』でいうところのルーシー? 駄作感を盛り上げる不要キャラの独壇場。
・あ、看護婦役のお嬢さんは、かわいいし、うまかったっすよ。役が不要なだけ。
・死んだあと、元気にベッドを飛び降りてハケていく某被害者。
・ふたりの汝鳥伶様は、どうやら別人らしい。
・とりあえず、この主人公、人格壊れすぎ。絶対、友だちになりたくない(笑)。
・壮くんが何度も何度も何度も歌うテーマソング?に注目。「〜〜きたずー、〜〜きたずー♪」……きたず? なんだろ? わたしの知らない言語かしら。
・フィナーレでかなめとオヅキが歌う。「〜〜来たはずー、〜〜来たはずー♪」
・壮くん、「来たはず」って歌ってたんだ!!(愕然)
・早急に、「H」の発音が出来るようになってください、壮いっぽくん!
・客席が笑いにつつまれる主人公とその恋人の、感動の再会。
・作品はめちゃくちゃだが、とりあえずフィナーレはいい。

 てゆーか、ツッコミどころがありすぎて、忘れた(笑)。

 
 とにかく、マジでおもしろいです、『さすらいの果てに』。
 中村A作品だから観るのやめよう、と思っている人も是非一度ごらんあれ。
 最近の中村A作品の中でも、最悪ランクの駄作です。つまり、最強!

 めちゃくちゃおもしろい。
 行き過ぎた悲劇は、すでに喜劇。
 退屈なだけの平均点作品より、100倍おもしろいので、興行価値があります。

 なにより、キャストはとても美しいぞ!

 1回でいいや、と思ってたけど、あまりにおもしろかったので、また観たくなった。


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