今のタカラヅカ、感想は溜めちゃいかんね。
 「発表」があったあとでは、「観劇」したときの感想が変化してしまう。そのままを書けなくなってしまう。

 『TCAスペシャル2006 ワンダフル・ドリーマーズ〜人は夢見る〜』の感想を、わたしはいつものよーにミニパソにちんたら書いていた。あくまでも下書きだ。てきとーに散漫に、オチもつけずにだらだら書いていたりする。曲名とか曲順とか個人名とか確認が必要なことでもてきとーに書いたりとばしたり、あとでリライトするんだからいいや、と気軽に打ち込んでいる。
 結局ブログにUPしない文章もいろいろある。内容が適さないとかタイミングを逸したとか。まぁ理由もさまざま。
 ……『TCAスペシャル2006』の感想も、ミニパソの中に断片がいろいろ入っていたんだが。

 かしちゃんの発表のあとでは、文章ののーてんきさに泣けてくる。

 わたしは、未来を信じていたんだ。
 かしちゃんとるいるいと、新生宙組の未来を。

 未来が断ち切られたあとでは、夢見ていたことがみな虚しくなる。

 以下は、発表より前にミニパソに打ち込んであったテキスト。いちお、下書きでもタグまで入れてあるんだ(笑)。タグ込みで文章考えるから。
 

 冒頭のMCは、トップ4人+トド。
 なんか、すごい並びだ……。
 この中で、あさこちゃん以外はみーんな雪組の舞台に立っていた人たちなんだ。
 かしちゃん、コムちゃん、トド、そしてワタルくん。そうさ、あの『パッサージュ』の中心メンバーだよ! あそこから、ここまで来たんだ……。
 なんか、感慨深い。
 瀬奈あさこちゃん(トドの呼び方)は「次のシーンの準備」とやらですぐに退場してしまったので、とくに「雪組」という感じがして、なつかしかった。
 もっとも、ステージ上の4人は、「パッパラー」を踊れるかどうか、『華麗なる千拍子』に出演していたかいないかで、ワタルひとり「踊れません、出てません」てことで笑いを取っていたけど。
 『月夜歌聲』『パッサージュ』『風と共に去りぬ』と3本立て続けに雪組に出演していたワタルくんは、「当時雪組でした」でも、わたし的にはなんの不思議もない(笑)。
 やっぱり「雪組」は、わたしにとって特別な組だなあ、としみじみ思う。

 さて、その雪組だけど。
 1幕の雪組中心シーンにて、わたしとサトリちゃんはほぼ同時に、驚きを口にしていた。

「ハマコがいない」

 いると信じ切っていたから。
 出演者を確認してもいなかった。
 えええ、ハマコ大先生がいない舞台なんて! いやその、あの人も微妙路線な人なんで、TCAにはいたりいなかったりするんだけど。なんか、いつも「いる」っていう思いこみがあるんだよな。

 歌うコムちゃんの後ろで、水まーがこれまたすばらしいダンスを披露してくれていて、眼福でした。あああ水くんかっこいー。最後に観た水くんがオカマ@オスカルだったりしたもんだから、オトコマエな水くんに胸が熱くなります。
 そして、これまた雪組にいなくてはおかしい……かしげちゃんは、そんなことを吹き飛ばすかのよーに、宙組ではじけていました。

 博多座でお披露目をしたとはいえ、本拠地で宙組の組子として、トップスターとして舞台に立つのははじめて。
 そうさ、トップスターかしちゃんを見ることにこだわるからこそ、TCAだって初日狙いさ。

 タニ、らんとむ、みっちゃん、ともちと揃うのもはじめて。
 なんかものすげー不思議な並び。それでもいつもと変わらず、いやいつも以上に?タニちゃんは大暴れしているし、きっとこのメンバーでうまくやっていけるだろう。

 かしちゃんは、ものすげートバしていた。

 気合い入りまくり!!
 なんだよ、エネルギー放出することできるんじゃん! 雪にいたときに感じなかった熱を、新たに放っている。そうか、これがトップスターということか。
 かしちゃんが歌う「いかにもタカラヅカ」な歌と歌い方が、ダイスキだ。安心感と郷愁を感じる。

 トップコンビシャッフルの『ME AND MY GIRL』も、かなみちゃんとふたりして目を曲がった一本線にして、全開で笑っているのが、かわいくてかわいくて。

 なんかとっても雪組中心で観てるよなあ、わたし。
 いや、かつて雪だったものも含めての雪組中心かな。

 かつて雪だったといえばこの人……と、以下はトドロキ語りに入る。こっちはリライトして4日欄にUPした。

 きらきらしていたかしちゃんの感想を、過去形に書き直したくないので、このまま載せておく。


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