初日です。まだ梅田です。
 DSで書いてます。ええ、ニンテンドーDSは、モバイル端末ですよ、時代の流れってすごいなー。

 とりあえず、「海馬の帝王」には爆笑させてもらいました。
 ……笑わせてどうするんだ、小池……。

 まっつは医者です、白衣です。
 そんでもって「海馬の帝王」なんですよ……どうしよう。

 いや、わたしはいいんです、所詮ファンだから。
 ファンでない人は、どう思い、なにを感じるのだろう……。

 帰宅したらまた、改めて書きます。

 …………で、帰宅。まずスカステでNOWON見て、のけぞった(笑)。まっつ……「海馬命」って……。

 ニンテンドーDSはすげーおもちゃだと思います。タダでネットができて、ブログも更新できる。あの小さな画面で、このDIARY NOTEがふつーに表示されるんだよー。
 しかし、テキスト入力は携帯とどっこいの不便さなんだよなー。キーボードが欲しいよなー。

 さて、『MIND TRAVELLER』

 えーと。

 小池修一郎作です。

 このひとこと。
 小池作品の「お約束」全部入ってます。よくぞここまでってくらい、小池。

 はい、どっかで見た話、まんまです。

 …………小池に脚本書かせるのやめようよ、劇団…………。いい加減学習しようよ、この人、演出はできても脚本は書けないんだってば。

 えー、『LUNA』と『薔薇の封印』の役代わり公演を観たい人におすすめです!!
 ふたつの作品がまんまだったのと同じくらい、今回もまんまです。

 物語る、ことができない人なんだ、小池。
 なんとかのひとつおぼえを、永遠にやり続ける。

 テーマがたたひとつで、それを繰り返すのはかまわないの。正塚の「自分探し」や「やせ我慢の美学」だとかキムシンの「責任転嫁の罪と罰」だとか、描きたいことがまずあって、それを表現する手段としてチガウ物語を描く。「言いたいこと」はいつも同じだけど、別の物語。

 でも小池は、「言いたいこと」も別にないし、ストーリーを作る能力もない。
 同じ話をえんえん書き続け、そのたび取って付けたようなテーマをちょろっと言わせる。
 描きたいことがないなら、描かなくてもいいから。他に物語れる作家が世の中いくらでもいるから。
 せっかく演出家として非凡な人なんだから、自ら経歴に傷を付けてばかりいないで、演出に専念してくださいよ……。

 脚本はとほほだけど、過去作品と同じ話なので、過去作品がヅカ的に大丈夫だったくらいには、大丈夫なんぢゃないかと。
 過去作品がダメだった人には、同じくらいダメだと思う。

 あ、『LUNA』や『薔薇の封印』と同じなのに、ものすごーくチガウことが、ひとつだけある。

 登場人物が、地味です。

 や、同じなんだけどね。キャラクタはみんな、名前と肩書きがチガウだけで、マックスはALEXでフランシス(アンドリュー)で、リチャードはブライアンでミハイル(マイケル)なんだけどね。
 どーにもこーにも地味だから(笑)。

 ええ。

 リチャード・モリス教授@まっつったら、『LUNA』のリカちゃんで、『薔薇の封印』のさえちゃんなの!!

 インターネットで世界征服〜〜!! の、「インターネット」の部分を、「海馬」に変えてくださいませ。

 やーもー、声を殺して身じろぎせずに爆笑するの、大変だったっす……。

 出たよ、世界征服!! 世界征服狙わないと、物語書けないんだよな、小池!(笑)

 小池のアタマの中って、小学生のときのままなのかなぁ。彼が幼少期を過ごしたであろう時代の特撮ヒーロー物やロボットアニメの悪役レベルのキャラクタしか、書けないのね。
 あーもー、「世界征服!」と叫びながら幼稚園バスでも襲ってなよ……。

 おかしな機械登場もお約束。『薔薇の封印』でリカちゃんが入っていた変なカプセル、今回は「電気ビリビリ椅子」として登場。
 ショッカーだ、ショッカーのアジトだよアレ!!(笑)

 いやあ、わたしはあちこち爆笑してましたが、『LUNA』とちがって『MIND TRAVELLER』って、シリアスなんですよ。世界征服も「海馬!」「海馬!」も、電気ビリビリも、大マジにやってらっさるんです、さあ大変だ。

 とくに、2幕オープニングがすばらしくて……。

 幕間に、わたしとドリーさんはふたりしてテーブル叩かんばかりの勢いで、1幕の爆笑ポイントのおさらいをしておりました。笑いながら、ときに現実に立ち返り、脱力しながら。
「あたしたち、この作品何回観るんだっけ……?」と。

 そしてさらに。
 このうえない爆笑ネタを見つけてしまったのです。

 プログラムに、こう書いてあるんですよ。

 第2幕
第1場 海馬の悪夢
 海馬の帝王(リチャード) 未涼亜希


 海馬の帝王っ?!!

 なななななにをする気なんだ小池っ?!!
 海馬の帝王ってナニ。なんなのよおーーっ。

 しかもコロスであろう人々の名は、ニューロン。し、神経ですかっ?!! あ、念のために書いておくと「海馬」はのーみその記憶を司る器官のことね。

 神経が踊り、海馬の帝王が歌うの? ねえそうなの?!!

 いまだかつて、これほど斬新なダンスシーンがあったか?
 神経が踊って海馬が歌うのよーっ?!!

 
 や、歌いませんでした、海馬の帝王。まっつだからてっきり歌うのかと思ったけど。ダンスのみ。

 いやあ、歌、聞きたかったけどな……だって、どんな歌詞か、想像すると心奮えるもの。「海馬の帝王」の歌だよ……? 神経を従えて歌う歌よ……?

 歌わなくても。

 破壊力は、その比ではありませんでした。

 このまっつの姿、スカステで映るんでしょうか?
 えーとえーと。

 で、できれば「舞台を観た人のおたのしみ」にしておいてほしいなあ……。

 映っちゃうかな。まっつ、衣装ほとんど白衣だけだから。
 唯一の別衣装が帝王様だからな。写真とかになっちゃうんだろうな。

 いやあ、すごいです。
 その、浮きっぷり。

 現代物の芝居の中で、突然別世界のヒトが登場します。や、なにしろ「海馬の帝王」だから。

 もう、笑い死ぬかと思った……。

 オペラグラス使わずに全体を眺めていたのに、ここばかりはオペラで帝王様ガン見しちゃったよ……。

 ビバまっつ。ハラショーまっつ。

 まっつファン的には、たのしいです。

 どんなにくだらない話でも、嫌悪感がないからOK。
 わたし的には、『NEVER SAY GOODBYE』よりマシです、登場人物が狂ってない分。主役に嫌悪感がない分。(本当につらかったんだ、ジョルジュは……)
 ミュージカルとしてたのしいのもドラマティックなのも『NEVER…』だけど、「何度も観る」場合は、『MIND TRAVELLER』の方がつらくない。主役の人格ってのはそれくらい大事だ。
 でも、同じくらい「内容がない話」なら、『スカウト』の方がときめきがあったなあ……。

 出演者の話はおいおいするとして、今はまっつの話のみ。や、ファンですから。

 とりあえず、白衣のまっつを見に来てくださいよ。

 かっこいいから! 言ってることが「ショッカー」レベルであったとしても。まっつ単体はかっこいいから! まっつダイスキ。

 で、帝王様も見てやってください。
 笑うときは声を殺してね!(笑顔)


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