植爺を讃えに行って来ました。

 植田紳爾演出家50周年記念スペシャル『夢のメモランダム』−植田紳爾・魂(こころ)の軌跡−(長いよ!!)のことですわ。

 チケット暴落していたおかげで、気楽に2回観ました。『花の道』といい、このテのイベントは価格破壊が前提でいいでな、席どこでも1回観られればいいや、な人間には。ネックは値段なので(わたしはびんぼー)安ければリピートも気楽っす。
 チケット価格の目安は「OGが出るかどうか」だと思ってます。現役生だけのイベントはそこそこ価値があるんだが、OGが出るとなると一気に落ちるよねぇ。

 第一部が日本物で、祝舞と歌と、芝居『舞い込んだ神様』、植爺が家族と踊る『舞三代』。
 第二部が洋物、男役100人の黒燕尾大階段ダンス、各スター歌い継ぎとダンス、OGの歌とトーク。

 筋道立てて語るほどのものでもないんで、思いつくままに書きます。

トウコちゃん、トップ初仕事おめでとー!!
・や、力一杯ソコにこだわって観に行きましたから。トウコちゃんが星組トップとしてあすかちゃんとふたり大劇場に立つ、最初の舞台。なにがなんでも観なければ。植爺どうのはどーでもいー。
かしちゃんが、トップスターとして本拠地イベントに出演。
・や、力一杯ソコにこだわって観に行きましたから。TCAがないなら、もうコレしかないぢゃん! トップとして他組トップと並ぶかっしーはなにがなんでも観なければ。植爺どうのはどーでもいー。

・出演者、豪華過ぎ。てゆーか多すぎ。点呼を取るだけで終わってしまった。わたし的に。

・松本先生の祝舞にとなみちゃんのソロ、娘役たちのコーラス。娘たちは下手花道で3人ずつマイクを囲んで歌うのだが、これがなかなか個性の出る立ち位置だった。コーラスに徹する娘たちはマイクを丸く囲んで客席に横顔を見せているんだが、某トリオは3人とも真正面を向いていた。あのー、スタンドマイクの立場は? えーとアレって月娘?

・祝舞が終わってスター登場、『夜明けの序曲』主題歌を歌い継ぐあさこちゃん、かっしー、トウコ。
トウコ、貫禄アリ過ぎ(笑)。
・トップ初仕事という初々しさはどこにもない。「ずっとトップスターでしたが、なにか?」みたいな。いいなー、トウコちゃん(笑)。
・トウコは植爺系のハッタリ歌い上げソングも合うんだよね、声質も芸風も。いやあ、派手でうさんくさくて昭和的(つまり、タカラヅカ的)でいいわぁ。

・大階段、花道とずらりと着物+袴姿のジェンヌが並ぶ。前1列以外は学年順だから、センター近くの顔ぶれの濃さといったら(笑)。
・紋付きではない、色とりどりの着物。個性出てるよねえ。でもって、トウコちゃんとゆーひくんが、ペアルックだー! と、ひそかにウケていたのは、秘密です。(すずみんも一瞬同じテイストの着物に見えたが、ちがった。彼のはもちろん、もっと派手です・笑)
・月組の次回公演の宣伝をあさこちゃんがしているとき、他の月組メンバーだけがそれぞれの位置で会釈するのだが。そのかも、一緒に頭を下げていて、感慨深かった。そのか、月組なんだ……。
・月組合流後最初の仕事とはいえ、組関係ないイベントだから、月組のそのかに対して、まだ免疫はない。ただ、せつない。
・そのかは上手本舞台の隅っこ。かろうじて本舞台、ひとつまちがえると花道要員(笑)。
すずみんとともちの並びに萌える。ともちでかいよ、ともち! すずみんが女の子だー! カップルでもOKな映りのよさ。
・ルイスとゆーほの並びに、何故か心ときめく。
・「あの大勢口の中で、ゆーほチェックしてるんですか」とジュンタンに突っ込まれたが、みきちぐチェックしている人に言われてもな(笑)。
・いかなるときでもマチオ先輩だけは目に飛び込んでくる。
・一色瑠加氏も迷いなくチェック済みですとも。
・うきょーさん! うきょーさん!
・しいちゃんは相変わらずの立ち位置の良さ。イベントになると、ほんと美味しいよな、サトリちゃん。……あれ? なんで今日、サトリちゃんいないの?!
・Wコーラスの娘さんたちは、なんかみんな健康優良児系……?(笑)
・「あいらぶゆーらぶたからづか♪」は、ただひたすら恥ずかしい歌だ……。

・司会は何故か初風諄さん。……独特のスローテンポで、進行が遅れまくるのではないかと危惧。
・「植爺を讃える」タイトル看板が舞台上部に飾られるんだが、微妙。あれはレトロを狙って失敗したの? それともたんに素人が描いた、へたっぴレタリングの成果? 中学文化祭の生徒手書き看板のノリ。
・植爺作品のポスターが何十枚か背景に飾られていたが、つくづく、ポスターセンスがない。主要キャストが前を向いて並んでいるだけ。それが何十枚並んでるの。こわっ。
・唯一、映画ポスターを意識した『風と共に去りぬ』がきれい。そして、『パリの空よりも高く』がどれだけいいポスターかがわかる。

・植爺初演出作品『舞い込んだ神様』(1957年)は、単品としては悪くない。他愛なく、たのしい。
・デビュー作に「作家の本質が出る」と言うけれど。……ほんとに出まくっていて、苦笑した。
意味のない暴力シーン、「男が女を殴る」ところからスタート。
・殴らせなくても同じテーマは表現できるのに、とにかく暴力。女も殴り返しているが、男の方が多く殴る。
・「主役」の意味がない。「主役」を中心に物語を構成できない、展開できない。
・無意味に冗長。同じ歌をえんえんえんえん繰り返す。構成力ないのはここからなのか……。
・歌詞がチガウから2回も3回も続けるのかと思いきや、全部同じ。1番が終わったと思ったら間奏の次に2番ではなくまた同じ1番、間奏の次にまた1番……なにコレ、1番から3番まであるんじゃなくて、1番しかない短い曲なの? じゃなんで繰り返すの? 1回でええやろがっ。
・『くらわんか』の貧ちゃんの歌を、もう一度聴けるとは。花組が出演していないのが残念。あっ、らんとむがいる!!
・太郎冠者@トド様、うまい。
・女房・花子@となみちゃん、うまい。
・いやあ、華やかでいいなあ、このふたり。
・貧乏神@まやさんが、たのしい。歩く姿とかかわいすぎ。なにをしているわけでもないのに、見てしまう。
・そしておたのしみの、貧ちゃんズ@2〜3番手スターのみなさん!!
・客席から登場なんだが、マジで誰が誰だかわからん。ざんばら髪でうつむき加減、幽霊メイク。
それでも最初から、ゆーひくんだけわかったのは、愛のなせるワザでしょうか。
アゴで区別が付く、あひくんとらんとむ氏って……。
・らんとむが貧ちゃん! 八五郎さんが貧ちゃんやってますよ、みなさん!!
・幽霊メイクのせいか、顔立ちの整った人は西洋人形みたいに見えた。あひくんとらんとむ、ほんとにバタくさくてきれいや……(立派なアゴを含む)。
・タニちゃんご機嫌! すげーかわいい!
すずみさん、やりすぎ。幽霊ドーランの上、目の回り、真っ黒に塗っていて、タヌキ状態。1回目より、2回目の夜公演の方が、さらにものすごいことになっていた……アナタほんとにサービス精神の固まりねっ。愛しい。
・みっちゃん、ふつーにかわいい。
ゆーひくんは、幽霊似合う。たぶんそーゆーキャラだから。病身の剣士とかイメージだもんなー。貧ちゃんもそのノリだ。てゆーか、綺麗。
・みんなじっとしていくれないから、全員チェックできず。くやしいわ。(ゆーひさんばっかり見ているからです)

・そして、再びゆったり異時代感漂う初風諄氏の司会ののちは、第一部最大の話題シーン、植爺一家で発表会!!

 だが、ここで次の欄へ続く!


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