スポットライトをあびる人。@大和悠河お茶会。


←オリジナル(タニちゃん名前入り!)クッキーと、プログラムに添付されていたオリジナルな舞台フォト♪

 
 
 東京では「長田○子ご一行様」が大型バスで青年館に乗り付け、大変盛り上がっていたよーでうらやましいです。はぁ、まっつまっつ。(しかし全ツ組、何故にオサ様本名ご一行様バス……・笑)。
 そーゆーわたしは大阪で恒例『1万人の第九』のリハーサル。

 夜、東京ではまっつ茶が開催されていたはず。(指をくわえてまっつメイトからの報告を待っつ)
 そしてわたしは寒風吹きすさぶ宝塚ムラにて、大和悠河お茶会初参加。


 会場中央に作られた真四角のステージ。それを囲むカタチで設けられた座席。
 タニちゃんはステージの上の椅子に坐り、その姿を参加者が四方から眺めるというわけだ。えーと。こんな座席配置のお茶会はじめてだー。
 ふつーのテーブル形式よりシアター形式より、「プロレスリング観覧席」みたいなこの形式だと、すげータニちゃんが近い。
 四方に分かれているわけだから、最後列の人でもシアター形式の最後列より4倍手前の席だし、端席が存在しないようなものなので、「前方だけど端っこだったからステージが遠かった」ということもない。

 大和悠河という人を、はじめて長時間、ナマで近くでガン見した。

 いちばん記憶に残ったのは、尻だ。

 ……ご、ごめんジュンタン。爆裂タニぃファンにまず謝ってみる。

 ステージ上の椅子は360度回転するし、立っているときも四方すべてが「正面」になるよう、タニちゃんはなにかと向きを変えてくれる。
 でもどうしても、「後ろ向き」の時間が存在してしまう。ふつーのテーブル形式やシアター形式ではありえないよな。「前」が決まっている場合は絶対尻を向けたりしないものな。
 だが四面ステージではどうしても「死角」ができてしまう。
 その後ろ向きに立っている間中、わたしはタニちゃんのお尻に見とれていた。

 ちっちゃい〜〜。

 それがまた彼は、お尻のカタチや動きがまんまわかる、エロいパンツを履いていたのですよ。
 なんか、裸でいるのとあんま変わらないんぢゃ……? とゆーよーな「肉」の動きがまんま見えるパンツ。もちろん下着のラインは見えなかったわ。

 尻に釘付け。
 長い長い脚の上の、きゅっと引き締まった小さな尻。
 うわー……。

 その驚異のスタイルに圧倒される。なんなのあの小さな顔。細い身体に長い手足。どこの星から来た人ですか? 少なくとも、わたしと同じイキモノぢゃないよね? ちがいすぎるよね? ありえないよね?

 ステージはスポットライトに照らされている。直視できないほどの強い光。ふつーの人なら臆してしまうだろう空間。

 そこに彼は立つ。
 あたりまえに。

 椅子は深く坐り込むタイプのもの。
 彼はいちいち、脚を組んで坐る。
 決してふつーには坐らない。長い脚を強調するかのよーに、高く組む。

 王のように。

 傲慢なんですけど。

 立ち居振る舞い、動作のひとつひとつが。
 話し方はいちおー丁寧なんだけど。客に対して敬語を使っているのだけど。
 でも、ニュートラルに「上」にいる。

 ステージはとても高い。通常のトークショーのステージよりも高く作ってある。たとえ彼が着席したとしても、周囲の観客は彼を見上げるカタチになる。
 王とその臣下の位置。

 あー、これがこの「会」の雰囲気であり、ファンに見せる「スター」としての大和悠河の顔なんだろう。
 なまじ昨日、フレッツのトークショーに参加しているから、タニちゃんの雰囲気の違いがわかる。フレッツトークショーで彼は、おとなしかった。どちらかというと地味だった。
 しかし。

 かっこいいんですけど。

 傲慢な王として、玉座に坐り、下々の物を見下ろす様が。
 すごい、かっこいい。
 もー、きゃーきゃーにかっこいいんですけどっ?!

 ヅカのスターさんって意識して「親しみやすさ」だとか「やさしさ」だとかをアピールするじゃないですか。フレンドリーだけど丁寧だったりへりくだっていたり。
 タニちゃんはそうじゃないんだ。
 や、ちゃんとフレンドリーであり、へりくだっている面もあるんだけど。
 それよりも、全体のイメージとしては「王様」なの。「俺様」じゃないよ。個人の性格の問題ではなく、「立場」なの。えらそーなんじゃないの。それが「当然」だと思える雰囲気を作っているの。

 傲慢な美しい王を見上げるのが、快感なの。

 王様は足を高く組み椅子にふんぞり返り、自分のペースでお茶会を進める。
 司会者、ナシ。
 進行をマイクで話す人はいるけれど、時間を区切っている程度のことで、メインはタニちゃんが自分ひとりでやっている。なにを話し、どこへ話題を持っていくかはタニちゃん次第。
 事前に集めた質問票をタニちゃん自身で読み上げ、それについての答えを話したり、それをきっかけとしたフリートークをしたりする。
 ふつーのイベントなら、スタッフが前もって質問を選り分けておく。わたしも以前スタッフ側にいたことがあるが、前もって起票させて回収するのは質問を選別するためだ。答えをあらかじめ用意する場合だってある。問題なくイベントを遂行するために必要なことだからだ。
 でもこのお茶会はそれがない。質問票はすべてまるっとタニちゃんの手元へ。タニちゃんが自分で開票してその場で目を通し、答えたいと思ったものだけ淡々と答えていく。
 小細工ナシなんだろう、わたしとジュンタンの質問は続けて読み上げられたもの。提出したまんまの順番に。あ、質問内容は内緒。ま、昨日のわたしのフレッツトークショーの感想を読んでいる人があの場にいたら、どれがわたしの質問かバレバレかもしれないが(笑)。
 選択権はスタッフではなく、タニちゃん本人にある。だから、しばらく無言時間が続くなと思ったら、1枚読んで「なかったこと」にし、また次の1枚読んでは「なかったこと」にし……なかなか話してくれないんだよ(笑)。
 お茶会のメインはこのタニちゃんのフリートーク。「質問コーナー」じゃないよ、ただの「お題目」を得てのフリートークだ。通常の質問コーナーならこんなに、話題も温度もバラバラめちゃくちゃぢゃない。サイコロトーク以上に出たとこ勝負だ。
 司会者がいないから、ほんとーに場を支配するのがタニちゃんひとりなんだ。
 彼がしたいようにする。
 ここは、彼の王国だ。

 それが、心地いい。
 あの美しい人の足下にひざまずき、彼の言葉を待つのがうれしい。たのしい。

 昔に比べ大人びてきてはいるけれど、タニちゃんはやはり少年ぽくて。
 若い、幼さの残る美貌の青年王が君臨する姿は、倒錯感に似た酩酊を呼ぶ。

 たーのーしーいー。

 ちょっとした「ごっこ」遊びみたいな昂揚。
 嘘を嘘としてたのしむ感覚。
 このわずかな時間だけ、王の足下にひれ伏すたのしさ。

 もちろん、タニちゃんを好きでなければドン引きするおそれは大いにある。なにしろ最初から「タニちゃんを讃える歌」を歌うよう指示されたしな(笑)。すごいよ歌詞(笑)。
 でも、ファンしか来ないことが前提の空間なんだから、なにやってもいいと思う。
 わたしはタニちゃん好きだから無問題だ、王様素敵! わくわくする。どきどきする。

 タニちゃんは、かしちゃんのことを語ってくれたよ。やさしい人だって。尊敬しているって。言葉を探しながら、自分の言葉で話してくれたよ。
 かしちゃんの最後の公演を、心を込めて作り上げようと、完遂しようとしている。引き継ぐ物の重さを知り、大切にしてくれているよ。
 や、わたしの海馬は不良品なんで、自分フィルターを通したニュアンスだけしかおぼえてないんだけどな。具体的にどんなふうに話したかなんて、なーんにもおぼえてないんだけど。
 タニちゃんがかしちゃんのことを話す背中を見ていた。うん、後ろ姿だった(笑)そのときは。だからこそ余計に、直視できたかもな。
 スポットライトが照らし出す、金色の輪郭を見ていたよ。
 この人が、かしちゃんを見送るんだ。送り出すんだ。引き継ぐんだ。
 落下傘で外様で、引き継ぐも組カラーもあったもんぢゃないけどさ。
 でも人の心は誰とも関連付けずになんて在れないものだから。なにかの融合や接点、伝導があるものだから。

 かしちゃんはきっと、どこかに伝わっている。
 かしちゃんと出会ったいろんな人のなかに。


 金色の王様は、ときにおちゃめにときにシリアスに、基本傲慢に、場を支配し続ける。
 美しい人。
 上に立つ人。
 指導力があるかどうかは知らないが、崇拝者を持つことに慣れた人は、真ん中の意味を知っている。

 
 握手のあとわたしは、ジュンタンの膝にすがりついて取り乱していた。

「どうしよう、タニちゃんかっこいいかっこいい! きれい! どーしよう! 体温上がっちゃって戻らない」

 ジュンタンは満面の笑み。
 わたしの言葉のひとつひとつに力強くうなずく。「そうでしょう」「そうでしょう」と。
 そして、女神のよーに言うのだ。
「まっつファンやめて、大和ファンになっていいのよ(笑)」

 や、ソレはない。即答してごめんね。
 タニちゃんほどの美貌も輝きもなくても、まっつがいちばん好きです、はい。と、冒頭の話題にリンクしつつ締めるとしよう。

 
 でもタニちゃんほんと素敵だった。ジュンタン、誘ってくれてありがとう。


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