男に惚れる男。−腐女子注意報−@ヘイズ・コード
2006年12月18日 タカラヅカ はりきって『ヘイズ・コード』初日を観に行ったのは、わたしとチェリさんとハイディさん。それから、待ち合わせて会ったことが一度もない、でもやたらと会う(笑)ユウさん。
そんなわたしたちに、次週まで観劇おあずけのnanaタンが聞いてきたことは。
「予備知識入れたくないけど、ホモかどうかだけ教えて」
…………nanaタン。
なにを期待しての質問だ?
nanaタン曰く。
大野作品だから、女置き去りに男ふたりで愛憎している話だったらどうしよう! と思ったらしい。さすがゆみこ@『月の燈影』ファンは着眼点がチガウ。
「トウコちゃんお披露目での相手役が、あすかちゃんなのかしぃちゃんなのか、はたまたその他のヒトなのか」……という心配をしたそうな。『月の燈影』でのゆみこの相手役はらんとむだったからな(笑)。
たしかに大野拓史といえばデコラティヴ・ホモを書く人だ。『更に狂はじ』だとか『月の燈影』だとか『睡れる月』だとか、耽美ホモ一直線!!な芸風。
しかし。
大丈夫、星組だから!(笑)
大野くんの星組作品はホモとか耽美とかとはほど遠い、健康的な作品しかないから! 『花のいそぎ』とか『フェット・アンペリアル』とか、古き良き時代の少女マンガ的作品やってるから!
……なんで星だけいつも、こんなに健康作品ばっかなんやろ? あのきりやんに耽美やらせた作家なのに。
にしてもnanaタン、トウコちゃんの相手役がしいちゃんってことはないよ(笑)。
や、なんかしいちゃんとトウコちゃんって、カップリングとしては予想もつかないとゆーか。
てゆーかこの作品、2番手いないし。
主役のレイモンド@トウコ、リビィ@あすかがきちっと中心で、それ以外は、みんなそろって「いい役」って感じ。
主役たちの恋愛以外の本筋はどこかへ行ってしまって、みんなでごちゃごちゃやってるだけで1本終わってしまう(笑)という作品なので、2番手不在。みんな等しく出番アリ。
うーん、しいちゃんとトウコの腐った話っつーのも見てみたいけどなぁ、変に生々しくなりそうで、ソレはソレでたのしいかもしれん。『ベルばら』のアンドレとオスカルはナマの男女っぽくて素敵だったからなー。
しかし、今回ソレはない。
いくらホモ作品任せろの大野くんでも、トップコンビお披露目でホモはやらんやろ。
トウコとあすかのラヴストーリーだから、みなさん安心してヨシ。
しかし、やはりホモは有る。てか、カップリングできる。
大野くんだもん、お約束だよね(笑)。
カールトン監督@しいちゃんと、ジョニー@水輝涼。
カールトン監督は、なんかやたらめったらかっこいい。「主役以外はその他大勢」という作りの作品でも、やっぱ目立つ。
そりゃしいちゃんとかすずみんとか、みなみちゃんとかコトコトとかしゅんくんとか、スターさんにはそれなりの見せ場が用意されているけれど、そーゆーこととは別に、モブとしてみんなで踊っていても目立つよー。キャリアがいい感じで発揮できている。
相変わらず「しいちゃん、演技してる?」って感じの「いかにも、しいちゃん」な人(笑)。
さわやかで、アツくて、いい人で。
スーツ姿がかっこいいんだコレが。
元ガキ大将だそうで、ケンカ強いし。
金で雇われた男たちにボコられるんだが、多人数による闇討ちなのに、しばらくは応戦しちゃうんだよねー。虹人@『天の鼓』くらいには強いって!(笑)
真面目な監督さんだから、すぐにやられちゃうんだと思ってたら、いつまでたってもやられない。ええっ? いつまで戦ってるの? てゆーかあーた、強くない?
どんなに監督が強くても所詮多勢に無勢。後ろから襲われて危機一髪! ……なところに、助けに飛び込んでくる男がひとり。
カールトン監督ダイスキ新人俳優ジョニーだ。
こちらは元「やんちゃ」だったそうで。悪人たちを千切っては投げ千切っては投げ。
監督守るためならなんでもします!!
元やんちゃ……不良青年が役者の道に目覚めて鋭意努力中、そんな彼の理解者がカールトン監督で。
監督はぶっちゃけ誰にでもやさしいので、べつにジョニーだからやさしくしたわけじゃない。
でもジョニーからしたら、やさしいカールトン監督はただひとりの人なわけで。
どうしよう。ジョニーからピンクのハートが出てるよ!!(笑)
ジョニーの腕の中で意識を失うカールトン、てなんですかその構図!!
いろんな話がごちゃごちゃしている「全編モブ芝居」みたいな作品だけど、中でもジョニーとカールトンの話だけ浮いている気がする……。
カラーがチガウというか。
カールトン氏はたぶん、鈍いと思う。ニュートラルにやさしい人だから、他人の好意ややさしさもニュートラルに受け止めてしまう。
だからジョニーの気持ちにも気づかない。
自分がジョニーを「殺した」ことも、まったくの無自覚。
「殺した」……ええ、彼のハートに矢が突き刺さったことなんか、気づきもしないでしょうよ(笑)。
ジョニーは明確に生きているよーに見えるんだけどなあ(笑)。
ジョニーの「リアル」さは、彼の体格にもある。痩せていない、むっちりとした体格の若い男、って……ホンモノくせぇ(笑)。
にしてもさぁ、水輝涼、2作連続でホモ役?!
や、ホモと限定しなくても、2作連続、男に惚れる男の役?!
大野先生的に「役者・水輝涼」つーのは、ホモにしたくなる男なんだねえぇ。
「よーし、男に惚れさせよう」とイマジネーションをかき立てる男なんだねえぇ。
しかも無頼派、任侠系なんだねえぇ。
すばらしい持ち味だ、水輝涼。
まだ研5、頼もしい限り。
だって、若くても攻なんだもん、いつだって。貴重ですよ、ヘタレだの受姫だのが蔓延するゆるい世の中において、きっぱり攻属性の男って。
保護せよ保護、育てよ!
ジョニー×カールトンで、おいしくいただけます。はい。
ジョニーとミルドレット@コトコトの恋のさや当てが見たいですほんと。
大丈夫、ミルディ相手なら余裕で勝てるよジョニー!
ミルディに追いかけ回されて身も心も消耗している監督を癒すんだ、てゆーかどさくさに紛れてヤッちゃえ!!(笑)
ジョニーにシリアスモードで告られて、これまたシリアスモードで悩む監督が見たい……。ほらなにしろこのふたりって『ヘイズ・コード』から微妙に浮いているよーな空気を醸し出すからさー。あの空気感で、真面目に恋愛してくれていいから(笑)。
や、もちろんはじめのうちはじっと耐えているのよ、ジョニー。相手はノン気だからってことで、自分がゲイだってことは隠し恋愛感情も欲望もぐっと押し殺して生きている。
監督と役者、尊敬と親愛でいいじゃないかと無理矢理納得させて。
ところが。
あのまっしぐらミニ爆弾娘ミルディが現れた。「ラル様ぁ♪」とハートマーク飛ばして監督を追いかけ回しはじめた。
どうする?
うやむやのうちに監督が、あんな娘に盗られてしまっていいのか?!
監督も逃げ回ってるんだぞ? 困っているんだぞ?
夜中にジョニーのアパートに「かくまってくれ」とやってきたカールトン氏。
ふたりきりの夜。外は雨。濡れたカールトンをとりあえず着替えさせてそれから。
それから。
……どうする?
とか、いろいろいろいろ考えられて、すげーたのしいですよ『ヘイズ・コード』。
ジョニー×カールトンだけに限らず、いろーんなキャラクタの「物語」で遊べそうだ、腐女子抜き(笑)でも。
何回観てもたのしめること請け合いだ。
そんなわたしたちに、次週まで観劇おあずけのnanaタンが聞いてきたことは。
「予備知識入れたくないけど、ホモかどうかだけ教えて」
…………nanaタン。
なにを期待しての質問だ?
nanaタン曰く。
大野作品だから、女置き去りに男ふたりで愛憎している話だったらどうしよう! と思ったらしい。さすがゆみこ@『月の燈影』ファンは着眼点がチガウ。
「トウコちゃんお披露目での相手役が、あすかちゃんなのかしぃちゃんなのか、はたまたその他のヒトなのか」……という心配をしたそうな。『月の燈影』でのゆみこの相手役はらんとむだったからな(笑)。
たしかに大野拓史といえばデコラティヴ・ホモを書く人だ。『更に狂はじ』だとか『月の燈影』だとか『睡れる月』だとか、耽美ホモ一直線!!な芸風。
しかし。
大丈夫、星組だから!(笑)
大野くんの星組作品はホモとか耽美とかとはほど遠い、健康的な作品しかないから! 『花のいそぎ』とか『フェット・アンペリアル』とか、古き良き時代の少女マンガ的作品やってるから!
……なんで星だけいつも、こんなに健康作品ばっかなんやろ? あのきりやんに耽美やらせた作家なのに。
にしてもnanaタン、トウコちゃんの相手役がしいちゃんってことはないよ(笑)。
や、なんかしいちゃんとトウコちゃんって、カップリングとしては予想もつかないとゆーか。
てゆーかこの作品、2番手いないし。
主役のレイモンド@トウコ、リビィ@あすかがきちっと中心で、それ以外は、みんなそろって「いい役」って感じ。
主役たちの恋愛以外の本筋はどこかへ行ってしまって、みんなでごちゃごちゃやってるだけで1本終わってしまう(笑)という作品なので、2番手不在。みんな等しく出番アリ。
うーん、しいちゃんとトウコの腐った話っつーのも見てみたいけどなぁ、変に生々しくなりそうで、ソレはソレでたのしいかもしれん。『ベルばら』のアンドレとオスカルはナマの男女っぽくて素敵だったからなー。
しかし、今回ソレはない。
いくらホモ作品任せろの大野くんでも、トップコンビお披露目でホモはやらんやろ。
トウコとあすかのラヴストーリーだから、みなさん安心してヨシ。
しかし、やはりホモは有る。てか、カップリングできる。
大野くんだもん、お約束だよね(笑)。
カールトン監督@しいちゃんと、ジョニー@水輝涼。
カールトン監督は、なんかやたらめったらかっこいい。「主役以外はその他大勢」という作りの作品でも、やっぱ目立つ。
そりゃしいちゃんとかすずみんとか、みなみちゃんとかコトコトとかしゅんくんとか、スターさんにはそれなりの見せ場が用意されているけれど、そーゆーこととは別に、モブとしてみんなで踊っていても目立つよー。キャリアがいい感じで発揮できている。
相変わらず「しいちゃん、演技してる?」って感じの「いかにも、しいちゃん」な人(笑)。
さわやかで、アツくて、いい人で。
スーツ姿がかっこいいんだコレが。
元ガキ大将だそうで、ケンカ強いし。
金で雇われた男たちにボコられるんだが、多人数による闇討ちなのに、しばらくは応戦しちゃうんだよねー。虹人@『天の鼓』くらいには強いって!(笑)
真面目な監督さんだから、すぐにやられちゃうんだと思ってたら、いつまでたってもやられない。ええっ? いつまで戦ってるの? てゆーかあーた、強くない?
どんなに監督が強くても所詮多勢に無勢。後ろから襲われて危機一髪! ……なところに、助けに飛び込んでくる男がひとり。
カールトン監督ダイスキ新人俳優ジョニーだ。
こちらは元「やんちゃ」だったそうで。悪人たちを千切っては投げ千切っては投げ。
監督守るためならなんでもします!!
元やんちゃ……不良青年が役者の道に目覚めて鋭意努力中、そんな彼の理解者がカールトン監督で。
監督はぶっちゃけ誰にでもやさしいので、べつにジョニーだからやさしくしたわけじゃない。
でもジョニーからしたら、やさしいカールトン監督はただひとりの人なわけで。
どうしよう。ジョニーからピンクのハートが出てるよ!!(笑)
ジョニーの腕の中で意識を失うカールトン、てなんですかその構図!!
いろんな話がごちゃごちゃしている「全編モブ芝居」みたいな作品だけど、中でもジョニーとカールトンの話だけ浮いている気がする……。
カラーがチガウというか。
カールトン氏はたぶん、鈍いと思う。ニュートラルにやさしい人だから、他人の好意ややさしさもニュートラルに受け止めてしまう。
だからジョニーの気持ちにも気づかない。
自分がジョニーを「殺した」ことも、まったくの無自覚。
「殺した」……ええ、彼のハートに矢が突き刺さったことなんか、気づきもしないでしょうよ(笑)。
ジョニーは明確に生きているよーに見えるんだけどなあ(笑)。
ジョニーの「リアル」さは、彼の体格にもある。痩せていない、むっちりとした体格の若い男、って……ホンモノくせぇ(笑)。
にしてもさぁ、水輝涼、2作連続でホモ役?!
や、ホモと限定しなくても、2作連続、男に惚れる男の役?!
大野先生的に「役者・水輝涼」つーのは、ホモにしたくなる男なんだねえぇ。
「よーし、男に惚れさせよう」とイマジネーションをかき立てる男なんだねえぇ。
しかも無頼派、任侠系なんだねえぇ。
すばらしい持ち味だ、水輝涼。
まだ研5、頼もしい限り。
だって、若くても攻なんだもん、いつだって。貴重ですよ、ヘタレだの受姫だのが蔓延するゆるい世の中において、きっぱり攻属性の男って。
保護せよ保護、育てよ!
ジョニー×カールトンで、おいしくいただけます。はい。
ジョニーとミルドレット@コトコトの恋のさや当てが見たいですほんと。
大丈夫、ミルディ相手なら余裕で勝てるよジョニー!
ミルディに追いかけ回されて身も心も消耗している監督を癒すんだ、てゆーかどさくさに紛れてヤッちゃえ!!(笑)
ジョニーにシリアスモードで告られて、これまたシリアスモードで悩む監督が見たい……。ほらなにしろこのふたりって『ヘイズ・コード』から微妙に浮いているよーな空気を醸し出すからさー。あの空気感で、真面目に恋愛してくれていいから(笑)。
や、もちろんはじめのうちはじっと耐えているのよ、ジョニー。相手はノン気だからってことで、自分がゲイだってことは隠し恋愛感情も欲望もぐっと押し殺して生きている。
監督と役者、尊敬と親愛でいいじゃないかと無理矢理納得させて。
ところが。
あのまっしぐらミニ爆弾娘ミルディが現れた。「ラル様ぁ♪」とハートマーク飛ばして監督を追いかけ回しはじめた。
どうする?
うやむやのうちに監督が、あんな娘に盗られてしまっていいのか?!
監督も逃げ回ってるんだぞ? 困っているんだぞ?
夜中にジョニーのアパートに「かくまってくれ」とやってきたカールトン氏。
ふたりきりの夜。外は雨。濡れたカールトンをとりあえず着替えさせてそれから。
それから。
……どうする?
とか、いろいろいろいろ考えられて、すげーたのしいですよ『ヘイズ・コード』。
ジョニー×カールトンだけに限らず、いろーんなキャラクタの「物語」で遊べそうだ、腐女子抜き(笑)でも。
何回観てもたのしめること請け合いだ。
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