「物語」のない歴史探訪はただの教科書。@TAKARAZUKA 日本史探訪
2007年1月17日 タカラヅカ つくづく、微妙だなと思った『TAKARAZUKA 日本史探訪#2「天草四郎」』。
まっつが出演するっつーんで初回ランを予約して、わくわく見たのだけど。
えーと、タイトル微妙に変わっていても、今までもこの番組あったよね? ジェンヌがナビゲータの旅行番組。
わたしが過去に見たことがあるのは、ケロの『名作の旅』と、まっつといちかの『舞台夢紀行』のみ。あー、あとは『阪急沿線プチボヤージュ 』が地元のときが数回あったんで、そのときだけ見たか。そのかの『宮本武蔵』は見るつもり満々だったのに、HDDがいっぱいで録画できなかった……再放送待ち。
……まっつ&いちかの『舞台夢紀行』見たのって、まだまっつオチする前だわ……なんでまっつだけ見ていたんだろう。(オチてなくても、まっつスキーだったからです、たぶん)
まっつが天草四郎関係の史跡・名所を回る……というだけの1時間。
えーと。
まっつファン以外見ないよね、コレ?
しみじみ、つまらない番組でした。
なまじNHKで時を同じくして『その時歴史が動いた』で島原の乱を放映していたりするからさー。
「視点」の定まらない歴史探訪ほど中途半端でおもしろくないものもない……。『その時』はなんやかんやで毎週見ているけど(なにしろあたしゃ日本史ミーハー)、アレはテーマが決まっているからまだなんとかなっているんだと思うよ。
ただ漠然と「出来事」を解説したってなんの面白味もない。
歴史案内にしては散漫すぎるし、観光番組にしてはミーハー心に欠けているし、なにを見ろいうんだコレ。
強引にタカラヅカと絡めてはいるが、天草四郎を主役とした作品は古すぎて映像も残っていないという。「天草四郎」作品の解説番組なら、作品に絡めて作るべきだが、元の作品が残ってないなら意味ないし。
これまた無理矢理『アナジ』と絡めていたけれど、天草四郎脇役だし……物語の中心にかすってもないし。
タカラヅカならではの視点で番組を作るなら、作品を踏襲するくらいの気合いがないとなー。『アナジ』ぐらいの関連じゃ上滑りになるよなー。
たんに、ナビゲータとなる生徒を愛でればいい、史跡も芝居作品の解説というのもただの言い訳、というならば。
何故、まっつを映さない? 資料を説明する一般人の顔をえんえん映し、その話を聞いているまっつを映さない?
資料を映すのは仕方ないが、資料館館長とかをえんえん映すのはいったい……。
わっかんないなー。ナニがやりたいんだ。
半端に歴史解説、半端にジェンヌ出演。
これが『美の旅人たち』とかの一般地上波番組なら、その中途半端さもわかるの。歴史・史跡好きや、ご近所や知っているところが映ってうれしい人とかと、ヅカファン両方を広く浅く集客するためだと。
しかし、ヅカファンしか見ない専門チャンネルで、民放と同じだけ薄くしてどうするんだろう。
ケロのときも「おもしろくない番組」と唖然としたおぼえがあるが……。
ケロはまだ、『心中・恋の大和路』に出演していたのでその目線で語ることもできた。まっついちかのときも『あさきゆめみし』にふたりとも出演していたし、同じ花組の作品だっつーことでその目線で語ることもできた。でも今回は。
まっつ、『アナジ』に出てないやん。てか、組すらチガウやん。
外部のタレントがナビゲータやっても同じくらいの距離感なのでは……。
わたしがこの番組作るなら、「視点」を作るなー。
ナニをしたいのか、をまずいちばんに考える。
ここがタカラヅカ専門チャンネルであることを踏まえ、それを前提に構成する。
どうせナビゲータはあらかじめ渡されたシナリオを話しているだけでしょ? 史跡を見ての感想とか、シナリオがあるわけでしょ? 別取りのインタビュー以外はヤラセでしかないっしょ? テレビなんてそんなもんでしょ?
それなら最初から脚本を作る。誰が見ても「脚本」だとわかるやつを。
「天草四郎と島原の乱」なら、歴史を一人芝居調の台本にする。背景から出来事を、全部ひとりの「語り」に集約させる。
芝居にする必要はない。朗読劇のように感情を込めて、ときに台詞のやりとりをまじえながら、ナビゲータひとりが読み上げる。スタジオで録音するだけでいい。
それを、実際の史跡などをめぐる映像にかぶせて流す。要所要所で土地の人のコメントを短くはさみながら。基本は「史跡映像」と「それを見て回るナビゲータ」。そこに流れるナビゲータ自身の「物語ある解説」。
もとになる芝居作品があるなら、そのあらすじを台詞まじりでやればいいんだよ。『アナジ』なら、『アナジ』をやればいい。起承転結全部そのままに。それなら特別新作を書き下ろさなくてもすむから、脚本書くのも楽だろう。エピソードの背景になる史実やうんちくが必要なときだけソレを挿入して、基本あらすじ。
それなら、「作品」の背景解説番組としてタカラヅカチャンネルでやる意味があるし、若手・中堅を使っての朗読劇ってことでそれだけでひとつの「作品」になる。
とまあ、番組のあまりにあまりな作りにびっくらこいて、長々語ってしまいました。
ああ……こんなこと書いたらますます、まっつファン以外は見てくれなくなるのか……嘘でも「すっごい面白い番組! まっつファンでなくても見ないと損するよ! 話題に乗り遅れるよ!」とか書くべきだったのか。
やー、なにしろまっつが眺められてしあわせです。
レポしているときのまっつは微妙でも(えっ?)、ホテルでインタビュー受けているときのまっつは、とても美しいし。
だからまっつ、真正面からはアレなんだってば。斜め45度からがいちばんきれいだよね。
しかしジェンヌ相手の旅行番組は大変だな。『美の旅人たち』でも思ったけど。
料理が自慢の宿も、すばらしい料理を映しはしても、ソレを「食べている」ところは映せないんだものな。ジェンヌはフェアリーだから、テレビでモノ食っちゃいかんのよね。
露天風呂が自慢の宿も、すばらしい露天風呂を映しはしても、そこに入っている姿は映せないんだものな。ジェンヌはフェアリーだから、たとえ肩や腕だけでもテレビで肌をさらしちゃいかんのよね。
まっつがモノ食べてくれても、ぶっちゃけ風呂に入ってくれてもわたしはぜんぜんOKなんだが。
風呂は「どーせ下は水着だろ」とわかっていてもハァハァゆってガン見しますよ!!(変態発言はやめなさい)
天草四郎役は、演じてくれなくていいです。
いやその、役はいいんだけど、衣装がね……。あの衣装着てお笑いにならない人は、現代に存在しないのではないかと。『舞台夢紀行』のように扮装がなくてほっとした。
でも、まっつはたしかに、天草四郎のイメージがある。スカステの中の人は、まっつのイメージを正しく理解しているのだなあと感心。
……あー、でもやっぱ。
ピエロのようなキリシタン衣装を着て「16歳」を演じるまっつ、見てみたいかも……きっときっと、いたたまれないだろうな。想像するだけでわくわくするわ。
先月、今月とスカステでまっつに会える番組が続いていて、うれしいっす。
まっつまっつまっつ。
まっつが出演するっつーんで初回ランを予約して、わくわく見たのだけど。
えーと、タイトル微妙に変わっていても、今までもこの番組あったよね? ジェンヌがナビゲータの旅行番組。
わたしが過去に見たことがあるのは、ケロの『名作の旅』と、まっつといちかの『舞台夢紀行』のみ。あー、あとは『阪急沿線プチボヤージュ 』が地元のときが数回あったんで、そのときだけ見たか。そのかの『宮本武蔵』は見るつもり満々だったのに、HDDがいっぱいで録画できなかった……再放送待ち。
……まっつ&いちかの『舞台夢紀行』見たのって、まだまっつオチする前だわ……なんでまっつだけ見ていたんだろう。(オチてなくても、まっつスキーだったからです、たぶん)
まっつが天草四郎関係の史跡・名所を回る……というだけの1時間。
えーと。
まっつファン以外見ないよね、コレ?
しみじみ、つまらない番組でした。
なまじNHKで時を同じくして『その時歴史が動いた』で島原の乱を放映していたりするからさー。
「視点」の定まらない歴史探訪ほど中途半端でおもしろくないものもない……。『その時』はなんやかんやで毎週見ているけど(なにしろあたしゃ日本史ミーハー)、アレはテーマが決まっているからまだなんとかなっているんだと思うよ。
ただ漠然と「出来事」を解説したってなんの面白味もない。
歴史案内にしては散漫すぎるし、観光番組にしてはミーハー心に欠けているし、なにを見ろいうんだコレ。
強引にタカラヅカと絡めてはいるが、天草四郎を主役とした作品は古すぎて映像も残っていないという。「天草四郎」作品の解説番組なら、作品に絡めて作るべきだが、元の作品が残ってないなら意味ないし。
これまた無理矢理『アナジ』と絡めていたけれど、天草四郎脇役だし……物語の中心にかすってもないし。
タカラヅカならではの視点で番組を作るなら、作品を踏襲するくらいの気合いがないとなー。『アナジ』ぐらいの関連じゃ上滑りになるよなー。
たんに、ナビゲータとなる生徒を愛でればいい、史跡も芝居作品の解説というのもただの言い訳、というならば。
何故、まっつを映さない? 資料を説明する一般人の顔をえんえん映し、その話を聞いているまっつを映さない?
資料を映すのは仕方ないが、資料館館長とかをえんえん映すのはいったい……。
わっかんないなー。ナニがやりたいんだ。
半端に歴史解説、半端にジェンヌ出演。
これが『美の旅人たち』とかの一般地上波番組なら、その中途半端さもわかるの。歴史・史跡好きや、ご近所や知っているところが映ってうれしい人とかと、ヅカファン両方を広く浅く集客するためだと。
しかし、ヅカファンしか見ない専門チャンネルで、民放と同じだけ薄くしてどうするんだろう。
ケロのときも「おもしろくない番組」と唖然としたおぼえがあるが……。
ケロはまだ、『心中・恋の大和路』に出演していたのでその目線で語ることもできた。まっついちかのときも『あさきゆめみし』にふたりとも出演していたし、同じ花組の作品だっつーことでその目線で語ることもできた。でも今回は。
まっつ、『アナジ』に出てないやん。てか、組すらチガウやん。
外部のタレントがナビゲータやっても同じくらいの距離感なのでは……。
わたしがこの番組作るなら、「視点」を作るなー。
ナニをしたいのか、をまずいちばんに考える。
ここがタカラヅカ専門チャンネルであることを踏まえ、それを前提に構成する。
どうせナビゲータはあらかじめ渡されたシナリオを話しているだけでしょ? 史跡を見ての感想とか、シナリオがあるわけでしょ? 別取りのインタビュー以外はヤラセでしかないっしょ? テレビなんてそんなもんでしょ?
それなら最初から脚本を作る。誰が見ても「脚本」だとわかるやつを。
「天草四郎と島原の乱」なら、歴史を一人芝居調の台本にする。背景から出来事を、全部ひとりの「語り」に集約させる。
芝居にする必要はない。朗読劇のように感情を込めて、ときに台詞のやりとりをまじえながら、ナビゲータひとりが読み上げる。スタジオで録音するだけでいい。
それを、実際の史跡などをめぐる映像にかぶせて流す。要所要所で土地の人のコメントを短くはさみながら。基本は「史跡映像」と「それを見て回るナビゲータ」。そこに流れるナビゲータ自身の「物語ある解説」。
もとになる芝居作品があるなら、そのあらすじを台詞まじりでやればいいんだよ。『アナジ』なら、『アナジ』をやればいい。起承転結全部そのままに。それなら特別新作を書き下ろさなくてもすむから、脚本書くのも楽だろう。エピソードの背景になる史実やうんちくが必要なときだけソレを挿入して、基本あらすじ。
それなら、「作品」の背景解説番組としてタカラヅカチャンネルでやる意味があるし、若手・中堅を使っての朗読劇ってことでそれだけでひとつの「作品」になる。
とまあ、番組のあまりにあまりな作りにびっくらこいて、長々語ってしまいました。
ああ……こんなこと書いたらますます、まっつファン以外は見てくれなくなるのか……嘘でも「すっごい面白い番組! まっつファンでなくても見ないと損するよ! 話題に乗り遅れるよ!」とか書くべきだったのか。
やー、なにしろまっつが眺められてしあわせです。
レポしているときのまっつは微妙でも(えっ?)、ホテルでインタビュー受けているときのまっつは、とても美しいし。
だからまっつ、真正面からはアレなんだってば。斜め45度からがいちばんきれいだよね。
しかしジェンヌ相手の旅行番組は大変だな。『美の旅人たち』でも思ったけど。
料理が自慢の宿も、すばらしい料理を映しはしても、ソレを「食べている」ところは映せないんだものな。ジェンヌはフェアリーだから、テレビでモノ食っちゃいかんのよね。
露天風呂が自慢の宿も、すばらしい露天風呂を映しはしても、そこに入っている姿は映せないんだものな。ジェンヌはフェアリーだから、たとえ肩や腕だけでもテレビで肌をさらしちゃいかんのよね。
まっつがモノ食べてくれても、ぶっちゃけ風呂に入ってくれてもわたしはぜんぜんOKなんだが。
風呂は「どーせ下は水着だろ」とわかっていてもハァハァゆってガン見しますよ!!(変態発言はやめなさい)
天草四郎役は、演じてくれなくていいです。
いやその、役はいいんだけど、衣装がね……。あの衣装着てお笑いにならない人は、現代に存在しないのではないかと。『舞台夢紀行』のように扮装がなくてほっとした。
でも、まっつはたしかに、天草四郎のイメージがある。スカステの中の人は、まっつのイメージを正しく理解しているのだなあと感心。
……あー、でもやっぱ。
ピエロのようなキリシタン衣装を着て「16歳」を演じるまっつ、見てみたいかも……きっときっと、いたたまれないだろうな。想像するだけでわくわくするわ。
先月、今月とスカステでまっつに会える番組が続いていて、うれしいっす。
まっつまっつまっつ。
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