大階段を埋め尽くす全生徒たち!!(のぞく宙組)
 てっぺんまでぎっしり生徒。
 音楽学校生たちまで総動員。
 花道にもみっしり生徒。

 壮観。

 これぞ、記念イベントの醍醐味。

 と、前日欄と同じ文章引っ張ってきてます、『清く正しく美しく』ラストパート。

 みんなで歌おう「逸翁讃歌」。

 てっきり素顔+袴姿だと思っていたのに、舞台化粧+黒燕尾と白ドレスだーーっ!!

 きゃっほー。

 わたしの第一目的は、まっつを探すこと。

 まっつどこだまっつ!!
 すぐに見つかった。上手花道。

 ゆーほさとるの隣!!

 花道は男女交互に並んでいたので、間に女の子ひとり挟まってるんだけど、男役としては隣同士!!

 ゆーほとまっつが同じフレームに入る! やーん!!(かなりうれしいらしい)

 そう、わたしがナマにこだわるのは、わたしが見たい人は、テレビに映らないから。

 まっつを探してガン見する。それが、いちばん強い原動力。

 ……なんだけど。

 
 こまった。

 わたしはどうも、贔屓だけを見ていればそれで納得、とゆーのができないらしい。

 あれほど「まっつを見る」と決めていたのに。

 どうしてまた、点呼取ってるんですか?!

 大階段をオペラグラスで丹念に眺め、下級生のカオを確認、点呼を取っていく。
 みんな楽譜見るのに必死だなあ。
 みんな下を向いて、重い付け睫毛が目を覆い隠している状態だから、前を見て歌っている子は目立つ。

 不思議だ……何故まぁくんが、前を向いて歌ってるんだ? 歌、得意じゃないのに。暗譜してるの? キミが? そーゆーキャラだったのか?

 まさきが必死に前を向いてアピっているのも、マギーが「当然ですが、なにか?」とキラキラ光線を発しているのも、だいもんがちゃっかり前を向いて歌っているのも、予想の範囲。

「めぐむはどうだったの?!」
 と、公演後劇場前で待ち伏せしていたnanaタンに聞かれましたが、めぐむはふつーに歌っていたよ。楽譜を見たり、顔を上げたり。
 ひとりだけにょきっとでかいから、目立つよね。宙組いないし。

 下級生チェックに必死になりすぎ、途中ではたと我に返る。

 なにやってんのよあたし! まっつ見なきゃ、まっつ!!

 と、あわてて花道のまっつを眺める。

 でもなあ、まっつずーっと楽譜ばっか見て歌ってるんだよなあ。カオ上げてくんないんだよなあ。

 また、まっつ眺めるのにあきて、点呼に戻る。

 なんでそのかはいつも、まっつと反対の場所にいるのよ。同期なんだから並べてよ、近くに配置してよ。
 まっつを見ているとそのかを見られない。それがくやしい。それが残念。
 ……それでも、そのかのいる下手花道も見る。点呼をする。

 花道は男女交互に並べられているのに、根本の方に行くとそれが崩れるのね。娘役が団子になっていたりする。このあたりの学年は、女の子の方が多いんだな。

 本舞台の隅も眺める。点呼をする。
 すずみん、こんなところにいるんだね。なんかすずみんがすごくなつかしい……見られると思っていた人を見られなかったためだろうな。
 82期まで本舞台、83期から86期まで花道、87期から大階段?

 真ん中は見ていません。

 潔いほどに。

 ごめんよ、オサ様もトウコちゃんも水くんも見てないっ。
 だってそんなヒマなかった。
 彼らはスカステで映してくれる。当日内に放送があるんだもの、わたしのオペラグラスよりずーっとずーっとアップで映してくれるはず。
 今はソレより、「今」しか見られないモノを見なくっちゃ!!

 つーことで、点呼。
 大階段、花道、舞台端。

 そしてまた、はっと我に返る。

 なにやってんのよあたし! まっつ見なきゃ、まっつ!!

 と、あわてて花道のまっつを眺める。

 花道のまっつを見て、大階段に戻り、またあわててまっつを見て、また大階段を見る。
 オペラグラスが高速移動。

 酔った。

 乗り物酔いと同じ。揺れる視界に、気分が悪くなる。

 植爺イベントのときは、まっつがいなかったから誰を観るということもなく、端から順に点呼をして行けたんだわ……まっつがいたら、こんな大変なことになるんだ……くらくら。

 なんて罪作りなの、まっつ!!(オマエが多情なだけだろ)

 花道のまっつって、なんかいいなあ。
 新鮮だなあ。

 ほら、花道ってば、終演のときぞろぞろと袖に引っ込んでいくでしょ。
 で、カーテンコールがあると、あわてて走り出てきて所定の位置に着き、幕が下りるタイミングに合わせてまた袖に走り去る。

 まっつが走ってるー。やーん、かわいー。(なんでもいいらしい)

 もっともっとカテコがあるかと思った。OGさん呼んで喋ったりするかと思った。
 が、とても淡々と終わった。
 時間が押してたのかな?

 カテコが繰り返されれば、走るまっつをもっともっと眺められたのになぁ。残念。

 にしても、あのクソ長い「逸翁讃歌」が、点呼を取っているとあっという間だったよ……「えっ、もう終わり?!」で、トップさんのソロとか、あのイタイ歌詞とか、ぜんぜん聴いてないよー。

 
 逸翁デーという催しはいつも微妙だと思ってきたけれど、逸翁という人がいてくれたから、タカラヅカがあるのだから、感謝しているよ。

 こんなにこんなにダイスキになれるものを、創ってくれてありがとう。
 大好きな宝塚歌劇団が、100周年、200周年、続いていきますように。


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