『第93期宝塚音楽学校文化祭』の話、3回目。でも、内容的には2回目?

 前日30分間の観劇で、カオをおぼえたのは男の子4人だけ。何度も言うが、わたしの海馬は不良品。記憶力ないし、事実を曲げておぼえがちだし。
 まったくアテにはならないが、まあとりあえず、鼻の君、カオはアレだけどなんか濃い男、鼻の君と一緒に踊っていた男の子、美形、の4人だけ認識して帰った。
 

 顔はアレだけど存在が濃くていいなーと思った彼は、やっぱり濃くていい感じだった。
 顔も、演技をしている分には悪くない。踊っているときの方がキツイなー(笑)。笑顔がこわいせいか。もりえ+えりおっとってイメージなんだが……わたし的に。(ソレってまずい?!)
 なんかひとりだけ「男役」でびびる。他の子たちは性別分化前なのに、彼だけもう「男」なの。
 芝居もそうだし、踊っている姿も男役。

 芝居の主役であり、ダンスで鼻の君と「唯一のタカラヅカ的場面」を踊っていた少年は、挨拶順を見る限りこの期の首席らしい。
 芝居はいまいちだと思ったんだけど……踊っている姿を見て、「あー、めちゃ甘い」と思った。
 技術的なことはよくわからない。わからないが、彼の存在は「甘い」んだ。「ロマンティック」というか。パステルブルーのフリフリレェスブラウスとパンツでデュエットダンスしていい男役だ。
 なるほど、あの「甘さ」(ロマンティックさ)は、タカラヅカとしてど真ん中の資質なんだろうな。

 美形くんは、カオ以外ではとくに目立つことがなかった……その、わたし的に。
 ダンスの善し悪しはわからないが、歌も芝居もそれほど琴線に触れず。

 
 つーことであとは、プログラム順に思ったこと、おぼえていたことをてきとーに書いてみる。

 日舞は恒例「清く正しく美しく」、このソロを歌う娘さんはいつもとても美しく見えるのだが、気のせいだろうか?
 毎年そう思うのよ、ほんとに。
 歌の効果か、歌声の効果か、はたまた羽織袴の正装効果か。おごそかで、大変ありがたいキモチになる。

 日舞は団体芸で、なんか構成がイマイチ。
 スターがいないから、こーゆーことになったのかなあ?
 センターでソロを踊れる子がいないのか。それとも今年の方針?

 コーラスは娘役ばかりで……というか、この期は不自然なほど娘役が多いから、そのせいかもしれんが、女ばかりのコーラスの中にちょこっとまざった男の子が新鮮に見えた。
 中でもひとり、気になる子がいたんで、その子のえくぼをぼーっと眺めていた。

 ……ら、次のクラシック・ヴォーカルでそのえくぼの少年がこれでもかというフリフリブラウスで登場した。
 なるほど、男役で歌1番の子なんだね。
 カオはけっこー好みだ。歌が巧い子が好きなので、歌の成績がいい、つーのは好感度アップ。フリフリブラウスだって、まだ着こなせていないにしろ、似合っていないわけでもないよね?

 次に現れたクラシック・ヴォーカルの娘役ちゃんは、「そ、そのウエストはいったい?!」な体型を披露して、度肝を抜いてくれた。
 いやそのたぶん、あのかわいこちゃんなドレスがいかんかったんやと思う……それ以外ではあそこまでおデヴさんには見えなかったから。
 しかし、メルヘンなまでにかわいいドレスで歌う彼女は、姿にあまりにも迫力があって……歌はどうだったんだろう。
 声としては、「清く正しく美しく」の彼女の方が好きかな。

 ポピュラー・ヴォーカルでは、ソロ歌手よりも男デュオ、しかも低音パートの子が気になる。まっつの低音にハマッてから、男役に求めるキーが変わったみたいだわ、わたし。
 ソロならある程度のキーでいいし、娘役とのデュオでもやはりある程度のキーでいいが、男同士で低音パートとなると、本気で低いからなー。
 ちょっといい感じの声の子がいたんだが、体型があまりに太いのでびびる。男の子たちはみんな、下半身のラインがまんま出るぴちぴちの黒パンツ着用なんだが……彼のお尻と股の肉はすごかった(笑)。顔も丸かったしなー。クラシック・ヴォーカルの娘役ちゃんといい、やっぱ歌うには肉が必要なのかしら。

 みんな進化しているのか、それぞれ客席へ向けて懸命にアピールしておりました。ガチガチに緊張して発表会ムード、という子は目に付かなかった。
 かといって、目立つほどアピールの濃い子も、派手な子もいない。
 平均値が上がったけれど、突出した個性もナシという印象。

 ところで、このヴォーカルパートのみ生演奏だったんですが。毎年そうだっけ?

 んじゃ、翌日欄に続く。


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