スカステが見られなくなって、早5日目の緑野です。
 衛星放送全部、まるっと映りません。
 画面には、

「信号が受信できません。E202
 悪天候やアンテナ設置に問題がある場合もあります」

 と出ております。
 断線したんだろうか……自分では直しようがない。

 つーことで、花楽映像も見られずにおります。

 千秋楽、退団挨拶をするわかなちゃんを見つめながら、顔を硬直させたままべそをかいていたまっつは、映っていたのでしょうか。
 ……映るわけないか……。

 わかなちゃんとのデュエット、ものごっつー好きだったよ。
 てゆーかまっつ、ソロより、デュエットの方がきれいだよね? ……あああとことん地味道を行くまっつ……いや、そーゆーのを、わたしが好んでいるだけのことか?

 まぁともかく、今回の公演のまっつのツボを語ろう。

 需要がなくてもいいんだっ、わたしが書きたい、わたしが書き残したいんだから!!

 ★★こあらった目線の、見どころまっつ。★★

『明智小五郎の事件簿―黒蜥蜴』

 冒頭のクラブ黒蜥蜴において、まっつは客の男を演じている。
 マダム緑川が思わせぶりに背中のタトゥを披露したとき、「出たぞー、トカゲちゃんがー!!」と叫ぶ。
 いちお、台詞のときはスポットライトが当たっているんだわ。暗めだけど。
 軽薄な場面、軽薄な人々。
 そのなかでも最初にピンで軽薄な声を上げなければならない役。

 似合ってないんだわ、コレが。

 無理矢理テンション上げて、無理矢理軽薄ぶっている。
 でもさー、キャラに合ってないんだよね。
 嘘臭くて薄ら寒くて、めっさ萌える(笑)。

 なんでまっつってこー、軽い役が似合わないんだろう。

 あとはコーラス時の「まっつの声の聴き分け」に燃える。
 全部聴き取れるわけじゃないけど、部分部分は低音が耳に飛び込んでくるぞっと。
 あああ、まっつの声好き〜〜。
 

 次は岩瀬家の書生さん役。
 台詞はひとつ、「ボクとピアノの連弾を」。

 こっちの役は、似合いすぎていて萌えです。

 カラダに合っていない大きめの学ランを着た、育ちはよさそうだが、頼りなさそうな青年。
 漂いまくるヘタレ感。

 これぞ、まっつ!!

 知性と育ちの良さ、そしてヘタレ。この3つを備えてこそまっつ!!

 まっつは成り上がりより貴族が似合う。
 馬鹿よりは秀才が似合う。
 だけど、天才は似合わない。ヒーローも似合わない。
 馬鹿役は、「学校の成績はいいけど、まぬけ」系なら似合う。

 知的クールビューティも似合うけれど、ヘタレ善人の方が、たぶん似合う。

 ……そんな「まっつ観」はファンとして正当なのでしょうか?
 まともなまっつファンはどう思ってるんだろう?

 なんにせよ、書生さんは萌えです。
 特技がピアノってのがたまらない。育ちいいんだ。でも押しは弱くてヘタレなんだ。あああ、これぞわたしのまっつ。

 早苗さん@ののすみちゃんにまともにプロポーズできず、その他大勢しているところも大変美味です。強引に突き進めないのね(笑)。

 公演後半戦では、自分の唇の下にひとさし指一本あてて「たよりない甘えっ子」ポーズで早苗さんを見つめることが多々あった。
 しかも、小首かしげてみたり!
 しかも、上目遣いしてみたり!

 なんのプレイですかっ?! そのかわいこちゃんぶりは、なにごとなのっ。
 あの書生さん、誘拐して帰りたいんですが!! 人間椅子に閉じこめて、持って帰りたいっす!!(鼻息)

 そしてなにより、縦にも横にも巨大な書生@きよみと仲良しなことも、大変萌えです。

 きよみ書生と、まっつ書生の体格差はすごいです。身長だけじゃなく、横幅もチガウ。
 なのにふたりは仲良しで、いつも一緒にいます。
 まっつが「ピアノの連弾を」とポーズを取るところで、どさくさにまぎれてきよみも同じポーズでアピってます。……ほんとに、仲良しです。
 きよみくんはまっつくんがスキなんですかね。後ろからまっつにしがみついたり、肩を抱いたり、毎回スキンシップ過多。(でも、まっつは気にしていない)←重要(笑)。

 書生さんシーンはすべて(プロポーズのときと酔っぱらい登場と「早苗がいない!」のとき)、自由に遊んでいいところなのか、観るたびなにかしらやってます。
 いちばん愉快なのは、波越@壮くんの「プロポーズ」の歌を聴きながら、きよみとまっつが、うっとりと手を握り合うとき。
 いつもやってるわけぢゃないが、何回かは遭遇したぞ(笑)。
 恋人の手を握るよーに手を重ね合い、途中ではっとして振り払う、とゆーやつ。

 まっつくんもヘタレだけど、きよみくんもヘタレキャラなのが惜しい。
 きよみくん、東宝ではキャラを変えてくれ。オトコマエ系になるんだっ。せっかく眼鏡っこなんだから、クールビューティを狙ってもいいぞ。
 そーしてまっつにちょっかいかけてくれ。腐女子が大喜びすること、請け合いだ。
 

 で、次が黒蜥蜴の手下役。
 黒尽くめに青いネッカチーフがオサレです。
 ボリュームのあるオールバックがまた、かっこいーです。

 上手側で慟哭芝居やってるみわさん書生に見とれていると、出てくる瞬間を見逃すので、みわさんの台詞が終わったらすぐに下手を見ること。サソリの台詞は耳だけで聞くこと。

 見どころはまず、みわっち書生とすれ違うところ。

 クールビューティーまっつは、みわっち書生さんとすれ違いざま、冷笑します。

「フッ」

 ……です。
 この、「フッ」が、たまらないんですよ!!(鼻息)

 無表情なくせに、一瞬だけクッと笑うの。そしてまた、人形のような顔に戻るの!!
 そして冷たく「黒蜥蜴様がいらっしゃいました」と報告するのよ。この低い声とテンションがいいのよー。

 やーん、かっこいー。

 で、さらにわたし的にハズせない見どころは。

 明智がソファの中に隠れていると思い込んだ黒蜥蜴の命令で、まっつたち手下がソファをロープでがんじがらめにする。
 このときまっつは客席に背中を向けているので、顔はろくに見えない。
 ここでぼーっと、客席に顔を見せているふみかの眉毛に見とれていちゃダメなのよ。
 ここで注目すべきなのは、まっつのお尻。

 この手下たちのお衣装は、黒蜥蜴様の趣味なのかしら。
 なんつーかこー、イヤラシイお衣装でね。

 黒のパンツを穿いているんだけど、身体に沿った、ラインがまんま出るパンツなのよ。

 で、客席に背を向けて、しゃがんで作業するまっつのお尻が、モロにラインが見えるというか、想像できるというか。

 肉の薄い、小さなお尻がぷるぷる動いているわけですよ。

 ある意味、裸よりエロいんぢゃねえか? と、ハァハァできます。(変態注意報!!)

 そのあとで、まっつ手下さんはわざわざ客席に向き直って、
「名探偵の最後だ!! はぁーっはっはっ!!」
 と、やる。

 このキレた感じの言い回しと、高笑いがねー。

 うすら寒くて、たまらないの!!

 似合ってない。テンション高い役、似合ってないよママン。
 なのに無理からテンションあげて、とーとつにキレて高笑いするの!!

 このいたたまれなさが萌え!!

 冷笑も無表情も、まっつ的に素敵なの。
 でもそこからテンションMAXに急激にメーター振り切って高笑い、は、無理がありすぎて、嘘くさくて痛々しくて、たまりません。

 だからまっつ、秀才は似合うけど天才……と紙一重の役は似合わないんだわ……わたし的に。

 さて、手下ズはそーやってすぐにソファと共に奥へ消えてしまうのですが、実はそのあとも舞台にはいるのよ。
 クローゼットから出てきた明智さんが波越くんにラヴコールしている間、手下くんたちは船室セットの裏側で、「海に放り込まれるソファ」を見守る演技をしている。……照明もないっつーに。
 まっつはわりと手前にいるので(シルエット確認)、ちゃんとがんばって演技しているところを見届けましょう。

 
 そのあとは、ラストの全員集合、ヘタレちゃった明智を見守る会の人々。

 ここでのまっつは、高確率で埋没していて見えません。

 角度の問題か? 1階席からでは、見えない率高すぎ。
 スーツの男たちだから、最初のクラブの客たちなのかな。みわっちもいるし、書生さんではないんだろう。
 そこにまざってしまった小さな小さなまっつは、周囲の男たちに埋没して顔が見えない。
 まあここは、全員無表情にギャラリーに徹しているので、まっつの深刻顔を愉しむのもいいけど、やっぱ明智くんの「コマがなんだーっ!!」プレイを眺めるのも良いかと。(プレイ言うな)

 階段に上がったあとなら、いくら小さなまっつでも顔は見えるよーになりますんで、無問題。

 うお。
 これっぽっちの出番(全部で何分よ?)なのに、芝居だけで長くなってしまった。
 ショーはまたいずれ。


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