大坂よいとこ。@春のおどり
2007年4月18日 タカラヅカ 1年ぶりです、OSKです、『春のおどり』です。
突然お誘いを受けまして、取るモノも取り合わず、とりあえずミナミの松竹座へ駆けつける。や、お誘いのメール見たのが開演2時間半前でな……よくぞ間に合った、開演5分前に座席にすべり込む。
予備知識は、トップスター大貴誠さんの退団公演だということ、日本モノと洋モノ、ショー2本立てだということ。
おもしろかった。
や、ほんと、ただもー、素直におもしろかった。
なつかしい、愛しい世界がそこにあった。
わたしは年間100回超えてヅカの舞台を観ている少しばかりディープなヅカファンで(少し、ですよ!!)いつだって「現在」のタカラヅカを愛しているのだけど。
なんか、いろーんなことの中でタカラヅカが変わってしまった、失ってしまったものを、『春のおどり』から感じたの。
昔の方が良かった、とは、思わない。いつだって、「今」がいちばん好き。好きでありたいと思う。
だけど。
「今」はもう失ってしまった「愛しいモノ」が、たしかにある。存在する。
そーゆーものに、不意に出会わせてくれた。
だからなんかもー、たのしくてたのしくて。
1部の和モノも2部の洋モノも、きゃーきゃーなキモチでいっぱい。自分でも、カオがにやけてるのがわかるの。あーわたし今、すっげー笑ってるぞー、なさけないカオしてるぞー、でもま、いっかー。
1部は「桜・舞・橋」で、大坂の橋をテーマにした日本物。
チョンパですよ、チョンパ。
「春のおどりはヨイヤサァ」ではじまる、お約束のアレ。
ライトがついた瞬間の華やかさ。わくわく感。ひらひらつけた天女たちが舞い踊るプロローグ。
ああ、この路線ですすむのだと思い込んだら。
……まともに和モノだったのって、プロローグだけ?(笑)
次の場面は、いなせなにーちゃんたちが歌い踊る、ノリのいい場面。
いきなり町人ですか、や、だって町人ってどーしても地味ぢゃん、いいの?
……いいのだ。
だって、かっこいいんだもん。
このへんで、「なんか変だぞ」と思うべきだったのか。
次の場面でタカセさんがこれまた色男オーラばりばりに橋の上での逢い引きをキメてくれるので、そっちにときめき、感じた違和感を忘れる。
なんだよー、あの色男ぶりー。いたずらっぽい大人の男の表情とかたまらん〜〜。
カノジョ役の若木さんがまた、かわいくてさー。すねるとことか、すげーキュート。あまり若い人には見えない(失礼)のに、それでもかわいくてかわいくて。あんな女の人好きだなー、と思う。
大人っぽい場面のあとに、子役がぞろぞろ出てきたことでまた、「あれ、なんか変だぞ」という気分になる。
子どもたちのシーンが、何故か長い(笑)。まあ、大人の恋バナばっかやってても単調になるから、こーゆーシーンも必要なのかなと思っていたんだが。
次の場面で、「やっぱ変だよこの日本物!!」と確信する。
カーテン前で、突然コントがはじまった!!
予備知識ないですから!! ふつーに和モノショーだと思ってましたから!! ついでに、サブタイトルも知りませんから! 大貴さんが橋について歌ってたなー、つーことと、橋のセットが出てきたなー、ぐらいで、「橋がテーマ」だということさえ、知らずに観てましたから!
泣いてる梅の橋ちゃん@珂逢こころをイジめる、おっさんふたり、太左衛門橋@緋波亜紀、淀屋橋@貴城優希。
橋の話だなんて知らないから、なにを言い合っているのか、マジでわからなかった。
しかし、緋波さんと貴城さんって、初見でも絶対目につくとびきり濃い男たちふたりで女の子イジめるって、そりゃないだろー(笑)。
最初「???」だったのが、だんだん「橋の話」だとわかってきて。
そうかこいつら、「橋」なんだ、擬人化なんだ! ……てゆーか、何故橋を擬人化してコントを?!(白目)
八百八橋大坂の橋の名は、みんな「バシ」と濁って発音する。なのに「梅の橋」だけは「ハシ」と清音だっつーんで、おっさん橋ふたりが梅の橋ちゃんをいじめているの。……わけわかんねえ。
コンセプトはわかったが、目的がわからずとまどっているところへ、どっかで聴いたメロディが流れる。
これは、日本物です。
みんな着物着てるし、髷を結っています。
なのに、流れるメロディは、「冬のソナタ」!!
なんぢゃそりゃ?!
と思っていたら、花道に清盛様登場!!
や、去年の『義経』で清盛役をやっていた素敵なアゴのおじさま(おにいさま?)桐生麻耶さん登場!!
もちろん着物です、髷姿です。
なのに。
マフラー巻いてます!!
ヨン様! ヨン様よ〜〜!!
「女の子をイジメちゃいけないよ」
てな、粋でいなせで超COOLなヨン様です。
お前は何者だ! と迫られ、ヨン様は花道でハタッと見得を切る。
「問われて名乗るもおこがましいが」とゆー、お約束の見得。
マフラーを巻いたその背中には。
目出度い鶴の絵。
そう、彼は「鶴橋」様!!
「ツルハシ」……そう、「ハシ」と濁らない!!
だからナニ。このコント。(白目。背景ベタフラ)
わけわかんねーけど、たのしい。
勢いだけに持って行かれる。
てゆーか、鶴橋様に持って行かれる。
鶴橋様、素敵(はぁと)。
そーしてコント4人集そろって大坂八百八橋ラップだ!!
ラップ? に、日本物でっ?!
てゆーか鶴橋様、歌うまいー。いちばんリズムにノれてる〜。鶴橋様なのにー(意味不明)。
「なんか変だぞ」と、思ったんだ……チョンパではじまる、ふつーの日本物っぽかったのに……ぜんぜん、ふつーぢゃなかった。
音楽が、見事に洋モノっす。
アレンジが完璧洋モノ。
だからすげーノリがいい。
舞台が大坂だから、町人ばかりなの。
「春のおどり」でチョンパだったから、平安だとか王朝だとか華やかな時代で来るかと思いきや、江戸時代一辺倒。
大都会大坂。
しぶとくも粋、ラテンでおおらか、ちゃっかりしてて適度にウェット。
京都ほど気取ってないし、江戸より下世話。
その「大坂」の魅力を歌い踊るショー。
舞台が江戸時代なだけで、感覚は、現代。
鶴橋様コントはもう1回あったし、「橋の上での、大人の男と女の恋」も今度は桜花さんを主人公にしてもう1回あった。これがまた、糸を引きそうにクドい……桜花さんっておもしれー。
そして「シメるとこはシメるぜ」と、大貴さん中心の連獅子。
ごちゃまぜ感と、笑いと、ノリの良さ。
桜花さんの「これでもか!」なクサみと、大貴さんの端正なセンチメンタルさ。
緩急具合が、すげーツボりました。
てゆーか桜花さん、最後のソロすげーよ。あのクドさと色気はナニ。
日本物なのに、着物なのに、歌う歌はふつーに現代、ムード歌謡系。知ってる歌なんだが、タイトルが思い出せない……。
ヅカでなら、黒タキ着て流し目ばんばんで歌っている感じ。……着物なのに!!
この人のクドさと色気に勝てる人は、ハマコぐらいかもしれない……。そして、ハマコより美形カテゴリ。
もー、すげー素敵。
と、本気でたのしかったっす。
2部の話はまた別欄で。
突然お誘いを受けまして、取るモノも取り合わず、とりあえずミナミの松竹座へ駆けつける。や、お誘いのメール見たのが開演2時間半前でな……よくぞ間に合った、開演5分前に座席にすべり込む。
予備知識は、トップスター大貴誠さんの退団公演だということ、日本モノと洋モノ、ショー2本立てだということ。
おもしろかった。
や、ほんと、ただもー、素直におもしろかった。
なつかしい、愛しい世界がそこにあった。
わたしは年間100回超えてヅカの舞台を観ている少しばかりディープなヅカファンで(少し、ですよ!!)いつだって「現在」のタカラヅカを愛しているのだけど。
なんか、いろーんなことの中でタカラヅカが変わってしまった、失ってしまったものを、『春のおどり』から感じたの。
昔の方が良かった、とは、思わない。いつだって、「今」がいちばん好き。好きでありたいと思う。
だけど。
「今」はもう失ってしまった「愛しいモノ」が、たしかにある。存在する。
そーゆーものに、不意に出会わせてくれた。
だからなんかもー、たのしくてたのしくて。
1部の和モノも2部の洋モノも、きゃーきゃーなキモチでいっぱい。自分でも、カオがにやけてるのがわかるの。あーわたし今、すっげー笑ってるぞー、なさけないカオしてるぞー、でもま、いっかー。
1部は「桜・舞・橋」で、大坂の橋をテーマにした日本物。
チョンパですよ、チョンパ。
「春のおどりはヨイヤサァ」ではじまる、お約束のアレ。
ライトがついた瞬間の華やかさ。わくわく感。ひらひらつけた天女たちが舞い踊るプロローグ。
ああ、この路線ですすむのだと思い込んだら。
……まともに和モノだったのって、プロローグだけ?(笑)
次の場面は、いなせなにーちゃんたちが歌い踊る、ノリのいい場面。
いきなり町人ですか、や、だって町人ってどーしても地味ぢゃん、いいの?
……いいのだ。
だって、かっこいいんだもん。
このへんで、「なんか変だぞ」と思うべきだったのか。
次の場面でタカセさんがこれまた色男オーラばりばりに橋の上での逢い引きをキメてくれるので、そっちにときめき、感じた違和感を忘れる。
なんだよー、あの色男ぶりー。いたずらっぽい大人の男の表情とかたまらん〜〜。
カノジョ役の若木さんがまた、かわいくてさー。すねるとことか、すげーキュート。あまり若い人には見えない(失礼)のに、それでもかわいくてかわいくて。あんな女の人好きだなー、と思う。
大人っぽい場面のあとに、子役がぞろぞろ出てきたことでまた、「あれ、なんか変だぞ」という気分になる。
子どもたちのシーンが、何故か長い(笑)。まあ、大人の恋バナばっかやってても単調になるから、こーゆーシーンも必要なのかなと思っていたんだが。
次の場面で、「やっぱ変だよこの日本物!!」と確信する。
カーテン前で、突然コントがはじまった!!
予備知識ないですから!! ふつーに和モノショーだと思ってましたから!! ついでに、サブタイトルも知りませんから! 大貴さんが橋について歌ってたなー、つーことと、橋のセットが出てきたなー、ぐらいで、「橋がテーマ」だということさえ、知らずに観てましたから!
泣いてる梅の橋ちゃん@珂逢こころをイジめる、おっさんふたり、太左衛門橋@緋波亜紀、淀屋橋@貴城優希。
橋の話だなんて知らないから、なにを言い合っているのか、マジでわからなかった。
しかし、緋波さんと貴城さんって、初見でも絶対目につくとびきり濃い男たちふたりで女の子イジめるって、そりゃないだろー(笑)。
最初「???」だったのが、だんだん「橋の話」だとわかってきて。
そうかこいつら、「橋」なんだ、擬人化なんだ! ……てゆーか、何故橋を擬人化してコントを?!(白目)
八百八橋大坂の橋の名は、みんな「バシ」と濁って発音する。なのに「梅の橋」だけは「ハシ」と清音だっつーんで、おっさん橋ふたりが梅の橋ちゃんをいじめているの。……わけわかんねえ。
コンセプトはわかったが、目的がわからずとまどっているところへ、どっかで聴いたメロディが流れる。
これは、日本物です。
みんな着物着てるし、髷を結っています。
なのに、流れるメロディは、「冬のソナタ」!!
なんぢゃそりゃ?!
と思っていたら、花道に清盛様登場!!
や、去年の『義経』で清盛役をやっていた素敵なアゴのおじさま(おにいさま?)桐生麻耶さん登場!!
もちろん着物です、髷姿です。
なのに。
マフラー巻いてます!!
ヨン様! ヨン様よ〜〜!!
「女の子をイジメちゃいけないよ」
てな、粋でいなせで超COOLなヨン様です。
お前は何者だ! と迫られ、ヨン様は花道でハタッと見得を切る。
「問われて名乗るもおこがましいが」とゆー、お約束の見得。
マフラーを巻いたその背中には。
目出度い鶴の絵。
そう、彼は「鶴橋」様!!
「ツルハシ」……そう、「ハシ」と濁らない!!
だからナニ。このコント。(白目。背景ベタフラ)
わけわかんねーけど、たのしい。
勢いだけに持って行かれる。
てゆーか、鶴橋様に持って行かれる。
鶴橋様、素敵(はぁと)。
そーしてコント4人集そろって大坂八百八橋ラップだ!!
ラップ? に、日本物でっ?!
てゆーか鶴橋様、歌うまいー。いちばんリズムにノれてる〜。鶴橋様なのにー(意味不明)。
「なんか変だぞ」と、思ったんだ……チョンパではじまる、ふつーの日本物っぽかったのに……ぜんぜん、ふつーぢゃなかった。
音楽が、見事に洋モノっす。
アレンジが完璧洋モノ。
だからすげーノリがいい。
舞台が大坂だから、町人ばかりなの。
「春のおどり」でチョンパだったから、平安だとか王朝だとか華やかな時代で来るかと思いきや、江戸時代一辺倒。
大都会大坂。
しぶとくも粋、ラテンでおおらか、ちゃっかりしてて適度にウェット。
京都ほど気取ってないし、江戸より下世話。
その「大坂」の魅力を歌い踊るショー。
舞台が江戸時代なだけで、感覚は、現代。
鶴橋様コントはもう1回あったし、「橋の上での、大人の男と女の恋」も今度は桜花さんを主人公にしてもう1回あった。これがまた、糸を引きそうにクドい……桜花さんっておもしれー。
そして「シメるとこはシメるぜ」と、大貴さん中心の連獅子。
ごちゃまぜ感と、笑いと、ノリの良さ。
桜花さんの「これでもか!」なクサみと、大貴さんの端正なセンチメンタルさ。
緩急具合が、すげーツボりました。
てゆーか桜花さん、最後のソロすげーよ。あのクドさと色気はナニ。
日本物なのに、着物なのに、歌う歌はふつーに現代、ムード歌謡系。知ってる歌なんだが、タイトルが思い出せない……。
ヅカでなら、黒タキ着て流し目ばんばんで歌っている感じ。……着物なのに!!
この人のクドさと色気に勝てる人は、ハマコぐらいかもしれない……。そして、ハマコより美形カテゴリ。
もー、すげー素敵。
と、本気でたのしかったっす。
2部の話はまた別欄で。
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