えーっと、日曜に花東宝楽観て、月曜は移動日で、昨日雪『エリザベート』観て、さらに今日『姿月あさと20th Anniversary シンフォニックコンサート2007』観て……って、なんでこんなスケジュール組んでるんだ自分。
いい加減、キャパオーバーです。ぜえはあ。(さらに、レディースデーだからって、コンサートのあとで映画見てますよ、この人)
大阪センチュリー交響楽団の演奏で、10人の作曲家によってアレンジされた有名歌謡曲20曲を、ずんちゃんが歌う、という。
ずんちゃんのデビュー20周年記念、つーことで、ずんちゃんの生まれた1970年から順に、その当時の流行歌をチョイス、ずんちゃんのアルバムを眺めながら拝聴する。
ええ、赤ちゃんのころからの、姿月あさとが見られます。ステージ後方に設置された巨大スクリーンにて。
かーわーいーいー。
幼児時代、小学生、がきんちょのくせに髪をお団子にしてお化粧してバレエの発表会に出ていたり。
「翼をください」「卒業写真」「秋桜」「魅せられて」……その「時代」の曲が、その「時代」のずんちゃんの写真とともに流れる。
聴いたことのない、新しいアレンジで。
いやぁ。
このアレンジが、すげえの!!
おもしろーい。
ノリのいいハズの曲がしっとりした語りかけるよーな曲になっていたり、しみじみした曲が壮大な曲になっていたり。
「オーケストラ」で演奏する、ということを念頭に置いたアレンジって、おもしろい。
武器をきちんと使えている。オーケストラという武器。これだけの「音」を使って「表現する」ことを、ちゃんと考え、たのしんでいる。
わたしは音楽的な才能が欠如しているので、音のいい悪いの判断も大してつかないんだが。
なにもわかっていない素人なりに、音楽を愉しんできました。
いやあ、おもしろいわー、このコンサート。
わたしはずんちゃんのコンサートは初体験だ。
ヅカ現役時代もそのあとも、一切知らない。だから、ずんちゃんがどんな人なのか、さーっぱりわかっていない。
そりゃ、当時からわたしは全公演観たい人だったので大劇場公演は観ていたけれど、大劇場公演は単独コンサートではないし。バウはチケット取れなかったし。や、本気ですげー人気だったもん、ずんちゃん。
だから改めての姿月あさと体験。
……変わってない、んだ。
わたしの記憶にある、イメージにあるままの「歌」だった。
わたしが漠然と思っている「姿月あさと」そのままだった。
そこにいるのはタカラヅカスターでもなければ、男役でもない、女性歌手だけれど。
それでも、「ああ、ずんちゃんだ」と痛感した。
クリアな歌声。
素直な声なんだ。
わたしは姿月あさとを知らない。ヅカの舞台は観ていたけれど、それだけではまったくわからない。わたしはどうしても、芝居として、作品としてあーだこーだ言って観ちゃうし。
そうではなくて、姿月あさと、個人。単体。
だから、見てみたかったんだ。どんな人なのか、のぞいてみたかったんだ。個人コンサートで。
で。
結局のところ、「ああ、ずんちゃんだ」と思った。
個人コンサートははじめてだし、トークを聞くのもはじめてだったけれど、それでもわたしが勝手になんとなーく感じていたままの「ずんちゃん」で、すこんと納得した。
芸風ってのは、変わるモノではないんだなあ。
芝居が歌になったとしても。男が女になったとしても。
それって、すごいよなあ。
曲は見事に耳馴染みのあるモノ。
だってアータ、同世代ですから(笑)。ビバ30代。
ワタさんの『Across』がたのしかったのと同じ、みーんな知っている曲! 元の曲がわかっているだけに、アレンジのすごさにもウケる。
その、すごい自己主張の強い曲たちを、ずんちゃんは忠実に素直に声にしている。
彼女がタカラヅカ時代に、広く一般的な人気を博したのも、その素直さゆえだろうと思う。
クドくない。アクがない。タカラヅカというモノが持つ独特な臭味がない。
そーして彼女が率いる宙組は、「ナチュラル」「真っ白」という組カラーを構築し、たかこに受け継がれた。
曲をそのまま声にする、豊かな素質と素直な感性。
派手な演奏とアレンジを、さらりと「流す」歌声。
これがオサ様だったら、絶対オケとアレンジと、「戦う」ことになるんだろーなー(笑)。オサ様はべつに戦っている気なんかなくて、自由にしているだけなんだろーけど。結果的に彼はオーケストラやアレンジを「屈服」させそうだ。
つい先日聴いたオサ様の歌声や芸風と、ずんちゃんのソレがあまりに対極で、ひそかにツボる(笑)。
どの曲も興味深くて、たのしかったんだけど。
ラストソングがよりによって「愛と死のロンド」で。
馴染み深いどころか昨日さんざん聴いたよ!なイントロが流れ、これまたツボる。
いやその。
いつも聴いているオケとの音の差におどろいた。
昨日聴いたのと同じ曲だと思えませんが、オーケストラ?!
ヅカのオケがどれだけ雑音入っているかわかった……あんなになめらかな音で演奏されるもんなんだね、あの曲。
水くんの歌のあとに、ずんちゃんか……ははは。まさか続けて聴くことになるとは思ってなかったからさー。や、芝居の中の歌とコンサートの歌はチガウし、水くんとずんちゃんは表現しようとしているものがチガウから、ソレはいいんだけど。
ずんちゃんは「アンコール曲」ってことで、とてもさらりと力みもナニもなく「持ち歌」を披露してくれたわけです。
いやはや、すばらしい歌声です。
わたし、宙『エリザベート』は2回しか観てないのよ……チケット取れなかったんだもん。わたしの『エリザベート』観劇歴の中で最少回数ですよ。
だからずんこトートの歌は、ナマでほとんど聴いたことがなくて。
こうやってまた聴くことが出来てよかった。
たのしかったっす。
「音楽」っておもしろいなー。
ああ、そして。
「あたしたちって今、オサ中毒だよね」
とうなずき合うわたしとnanaタンは、「オサ様の歌が聴きたいなあ。またコンサートやってくんないかなあ」と帰り道で語り合うのでした。
いい加減、キャパオーバーです。ぜえはあ。(さらに、レディースデーだからって、コンサートのあとで映画見てますよ、この人)
大阪センチュリー交響楽団の演奏で、10人の作曲家によってアレンジされた有名歌謡曲20曲を、ずんちゃんが歌う、という。
ずんちゃんのデビュー20周年記念、つーことで、ずんちゃんの生まれた1970年から順に、その当時の流行歌をチョイス、ずんちゃんのアルバムを眺めながら拝聴する。
ええ、赤ちゃんのころからの、姿月あさとが見られます。ステージ後方に設置された巨大スクリーンにて。
かーわーいーいー。
幼児時代、小学生、がきんちょのくせに髪をお団子にしてお化粧してバレエの発表会に出ていたり。
「翼をください」「卒業写真」「秋桜」「魅せられて」……その「時代」の曲が、その「時代」のずんちゃんの写真とともに流れる。
聴いたことのない、新しいアレンジで。
いやぁ。
このアレンジが、すげえの!!
おもしろーい。
ノリのいいハズの曲がしっとりした語りかけるよーな曲になっていたり、しみじみした曲が壮大な曲になっていたり。
「オーケストラ」で演奏する、ということを念頭に置いたアレンジって、おもしろい。
武器をきちんと使えている。オーケストラという武器。これだけの「音」を使って「表現する」ことを、ちゃんと考え、たのしんでいる。
わたしは音楽的な才能が欠如しているので、音のいい悪いの判断も大してつかないんだが。
なにもわかっていない素人なりに、音楽を愉しんできました。
いやあ、おもしろいわー、このコンサート。
わたしはずんちゃんのコンサートは初体験だ。
ヅカ現役時代もそのあとも、一切知らない。だから、ずんちゃんがどんな人なのか、さーっぱりわかっていない。
そりゃ、当時からわたしは全公演観たい人だったので大劇場公演は観ていたけれど、大劇場公演は単独コンサートではないし。バウはチケット取れなかったし。や、本気ですげー人気だったもん、ずんちゃん。
だから改めての姿月あさと体験。
……変わってない、んだ。
わたしの記憶にある、イメージにあるままの「歌」だった。
わたしが漠然と思っている「姿月あさと」そのままだった。
そこにいるのはタカラヅカスターでもなければ、男役でもない、女性歌手だけれど。
それでも、「ああ、ずんちゃんだ」と痛感した。
クリアな歌声。
素直な声なんだ。
わたしは姿月あさとを知らない。ヅカの舞台は観ていたけれど、それだけではまったくわからない。わたしはどうしても、芝居として、作品としてあーだこーだ言って観ちゃうし。
そうではなくて、姿月あさと、個人。単体。
だから、見てみたかったんだ。どんな人なのか、のぞいてみたかったんだ。個人コンサートで。
で。
結局のところ、「ああ、ずんちゃんだ」と思った。
個人コンサートははじめてだし、トークを聞くのもはじめてだったけれど、それでもわたしが勝手になんとなーく感じていたままの「ずんちゃん」で、すこんと納得した。
芸風ってのは、変わるモノではないんだなあ。
芝居が歌になったとしても。男が女になったとしても。
それって、すごいよなあ。
曲は見事に耳馴染みのあるモノ。
だってアータ、同世代ですから(笑)。ビバ30代。
ワタさんの『Across』がたのしかったのと同じ、みーんな知っている曲! 元の曲がわかっているだけに、アレンジのすごさにもウケる。
その、すごい自己主張の強い曲たちを、ずんちゃんは忠実に素直に声にしている。
彼女がタカラヅカ時代に、広く一般的な人気を博したのも、その素直さゆえだろうと思う。
クドくない。アクがない。タカラヅカというモノが持つ独特な臭味がない。
そーして彼女が率いる宙組は、「ナチュラル」「真っ白」という組カラーを構築し、たかこに受け継がれた。
曲をそのまま声にする、豊かな素質と素直な感性。
派手な演奏とアレンジを、さらりと「流す」歌声。
これがオサ様だったら、絶対オケとアレンジと、「戦う」ことになるんだろーなー(笑)。オサ様はべつに戦っている気なんかなくて、自由にしているだけなんだろーけど。結果的に彼はオーケストラやアレンジを「屈服」させそうだ。
つい先日聴いたオサ様の歌声や芸風と、ずんちゃんのソレがあまりに対極で、ひそかにツボる(笑)。
どの曲も興味深くて、たのしかったんだけど。
ラストソングがよりによって「愛と死のロンド」で。
馴染み深いどころか昨日さんざん聴いたよ!なイントロが流れ、これまたツボる。
いやその。
いつも聴いているオケとの音の差におどろいた。
昨日聴いたのと同じ曲だと思えませんが、オーケストラ?!
ヅカのオケがどれだけ雑音入っているかわかった……あんなになめらかな音で演奏されるもんなんだね、あの曲。
水くんの歌のあとに、ずんちゃんか……ははは。まさか続けて聴くことになるとは思ってなかったからさー。や、芝居の中の歌とコンサートの歌はチガウし、水くんとずんちゃんは表現しようとしているものがチガウから、ソレはいいんだけど。
ずんちゃんは「アンコール曲」ってことで、とてもさらりと力みもナニもなく「持ち歌」を披露してくれたわけです。
いやはや、すばらしい歌声です。
わたし、宙『エリザベート』は2回しか観てないのよ……チケット取れなかったんだもん。わたしの『エリザベート』観劇歴の中で最少回数ですよ。
だからずんこトートの歌は、ナマでほとんど聴いたことがなくて。
こうやってまた聴くことが出来てよかった。
たのしかったっす。
「音楽」っておもしろいなー。
ああ、そして。
「あたしたちって今、オサ中毒だよね」
とうなずき合うわたしとnanaタンは、「オサ様の歌が聴きたいなあ。またコンサートやってくんないかなあ」と帰り道で語り合うのでした。
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