彼はロケンロール。@新人公演『エリザベート』
2007年5月22日 タカラヅカ 今日は梅田で月組全ツ初日観て、ムラへ移動して雪新公観て、と大忙しだわ。ああそして、フルールのたこ焼きが「20分待ち」×2のあげく、売り切れで食べられなかったことが心残り……(たこやき食べるハート満々だったのよ!)。
月組の話は置くとして、なんといっても新人公演『エリザベート』。
や、とりあえず、おもしろかった。
ハイディさんに譲ってもらったおかげで、わたしの新公観劇経験MAXの良席。
オペラ無しで顔が見える〜〜、全体が見渡せる〜〜。つか、『エリザベート』でセンター坐るのはぢめてだ〜〜。(チケ運ないっすから!)
コマトートが、近いです!! お化粧すごいです! 顔はキャンバス! よくぞそこまで描き込んだ!ってくらい、すごいです。ブルーのシャドウがデビルマンの眉みたいになってます。眉はその上で枝分かれしてます。青と黒の鹿の角みたいです。
……コマくん。がんばったのはわかるから、東宝ではお化粧変えようね……。
トート@コマは、アツい魂を持った、シャウトなヤロウです。
彼の生き方は、ロケンロールです。
ロックではなく、ロックンロールでもなく、ロケンロール、もしくはロケンロー。……ニュアンスをくみ取ってください。
シャウトの最中で音色が変わったり、音が迷子になったりいろいろですが、いいんです、それは彼なりの表現なんです。
開演アナウンスから、彼のアツいハートはびんびん伝わってきます。
低い、なりきった声で、微妙にタメつつアナウンスしてます。録音のはずなのに、影アナウンス(影ソロとかのノリで)かと思わせるよーなパッションです。
プロローグはぶった切りで、ルキーニと裁判官のやりとりの背景にトートが無言で登場、シシィがせり上がってきて詩の朗読につながるので、トートは一切喋りませぬ。
登場時はクールなトートだったのにね……シシィとの初対面で、すでにエンジンがかかりはじめる。とってもアツくフォーリンラヴ(笑)。
あとは出てくるたびに上昇加熱。
クールに「美しい顔」「セクシーな佇まい」を演出していたつもり……つーか予定……つーか希望……だったろうに、一旦スイッチ入っちゃうと、顔ゆがめてシャウトシャウトっ!! ゆがんでますよ顔、表情行き過ぎてます、戻って戻って!
と、万事この調子で大変愉快なトート閣下でした。
あれが「トート」かというと、正直よくわからんですが、ぶちこわす勢いであがいている姿は心地いいっす。
ラストの挨拶も、最後まで「男役声」。低い、作り上げられた声で話していた。素のオンナノコの声で話す子も多い中、最後まで「男役スター・沙央くらま」で通しますか。
かっこいいぞ。
さて、あとは順不同、思いつくままに。
マダム・ヴォルフのコレクションが、ステキにオカマ・ショーだった。
マダム・ヴォルフ@せーこちゃん、ごつっ。
かっこいー女役が歌っているというより、「男役が演じている女役」のようだった。月組の嘉月さんみたい。
歌うまいー、押し出しいいー、こわかっこいいー。
娼婦のみなさんは「あ、ホンモノのオンナノコかな?」と思ったけれど、そのあとに登場したマデレーネが、見事にオカマ。
やっぱしゲイバーなんだコレ! 大司教様ったら、そんな趣味が?!
エリザベートに夢中なフランツ陛下の関心を別の人間に移させるために、オカマを用意しますか! たしかに、有効な手段かもしれん。こっちに開眼してくれりゃー、もうシシィになんか見向きもしなくなるだろう。
事前チェックしていなかったので、マデが誰か知らずにいたの。
黒天使で愛輝ゆまくん、目立つところにいるなあ、と思ってはいたけど、そうか、マデレーネだったからか!! マデ役の黒天使はいつも、目立つ位置で踊ってるよねえ。
でもまさか、彼がマデだとは夢にも思っていなかったので、魚ちゃんが立ち上がった瞬間(それまでは歌に従って他の娼婦たちを眺めていた)に、アゴが落ちた(笑)。
ええっと、マデをやるなら、もう少し女の子に見えるお化粧をしていてもよかったのかも……?
なんか、すげーこわいっす。ヤロウっす。特徴ある輪郭と頬骨が、化粧とライトで強調されてます。
『Young Bloods!! 』『ハロー!ダンシング』と着実にわたしの目を奪ってくれる愛輝くん、なんかもー、マジでかいですよマデレーネ!
フランツ@しゅうくんもでかいけど、トウで立つ分さらにでかいマデレーネ。フランツを覆い尽くす勢いだ。
なにがウケたかって、最後のフランツにチューするところ。ルキーニのフラッシュに合わせて足を交差してしなりとポーズを取るんだが、そこがもお、潔いまでにオカマ。
なんてわざとらしい「オンナノコ」ポーズ。
そっかあ、もうオンナノコができないくらい、「男役」なんだね、愛輝くん。
それがわかって、愛しさが増す。
少年ルドルフ@詩風翠くん、かわいい〜〜。
甘く可憐な容姿と、素直な歌声。
でも、横顔はアゴがしっかりしていて、ちゃんと「男役」向きの顔立ちなの。
いつもは立ち見とかでオペラグラス使用なので、主要人物以外見られないけれど、今回はわりとあちこち眺めていたの。
で、バートイシュルのお見合い場面で、兵士ふたりが細かい芝居をしているのに気づいて。
あの兵士のちっこい方、かわいーなー、きっとまだ若いんだろうなー、お肌つるつる〜〜とか思っていたら、小ルドルフで再登場! 役ついてたのか!
とにかくかわいーよー。
もうひとりの兵士って、剣崎裕歌くん……? いやその、演技よかったけど、その、ちょっと彼の横に大きくなりっぷりに目を疑ったので。本公演でも、最初彼だとわからなかったくらい。
92期文化祭で、「いちばんの美貌の君」と称した、天海祐希と壮一帆を足して2で割ったよーな美貌の彼が、なんでこんなにふくらんでしまったのか……うわーん、もったいない〜〜! 歌も芝居もできる子なのにー。
あと、芝居で目を惹いたのがグリュンネ伯爵@彩夏涼。
この子おもしろい。
グリュンネ伯爵って組長だとか専科さんだとかがやる役で、あまり変化がないというか、すでにしっかり型が決まっているという印象だったけど、ここまで表情豊かに演じてもいいのか、と開眼。
実にいろんな表情(顔だけでなく、全身含む)で、そのときどきの感情を表現している。
芝居、好きなんだろうな。この役を息づかせること、作品の中で役割を果たすことを、たのしんでいる。
見てて気持ちいいわぁ。
他の感想は別欄で。
月組の話は置くとして、なんといっても新人公演『エリザベート』。
や、とりあえず、おもしろかった。
ハイディさんに譲ってもらったおかげで、わたしの新公観劇経験MAXの良席。
オペラ無しで顔が見える〜〜、全体が見渡せる〜〜。つか、『エリザベート』でセンター坐るのはぢめてだ〜〜。(チケ運ないっすから!)
コマトートが、近いです!! お化粧すごいです! 顔はキャンバス! よくぞそこまで描き込んだ!ってくらい、すごいです。ブルーのシャドウがデビルマンの眉みたいになってます。眉はその上で枝分かれしてます。青と黒の鹿の角みたいです。
……コマくん。がんばったのはわかるから、東宝ではお化粧変えようね……。
トート@コマは、アツい魂を持った、シャウトなヤロウです。
彼の生き方は、ロケンロールです。
ロックではなく、ロックンロールでもなく、ロケンロール、もしくはロケンロー。……ニュアンスをくみ取ってください。
シャウトの最中で音色が変わったり、音が迷子になったりいろいろですが、いいんです、それは彼なりの表現なんです。
開演アナウンスから、彼のアツいハートはびんびん伝わってきます。
低い、なりきった声で、微妙にタメつつアナウンスしてます。録音のはずなのに、影アナウンス(影ソロとかのノリで)かと思わせるよーなパッションです。
プロローグはぶった切りで、ルキーニと裁判官のやりとりの背景にトートが無言で登場、シシィがせり上がってきて詩の朗読につながるので、トートは一切喋りませぬ。
登場時はクールなトートだったのにね……シシィとの初対面で、すでにエンジンがかかりはじめる。とってもアツくフォーリンラヴ(笑)。
あとは出てくるたびに上昇加熱。
クールに「美しい顔」「セクシーな佇まい」を演出していたつもり……つーか予定……つーか希望……だったろうに、一旦スイッチ入っちゃうと、顔ゆがめてシャウトシャウトっ!! ゆがんでますよ顔、表情行き過ぎてます、戻って戻って!
と、万事この調子で大変愉快なトート閣下でした。
あれが「トート」かというと、正直よくわからんですが、ぶちこわす勢いであがいている姿は心地いいっす。
ラストの挨拶も、最後まで「男役声」。低い、作り上げられた声で話していた。素のオンナノコの声で話す子も多い中、最後まで「男役スター・沙央くらま」で通しますか。
かっこいいぞ。
さて、あとは順不同、思いつくままに。
マダム・ヴォルフのコレクションが、ステキにオカマ・ショーだった。
マダム・ヴォルフ@せーこちゃん、ごつっ。
かっこいー女役が歌っているというより、「男役が演じている女役」のようだった。月組の嘉月さんみたい。
歌うまいー、押し出しいいー、こわかっこいいー。
娼婦のみなさんは「あ、ホンモノのオンナノコかな?」と思ったけれど、そのあとに登場したマデレーネが、見事にオカマ。
やっぱしゲイバーなんだコレ! 大司教様ったら、そんな趣味が?!
エリザベートに夢中なフランツ陛下の関心を別の人間に移させるために、オカマを用意しますか! たしかに、有効な手段かもしれん。こっちに開眼してくれりゃー、もうシシィになんか見向きもしなくなるだろう。
事前チェックしていなかったので、マデが誰か知らずにいたの。
黒天使で愛輝ゆまくん、目立つところにいるなあ、と思ってはいたけど、そうか、マデレーネだったからか!! マデ役の黒天使はいつも、目立つ位置で踊ってるよねえ。
でもまさか、彼がマデだとは夢にも思っていなかったので、魚ちゃんが立ち上がった瞬間(それまでは歌に従って他の娼婦たちを眺めていた)に、アゴが落ちた(笑)。
ええっと、マデをやるなら、もう少し女の子に見えるお化粧をしていてもよかったのかも……?
なんか、すげーこわいっす。ヤロウっす。特徴ある輪郭と頬骨が、化粧とライトで強調されてます。
『Young Bloods!! 』『ハロー!ダンシング』と着実にわたしの目を奪ってくれる愛輝くん、なんかもー、マジでかいですよマデレーネ!
フランツ@しゅうくんもでかいけど、トウで立つ分さらにでかいマデレーネ。フランツを覆い尽くす勢いだ。
なにがウケたかって、最後のフランツにチューするところ。ルキーニのフラッシュに合わせて足を交差してしなりとポーズを取るんだが、そこがもお、潔いまでにオカマ。
なんてわざとらしい「オンナノコ」ポーズ。
そっかあ、もうオンナノコができないくらい、「男役」なんだね、愛輝くん。
それがわかって、愛しさが増す。
少年ルドルフ@詩風翠くん、かわいい〜〜。
甘く可憐な容姿と、素直な歌声。
でも、横顔はアゴがしっかりしていて、ちゃんと「男役」向きの顔立ちなの。
いつもは立ち見とかでオペラグラス使用なので、主要人物以外見られないけれど、今回はわりとあちこち眺めていたの。
で、バートイシュルのお見合い場面で、兵士ふたりが細かい芝居をしているのに気づいて。
あの兵士のちっこい方、かわいーなー、きっとまだ若いんだろうなー、お肌つるつる〜〜とか思っていたら、小ルドルフで再登場! 役ついてたのか!
とにかくかわいーよー。
もうひとりの兵士って、剣崎裕歌くん……? いやその、演技よかったけど、その、ちょっと彼の横に大きくなりっぷりに目を疑ったので。本公演でも、最初彼だとわからなかったくらい。
92期文化祭で、「いちばんの美貌の君」と称した、天海祐希と壮一帆を足して2で割ったよーな美貌の彼が、なんでこんなにふくらんでしまったのか……うわーん、もったいない〜〜! 歌も芝居もできる子なのにー。
あと、芝居で目を惹いたのがグリュンネ伯爵@彩夏涼。
この子おもしろい。
グリュンネ伯爵って組長だとか専科さんだとかがやる役で、あまり変化がないというか、すでにしっかり型が決まっているという印象だったけど、ここまで表情豊かに演じてもいいのか、と開眼。
実にいろんな表情(顔だけでなく、全身含む)で、そのときどきの感情を表現している。
芝居、好きなんだろうな。この役を息づかせること、作品の中で役割を果たすことを、たのしんでいる。
見てて気持ちいいわぁ。
他の感想は別欄で。
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