作品の器が大きいからこそ。@新人公演『エリザベート』
2007年5月27日 タカラヅカ ハイディさんちでWiiスポーツをほんのちょっとやっただけで、両腕が筋肉痛の緑野です。
ボクシングをあんなに一生懸命やらなきゃ、せめて右腕だけの筋肉痛ですんだものの……両腕痛い……。
や、ハイディさんちに行った理由がまっつまっつだったりするんですがね。まっつってば罪作りよね。(いやその、お世話になりました、ハイディさん&BENさん。んで、さらによろしくです)
新人公演『エリザベート』感想の続き、あと少しだけ。
ゾフィー@かおりちゃん。
本役のマダム・ヴォルフでも感じたけれど、ほんとーに「正統派」の娘役なんだなあ。実力があるんだから、こーゆー脇の大物役も簡単プーに演じられるかと思いきや、手に余っている。
低音が出ないので最初の「強く厳しく」がキマらなかったのはたしかに痛いけど、それ以上に持ち味のちがいが気になった。
きれいすぎる。
月組のあいちゃんもそうだったなー。真ん中向きの子は脇にはハマらないのか。……って、それで正しいのか。
後半はリズムを掴んだようで安心して見ていられた。
せっかくの大輪の花だ、大切に延ばしていってほしーなー。
エルマー@ぐっちょん。
本来の登場シーンをカットされているため、登場するなり苦悩全開。
こんな演出でエルマーを演じるのは、そりゃー難しいだろう。……比べるつもりはないが、脳裏に浮かぶのは月組のマギー。彼はこんな演出なのに、登場するなりトップテンション、号泣せんばかりの勢いだった。やっぱアレは相当特殊なんだな……。
ぐっちょんはクールキャラなんですか? 表情が変わらないことが気になった。好きなカオなんで、眺めているだけでたのしいんだけど……クールビューティとしてキャラメイクしたなら、もっと徹底して欲しかったな。
それこそとことん冷酷、目的のためには手段を選ばない、ルドルフのことは利用して捨てる気満々とか、行きすぎた愛国者のやばさを出すようにしてみるとか。あ、あのカオでソレを極められるとウバルド@ケロになってしまうか(笑)。
カオはクール、でもなんか叫んでるし、温度がよくわからない……。
なんか最近、エルマーがキャラクタとして愛しくてならないので(笑)、真面目くさって踊っているところとか自分の世界に入っているルドルフに話しかけてスルーされているところとか、ツボ満載、新公でもたのしく注目してました。
なんつーか、トート@コマがクドくて嘘くさい(ホメてます)ので、そんなトートに「どうぞ我らのお仲間に」とたのしそーにしている革命家たちの浮き世離れぶりは愉快です。
革命家トリオはやはり、なにがなんでも美形でなくてはならないと思うので、3人揃って美しくあってほしいっす。
作品の華だもんなー。書き込みされていない分、無意味なほどの華でにぎやかしてほしい。
本公演時から、とにかく目について仕方がない涼瀬みうと。
新公でもやはり、目につきまくる。でもべつに、とくに役が付いているわけでもない。
顔が好みだというだけのことだ。オサ様・水くん系の顔。
なんか気がつくと、彼を探しているわたしがいる……(笑)。
世代交代し、いつの間にやら85期あたりがもう「大人役」「壮年以上の役」をやる時代になっている。
スターの学年は上がりまくっているけれど、それ以外の役割を負う学年は下がりまくっているからなー。
新公学年とはいえ、87、88期あたりから、脇の大人役を演じられる人を育てないと、芝居が成り立たなくなってしまう。
人生迷いまくりのナイーヴな青年役を演じる高学年スターと、そーゆー青年を叱ったり導いたりする父親だとか先輩だとか脇の大人役をカラをお尻にくっつけたままの下級生が演じる。……なんかおかしな光景っちゅー気もするが、それが現実。
今がチャンス、オイシイ大人の男ポジションを狙え。
オヤジ役ばかりの『エリザベート』は、オヤジスキルを磨くチャンス。
タカラヅカを愛し、長くおっさん道を極めてくれる男たちが育つといいな。
……と、たのしそーにオヤジ演技をする重臣ズだとかシシィパパだとかを眺めておりました。
まるまるつやつやしたオヤジたちだけど、葉陰の果物が熟するのを待つように、ゆったりと見守りましょう。
オヤジは1日にして成らず。大人の女やおばさんを作るよりずーっと時間がかかる。
好みのオヤジが育ってくれるといいなあ。
個人評はこんなもんで。
新公『エリザベート』、とてもたのしんだし、終わったあと「コマ! コマ!」と大喜びしていたのだけど、主要キャスティングを別の人で観てみたかった気はするなー。
なにしろ大作なので、いろんな人で見てみたい、というだけのことで、キャストに対してなんの含みもない。
トートを演じるキングを見てみたかった。……のは、最近彼があまりにヘタレキャラ続きだから。
『ハロー!ダンシング』『ノン ノン シュガー!!』『エリザベート』と3作連続ヘタレなんだもんよ。
強いキャラをがーんと演じてみせてほしい。このまま変な癖がつかないか心配だ。
エリザベートはもちろんかおりちゃんで。正統派の歌姫が演じる正統派のヒロイン。……そりゃ、ウエスト50cmには見えないかもしれないが、華と美貌と歌唱力は群を抜いてるんだからさー。
コマはフランツもルキーニも見てみたいが、じつはいちばん見たかったのはルドルフだ。
アツくてクドい彼がハマり込んで演じる破滅型の美形ってのは、想像するだけでわなわなしちゃうわ。
せしるはトートかルキーニ以外はやめておいた方がいいキャラだと思うので、ルキーニで良かったけど……あー、エルマー見たかったなー。華と熱で群衆の中で燦然と輝いて欲しい。
そんなふうに、いくらでも役を当てはめて考えられるのが、『エリザベート』という器のたのしいところ。
新公がチケ難になるのは、作品人気が高いときのみだもんよー。
ムラの新公なんて大概チケ余って大変なのに、『エリザベート』はいつでもチケ難だもんな。
たのしゅうございました。はい。
で、よーやく感想終わりだーってことで、スカステの新公ニュースを探して見てみた。
や、ナマを観た感想書ききらないと、映像は見られないでしょ。ナマがいちばん、たとえなにかしらカンチガイしていたって、劇場で感じたことの方が大切、あとから映像を見たことで、せっかくの記憶を書き換えたくないもの。
確認事項はひとつ。
自分が、うっかり映っていないか。
せしるの客席降りのすぐそばだったから。通路際だったりしたから。
絶対に映らないよう、カメラがあるだろう方向は、一切見なかった。映り込むのはもうごめんよ。自分の不細工な顔が映っていたりしたら、夢の世界が台無し、もう二度と見られなくなった公演中継映像があるっつーの。(苦すぎる過去)
映ってませんでした。
や、アタマは映ってるが、顔は映ってない。やった、きょろきょろしたりせずに視点固定していたから、髪の毛しか映ってない、あれならセーフ。友だちでも、わたしを特定できないはずだわ。(後ろ姿だけで特定された過去が……)
東宝新公観劇予定の人、せしると一緒にテレビに映りたいなら、上手側通路、5列目くらいのとこですよ。センターよりも、上手ブロック通路際の方がよく映るかも。
おすすめ★
ボクシングをあんなに一生懸命やらなきゃ、せめて右腕だけの筋肉痛ですんだものの……両腕痛い……。
や、ハイディさんちに行った理由がまっつまっつだったりするんですがね。まっつってば罪作りよね。(いやその、お世話になりました、ハイディさん&BENさん。んで、さらによろしくです)
新人公演『エリザベート』感想の続き、あと少しだけ。
ゾフィー@かおりちゃん。
本役のマダム・ヴォルフでも感じたけれど、ほんとーに「正統派」の娘役なんだなあ。実力があるんだから、こーゆー脇の大物役も簡単プーに演じられるかと思いきや、手に余っている。
低音が出ないので最初の「強く厳しく」がキマらなかったのはたしかに痛いけど、それ以上に持ち味のちがいが気になった。
きれいすぎる。
月組のあいちゃんもそうだったなー。真ん中向きの子は脇にはハマらないのか。……って、それで正しいのか。
後半はリズムを掴んだようで安心して見ていられた。
せっかくの大輪の花だ、大切に延ばしていってほしーなー。
エルマー@ぐっちょん。
本来の登場シーンをカットされているため、登場するなり苦悩全開。
こんな演出でエルマーを演じるのは、そりゃー難しいだろう。……比べるつもりはないが、脳裏に浮かぶのは月組のマギー。彼はこんな演出なのに、登場するなりトップテンション、号泣せんばかりの勢いだった。やっぱアレは相当特殊なんだな……。
ぐっちょんはクールキャラなんですか? 表情が変わらないことが気になった。好きなカオなんで、眺めているだけでたのしいんだけど……クールビューティとしてキャラメイクしたなら、もっと徹底して欲しかったな。
それこそとことん冷酷、目的のためには手段を選ばない、ルドルフのことは利用して捨てる気満々とか、行きすぎた愛国者のやばさを出すようにしてみるとか。あ、あのカオでソレを極められるとウバルド@ケロになってしまうか(笑)。
カオはクール、でもなんか叫んでるし、温度がよくわからない……。
なんか最近、エルマーがキャラクタとして愛しくてならないので(笑)、真面目くさって踊っているところとか自分の世界に入っているルドルフに話しかけてスルーされているところとか、ツボ満載、新公でもたのしく注目してました。
なんつーか、トート@コマがクドくて嘘くさい(ホメてます)ので、そんなトートに「どうぞ我らのお仲間に」とたのしそーにしている革命家たちの浮き世離れぶりは愉快です。
革命家トリオはやはり、なにがなんでも美形でなくてはならないと思うので、3人揃って美しくあってほしいっす。
作品の華だもんなー。書き込みされていない分、無意味なほどの華でにぎやかしてほしい。
本公演時から、とにかく目について仕方がない涼瀬みうと。
新公でもやはり、目につきまくる。でもべつに、とくに役が付いているわけでもない。
顔が好みだというだけのことだ。オサ様・水くん系の顔。
なんか気がつくと、彼を探しているわたしがいる……(笑)。
世代交代し、いつの間にやら85期あたりがもう「大人役」「壮年以上の役」をやる時代になっている。
スターの学年は上がりまくっているけれど、それ以外の役割を負う学年は下がりまくっているからなー。
新公学年とはいえ、87、88期あたりから、脇の大人役を演じられる人を育てないと、芝居が成り立たなくなってしまう。
人生迷いまくりのナイーヴな青年役を演じる高学年スターと、そーゆー青年を叱ったり導いたりする父親だとか先輩だとか脇の大人役をカラをお尻にくっつけたままの下級生が演じる。……なんかおかしな光景っちゅー気もするが、それが現実。
今がチャンス、オイシイ大人の男ポジションを狙え。
オヤジ役ばかりの『エリザベート』は、オヤジスキルを磨くチャンス。
タカラヅカを愛し、長くおっさん道を極めてくれる男たちが育つといいな。
……と、たのしそーにオヤジ演技をする重臣ズだとかシシィパパだとかを眺めておりました。
まるまるつやつやしたオヤジたちだけど、葉陰の果物が熟するのを待つように、ゆったりと見守りましょう。
オヤジは1日にして成らず。大人の女やおばさんを作るよりずーっと時間がかかる。
好みのオヤジが育ってくれるといいなあ。
個人評はこんなもんで。
新公『エリザベート』、とてもたのしんだし、終わったあと「コマ! コマ!」と大喜びしていたのだけど、主要キャスティングを別の人で観てみたかった気はするなー。
なにしろ大作なので、いろんな人で見てみたい、というだけのことで、キャストに対してなんの含みもない。
トートを演じるキングを見てみたかった。……のは、最近彼があまりにヘタレキャラ続きだから。
『ハロー!ダンシング』『ノン ノン シュガー!!』『エリザベート』と3作連続ヘタレなんだもんよ。
強いキャラをがーんと演じてみせてほしい。このまま変な癖がつかないか心配だ。
エリザベートはもちろんかおりちゃんで。正統派の歌姫が演じる正統派のヒロイン。……そりゃ、ウエスト50cmには見えないかもしれないが、華と美貌と歌唱力は群を抜いてるんだからさー。
コマはフランツもルキーニも見てみたいが、じつはいちばん見たかったのはルドルフだ。
アツくてクドい彼がハマり込んで演じる破滅型の美形ってのは、想像するだけでわなわなしちゃうわ。
せしるはトートかルキーニ以外はやめておいた方がいいキャラだと思うので、ルキーニで良かったけど……あー、エルマー見たかったなー。華と熱で群衆の中で燦然と輝いて欲しい。
そんなふうに、いくらでも役を当てはめて考えられるのが、『エリザベート』という器のたのしいところ。
新公がチケ難になるのは、作品人気が高いときのみだもんよー。
ムラの新公なんて大概チケ余って大変なのに、『エリザベート』はいつでもチケ難だもんな。
たのしゅうございました。はい。
で、よーやく感想終わりだーってことで、スカステの新公ニュースを探して見てみた。
や、ナマを観た感想書ききらないと、映像は見られないでしょ。ナマがいちばん、たとえなにかしらカンチガイしていたって、劇場で感じたことの方が大切、あとから映像を見たことで、せっかくの記憶を書き換えたくないもの。
確認事項はひとつ。
自分が、うっかり映っていないか。
せしるの客席降りのすぐそばだったから。通路際だったりしたから。
絶対に映らないよう、カメラがあるだろう方向は、一切見なかった。映り込むのはもうごめんよ。自分の不細工な顔が映っていたりしたら、夢の世界が台無し、もう二度と見られなくなった公演中継映像があるっつーの。(苦すぎる過去)
映ってませんでした。
や、アタマは映ってるが、顔は映ってない。やった、きょろきょろしたりせずに視点固定していたから、髪の毛しか映ってない、あれならセーフ。友だちでも、わたしを特定できないはずだわ。(後ろ姿だけで特定された過去が……)
東宝新公観劇予定の人、せしると一緒にテレビに映りたいなら、上手側通路、5列目くらいのとこですよ。センターよりも、上手ブロック通路際の方がよく映るかも。
おすすめ★
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