キンキンキラキラ★インド・マハラジャ物って。@ダル・レークの恋
2007年5月30日 タカラヅカ つくづくタカラヅカって衣装派手だよなあ、と思った『ダル・レークの恋』。
女性の衣装がきらびやかなのは西洋お姫様ものでもアリだけど、男の衣装がここまでキンキラキンなのは、インド・マハラジャ物がいちばんでしょう。
あひくんのマハラジャぶりがすげえ。
体格がいいから、衣装に負けてない。
かっこいーよー、きれーだよー。
役の少ない芝居だし、役があっても名前だけ、ぶっちゃけいなくても、話はかわらないてな役ばかりだよ『ダル湖』……とはいえ、クリスナ@あひくんは、ビジュアルに大いに貢献しています。
やさしげなキャラクタがまたよし。
リタ@あいちゃんはとにかくキュート。
責任を課せられた姉とちがい、のびやかに育った妹のキャラの差が出ていてステキ。
そして、2幕最初のダルマ!!
あいちゃんの脚線美はそりゃー眼福ですよ、この公演のウリのひとつになりますよ。
とはいえ、これほど役がない公演だからこそ、レビュースター役は別の人でもよかったかなと思う。あいちゃんが黒塗り→白塗り→黒塗りとハードな早替わりをしてまでやらなくてもよかったのでは、と思う。
他の娘役ちゃんとか、いっそみりおくんとか、役の少ない男役の見せ場とする。さえちゃんのときみたいに。……あ、そのかは絶対不可(いちいち断らなくてもいいって?)。
で、たしかにそのかは役らしい役がついていないんだけど、なんかすげー扱いよくてびびった。
プロローグからひとりチガウ衣装(カワイイ系……ええっと……)で登場、群舞センター取っちゃいますか。
昨中でもダンスシーンでは絶対いい位置にいるし、極めつけはフィナーレ。
あさこちゃんを真ん中に、そのかとあひの3人口って、なんだそりゃ。しかもそのか上手、あひ下手。
ええっと、あひくん、この公演3番手だよね? あ、そっか、単なる学年順だわ……って、ちょー待て、そのか下級生ぢゃん!!
いろいろ謎やな、扱い……(笑)。
酒井せんせ、ひそかに「ダンサー・漢一匹そのか」気に入ってる? 博多『エンレビ』で2番手が演じた猛獣使いを、上級生スターをさしおいて、そのかにやらせたくらいだもんな。
や、うれしいからいいんだけど。
お笑い兵隊コンビ、ルイスとるうは、サム過ぎてうろたえた。
ねえいい加減、ルイスにお笑いやらせるの、やめようよ……。
いや、相対的に巧い人だと思ってはいるけれど、決して向いているとは思えないぞヲイ。
もちろん、今回悪いのは脚本と演出であって、ルイスとるうに罪はない。吉本新喜劇か『ドリフの8時だよ全員集合!』のコントみたいな役、サムくて当然だって。
兵隊コンビをのーみそからっぽ、ありえないほど愚かな言動で笑いを取る、というキャラクタにする必要性がないんだ。現実にありえるような言動ならコメディの範疇だが、ここまでパーだと「笑わせるために、わざわざパーにしてあるのだ」というご都合主義が見えて笑えない。愚者を笑うなんて、2番目に嫌な笑いだわ。(いちばん嫌な笑いは、暴力ね。強い者がバカな弱者に対して殴る蹴るの暴力行為、それを見て笑うってやつ。どつき漫才とかゆーの?)
ふつーに、役目に忠実なクールビューティでいいじゃないか。真面目過ぎて少々勇み足、程度で。立ち居振る舞い、本気で美形にするの。ターバンから前髪が一筋垂れていたりする系の。……そんなルイスとるう、見てみたいぞっと。
ガチャさんは、こちらに出演でしたか。
前もってチェックはしないが、出ていると気づいたからにはとにかくやたらと見てしまう、わたし好みの色男、一色氏。
パリの場面ではなんか彼ばっか見てしまったような……いや、ゆーひくんとそのかも見てましたが。それにしたって、ゆーひ、そのか、ガチャと続くわたしの「見ている順位」っていったい。
彼は別に、ストーリーに関係ないんだけど……出ていると、見てしまう。目で追ってしまう。目の下のシワを確認し、「やっぱいいなあ」とニヤける。ああ、好きな顔だー。
や、パリの場面は越リュウ様の見せ場でもあるんですが、ついでに一樹さんとの濃ぃいヒゲオヤジのボーイ・ミーツ・ボーイ場面でもあるのですが……。
説明しますと、ヒゲオヤジ@越リュウのピンチを、黙って見過ごせずヒゲオヤジ@ヒロさんが介入する、ヒゲオヤジ同士の愛が芽生える不思議な場面なんですよ。ええ、そーゆー場面ですよ、10年前観劇したときもそうでしたから、デフォルトなんでしょう。
でも、10年前も今も、ちっとも萌えません。
無意味にコメディなんだもん……。シリアスにやりゃあいいのに、2幕は突然コメディ色が強くてなぁ。
そう、せっかく越リュウなのに、彼はお笑いキャラなの。ヒゲなのもおっさん役なのもかまわない。「笑わせるために、わざと滑稽にしてあるキャラクタ」なのよ。自然な笑いではなく、作り物の、押しつけ系の笑い。……いやなにしろ、古い作品だから。きっと半世紀前はこーゆーキャラでよかったんだと思う。
今見ても、ちっとも笑えない……心は冷えるばかり。わざとまぬけに描かれたキャラって好きじゃないのよ……あああ、越リュウなのに〜〜、もったいない〜〜。
そーやって、まぬけ役をやっている反動なのか。
フィナーレの越リュウは、めっさかっこいいっす。
顔なんか見なくてもね、「あっ、あそこにかっこいい人がいる!」とわかる。で、ちゃんと確認すると越リュウなの。
うおおお。なんてセクシー、なんて男前。
まぬけ役をやっている反動ですって? いや、反動なのはわたしの問題であって、リュウ様はもともとかっこいいんだってば〜〜、色男なんだってば〜〜。
もちろん、1幕の美女ぶりもステキでした。
わたしが観たのは初日ですから。ヒロさんと越リュウ、2大オヤジが「美女」となって扇ぱたぱたやっている姿に、ざわざわと笑いが起こる様がステキでした(笑)。
困惑の笑いが広がっていくあの雰囲気。
……いや、美女でしたよ、ほんと。
ゆーひくんをあまり語っていないよーな気もするが。
彼がかっこいいのはほんとデフォルトで、言葉がない。
ペペルはほんと「2番手」の役であり、真ん中に立つ力のあるスターでないと、役の持つ華やかさに負けてしまうのだなと思った。
それを「こなせている」と思う部分と、「ちょっとやばい?」と思う部分とがいろいろで、ただもー、「あの隅っこにいたゆーひが、こんなことに」みたいな感慨に耽っていた(笑)。
ゆーひとそのかが並んでいる図にも、免疫がついてきた。
そのかはケロではないし。
ゆーひは大人になっているし。
清々しい切なさを噛みしめながら、愛しい彼らを見つめる。
大好きな彼らが、美しく舞台に立っていてくれることがうれしい。
美しい世界にいてくれることがうれしい。
キンキンキラキラのインド・マハラジャ物。
こんな世界をあたりまえのカオで上演できる、タカラヅカのすごさ、そして、衣装や設定のすごさを変だと思わせない、タカラジェンヌという妖精たちにも、感動するのみだ。
タカラヅカでなきゃ。
そえ思えることが、たのしい。
女性の衣装がきらびやかなのは西洋お姫様ものでもアリだけど、男の衣装がここまでキンキラキンなのは、インド・マハラジャ物がいちばんでしょう。
あひくんのマハラジャぶりがすげえ。
体格がいいから、衣装に負けてない。
かっこいーよー、きれーだよー。
役の少ない芝居だし、役があっても名前だけ、ぶっちゃけいなくても、話はかわらないてな役ばかりだよ『ダル湖』……とはいえ、クリスナ@あひくんは、ビジュアルに大いに貢献しています。
やさしげなキャラクタがまたよし。
リタ@あいちゃんはとにかくキュート。
責任を課せられた姉とちがい、のびやかに育った妹のキャラの差が出ていてステキ。
そして、2幕最初のダルマ!!
あいちゃんの脚線美はそりゃー眼福ですよ、この公演のウリのひとつになりますよ。
とはいえ、これほど役がない公演だからこそ、レビュースター役は別の人でもよかったかなと思う。あいちゃんが黒塗り→白塗り→黒塗りとハードな早替わりをしてまでやらなくてもよかったのでは、と思う。
他の娘役ちゃんとか、いっそみりおくんとか、役の少ない男役の見せ場とする。さえちゃんのときみたいに。……あ、そのかは絶対不可(いちいち断らなくてもいいって?)。
で、たしかにそのかは役らしい役がついていないんだけど、なんかすげー扱いよくてびびった。
プロローグからひとりチガウ衣装(カワイイ系……ええっと……)で登場、群舞センター取っちゃいますか。
昨中でもダンスシーンでは絶対いい位置にいるし、極めつけはフィナーレ。
あさこちゃんを真ん中に、そのかとあひの3人口って、なんだそりゃ。しかもそのか上手、あひ下手。
ええっと、あひくん、この公演3番手だよね? あ、そっか、単なる学年順だわ……って、ちょー待て、そのか下級生ぢゃん!!
いろいろ謎やな、扱い……(笑)。
酒井せんせ、ひそかに「ダンサー・漢一匹そのか」気に入ってる? 博多『エンレビ』で2番手が演じた猛獣使いを、上級生スターをさしおいて、そのかにやらせたくらいだもんな。
や、うれしいからいいんだけど。
お笑い兵隊コンビ、ルイスとるうは、サム過ぎてうろたえた。
ねえいい加減、ルイスにお笑いやらせるの、やめようよ……。
いや、相対的に巧い人だと思ってはいるけれど、決して向いているとは思えないぞヲイ。
もちろん、今回悪いのは脚本と演出であって、ルイスとるうに罪はない。吉本新喜劇か『ドリフの8時だよ全員集合!』のコントみたいな役、サムくて当然だって。
兵隊コンビをのーみそからっぽ、ありえないほど愚かな言動で笑いを取る、というキャラクタにする必要性がないんだ。現実にありえるような言動ならコメディの範疇だが、ここまでパーだと「笑わせるために、わざわざパーにしてあるのだ」というご都合主義が見えて笑えない。愚者を笑うなんて、2番目に嫌な笑いだわ。(いちばん嫌な笑いは、暴力ね。強い者がバカな弱者に対して殴る蹴るの暴力行為、それを見て笑うってやつ。どつき漫才とかゆーの?)
ふつーに、役目に忠実なクールビューティでいいじゃないか。真面目過ぎて少々勇み足、程度で。立ち居振る舞い、本気で美形にするの。ターバンから前髪が一筋垂れていたりする系の。……そんなルイスとるう、見てみたいぞっと。
ガチャさんは、こちらに出演でしたか。
前もってチェックはしないが、出ていると気づいたからにはとにかくやたらと見てしまう、わたし好みの色男、一色氏。
パリの場面ではなんか彼ばっか見てしまったような……いや、ゆーひくんとそのかも見てましたが。それにしたって、ゆーひ、そのか、ガチャと続くわたしの「見ている順位」っていったい。
彼は別に、ストーリーに関係ないんだけど……出ていると、見てしまう。目で追ってしまう。目の下のシワを確認し、「やっぱいいなあ」とニヤける。ああ、好きな顔だー。
や、パリの場面は越リュウ様の見せ場でもあるんですが、ついでに一樹さんとの濃ぃいヒゲオヤジのボーイ・ミーツ・ボーイ場面でもあるのですが……。
説明しますと、ヒゲオヤジ@越リュウのピンチを、黙って見過ごせずヒゲオヤジ@ヒロさんが介入する、ヒゲオヤジ同士の愛が芽生える不思議な場面なんですよ。ええ、そーゆー場面ですよ、10年前観劇したときもそうでしたから、デフォルトなんでしょう。
でも、10年前も今も、ちっとも萌えません。
無意味にコメディなんだもん……。シリアスにやりゃあいいのに、2幕は突然コメディ色が強くてなぁ。
そう、せっかく越リュウなのに、彼はお笑いキャラなの。ヒゲなのもおっさん役なのもかまわない。「笑わせるために、わざと滑稽にしてあるキャラクタ」なのよ。自然な笑いではなく、作り物の、押しつけ系の笑い。……いやなにしろ、古い作品だから。きっと半世紀前はこーゆーキャラでよかったんだと思う。
今見ても、ちっとも笑えない……心は冷えるばかり。わざとまぬけに描かれたキャラって好きじゃないのよ……あああ、越リュウなのに〜〜、もったいない〜〜。
そーやって、まぬけ役をやっている反動なのか。
フィナーレの越リュウは、めっさかっこいいっす。
顔なんか見なくてもね、「あっ、あそこにかっこいい人がいる!」とわかる。で、ちゃんと確認すると越リュウなの。
うおおお。なんてセクシー、なんて男前。
まぬけ役をやっている反動ですって? いや、反動なのはわたしの問題であって、リュウ様はもともとかっこいいんだってば〜〜、色男なんだってば〜〜。
もちろん、1幕の美女ぶりもステキでした。
わたしが観たのは初日ですから。ヒロさんと越リュウ、2大オヤジが「美女」となって扇ぱたぱたやっている姿に、ざわざわと笑いが起こる様がステキでした(笑)。
困惑の笑いが広がっていくあの雰囲気。
……いや、美女でしたよ、ほんと。
ゆーひくんをあまり語っていないよーな気もするが。
彼がかっこいいのはほんとデフォルトで、言葉がない。
ペペルはほんと「2番手」の役であり、真ん中に立つ力のあるスターでないと、役の持つ華やかさに負けてしまうのだなと思った。
それを「こなせている」と思う部分と、「ちょっとやばい?」と思う部分とがいろいろで、ただもー、「あの隅っこにいたゆーひが、こんなことに」みたいな感慨に耽っていた(笑)。
ゆーひとそのかが並んでいる図にも、免疫がついてきた。
そのかはケロではないし。
ゆーひは大人になっているし。
清々しい切なさを噛みしめながら、愛しい彼らを見つめる。
大好きな彼らが、美しく舞台に立っていてくれることがうれしい。
美しい世界にいてくれることがうれしい。
キンキンキラキラのインド・マハラジャ物。
こんな世界をあたりまえのカオで上演できる、タカラヅカのすごさ、そして、衣装や設定のすごさを変だと思わせない、タカラジェンヌという妖精たちにも、感動するのみだ。
タカラヅカでなきゃ。
そえ思えることが、たのしい。
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