はいはいはい、現実逃避の妄想配役は続きますよ。

 『アデュー・マルセイユ』って、どんな話になるんだろう……?

 漁師だの魚屋だの息子たちがギャングになって、ひとりの女の子を争う、友情と恋のアクション・コメディなんだよね?

 このふたりのギャングが、オサ様とまとぶだろう。で、ふたりに恋される女の子が彩音ちゃん。

 小池のオリジナル作品の場合、2番手は大抵悪役だ。それも、世界征服を企まなければならない。
 だがまとぶが親友役だとすると、オイシイ悪役は3番手の壮くんがやることになる……?

 壮くんが、世界征服?!

 
 ……す、すいません。
 ここですでに、盛大に、ツボりました。

 世界征服を企む壮くん!!
 ダークスーツをびしりと着こなし、世界は俺のモノ@壮くんのテーマソングを歌っちゃうの?!
 トンデモ機械登場、オサ様が改造されそーになったり、カプセルに入れられたり電気椅子でビリビリされちゃったりするの?!

 銀橋で大きな瞳をキラキラさせて、悪の帝王化する壮一帆に、抱腹絶倒!!

 ど、どうしよう。
 そんな壮くん、ステキ過ぎるっ!!

 ここで妄想は横滑り、『さらば港町』から「悪の帝王@壮一帆」しか考えられなくなる。

 今いちばん記憶に新しい、トンデモ世界征服野望キャラといえば。

 言わずとしれた、海馬の帝王@『MIND TRAVELLER』。

 ああもしも、もしも壮くんがリチャード・モリス教授を演じていたとしたら。

 白衣を着て、「君を海馬帝国のファーストレディに迎えよう」とか言っちゃう壮一帆。
 高いところで「♪海馬に乗った征服者」と歌い上げる壮一帆。
 金髪ロン毛で「ヒポキャンパス・エンパイア」で帝王として長ハチマキを揺らして踊る壮一帆。

 震撼。

 心が震え、血が沸き立ちます!!
 見てえ。
 見てえよ、そんな壮一帆!!

 
 いやその。
 海馬の帝王は、愛しのまっつだけに与えられたすばらしい称号だと思っていますし、「リチャードはまっつの役よ! 誰にも渡さないわ!!」とかも、イタいファンとしてふつーに本気で思ってますが(心配しなくても絶対再演とかあり得ないって)、つい……。

 寿美礼サマの退団と、まっつの去就についてこんなにこんなにヘコんだり不安になったりしているというのに、壮一帆は偉大だ、わたしを救いあげてくれる。

 『タランテラ!』で、底辺にのめり込むくらい絶望したときに、壮くんがあっけらかーんと救いあげてくれたように。

 小池オリジナルには不安こそあれ、期待はできやしないのだが。
 壮くんがいる、と思うと、なんだか光が射すような気がするよ。

 ありがとう、壮くん。


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