あなたは しらない
さびしい ときには
こんなに ちかくに
ぼくが いることを
さて、しつこくプレイしつづけて、1年を超えましたよ、『おいでよ どうぶつの森』。
村の住人はプレイヤーキャラをのぞくと8人。彼らは随時入れ替わっていきます。他の村に引っ越してしまうの。
でも、お気に入りのキャラとはお別れしたくない。つーことで、引っ越し準備に入ったときに、引き留める。
そーやって、プレイ最初からいたカエルのフルメタルさん、白ネズミのとめさん、弟のまめさま村から大昔に引っ越してきたコアラのアデレード、任天堂のデータダウンロードサービス終了後はレアキャラとなったサルのさるお、この4人は我が「まっつ村」のレギュラーキャラ。
他の人たちは入れ替わるけれど、この4人だけは変わらない。ずっといる。
で。
ずっとひとつの村にいると、彼らの部屋はひどいことになる。
最初はそれぞれ個性的な部屋に住んでいるどうぶつたちだけど、長く村で暮らしていると、持っていた家具を捨てていくのね。
かわりに虫やら魚やら化石やら服やらを部屋に飾る。
なんにもない部屋にぽつんと水槽だけ置いてある、そんな変な部屋になったりするのだわ。
それが嫌でねー。
プレイ期間1年を過ぎ、イベントも全部やったし、借金なんかとーーーーっくの昔に払いきったし、化石も虫も魚もコンプしたし、みたいな状態になると、なにか別のことに燃え出すのね。
今わたしがこつこつやっているのは、「どうぶつたちの部屋のコーディネイト」。
自分の家のコーディネイトはもういい。
どうぶつたちだ。
どうぶつたちは、わたしが贈った家具を使ってくれる、ことがある。
手紙にプレゼントを添付できるんだ。
それで、ひとりずつにテーマを決めた家具を贈り続けている。
上の写真は、アデレードさんち。
青い家具で統一。壁紙も、絨毯も。
いちいち注文するのではなく、ふつーにたぬきちの店やふうせんやお礼で手に入った場合のみ、贈ることにしている。注文したら、すぐにコンプできちゃうから、そうではなく、あくまでも偶然性をたのしんで。
どうぶつたちに書く手紙、これがけっこー難しい。
あいつら、なにをよろこび、なにで機嫌を損ねるかさっぱりわからん。
プレイ当初わたしは、真面目にフルメタルさんと文通してケンカしていた(笑)。
真面目に書いた手紙だって、受け入れてもらえなかったりはザラ。ひどい罵り文が返ってきたりする。
だんだん考えるのがめんどーになってきて、しばらくは「アニメソング特集」をやっていた。
『ムーミン』『キャンディ・キャンディ』『マジンガーZ』……年齢のわかるなつかしアニメ主題歌を手紙に書いて、送り続けていた。
ガンダム名言集の頃もあったな。「ザクとはちがうのだよザクとは」とか、「エリートでいらっしゃったのね」とか、思いつくことを書いてたなー。
どうぶつたちはもらった手紙を持ったまま、よその村に引っ越すので、弟から「『シュシュッシュ ダンダダン(ちゅうりゃく)おれは なみだをながさない ロボットだから マシンだから』とかゆー手紙をどうぶつから見せられたぞ」と言われたりした。(や、ソレは『グレートマジンガー』オープニング)
んで、去年の末から今年のはじめにかけては、えんえん『タランテラ!』尽くしをやっていた。
「もしも ちいさなくもを
みつけたときは どうか
そっと てをふれないで
にがしてあげて どうぞ」
とか、
「こわれかけた なみが
うみのなかで おどる
あわが はじけるたび
こころが くだけちる」
とか、手紙に書いてどーぶつたちに送りつけていた。
で、うちからの引っ越し者が自分の村に多い弟は、「そっちから来たどーぶつに、手紙を見せられた。なんかわけわかんないポエムが書いてあった」と嫌そーに言っていたりした(笑)。
『タランテラ!』の歌詞を書き続けるのはたのしかったが、どうぶつたちには、不評だった。
アニソンのときは5割くらいだったのに、ほぼ100%怒りの手紙が返ってきた。
なんだよみんな、『タランテラ!』は嫌いか!!
で、今年2月からは趣向を変えて、『TUXEDO JAZZ』になる。
もちろん、オープニングの1曲目から送り続けていたんだけど。
「あなたは しらない
さびしい ときには
こんなに ちかくに
ぼくが いることを」
このフレーズだと、どうぶつたちの反応がいい。
それに気づいたので、えんえん、同じ文面で送ってみる。
何回送っても、みんな等しくよろこぶ。
そして、プレゼントを返してくる。
1年間、試行錯誤を重ねた「どうぶつが100%よろこぶ文面」!!
ついに見つけたわ!
さすがオサ様。
どうぶつたちまで、癒してしまうのね!
手紙に歌詞を書くとき、心の中にオサ様の声が響く。
「あなたは しらない
さびしい ときには
こんなに ちかくに
ぼくが いることを」
「あなたは しらない」の「い」で声が裏返るところも、そのままに。
いつもいつも、繰り返し反芻する。
何ヶ月もずっと、書き続ける。
心の中で、噛みしめ続ける。
あの人の、歌声を。
そーやってどうぶつたちに、それぞれのテーマに沿った家具を送り、彼らの部屋を改造する。
どうぶつたちがよろこぶ文章。
どのどうぶつも等しくOK。
何回でもOK。
連続でもOK。
魔法の言葉。
書くたびに、やさしい歌声が胸にひろがる。
さびしい ときには
こんなに ちかくに
ぼくが いることを
さて、しつこくプレイしつづけて、1年を超えましたよ、『おいでよ どうぶつの森』。
村の住人はプレイヤーキャラをのぞくと8人。彼らは随時入れ替わっていきます。他の村に引っ越してしまうの。
でも、お気に入りのキャラとはお別れしたくない。つーことで、引っ越し準備に入ったときに、引き留める。
そーやって、プレイ最初からいたカエルのフルメタルさん、白ネズミのとめさん、弟のまめさま村から大昔に引っ越してきたコアラのアデレード、任天堂のデータダウンロードサービス終了後はレアキャラとなったサルのさるお、この4人は我が「まっつ村」のレギュラーキャラ。
他の人たちは入れ替わるけれど、この4人だけは変わらない。ずっといる。
で。
ずっとひとつの村にいると、彼らの部屋はひどいことになる。
最初はそれぞれ個性的な部屋に住んでいるどうぶつたちだけど、長く村で暮らしていると、持っていた家具を捨てていくのね。
かわりに虫やら魚やら化石やら服やらを部屋に飾る。
なんにもない部屋にぽつんと水槽だけ置いてある、そんな変な部屋になったりするのだわ。
それが嫌でねー。
プレイ期間1年を過ぎ、イベントも全部やったし、借金なんかとーーーーっくの昔に払いきったし、化石も虫も魚もコンプしたし、みたいな状態になると、なにか別のことに燃え出すのね。
今わたしがこつこつやっているのは、「どうぶつたちの部屋のコーディネイト」。
自分の家のコーディネイトはもういい。
どうぶつたちだ。
どうぶつたちは、わたしが贈った家具を使ってくれる、ことがある。
手紙にプレゼントを添付できるんだ。
それで、ひとりずつにテーマを決めた家具を贈り続けている。
上の写真は、アデレードさんち。
青い家具で統一。壁紙も、絨毯も。
いちいち注文するのではなく、ふつーにたぬきちの店やふうせんやお礼で手に入った場合のみ、贈ることにしている。注文したら、すぐにコンプできちゃうから、そうではなく、あくまでも偶然性をたのしんで。
どうぶつたちに書く手紙、これがけっこー難しい。
あいつら、なにをよろこび、なにで機嫌を損ねるかさっぱりわからん。
プレイ当初わたしは、真面目にフルメタルさんと文通してケンカしていた(笑)。
真面目に書いた手紙だって、受け入れてもらえなかったりはザラ。ひどい罵り文が返ってきたりする。
だんだん考えるのがめんどーになってきて、しばらくは「アニメソング特集」をやっていた。
『ムーミン』『キャンディ・キャンディ』『マジンガーZ』……年齢のわかるなつかしアニメ主題歌を手紙に書いて、送り続けていた。
ガンダム名言集の頃もあったな。「ザクとはちがうのだよザクとは」とか、「エリートでいらっしゃったのね」とか、思いつくことを書いてたなー。
どうぶつたちはもらった手紙を持ったまま、よその村に引っ越すので、弟から「『シュシュッシュ ダンダダン(ちゅうりゃく)おれは なみだをながさない ロボットだから マシンだから』とかゆー手紙をどうぶつから見せられたぞ」と言われたりした。(や、ソレは『グレートマジンガー』オープニング)
んで、去年の末から今年のはじめにかけては、えんえん『タランテラ!』尽くしをやっていた。
「もしも ちいさなくもを
みつけたときは どうか
そっと てをふれないで
にがしてあげて どうぞ」
とか、
「こわれかけた なみが
うみのなかで おどる
あわが はじけるたび
こころが くだけちる」
とか、手紙に書いてどーぶつたちに送りつけていた。
で、うちからの引っ越し者が自分の村に多い弟は、「そっちから来たどーぶつに、手紙を見せられた。なんかわけわかんないポエムが書いてあった」と嫌そーに言っていたりした(笑)。
『タランテラ!』の歌詞を書き続けるのはたのしかったが、どうぶつたちには、不評だった。
アニソンのときは5割くらいだったのに、ほぼ100%怒りの手紙が返ってきた。
なんだよみんな、『タランテラ!』は嫌いか!!
で、今年2月からは趣向を変えて、『TUXEDO JAZZ』になる。
もちろん、オープニングの1曲目から送り続けていたんだけど。
「あなたは しらない
さびしい ときには
こんなに ちかくに
ぼくが いることを」
このフレーズだと、どうぶつたちの反応がいい。
それに気づいたので、えんえん、同じ文面で送ってみる。
何回送っても、みんな等しくよろこぶ。
そして、プレゼントを返してくる。
1年間、試行錯誤を重ねた「どうぶつが100%よろこぶ文面」!!
ついに見つけたわ!
さすがオサ様。
どうぶつたちまで、癒してしまうのね!
手紙に歌詞を書くとき、心の中にオサ様の声が響く。
「あなたは しらない
さびしい ときには
こんなに ちかくに
ぼくが いることを」
「あなたは しらない」の「い」で声が裏返るところも、そのままに。
いつもいつも、繰り返し反芻する。
何ヶ月もずっと、書き続ける。
心の中で、噛みしめ続ける。
あの人の、歌声を。
そーやってどうぶつたちに、それぞれのテーマに沿った家具を送り、彼らの部屋を改造する。
どうぶつたちがよろこぶ文章。
どのどうぶつも等しくOK。
何回でもOK。
連続でもOK。
魔法の言葉。
書くたびに、やさしい歌声が胸にひろがる。
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