萌えの種はあるのにな。@バレンシアの熱い花
2007年7月14日 タカラヅカ 作品はとってもアレだし、主人公はさいてー男だし、といろいろいろいろこまったことになっている『バレンシアの熱い花』。
でもなんかねえ、フェルナンドは主人公なのよ。
わたしはタニちゃんの演技はよくわからないので、その是非についてなにも言う言葉を持たないが、ただ、フェルナンドをすごーく「主人公」だと思う。
とゆーのもだ。
フェルナンドは、非凡な存在であることがわかるからなの。
ふつーぢゃない。
やってることひでーんだけど、ひどいにしても、ふつーの人がひどいことをしているんじゃなく、なんか「ひとつ上の次元」にいる気がする。
この男を理解することはわたしには不可能なんだけど、否定することは絶対にないというか。
これはタニちゃんの持ち味なんだろうなあ。
演じる人によっては、すっげーイヤナヤツになるだろうに。
なんかこー「お手上げ」っていうか、「コレも有りでしょ」な感じがする。
作品のアラを補うよーな「真ん中」ぶりとも、トップスターの力業ともまたチガウんだが。
それでも、「仕方ない」と思わせるだけの光とカラーを持っている。
ラモン@らんとむはそれまでけっこーふつーなのに、女が絡むなり、オトコマエ度が跳ね上がる(笑)。
イサベラ@ウメとのカーテン前がすげー熱量。
「つらいわ」と言って抱きついてくるイサベラを、抱きしめ返したくて、でもできなくて。
そっから、「愛してる」の歌までが、すっげーいい男。
らんとむは、女と絡むと、愛を表現するところにくると、どーんと前へ出てくるね。
昨今貴重な、ダダ漏れに相手を愛する男。
ワタさんの遺伝子を感じるんだよなあ……。
あの包容力、男臭さ、そして愛。
彼が熱量放出して愛を表現していると、ヲトメモードにスイッチ入るよ。
彼の腕の中にいる、華奢な美しい女性になったよーな錯覚を起こす。
彼がわたしに愛を語りかけているよーなドリームに包まれる。
『NEVER SLEEP』に引き続き妹役のアリスちゃんに対しての、でろでろなおにーちゃんぶりとかさー。
見ていてきゅんきゅんするなあ。
まったく得難い色男だわ。
三枚目はもういいから、マジで色男役が見たいっす。
ロドリーゴ@みっちゃんは……期待したモノと、ちがったかなと。
なんか、余裕のないつまんない男にしか見えなかった……。もちろん、脚本も大概なんだけど。
シルヴィア@まちゃみとの映りが悪いのも気になった。なんでふたりしてあんなにイ……いやその、あか抜けないんだ。
みっちゃんの実力、舞台の上での見せ方に信頼を置いているので、期待値が高すぎたのかも。
てゆーか、彼があんまりうまくて堂々としているから忘れてたけど、ほんのこの間まで彼、何番手だった? 最近どーんと上がってきただけで、まだまだこれからキャリアを積んでいくべき立場の子だよな。
大人の二枚目も貴公子も、恋愛をする役も、ろくに演じたことなんかないもんな……。
ここからどう変わっていくのか、たのしみだ。
イサベラ@ウメちゃんは、いい女だ……。
フェルナンドがナニ考えてるのかさっぱりわかんないし、「別の次元」にいるよーな男だから、なんかすごーく大変なことになっているのに、ウメちゃんが力業で「恋愛」をしている。
駄作を力業で「なんかいいもん見たかも?」にするのは、トップスターの仕事。
ウメちゃんは、トップスターだ。
彼女の「いい女」ぶりで、その「恋愛トップテンション」ぶりで、アレな脚本を力尽くで盛り上げている。
イサベラが本気で恋愛モード戦闘開始!の場面は、舞台の濃度変わるよ。
ラモンとイサベラの場面と、ラストのフェルナンドに別れを告げてひとり去っていくところ。
このふたつの場面がすごい。
でもって。
ルカノール@ともち!!
ともち! ともち!
かっこいい〜〜!!
ヒゲですよ、悪役ですよ! おっさんですよ!!
物語がはじまるなりいきなり登場で、油断していたんで強烈でした、やーんかっこいー。
でもって現れたフェルナンド母@邦なつきさんへの「昔惚れていた」発言で、一瞬、アタマが空白になりましたが……い、いや、いいんだ、負けるなオレ。
いくつの設定なんだろうな、ルカノール。
あの、孫娘@たっちんのいるレオン将軍@まりえったより年上に見えるフェルナンド母に惚れていたって……?
そ、そうか、昔の話だわ。
フェルナンド母がまだ若かったころ、母を慕うかのよーに少年ルカノールが恋をしたのよ。藤壺を愛する光源氏のやうに。
15才のルカノールが30才のフェルナンド母に恋をしたっちゅーことなら、辻褄が合うのかな?
おねーさまに弄ばれるのではなく、少年の方が主導権を握ってガンガン攻めたとしたら、それはそれで萌えな物語だわ。おねーさまと恋をする、少年ともち……うっとり。
ルカノールの館がまた、すっげー安っぽさでねえ……あのぴらぴらの柱とかなんとかなんねーのかと嘆いたもんだが、それでもルカノールをはじめとして、悪役なみなさんが美しくて、かっこよくて。
全編通してみんなすげー「時代劇」な喋り方と演技なんで、嘘くささもすごいんだけど、そのへんは割り切って楽しみましょう。
ルカノールのわっかりやすい悪役ぶりを堪能しましょう。
あのはるかに年上のフェルナンド母に「昔惚れていた」で、現在甥の恋人シルヴィアを妻にしているあたり、ルカノール、守備範囲広すぎ!!
年増から少女まで、なんでもござれ、好き嫌い無し、おいしくいただけます、な素敵なおじさまなのね。
これでロドリーゴに色気があれば、また別の物語も展開できるんだが……らんとむ版に期待かな。
ともちの「肉厚さ」がときめきです。
悪役として、老け役として、まだまだ足りていないとは思うのだけど、それとは別に「役者」としての資質を感じてたのしくなる。
いいなあ、ともち。
こーやって悪役が回ってくる人になったのか。番手とか気にしだしたらキリがないけど、悪役のできるいい男として華開いてくれたら、それはそれでたのしみだよなー。
はあぁ。ショーでもともちステキだしなー。
次の観劇がたのしみだー。
でもなんかねえ、フェルナンドは主人公なのよ。
わたしはタニちゃんの演技はよくわからないので、その是非についてなにも言う言葉を持たないが、ただ、フェルナンドをすごーく「主人公」だと思う。
とゆーのもだ。
フェルナンドは、非凡な存在であることがわかるからなの。
ふつーぢゃない。
やってることひでーんだけど、ひどいにしても、ふつーの人がひどいことをしているんじゃなく、なんか「ひとつ上の次元」にいる気がする。
この男を理解することはわたしには不可能なんだけど、否定することは絶対にないというか。
これはタニちゃんの持ち味なんだろうなあ。
演じる人によっては、すっげーイヤナヤツになるだろうに。
なんかこー「お手上げ」っていうか、「コレも有りでしょ」な感じがする。
作品のアラを補うよーな「真ん中」ぶりとも、トップスターの力業ともまたチガウんだが。
それでも、「仕方ない」と思わせるだけの光とカラーを持っている。
ラモン@らんとむはそれまでけっこーふつーなのに、女が絡むなり、オトコマエ度が跳ね上がる(笑)。
イサベラ@ウメとのカーテン前がすげー熱量。
「つらいわ」と言って抱きついてくるイサベラを、抱きしめ返したくて、でもできなくて。
そっから、「愛してる」の歌までが、すっげーいい男。
らんとむは、女と絡むと、愛を表現するところにくると、どーんと前へ出てくるね。
昨今貴重な、ダダ漏れに相手を愛する男。
ワタさんの遺伝子を感じるんだよなあ……。
あの包容力、男臭さ、そして愛。
彼が熱量放出して愛を表現していると、ヲトメモードにスイッチ入るよ。
彼の腕の中にいる、華奢な美しい女性になったよーな錯覚を起こす。
彼がわたしに愛を語りかけているよーなドリームに包まれる。
『NEVER SLEEP』に引き続き妹役のアリスちゃんに対しての、でろでろなおにーちゃんぶりとかさー。
見ていてきゅんきゅんするなあ。
まったく得難い色男だわ。
三枚目はもういいから、マジで色男役が見たいっす。
ロドリーゴ@みっちゃんは……期待したモノと、ちがったかなと。
なんか、余裕のないつまんない男にしか見えなかった……。もちろん、脚本も大概なんだけど。
シルヴィア@まちゃみとの映りが悪いのも気になった。なんでふたりしてあんなにイ……いやその、あか抜けないんだ。
みっちゃんの実力、舞台の上での見せ方に信頼を置いているので、期待値が高すぎたのかも。
てゆーか、彼があんまりうまくて堂々としているから忘れてたけど、ほんのこの間まで彼、何番手だった? 最近どーんと上がってきただけで、まだまだこれからキャリアを積んでいくべき立場の子だよな。
大人の二枚目も貴公子も、恋愛をする役も、ろくに演じたことなんかないもんな……。
ここからどう変わっていくのか、たのしみだ。
イサベラ@ウメちゃんは、いい女だ……。
フェルナンドがナニ考えてるのかさっぱりわかんないし、「別の次元」にいるよーな男だから、なんかすごーく大変なことになっているのに、ウメちゃんが力業で「恋愛」をしている。
駄作を力業で「なんかいいもん見たかも?」にするのは、トップスターの仕事。
ウメちゃんは、トップスターだ。
彼女の「いい女」ぶりで、その「恋愛トップテンション」ぶりで、アレな脚本を力尽くで盛り上げている。
イサベラが本気で恋愛モード戦闘開始!の場面は、舞台の濃度変わるよ。
ラモンとイサベラの場面と、ラストのフェルナンドに別れを告げてひとり去っていくところ。
このふたつの場面がすごい。
でもって。
ルカノール@ともち!!
ともち! ともち!
かっこいい〜〜!!
ヒゲですよ、悪役ですよ! おっさんですよ!!
物語がはじまるなりいきなり登場で、油断していたんで強烈でした、やーんかっこいー。
でもって現れたフェルナンド母@邦なつきさんへの「昔惚れていた」発言で、一瞬、アタマが空白になりましたが……い、いや、いいんだ、負けるなオレ。
いくつの設定なんだろうな、ルカノール。
あの、孫娘@たっちんのいるレオン将軍@まりえったより年上に見えるフェルナンド母に惚れていたって……?
そ、そうか、昔の話だわ。
フェルナンド母がまだ若かったころ、母を慕うかのよーに少年ルカノールが恋をしたのよ。藤壺を愛する光源氏のやうに。
15才のルカノールが30才のフェルナンド母に恋をしたっちゅーことなら、辻褄が合うのかな?
おねーさまに弄ばれるのではなく、少年の方が主導権を握ってガンガン攻めたとしたら、それはそれで萌えな物語だわ。おねーさまと恋をする、少年ともち……うっとり。
ルカノールの館がまた、すっげー安っぽさでねえ……あのぴらぴらの柱とかなんとかなんねーのかと嘆いたもんだが、それでもルカノールをはじめとして、悪役なみなさんが美しくて、かっこよくて。
全編通してみんなすげー「時代劇」な喋り方と演技なんで、嘘くささもすごいんだけど、そのへんは割り切って楽しみましょう。
ルカノールのわっかりやすい悪役ぶりを堪能しましょう。
あのはるかに年上のフェルナンド母に「昔惚れていた」で、現在甥の恋人シルヴィアを妻にしているあたり、ルカノール、守備範囲広すぎ!!
年増から少女まで、なんでもござれ、好き嫌い無し、おいしくいただけます、な素敵なおじさまなのね。
これでロドリーゴに色気があれば、また別の物語も展開できるんだが……らんとむ版に期待かな。
ともちの「肉厚さ」がときめきです。
悪役として、老け役として、まだまだ足りていないとは思うのだけど、それとは別に「役者」としての資質を感じてたのしくなる。
いいなあ、ともち。
こーやって悪役が回ってくる人になったのか。番手とか気にしだしたらキリがないけど、悪役のできるいい男として華開いてくれたら、それはそれでたのしみだよなー。
はあぁ。ショーでもともちステキだしなー。
次の観劇がたのしみだー。
コメント