ブログの更新が停まるには、ワケがあったりなかったりする。
 前回はオサ様退団発表後停滞した。
 でもって今回は。

 『あさきゆめみしII』が、つらすぎるのっ!!

 あーもー、ヘコんでヘコんで、文章書く気にもならんわっ。草野め〜〜!!

 ゆってるうちに明日『あさきゆめみしII』楽じゃん!(今は7月22日深夜)
 宙組の話もまだ途中だが、先に公演が終わる『あさきゆめみしII』の感想書かなきゃ、とそう思った途端、ぴたりと意欲が失せた……。

 オサ様はステキなの。
 ものすごく美しいの。
 すばらしい歌声なの。
 だけど作品がひどすぎて、観ていてつらいのよ。

 うおー。

 
 こんなときは現実逃避。
 誰もついてこられないことはわかっているけれど、ぜんっぜん関係ない妄想配役で遊びましょう。

 はいはいはい、ニンテンドーDSのゲームソフト『ウィッシュルーム』の妄想配役行きま〜〜す!!

 発売が2007年1月25日だから、半年も前のゲームなんだが、キニシナイ! 緑野姉弟がプレイしたのが「今」なんだもーん。日本橋で新品が1980円まで値下がりしていたそうですよ(弟が購入)。

 http://www.nintendo.co.jp/ds/awij/index.html
 ↑ 公式サイト

 ゲームのあおり文句は「DSで、ミステリー」。
 舞台は70年代のアメリカ、古き良き時代のハードボイルド風味。30代以上の大人向けのしみじみした物語。

 主役はもちろんハードボイルドのお約束、「過去を持った元刑事」で「今は探偵」(のよーなもの)だ。
 クールでちょっくら世をすねているが、実はアツいハートを持ったナイスガイ。……お約束すぎて愉快だ。

 前作『アナザーコード』に引き続き、絵に惚れ込んでのプレイ。
 『アナザーコード』のときも思ったが、この絵師さんはいわゆる「美少女」に興味がないらしい。
 『ウィッシュルーム』でもいちおーヒロインとしてミラという謎の美少女が登場するが、彼女の描き方の淡白さときたら。締め切り間際の遅筆漫画家が主線だけとりあえず入れました、それで入稿しちゃいました、みたいな白さだ。
 この絵師さんの真骨頂は、おっさんとおばさんにある。

 メイドのローザのすばらしさときたら!

 ローザが話し出すと、会話の内容そっちのけで絵に見とれちゃったよ(笑)。
 彼女の表情の変化に釘付け。笑ったりはにかんだりも、すげー華やか。
 常にメイド服に身を包み、料理上手で働き者、人なつこくて面倒見のいいローザ。少々口が悪く押しが強いのはご愛敬。
 完璧じゃないか。最強メイド。

 はいここで、公式サイトの「キャラクター紹介」でローザの絵を見てやってください。……ステキでしょ?
 アゴのラインがいちばん好き。自分でも、あーゆー絵を描いてみたくなる。わたしに画力があればなぁ。

 ゲーム中のローザはサイトで紹介されているよりずっと表情豊かで、すっげーかわいいよー。
 滅多に見られないけど、後ろ姿もすこぶるプリティーだ。

 ゲームは「ちょっとソレってどうよ?」と言いたいくらいレトロなフラグ立てゲームで、次のフラグを見失ってしまったときの途方に暮れ方はスーファミ時代を彷彿とさせるくらい不親切極まりないんだけど。
 舞台が「小さなホテルの中だけ」「ストーリー上関係あるところにしか行けない」とかなり制限されているため、根気さえあればクリアは誰でも出来る。
 わたしのよーなへっぽこでも20時間かからなかったんだから、ふつーの人はもっと早く終われるだろう。

 小さなホテルでの一夜限りの出来事。
 主人公カイル・ハイドとなり、ホテルの従業員や宿泊客の話を聞いて回り、彼らが抱える過去の傷や謎を解いていく。
 いちばんの謎はいつだって「人間」なんだ。
 ハードボイルド小説を読む感覚、昔の正塚晴彦作バウホール作品って感じっすよ。

 わたしはいつも、ゲームは弟と共有しているので、感想だの攻略だのふたりで話し合っている。それで十分たのしーんだが。

 弟相手には、腐った話が出来ない。

 ヤツはわたしがヲタクであることを知っているが、非ヲタクであるため理解しないのだ。……してほしくもないが。

 このゲーム、ふつーにBLに見えるんですが。

 BLだろコレ? 正塚作品がBLなのと同じくらいBLだよな?
 ハードボイルドってヤツは、男のロマンってヤツは、なんでこー恥ずかしいかほりに充ち満ちてるんだっ。

 一見ふつーのヘテロ作品、でもいくらでも行間読んでBLとして萌えることができる話。

 こーゆー話は弟相手に出来ないし、もひとつ、タカラヅカ妄想配役も出来ない。
 
 このゲーム、このキャラクター。

 痛烈に「見たい」と思うのは、雪組でだ。

 カイル・ハイド@水くん。
 主人公の元刑事。33才の一見クールな男前。ぶっきらぼうな物言い。非友好的な態度。でも、じつはかなりアツくてヘタレで繊細で真面目だったりする。やせ我慢の美学と自分探し。
 自分を裏切った親友のブラッドリーの行方を追っている。……てゆーかブラッドリーのことしか考えていない。1時間置きに心の中で親友に語りかける33才身長180cm超えタフガイ(独身)ってどうよ? ソレは変だろ、カイル? ソレは恋だろ、カイル?

 ミラ@となみちゃん。
 白いワンピースを着た謎の美少女。口がきけない。透明な、不思議なムードを持つ。てゆーかぶっちゃけかなり幼い。その、ちょっと足りない不思議ちゃん、リアル妖精ぶりが魅力。
 カイルになつく。臆病な子犬がおそるおそるなつく、あの感じで。

 ケビン・ウッドワード@ゆみこ。
 宿泊客。外科医、35才。女房に逃げられ、いろいろ自棄になっているダメおやぢ。心を閉ざしているが、そののちカイルに惚れる。
 微妙にMっ気あるよね、ケビン。カイルにがつんとやられ、メロメロに。罵られると興奮するタイプなんだろう……。

 ジェフ・エンゼル@キム。
 宿泊客。生意気おぼっちゃま19才。得意技は冷笑、上から目線、セレブぶり。甘やかされまくった世間知らず。チョームカツク(笑)。ぜひぜひキムで、ものすごーくイヤッタラシクあのぶ厚い唇で嗤って欲しい。
 が、もちろん彼も最終的にカイル兄貴にぞっこん。きちんと叱ってくれる大人の男カイルの前で、素直な少年の表情を見せるようになる。

 ルイス・フランコ@ヲヅキ。
 ホテルのボーイ。元スリで、刑事時代のカイルに捕まったことがある。陽気で軽薄な25才。てゆーかお前、どんだけカイルのこと好きなんだよ?
 カイルの相棒つーか弟分を自認し、尻尾を振って盛大になつく。邪険にされても平気。危険なことも平気。痛い目にあっても平気。ハイドの旦那のためなら、たとえ火の中水の中!
 ……かわいすぎだ、ルイス。

 マーティン・サマー@ハマコ。
 宿泊客。小説家。自慢しぃでうさんくさい50才。最初から自己中で相当うざい男なんだが、途中からカイルにベタ惚れになり、さらにウザさUP!(笑)
 職業柄なのか、かなり夢見がちっつーか、白馬にまたがったカイル王子が歯をキラリとさせて姫な自分を迎えにくる妄想小説とか、本気で書きそうな勢いだ。

 あとは簡単に。

 ダニング・スミス@汝鳥さん希望。
 ホテルのオーナー。頑固オヤジ。客商売には絶対向いてない。汝鳥さんならではの、偏屈だが愛嬌あるオヤジっぷりを。

 ヘレン・パーカー@圭子おねーたま。
 宿泊客。元マジシャンの隻眼の老婆。華やかな時代の姿も是非、圭子ねーさまの美声と美脚で見たい。

 アイリス@ヒメちゃん。
 宿泊客。高慢ちき女優とくれば、ヒメちゃんしかいないかと。

 メリッサ・ウッドワード@シナちゃん。
 宿泊客。カイルになつく8才、ケビンの娘。

 ローザ・フォックス@マヤさん。
 カイルの捜査の相棒その2となる迫力メイド。この人しかできない。

 レイチェル@いづるん……かなぁ。大人の女、ヒロイン系が不足しているよーな、雪組?
 エド@専科のおじさまプリーズ。組長だけは絶対不可(笑)。

 番手は無視してますよ。
 役の重要さでいくと、2番手役はルイスになるしな。ある意味ヒロインはレイチェルかもしれんしな。ローザかもしれんが(笑)。

 
 でもって。
 イメージだけしか登場しない、幻の相手役、カイルの失った親友、ブライアン・ブラッドリー@コム姫でヨロシク!!

 『ウィッシュルーム』つーのは、すべての登場人物が、主人公カイルにメロメロになる話で、そのカイルは自分を裏切って消えた親友ブラッドリーにメロメロな話。

 そして、カイルとブラッドリーの、壮大な愛の物語。

 ラストまでたどりつくと、ほんとに口ぽかーんになるよ……なんなのあの男たち。愛し合うにも程がある。はた迷惑だっつーの、てめーらの痴話喧嘩に周囲を巻き込むんぢゃねえ!って感じ。

 ハードボイルドです、ほんと。正塚演出で小中劇場で観たいっす。マジ舞台化してくんねーかしら。
 ブラッドリーは顔出ないまま、後ろ姿だけでいいから。コム姫だと思って観るから!

 てゆーか、カイル@水しぇんが見たい。
 あのとびきりかっこよくて、とびきりかわいー男を、水くんで見たいよー。
 カイルは絶対水くんだよー。ハマりすぎるよー。

 
 いつもは花組で妄想配役するけど、オサ様でカイルはあり得ないので、できませんでした。キャラ違いすぎ。
 まとぶの時代になれば、花組でもOKだなっ。
 まっつはケビン希望。ヘタレ医者〜〜。

 あー、妄想配役考えるのはたのしーなー。
 どーせ誰もわかんない話だろーけどさっ。
 『かまいたちの夜』の妄想配役をしても、モロさん以外わかってくれなかったしさー。

 さあ、明日は『あさきゆめみしII』だー。
 オサ様〜〜。


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