いろんな花が咲くから。@新人公演『バレンシアの熱い花』
2007年7月19日 タカラヅカ 暁郷を語らずして、宙組新公は語れまい。
とゆーことで、はいはいはい、新人公演『バレンシアの熱い花』の感想の続きです。
ルカノール@GOアカツキ。
……すみません、わたしまたしても、配役チェックせずにおりました。
だもんで、プロローグが終わっていきなり登場してくるルカノールさんが、GOだとわかって、ウケました。
ルカノール役だったのか、GO!!
やだー、たのしそう(笑)。
GOのルカノール役を見て思ったいちばんの印象は、ソレです。
たのしそうにやってるな、GO。
自分のこと、色男だと思ってるんだろーな。悪役なオレ、かっくいー、とか思ってやがるな。
いちいちキメ顔作ってくるのが愉快。
や、スタァたるもの、これくらいナルシー入っててナンボですよ!!
作品が古くさ……ゲフンゲフン……その、時代物としての台詞回しや芝居を要求されるものなので、そこでの悪役っちゅーことで、GOの演技もそりゃーわざとらし……ゲフンゲフン……大仰かつクラシックなものでした。
GOの演技がアレなのか、それが演出だから仕方ないのか、もう少しふつーに喋って動いてくれてもいいのになー。でも、本役のともちも大概嘘くさい喋り方させられてるしなー。
昭和中期時代劇の悪代官みたいなんだよ、ルカノールって。役も演技も。それが演出意図なら、GOは忠実にやっていたってことかな。
新公でなにが萌えたかってあーた、ルカノールとセレスティーナ侯爵夫人の関係ですよ。
セレスティーナ侯爵夫人@たっちん。
硬質な美しさを持った、知的な大人の女性。
彼女が登場すると、場が華やぐ。
アイドル的な華ではないけれど、「役者が登場した」という空気の動きが、華やかさに通じるの。
ルカノールが「昔惚れていた」とイヤラシク言うのがたまりません。言外の含みがっ。
なになになに、ナニがあったのあんたたち?!
本公では「ありえねー」と思考停止するのみだったが、新公では萌えまくり。
たしかにこのふたりなら、昔ナニかあったかもしれない。
セレスティーナ的には「黒歴史」で、思い出したくもない記憶なのかもしれないが、たしかにナニかあった、男女のぬめりを感じてヨシ。
セレスティーナの美しさと賢さが、ルカノールをさらに男前に見せているのね。
悪役としての色気や華を、セレスティーナとの過去をほのめかすことでぐーんっと上げてくれた。
GO×たっちん、つーのもいいなあ……やたらと濃くて。
たっちんは、本公演で正統派ヒロイン……とゆーか、ヅカ以外ではウザくてありえないよーな「お姫様」キャラを演じ、新公で主役の母親役を演じ、いろいろ大変だと思うが、芸幅をどんどん広げていってほしい。
見るたびに期待感がふくらむ役者さんだ。
彼女もまた、新公主役経験者でありながら今回は脇に回って舞台を支える人。
主演経験者としての華と実力を、脇であるからこそさらに見せつけてくれる。これこそが、ひとりっ子政策でないことの素晴らしさ。
主役の母親、なんて、地味でも埋没していても仕方ないおばさん役なのに、セレスティーナ@たっちんは華やかな賢夫人ぶりが際立っている。
彼女の存在が、男たちをより魅力的に見せているんだ。フェルナンドにしろ、ルカノールにしろ。
シルヴィア@藤咲えりちゃんは、とてもきれいでした。
なんだかとても大人に……というか、年齢設定が高く見えたのは演技なのか、ただの見た目の結果なのか。
研3なんですか、彼女?? 若く見えないのは何故……。
相手役が相当アレだったので、彼と絡むことでしか芝居のしようがないシルヴィア役は大変だったと思うけど、相手役ともども地味に沈んでいっていたような。
別の人とお芝居をしているところが見てみたいです、はい。
マルガリータ@天咲千華ちゃんって、あの子だよね? トドロキのコンサート『LAVENDER MONOLOGUE』で相手役に抜擢されていた子。ちょっと独特の顔立ちの、かわいこちゃん。
独特の……というか、カエル系美少女なんで、わたしの海馬にインプットされたという(カエル顔スキー・笑)。
トドコンでもそうだっけれど、若く幼く相手についてゆくだけのお嬢様キャラというのは、これくらい若い子ならではの特権。ちょっとでも知恵だの経験だのがついてしまうとぶりっこ的に見えてウザくなる、難しい役。
つーことで、マルガリータ役は合っていました。
かわいらしくて可憐で。歌はよたってたけど、声はきれい。
若さと持ち味だけで勝負、演技はどうなのかまでわからないっす。……まあ、なにしろあんな役だしな(本役のたっちんも大変)。
藤咲えりちゃんとはタイプ正反対で、どちらも美形なのでたのしみだー。
ドン・ファン@カチャは線の細さと幼さが気になった。
持ち味の若さは武器だけれど、そろそろ大人の男を演じられるよーになってもいいかも。
ふつーにうまいんだけどなあ。
でもドン・ファンってあんなに少年ぽくていいのかなあ、と、ちと首を傾げる。
で。
ルーカス大佐@ちーちゃんが、やたら愉快だったんですが。
なにしろ配役チェックしていないので。
あれ、ルーカス大佐小さいなー、でもなんかすげー力入ってるなー、と思って顔を見てみると、ちーだった。
なんなのあの気合いっぷり。
「俺様美形」オーラゆんゆんに放出してますが?(笑)
わかったわかった、君が美形なのも、野心バリバリなのもわかったから、少し落ち着け。なっ?
ルカノールの腹心だけど、ルカノールのことなんかなんとも思ってなくて「あわよくば俺がトップに」と思っている感じ? 「俺はこんなところでくすぶっている人間じゃない。今の役はただの踏み台だ」って感じ?
トガりすぎていて、見ていて疲れるぞ(笑)。
かっこつけ過ぎで、観客意識し過ぎで、演技自体には「?」マークがいろいろ飛んだけれど、その心意気を買う。「見られていること」を意識するのは、方向として正しいもの。ちぎに次ぐハイテンションぶりが愛しい。
君が主役の公演を見てみたいよ、うん。その過剰な自意識が「真ん中」にきたときどうなるのか、見てみたい。大劇の「真ん中」は気合いだけでどーなるもんでもないからなぁ。実際に立ってみないことにはわからない。
GOが真ん中に立つところも、ぶっちゃけ見てみたいんだが……。白い二枚目を演じるアカツキ・ゴウ……みみみみ見てー(笑)。
とゆーことで、はいはいはい、新人公演『バレンシアの熱い花』の感想の続きです。
ルカノール@GOアカツキ。
……すみません、わたしまたしても、配役チェックせずにおりました。
だもんで、プロローグが終わっていきなり登場してくるルカノールさんが、GOだとわかって、ウケました。
ルカノール役だったのか、GO!!
やだー、たのしそう(笑)。
GOのルカノール役を見て思ったいちばんの印象は、ソレです。
たのしそうにやってるな、GO。
自分のこと、色男だと思ってるんだろーな。悪役なオレ、かっくいー、とか思ってやがるな。
いちいちキメ顔作ってくるのが愉快。
や、スタァたるもの、これくらいナルシー入っててナンボですよ!!
作品が古くさ……ゲフンゲフン……その、時代物としての台詞回しや芝居を要求されるものなので、そこでの悪役っちゅーことで、GOの演技もそりゃーわざとらし……ゲフンゲフン……大仰かつクラシックなものでした。
GOの演技がアレなのか、それが演出だから仕方ないのか、もう少しふつーに喋って動いてくれてもいいのになー。でも、本役のともちも大概嘘くさい喋り方させられてるしなー。
昭和中期時代劇の悪代官みたいなんだよ、ルカノールって。役も演技も。それが演出意図なら、GOは忠実にやっていたってことかな。
新公でなにが萌えたかってあーた、ルカノールとセレスティーナ侯爵夫人の関係ですよ。
セレスティーナ侯爵夫人@たっちん。
硬質な美しさを持った、知的な大人の女性。
彼女が登場すると、場が華やぐ。
アイドル的な華ではないけれど、「役者が登場した」という空気の動きが、華やかさに通じるの。
ルカノールが「昔惚れていた」とイヤラシク言うのがたまりません。言外の含みがっ。
なになになに、ナニがあったのあんたたち?!
本公では「ありえねー」と思考停止するのみだったが、新公では萌えまくり。
たしかにこのふたりなら、昔ナニかあったかもしれない。
セレスティーナ的には「黒歴史」で、思い出したくもない記憶なのかもしれないが、たしかにナニかあった、男女のぬめりを感じてヨシ。
セレスティーナの美しさと賢さが、ルカノールをさらに男前に見せているのね。
悪役としての色気や華を、セレスティーナとの過去をほのめかすことでぐーんっと上げてくれた。
GO×たっちん、つーのもいいなあ……やたらと濃くて。
たっちんは、本公演で正統派ヒロイン……とゆーか、ヅカ以外ではウザくてありえないよーな「お姫様」キャラを演じ、新公で主役の母親役を演じ、いろいろ大変だと思うが、芸幅をどんどん広げていってほしい。
見るたびに期待感がふくらむ役者さんだ。
彼女もまた、新公主役経験者でありながら今回は脇に回って舞台を支える人。
主演経験者としての華と実力を、脇であるからこそさらに見せつけてくれる。これこそが、ひとりっ子政策でないことの素晴らしさ。
主役の母親、なんて、地味でも埋没していても仕方ないおばさん役なのに、セレスティーナ@たっちんは華やかな賢夫人ぶりが際立っている。
彼女の存在が、男たちをより魅力的に見せているんだ。フェルナンドにしろ、ルカノールにしろ。
シルヴィア@藤咲えりちゃんは、とてもきれいでした。
なんだかとても大人に……というか、年齢設定が高く見えたのは演技なのか、ただの見た目の結果なのか。
研3なんですか、彼女?? 若く見えないのは何故……。
相手役が相当アレだったので、彼と絡むことでしか芝居のしようがないシルヴィア役は大変だったと思うけど、相手役ともども地味に沈んでいっていたような。
別の人とお芝居をしているところが見てみたいです、はい。
マルガリータ@天咲千華ちゃんって、あの子だよね? トドロキのコンサート『LAVENDER MONOLOGUE』で相手役に抜擢されていた子。ちょっと独特の顔立ちの、かわいこちゃん。
独特の……というか、カエル系美少女なんで、わたしの海馬にインプットされたという(カエル顔スキー・笑)。
トドコンでもそうだっけれど、若く幼く相手についてゆくだけのお嬢様キャラというのは、これくらい若い子ならではの特権。ちょっとでも知恵だの経験だのがついてしまうとぶりっこ的に見えてウザくなる、難しい役。
つーことで、マルガリータ役は合っていました。
かわいらしくて可憐で。歌はよたってたけど、声はきれい。
若さと持ち味だけで勝負、演技はどうなのかまでわからないっす。……まあ、なにしろあんな役だしな(本役のたっちんも大変)。
藤咲えりちゃんとはタイプ正反対で、どちらも美形なのでたのしみだー。
ドン・ファン@カチャは線の細さと幼さが気になった。
持ち味の若さは武器だけれど、そろそろ大人の男を演じられるよーになってもいいかも。
ふつーにうまいんだけどなあ。
でもドン・ファンってあんなに少年ぽくていいのかなあ、と、ちと首を傾げる。
で。
ルーカス大佐@ちーちゃんが、やたら愉快だったんですが。
なにしろ配役チェックしていないので。
あれ、ルーカス大佐小さいなー、でもなんかすげー力入ってるなー、と思って顔を見てみると、ちーだった。
なんなのあの気合いっぷり。
「俺様美形」オーラゆんゆんに放出してますが?(笑)
わかったわかった、君が美形なのも、野心バリバリなのもわかったから、少し落ち着け。なっ?
ルカノールの腹心だけど、ルカノールのことなんかなんとも思ってなくて「あわよくば俺がトップに」と思っている感じ? 「俺はこんなところでくすぶっている人間じゃない。今の役はただの踏み台だ」って感じ?
トガりすぎていて、見ていて疲れるぞ(笑)。
かっこつけ過ぎで、観客意識し過ぎで、演技自体には「?」マークがいろいろ飛んだけれど、その心意気を買う。「見られていること」を意識するのは、方向として正しいもの。ちぎに次ぐハイテンションぶりが愛しい。
君が主役の公演を見てみたいよ、うん。その過剰な自意識が「真ん中」にきたときどうなるのか、見てみたい。大劇の「真ん中」は気合いだけでどーなるもんでもないからなぁ。実際に立ってみないことにはわからない。
GOが真ん中に立つところも、ぶっちゃけ見てみたいんだが……。白い二枚目を演じるアカツキ・ゴウ……みみみみ見てー(笑)。
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