アンチ・エコロジー上等。@IAAF世界陸上2007大阪 開会式・2
2007年8月25日 タカラヅカ 遠大な旅をしてたどり着いた北ゲート。
しかしそこでは、さらなる試練が待ち受けていた……! ってことで、『IAAF世界陸上2007大阪 開会式』に行ってきました〜〜話、その2。
ゲート入口でセキュリティーチェックがあるんだが、なにをどうすればいいのか説明が不足しているため、来場者がいちいちスタッフに「なにをすればいいの?」と質問しているんだわ。
わたしも質問した。
「ビニール袋を問答無用で渡されたんですけど、コレ、なにするもんなんですか?」
「携帯電話と腕時計、カメラ、財布を入れて下さい」
「パソコンとゲーム機はどうすればいいですか?」
「え?」
スタッフ、固まる。パソコン持ってくる客だっていくらでもいるだろうに、何故返答に窮するんだ。
携帯やカメラだけなら電化製品、精密機械をよける意味でだと判断するけど、財布もとなると、単なる貴重品だけ別にしろって意味? 目的と判断基準を教えてくれずに名称だけ言うから、「じゃあこれはどうなの?」って質問されちゃうんじゃん。
セキュリティーチェックを済ませ、中へ入ると設置されたテントにてなにかやっている。
飲み物をプラスチックのカップに淹れているコーナーだった。
ああ、ドリンク販売コーナーか。
と思ってスルーしようとしたが。
なんとなーく引っかかって、足を止めた。販売にしては料金表とかなにもないからだ。
わからないから、聞いてみる。
「ここはなにをしているところですか?」
「ペットボトルは持ち込み禁止なので、ここで中身をカップに移しています」
はあ?
それならそれで、なんで案内しないんだ?
誰もナニも言ってないんですよ。看板もないし。
どうやら、わかりやすくペットボトルを手に持っているなりしている人には、個別で声を掛けている模様。何故そんな手間なことをしているんだ。
わかりやすく持っている人だけではないだろうに。現にわたしは、鞄の中に水筒替わりに愛用しているペットボトルを入れていた。
ソレを言うと、
「大丈夫、ここを通っても、入口で止められますよ、ペットボトルを持っていたら」
ソレ、2度手間じゃん。なんの意味があってそんなまだるこしいことをしているんだ?
最初にきちんと案内を徹底すれば1回で済むことじゃん。そのたびに人の流れを止めて渋滞を巻き起こすのか?
「どうしてペットボトル禁止なんですか?」
「安全上の問題からです」
「安全上、どういう危険があるんですか?」
「安全上の問題からです(以下、なにを聞いてもリピート)」
スタッフ教育ぐらい、しておこうよ……。他の係ならともかく、ペットボトルを取り上げる係がコレだよ、ありえねえ低レベル。
とゆーことで、わたしの愛用のペットボトル(大きさがわりと特殊であまり売っていないサイズ、ミネラルウォーター専用として何度も機嫌良く使っていた)は問答無用で捨てられた。……もう一度探して買わなきゃ……あのボトルでなきゃヤだなんよー。知ってたら持ってこなかったのにー。(や、これはわたしが事前に調べなかったのが悪いんだが)
『愛・地球博』が飲み物持ち込み禁止だったので、ソレはそーゆーもんかと納得していたんだが。
外から持ち込むものは、ナニが入っているかわからないから危険だけれど、中で販売しているものなら安全。飲み物は中で買え。中で金を落とせ。
という意味かと思ったんだけど。
不思議なのは、会場内でも「ペットボトル禁止」だったことだ。
たとえ会場内で購入したモノでも、ペットボトルはとにかくダメ。ペットボトル悪。ベットボトル敵。
なんで禁止なのかスタッフも知らないうえに、会場内で販売している飲み物は、みんなペットボトルという謎っぷり(笑)。
なんなんだよー。捨て身のギャグかコレ?
ペットボトル全面禁止なら何故、ペットボトルを売る? 会場内で。
売店ではいちいち販売員がペットボトルの封を切り、カップを添えて客に渡すので時間かかりまくり、長蛇の列。
そして客は、自力でペットボトルからカップに移し、その場でペットボトルを捨てなければならないので、これまた時間がかかる。
なにより、ゴミが倍出る。
ペットボトルとプラスチックカップとフタ。
ペットボトル禁止までは、理由の説明がないにしろ「そーゆーもんか」と納得もするが。
じゃーなんでペットボトル販売してんだよー。最初からカップで販売すればいいだろー? いちいち販売員がキャップを開けて回収+カップを添える手間と、サーバーから注ぐ手間にどれほどの差が? テーマパークのドリンクスタンドではそうやって売ってんじゃん。
なんて反エコロジーなイベントなんだ、世界陸上。
とまあ、すっげーぐだぐだぶり。
たぶんスタッフの大半がプロではなく、善意のボランティアで成り立っているためだろう。
かわした会話もここではふつーに書いているが、実際は丁寧語すら使わず大阪弁まんまでけっこー口汚く喋るスタッフもいたさ。ふつーの大阪のおっちゃんなんやろうな。相手を客だとかは思ってないんやろうな。
まあ仕方ないか……と、半あきらめ。腹を立てる気にもならん。
にしても1時間の旅はつらかった。
距離より気温より、スタッフの手際の悪さ、会場の不親切さとか精神面で疲労。
なにしろS席当日17000円だからなー。A席13000円、B席10500円、C席(自由席)7000円。
大阪人が、こんな値段のチケットを買うはずがない。
実際スタンドはガラガラっす。いちばん安いC席のみほぼ埋まっていた。
せめてプロ野球チケット+αくらいの値段設定でないと、陸上ファン以外の新規客は動かないだろう。「地元でイベントか、ちょっとのぞいてみるか」程度の人間には高すぎる。
わたしはもちろん、C席です、はい。びんぼーですから。
わたしがくたくたになってたどりつくと、先に場所取りしてくれていたこうめさんが、あたたかく迎えてくれた。
なにしろこうめさん、午前中から並んでくれていたんすよ。まだ入場列が出来る前から会場入りしていたという、気合いの入れっぷり。
自由席の最前列、しかもドセンター。
「ゼロ番です」
というあたりナイスだ、こうめさん。
天皇皇后両陛下の貴賓席の真正面。大階段を模した(笑)白いステージの真後ろ。
すげー位置だよ、ありがとう。
しかもこの席、お菓子付きなの。
「わたしが焼いたんですけど」
と、こうめさん手作りケーキ&クッキー付きなんですよ。
えー、なになにちょっと、うれしいんですけどっ。
わたし焼き菓子ダイスキですよ。
最良の席と、おいしいお菓子。
苦労してたどりついたあとだけに、身に心にしみる。
ありがとーありがとー、すげーうれしい。
で、開会式がはじまるまでにわたしたちがしたことは。
「オサ会、水会その他はどこにいるんだろう?」
でした。
や、気になるじゃないですか(笑)。できれば共に盛り上がりたいし。
雪組FCはすぐに見つけられた。
金モール付きうちわ持参だから。
「AQUA5」「水」とか書いた、派手派手うちわを手にした軍団がいた。
雪組みんなで固まっていた模様。「桂」「彩那」「KANAME」等、みんな気合い入ったうちわを手にしている。
「ゆみこがいないっ」
と、ゆみこファンのこうめさんはウケていた。
ふたりで必死に探したけど、ゆみこうちわを持った人は見つけられず。
ゆみこ会だけ別の場所だったのか、うちわを持ってくる人がいなかっただけなのかはわからず。
祭りだから、あーゆー「昭和アイドル追っかけ隊」のノリはたのしくて好きです。
横断幕とかあるかと思ったのに、なかったなー(笑)。
オサ様会は見つけられず。
「でも、はじまったらわかるよ」
「オサ様登場すれば、反応でわかりますよね」
5万人収容の広大なスタンドでも、その反応で所在地がわかる。
断言するわたしたち。
そして実際。
その通りだった(笑)。
6000字をはるかに超え、よーやく開会式開始だ〜〜。つーことで、続く。
しかしそこでは、さらなる試練が待ち受けていた……! ってことで、『IAAF世界陸上2007大阪 開会式』に行ってきました〜〜話、その2。
ゲート入口でセキュリティーチェックがあるんだが、なにをどうすればいいのか説明が不足しているため、来場者がいちいちスタッフに「なにをすればいいの?」と質問しているんだわ。
わたしも質問した。
「ビニール袋を問答無用で渡されたんですけど、コレ、なにするもんなんですか?」
「携帯電話と腕時計、カメラ、財布を入れて下さい」
「パソコンとゲーム機はどうすればいいですか?」
「え?」
スタッフ、固まる。パソコン持ってくる客だっていくらでもいるだろうに、何故返答に窮するんだ。
携帯やカメラだけなら電化製品、精密機械をよける意味でだと判断するけど、財布もとなると、単なる貴重品だけ別にしろって意味? 目的と判断基準を教えてくれずに名称だけ言うから、「じゃあこれはどうなの?」って質問されちゃうんじゃん。
セキュリティーチェックを済ませ、中へ入ると設置されたテントにてなにかやっている。
飲み物をプラスチックのカップに淹れているコーナーだった。
ああ、ドリンク販売コーナーか。
と思ってスルーしようとしたが。
なんとなーく引っかかって、足を止めた。販売にしては料金表とかなにもないからだ。
わからないから、聞いてみる。
「ここはなにをしているところですか?」
「ペットボトルは持ち込み禁止なので、ここで中身をカップに移しています」
はあ?
それならそれで、なんで案内しないんだ?
誰もナニも言ってないんですよ。看板もないし。
どうやら、わかりやすくペットボトルを手に持っているなりしている人には、個別で声を掛けている模様。何故そんな手間なことをしているんだ。
わかりやすく持っている人だけではないだろうに。現にわたしは、鞄の中に水筒替わりに愛用しているペットボトルを入れていた。
ソレを言うと、
「大丈夫、ここを通っても、入口で止められますよ、ペットボトルを持っていたら」
ソレ、2度手間じゃん。なんの意味があってそんなまだるこしいことをしているんだ?
最初にきちんと案内を徹底すれば1回で済むことじゃん。そのたびに人の流れを止めて渋滞を巻き起こすのか?
「どうしてペットボトル禁止なんですか?」
「安全上の問題からです」
「安全上、どういう危険があるんですか?」
「安全上の問題からです(以下、なにを聞いてもリピート)」
スタッフ教育ぐらい、しておこうよ……。他の係ならともかく、ペットボトルを取り上げる係がコレだよ、ありえねえ低レベル。
とゆーことで、わたしの愛用のペットボトル(大きさがわりと特殊であまり売っていないサイズ、ミネラルウォーター専用として何度も機嫌良く使っていた)は問答無用で捨てられた。……もう一度探して買わなきゃ……あのボトルでなきゃヤだなんよー。知ってたら持ってこなかったのにー。(や、これはわたしが事前に調べなかったのが悪いんだが)
『愛・地球博』が飲み物持ち込み禁止だったので、ソレはそーゆーもんかと納得していたんだが。
外から持ち込むものは、ナニが入っているかわからないから危険だけれど、中で販売しているものなら安全。飲み物は中で買え。中で金を落とせ。
という意味かと思ったんだけど。
不思議なのは、会場内でも「ペットボトル禁止」だったことだ。
たとえ会場内で購入したモノでも、ペットボトルはとにかくダメ。ペットボトル悪。ベットボトル敵。
なんで禁止なのかスタッフも知らないうえに、会場内で販売している飲み物は、みんなペットボトルという謎っぷり(笑)。
なんなんだよー。捨て身のギャグかコレ?
ペットボトル全面禁止なら何故、ペットボトルを売る? 会場内で。
売店ではいちいち販売員がペットボトルの封を切り、カップを添えて客に渡すので時間かかりまくり、長蛇の列。
そして客は、自力でペットボトルからカップに移し、その場でペットボトルを捨てなければならないので、これまた時間がかかる。
なにより、ゴミが倍出る。
ペットボトルとプラスチックカップとフタ。
ペットボトル禁止までは、理由の説明がないにしろ「そーゆーもんか」と納得もするが。
じゃーなんでペットボトル販売してんだよー。最初からカップで販売すればいいだろー? いちいち販売員がキャップを開けて回収+カップを添える手間と、サーバーから注ぐ手間にどれほどの差が? テーマパークのドリンクスタンドではそうやって売ってんじゃん。
なんて反エコロジーなイベントなんだ、世界陸上。
とまあ、すっげーぐだぐだぶり。
たぶんスタッフの大半がプロではなく、善意のボランティアで成り立っているためだろう。
かわした会話もここではふつーに書いているが、実際は丁寧語すら使わず大阪弁まんまでけっこー口汚く喋るスタッフもいたさ。ふつーの大阪のおっちゃんなんやろうな。相手を客だとかは思ってないんやろうな。
まあ仕方ないか……と、半あきらめ。腹を立てる気にもならん。
にしても1時間の旅はつらかった。
距離より気温より、スタッフの手際の悪さ、会場の不親切さとか精神面で疲労。
なにしろS席当日17000円だからなー。A席13000円、B席10500円、C席(自由席)7000円。
大阪人が、こんな値段のチケットを買うはずがない。
実際スタンドはガラガラっす。いちばん安いC席のみほぼ埋まっていた。
せめてプロ野球チケット+αくらいの値段設定でないと、陸上ファン以外の新規客は動かないだろう。「地元でイベントか、ちょっとのぞいてみるか」程度の人間には高すぎる。
わたしはもちろん、C席です、はい。びんぼーですから。
わたしがくたくたになってたどりつくと、先に場所取りしてくれていたこうめさんが、あたたかく迎えてくれた。
なにしろこうめさん、午前中から並んでくれていたんすよ。まだ入場列が出来る前から会場入りしていたという、気合いの入れっぷり。
自由席の最前列、しかもドセンター。
「ゼロ番です」
というあたりナイスだ、こうめさん。
天皇皇后両陛下の貴賓席の真正面。大階段を模した(笑)白いステージの真後ろ。
すげー位置だよ、ありがとう。
しかもこの席、お菓子付きなの。
「わたしが焼いたんですけど」
と、こうめさん手作りケーキ&クッキー付きなんですよ。
えー、なになにちょっと、うれしいんですけどっ。
わたし焼き菓子ダイスキですよ。
最良の席と、おいしいお菓子。
苦労してたどりついたあとだけに、身に心にしみる。
ありがとーありがとー、すげーうれしい。
で、開会式がはじまるまでにわたしたちがしたことは。
「オサ会、水会その他はどこにいるんだろう?」
でした。
や、気になるじゃないですか(笑)。できれば共に盛り上がりたいし。
雪組FCはすぐに見つけられた。
金モール付きうちわ持参だから。
「AQUA5」「水」とか書いた、派手派手うちわを手にした軍団がいた。
雪組みんなで固まっていた模様。「桂」「彩那」「KANAME」等、みんな気合い入ったうちわを手にしている。
「ゆみこがいないっ」
と、ゆみこファンのこうめさんはウケていた。
ふたりで必死に探したけど、ゆみこうちわを持った人は見つけられず。
ゆみこ会だけ別の場所だったのか、うちわを持ってくる人がいなかっただけなのかはわからず。
祭りだから、あーゆー「昭和アイドル追っかけ隊」のノリはたのしくて好きです。
横断幕とかあるかと思ったのに、なかったなー(笑)。
オサ様会は見つけられず。
「でも、はじまったらわかるよ」
「オサ様登場すれば、反応でわかりますよね」
5万人収容の広大なスタンドでも、その反応で所在地がわかる。
断言するわたしたち。
そして実際。
その通りだった(笑)。
6000字をはるかに超え、よーやく開会式開始だ〜〜。つーことで、続く。
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