大変だぞ、世界陸上。@IAAF世界陸上2007大阪 開会式・1
2007年8月24日 タカラヅカ あれは毎年恒例、淀川花火大会の日。
夜空に青いラインでなにかしら意図のあるカタチが花開いた。
なんらかのキャラクタ花火らしい。
しかし河川敷を埋め尽くした観客からの反応はナシ。みんなふつーに眺めている。
インフォメであらかじめパンフレットを入手していたわたしは知っていた。あの謎のキャラクタ花火が、世界陸上2007のマスコットキャラクタ「トラッフィー」だということを。
大阪は、なんとか盛り上げようとしていたわけだ。世界陸上というイベントを。
しかし、実際の大阪人の反応は。
「…………」
全スルー。
てゆーかそもそも誰も知らないのだ、そんなキャラクタ。
世界陸上が開催されることも、そのキャラクタも。大阪人、興味なし。
トラッフィーくん花火が上がっていたときはしーんとしていた観客が、そのあとドラえもん花火やキティちゃん花火には歓声を上げていた。キャラクタ花火が上がれば、みんなきゃーきゃー言うもんなんだって。
トラッフィー花火には、反応する人ナシ……アレ作るの、技術もお金もいったろうになあ。
とゆーわたしの家には、何ヶ月も前からトラッフィー人形が置いてある。
土着大阪人で、家が自営業だったりするもんで、仕方ないのだ。大阪の地元関連企業、組合、商店街、その他いろいろな組織にて、「我々の手で世界陸上を成功させよう!」なんてことになっている、らしい。
それで父もキャラクタ人形や大会ポスターを押しつけられたそうな。募金箱まであるぞヲイ。父は「んな誰も喜ばないイベントのために」募金を集めるのが嫌で、自分で募金のかわりにカンパし、なんとかやりすごしたらしい。
誰もよろこばないかどうかは知らんが……わたしの住んでいるあたりでの知名度はゼロに等しい。
本日(日にちズレているが、書いているのは25日だ)の世界陸上スタートにあたり、近所の人たち(若者から年寄りまで)にウチの親たちが世間話ついでに話題を振ったらしいが、「なにそれ?」「興味なし」のどちらかの返答しかなかったそうな。会話にもなりゃしねえ。
チケットも売れなかったらしいしなー……(父の友人たちはみんな義理買いしていたっぽい。大変だな、大阪某組合)。
「大阪でやったのがまちがいだ。大阪人は陸上に興味がない」
というのが父の見解だが。
それでもとりあえず、大きな祭りがあることは、いいことなんだろう……たぶん。
せめて、大会のマスコットキャラクタがかわいければなー。
某古城博覧会のマスコットキャラみたく、博覧会コンテンツよりキャラが人気で騒がれる、とか、グッズがバカ売れして騒ぎになる、とか、そーゆーのがあればまだ、地元も潤うし活気づくのになー。
トラッフィーのかわいくなさ、センスの悪さはなんなんだ……。ゆるキャラ全盛期になんでこんな、昭和時代のテーマパーク(バブル崩壊と共に閉園)みたいなノリのキャラクタなんだ?
とまあ、はじまる前から問題いっぱい♪って感じの『IAAF世界陸上2007大阪 開会式』に行ってきました。
が。
いやあ、大変だった。
なにがってそりゃ、会場の、手際の悪さ。
会場前の午後3時に長居競技場前に到着したんですが、入場ゲートをくぐれたのは4時でした。
1時間、周囲を彷徨った……。
炎天下を1時間、何キロ歩いたかなー。ははは。
とゆーのも、だ。
先にこうめさんが北ゲートで並んでくれているので、合流しよーとしたんだ。
んで、御堂筋線長居駅下車で、北ゲートを目指す。しかし。
指示板が、ほとんどない。どっちへ行けばいいのかわからないんだな。
総合案内所でとりあえず地図だけもらったんだが、これがまた見にくい地図で。……てゆーかちゃんとした「会場マップ」というものではなく、「OSAKA2007NEWS Vol.6」という機関紙で代用なの!!
ちょー待て! 「世界」レベルのイベントで、会場マップ作ってないの?! どこまでお金ないんだ大阪?!
情報量の少ない小さなマップを片手に、北ゲートを目指す。競技場が見えているから、あっちだよなー、と見当を付けて。
しかし。
行き止まりだらけなのだ。
道はあるけど、通してくれない。
「北ゲートに行きたいんですけど、どう行けばいいですか?」
指示板がほとんどないので、スタッフに聞く。
「ええっと、あっちの道へ回って下さい」
言われた通りに行く。
行き止まり。関係者以外はお断り。道路封鎖。
また戻って、今度は別のスタッフに聞く。
「北ゲートに行きたいんですけど、どう行けばいいですか?」
「あっちの道へ回って下さい」
「道路が封鎖されていたんですけど、どうすればいいですか?」
「敷地外まで出て下さい」
「この場所からは、どのコースを通って出ればいいですか? あの筋が封鎖されているんですよね?」
「…………」
スタッフ、答えなくなっちゃったよー。スタッフもわかんないんだよー。
やー、この繰り返しでねー。
地図はあるけど汎用的な注意書き地図があちこちに設置されているだけで、「現在地」が載っていない(笑)。
仕方なくスタッフを見つけて質問するんだけど。
「北ゲートに行きたいんですけど、どう行けばいいですか?」
「この道をまっすぐ行って左です」
言われた通りに行くと、行き止まり。
行き止まりは大抵、道路封鎖されているの。で、そこのスタッフに聞く。
「北ゲートに行きたいんですけど、どう行けばいいですか?」
「ここの道を戻って、左へ行って下さい」
戻るんかい。
何回繰り返しただろう……。
わたしだけでなく、多くの人たちが回遊魚のように彷徨っている。
「入口、どこなの……」
と口々に言いながら。
指示板の少なさが、致命的。
たぶん、駅からゲートへの最短距離にのみ設置されているんだと思う。長居駅から南ゲートまではまっすぐたどりつくことが可能。(ただし南ゲートはありえないくらい混んでいた。いつ入場できるかわからんくらい)
しかし、一歩「モデルコース」をはずれると、なんの案内もない。
長居駅から北ゲートを目指すとなると、どう行けばいいのか案内もなければスタッフも道順がわからないときた。
北ゲートにはJR鶴ヶ丘駅からしか行けない、鶴ヶ丘駅から北ゲートに行く、それ以外は存在しない、と考えていた模様。
また、競技場をとりまく広大な長居公園内にはなんの案内も祭りの飾り付けもなく、ふつーののどかな休日の公園で、世界的イベントがやっている様子はどこにもない。ふつーはもっと盛り上げていそうなもんだが……。
公園を歩いてゲートを目指そうとしたら、迷うことは必至だな。
よーやくたどりついた北ゲートは、南ゲートの混みようが嘘のように空いていた。
しかし。
ここでも、案内が致命的に少なかった。
3000字書いてなお、会場に入れておりません(笑)。続く〜〜。
夜空に青いラインでなにかしら意図のあるカタチが花開いた。
なんらかのキャラクタ花火らしい。
しかし河川敷を埋め尽くした観客からの反応はナシ。みんなふつーに眺めている。
インフォメであらかじめパンフレットを入手していたわたしは知っていた。あの謎のキャラクタ花火が、世界陸上2007のマスコットキャラクタ「トラッフィー」だということを。
大阪は、なんとか盛り上げようとしていたわけだ。世界陸上というイベントを。
しかし、実際の大阪人の反応は。
「…………」
全スルー。
てゆーかそもそも誰も知らないのだ、そんなキャラクタ。
世界陸上が開催されることも、そのキャラクタも。大阪人、興味なし。
トラッフィーくん花火が上がっていたときはしーんとしていた観客が、そのあとドラえもん花火やキティちゃん花火には歓声を上げていた。キャラクタ花火が上がれば、みんなきゃーきゃー言うもんなんだって。
トラッフィー花火には、反応する人ナシ……アレ作るの、技術もお金もいったろうになあ。
とゆーわたしの家には、何ヶ月も前からトラッフィー人形が置いてある。
土着大阪人で、家が自営業だったりするもんで、仕方ないのだ。大阪の地元関連企業、組合、商店街、その他いろいろな組織にて、「我々の手で世界陸上を成功させよう!」なんてことになっている、らしい。
それで父もキャラクタ人形や大会ポスターを押しつけられたそうな。募金箱まであるぞヲイ。父は「んな誰も喜ばないイベントのために」募金を集めるのが嫌で、自分で募金のかわりにカンパし、なんとかやりすごしたらしい。
誰もよろこばないかどうかは知らんが……わたしの住んでいるあたりでの知名度はゼロに等しい。
本日(日にちズレているが、書いているのは25日だ)の世界陸上スタートにあたり、近所の人たち(若者から年寄りまで)にウチの親たちが世間話ついでに話題を振ったらしいが、「なにそれ?」「興味なし」のどちらかの返答しかなかったそうな。会話にもなりゃしねえ。
チケットも売れなかったらしいしなー……(父の友人たちはみんな義理買いしていたっぽい。大変だな、大阪某組合)。
「大阪でやったのがまちがいだ。大阪人は陸上に興味がない」
というのが父の見解だが。
それでもとりあえず、大きな祭りがあることは、いいことなんだろう……たぶん。
せめて、大会のマスコットキャラクタがかわいければなー。
某古城博覧会のマスコットキャラみたく、博覧会コンテンツよりキャラが人気で騒がれる、とか、グッズがバカ売れして騒ぎになる、とか、そーゆーのがあればまだ、地元も潤うし活気づくのになー。
トラッフィーのかわいくなさ、センスの悪さはなんなんだ……。ゆるキャラ全盛期になんでこんな、昭和時代のテーマパーク(バブル崩壊と共に閉園)みたいなノリのキャラクタなんだ?
とまあ、はじまる前から問題いっぱい♪って感じの『IAAF世界陸上2007大阪 開会式』に行ってきました。
が。
いやあ、大変だった。
なにがってそりゃ、会場の、手際の悪さ。
会場前の午後3時に長居競技場前に到着したんですが、入場ゲートをくぐれたのは4時でした。
1時間、周囲を彷徨った……。
炎天下を1時間、何キロ歩いたかなー。ははは。
とゆーのも、だ。
先にこうめさんが北ゲートで並んでくれているので、合流しよーとしたんだ。
んで、御堂筋線長居駅下車で、北ゲートを目指す。しかし。
指示板が、ほとんどない。どっちへ行けばいいのかわからないんだな。
総合案内所でとりあえず地図だけもらったんだが、これがまた見にくい地図で。……てゆーかちゃんとした「会場マップ」というものではなく、「OSAKA2007NEWS Vol.6」という機関紙で代用なの!!
ちょー待て! 「世界」レベルのイベントで、会場マップ作ってないの?! どこまでお金ないんだ大阪?!
情報量の少ない小さなマップを片手に、北ゲートを目指す。競技場が見えているから、あっちだよなー、と見当を付けて。
しかし。
行き止まりだらけなのだ。
道はあるけど、通してくれない。
「北ゲートに行きたいんですけど、どう行けばいいですか?」
指示板がほとんどないので、スタッフに聞く。
「ええっと、あっちの道へ回って下さい」
言われた通りに行く。
行き止まり。関係者以外はお断り。道路封鎖。
また戻って、今度は別のスタッフに聞く。
「北ゲートに行きたいんですけど、どう行けばいいですか?」
「あっちの道へ回って下さい」
「道路が封鎖されていたんですけど、どうすればいいですか?」
「敷地外まで出て下さい」
「この場所からは、どのコースを通って出ればいいですか? あの筋が封鎖されているんですよね?」
「…………」
スタッフ、答えなくなっちゃったよー。スタッフもわかんないんだよー。
やー、この繰り返しでねー。
地図はあるけど汎用的な注意書き地図があちこちに設置されているだけで、「現在地」が載っていない(笑)。
仕方なくスタッフを見つけて質問するんだけど。
「北ゲートに行きたいんですけど、どう行けばいいですか?」
「この道をまっすぐ行って左です」
言われた通りに行くと、行き止まり。
行き止まりは大抵、道路封鎖されているの。で、そこのスタッフに聞く。
「北ゲートに行きたいんですけど、どう行けばいいですか?」
「ここの道を戻って、左へ行って下さい」
戻るんかい。
何回繰り返しただろう……。
わたしだけでなく、多くの人たちが回遊魚のように彷徨っている。
「入口、どこなの……」
と口々に言いながら。
指示板の少なさが、致命的。
たぶん、駅からゲートへの最短距離にのみ設置されているんだと思う。長居駅から南ゲートまではまっすぐたどりつくことが可能。(ただし南ゲートはありえないくらい混んでいた。いつ入場できるかわからんくらい)
しかし、一歩「モデルコース」をはずれると、なんの案内もない。
長居駅から北ゲートを目指すとなると、どう行けばいいのか案内もなければスタッフも道順がわからないときた。
北ゲートにはJR鶴ヶ丘駅からしか行けない、鶴ヶ丘駅から北ゲートに行く、それ以外は存在しない、と考えていた模様。
また、競技場をとりまく広大な長居公園内にはなんの案内も祭りの飾り付けもなく、ふつーののどかな休日の公園で、世界的イベントがやっている様子はどこにもない。ふつーはもっと盛り上げていそうなもんだが……。
公園を歩いてゲートを目指そうとしたら、迷うことは必至だな。
よーやくたどりついた北ゲートは、南ゲートの混みようが嘘のように空いていた。
しかし。
ここでも、案内が致命的に少なかった。
3000字書いてなお、会場に入れておりません(笑)。続く〜〜。
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