刻みつけられる「別れ」に。@TCAスペシャル2007
2007年9月7日 タカラヅカ 「アリベテルチ・ローマ」に撃沈。
『TCAスペシャル2007 アロー!レビュー!−「モン・パリ」80周年記念−』(長いよ)に行ってきました。
なんですかコレ。
オサ様、プレ・サヨナラショーですか?
泣かせることが目的ですか? そうですか。
いやその。
わたしの視点が偏っているだけかもしんないけどさ。
あまりにオサ様サヨナラ仕様で、びびった。てか、泣いた。
幕開きから、大階段にただひとり立つ、端正なシルエット。
オサ様だ。
組カラーの衣装で、くしゃりと笑い、歌い出す。
ここでもう、涙腺ダムにひびが入る。落ち着けわたし。「オサ様だ」「オサ様が笑ってる」「オサ様が歌ってる」って、それだけで泣いてどうする。
オープニングはどの組も組カラー衣装、組順(花月雪星)で登場。
あああ、まっつ、ベビーピンク似合わねぇ。
何故花組は最後のキメポーズがピースサインなんだ??(笑)
トップだけが残り、MCスタート。てゆーか、オサアサ。
トークテーマが「私とパリ」なんだけど、オサちゃんはCSであさこと行ったパリの想い出を語る。移動のバスの中、空気のきれいな田舎を走っているときはあさこ爆睡、街の中にやってくると窓にはりついてはしゃぎだす……というエピソード暴露。
「私が田舎モノみたいぢゃないですか!」
と、あさちゃん。
いやそのソコは、あさこの寝顔を見つめるオサ様とかを想像して萌えておくべきかと(笑)。
オサ様はすぐに時間切れ、次の組場面の準備に消えてしまうんだけど、残ったあさこが語る「私とパリ」はもちろん、オサ様との想い出。
パリまで行っておきながら、オサ様がしゃぶしゃぶだの中華だの、「何故今ココでソレを食す?!」みたいなものばかりを食べたがる、という話。……でもどうやら、オサ様のリクエスト優先で、それらを食したようです。……のろけ?
なんか、トーク全体、オサアサ色が強かったような。つまりソレって、オサ様の話題が多かったってことになるわけで。
そーいやオサ様、台詞忘れてトウコちゃんに助け船出されてたなー。トウコが教えてくれた台詞を、しれっと何事もなかったかのように言い直す姿がツボ。
あああオサ様オサ様。オサ様の話、エピソード。それだけでわくわくドキドキ、せつなくなる。
トップMCが終わり、花組場面。
彼らは「イタリア」担当。
オサ様がひとり登場、銀橋で悠々と歌う。本舞台には大きなスクリーンが降り、なんか大昔の関連舞台写真がスライド上映。
ここでもう、涙腺ダムのひびが大きくなる。落ち着けわたし。「オサ様だ」「オサ様が笑ってる」「オサ様が歌ってる」って、それだけで泣いてどうする。
豊かな声。どこかに微笑が含まれているような、包み込むよーな歌声。
スクリーンが上がって、本舞台にて組子たち登場、花組担当の歌劇「イタリヤーナ」の曲を使って、短い場面が続くレヴュー。
それぞれ少人数口で歌い継ぐよーなカタチ。
てゆーか、オサ様と組子場面。順番がどこだったかすでに記憶がないが、男たちがそれぞれワンフレーズずつ歌い継ぎ、オサ様と絡むのだわ。
コレって、どう見てもサヨナラショーの1シーンぢゃん?!
ダム決壊秒読み段階。
まっつにワンフレーズとはいえ歌があった、さらにそこでオサ様に絡む(かなり浅いが)、なんてもー、あたしに泣けって言ってるよーなもんじゃん?!
勘弁してよーっ、今日はお祭りなんでしょう? オサファン泣かせるのが目的なの?
しかし、それとは別に壮一帆ソロに、身もだえしていた。
壮くんはひとりで1曲だったの。
ド金髪をぴたりとリーマン風に撫でつけて、不思議な振りで踊る。
なんなの、あのダンス? ぴょこぴょこしているというか、あの足サバキはナニ?!
わたしはつい爆笑し……そうになるのを必死で押さえた。や、どうも声が漏れていたらしく、一緒に見ていたサトリちゃんに「声出して笑わないで下さいっ」て叱られたけどな(笑)。
ブラボー、壮一帆。
オサ様見て泣きそうだったのに、笑いでぶっ飛ばしてくれた。
あああ、どうしてここに「壮一帆を愛でる会」メイトのパクちゃんがいないのぉ?! 一緒に笑いに震えたかったよぉ。
そうやって、壮くんに癒されていたというのに。
次はまとぶの場面、なんかどっかで聴いた曲のイントロが流れる……?
「アリベテルチ・ローマ」だった。
一瞬で、アタマがタイムスリップした。
そう、この曲、「アリベテルチ・ローマ」。
2004年、『ドルチェ・ヴィータ!』で使われていた曲だ。
エンディがオペラ歌手のように堂々と歌い、3組の紳士淑女のカップルが踊る。
真ん中のカップルはともかくとして、その後ろの2組のカップルの男たちは、この作品で別れることが決まっていた。
退団する、別れる男女が、踊る。
別れの曲にのって、もう二度と帰れない、この場所にこの顔ぶれでいることは出来ない男女が踊る。男は去り、女が残る。
まとぶも出ていたね、あの公演、『ドルチェ・ヴィータ!』。この場面は退団者仕様だったから、いなかったけれど。
「アリベテルチ・ローマ」は、強すぎる想い出の曲だ。
わたしにとって。
ただひたすら、ひとりだけを見つめた。
美しい人。男役としての美を一点に昇華させた人。
そのひとの、最後の舞台。
それが今、また、目の前にある。
や、別のモノだよ。関係ないことはわかっているけれど。
まとぶがセンターで「アリベテルチ・ローマ」を歌い、3組のカップルが、その周囲で踊る。
わたしは見る。
デジャヴ。
あのとき、あの公演、あの人がいた場所を。
3組のカップルの、下手側のふたり。
ケロとみなみちゃんが踊っていた場所を。
そこに、まっつがいた。
曲だけでね、すでにダメだったのよ。
涙腺ダム決壊、だーだー泣いていたんだけど。
ケロと同じ場所に、まっつがいる。
ケロと同じように、踊っている。
……ダメだから。
もう、許容量オーバーだから。
「アリベテルチ・ローマ」で、まっつが踊る。
そんなの、ありえないから!!
なんなのコレ。なんでよりによってコレなの? この曲目、この演出なの?!
号泣。
一緒にいたサトリちゃんを心配させるくらいには、取り乱す。
ダメージが大きすぎて、そのあとしばらく立ち直れず。
や、ラストシーンはオサ様中心に、組子全員が銀橋に整列。
自由自在に歌うオサ様を、組子たちがコーラスで彩る。
なんなのこの構成。
オサ様の歌声ののびやかさ。それを盛り立てる仲間たち。すげえすげえすげえ。
そこまでは気力で押さえたが、その次の月組場面は半ばまで記憶がない(笑)。
花組だけの感想だから、さくっと短く終わるつもりだったのに、終わらないよー、続く!!
『TCAスペシャル2007 アロー!レビュー!−「モン・パリ」80周年記念−』(長いよ)に行ってきました。
なんですかコレ。
オサ様、プレ・サヨナラショーですか?
泣かせることが目的ですか? そうですか。
いやその。
わたしの視点が偏っているだけかもしんないけどさ。
あまりにオサ様サヨナラ仕様で、びびった。てか、泣いた。
幕開きから、大階段にただひとり立つ、端正なシルエット。
オサ様だ。
組カラーの衣装で、くしゃりと笑い、歌い出す。
ここでもう、涙腺ダムにひびが入る。落ち着けわたし。「オサ様だ」「オサ様が笑ってる」「オサ様が歌ってる」って、それだけで泣いてどうする。
オープニングはどの組も組カラー衣装、組順(花月雪星)で登場。
あああ、まっつ、ベビーピンク似合わねぇ。
何故花組は最後のキメポーズがピースサインなんだ??(笑)
トップだけが残り、MCスタート。てゆーか、オサアサ。
トークテーマが「私とパリ」なんだけど、オサちゃんはCSであさこと行ったパリの想い出を語る。移動のバスの中、空気のきれいな田舎を走っているときはあさこ爆睡、街の中にやってくると窓にはりついてはしゃぎだす……というエピソード暴露。
「私が田舎モノみたいぢゃないですか!」
と、あさちゃん。
いやそのソコは、あさこの寝顔を見つめるオサ様とかを想像して萌えておくべきかと(笑)。
オサ様はすぐに時間切れ、次の組場面の準備に消えてしまうんだけど、残ったあさこが語る「私とパリ」はもちろん、オサ様との想い出。
パリまで行っておきながら、オサ様がしゃぶしゃぶだの中華だの、「何故今ココでソレを食す?!」みたいなものばかりを食べたがる、という話。……でもどうやら、オサ様のリクエスト優先で、それらを食したようです。……のろけ?
なんか、トーク全体、オサアサ色が強かったような。つまりソレって、オサ様の話題が多かったってことになるわけで。
そーいやオサ様、台詞忘れてトウコちゃんに助け船出されてたなー。トウコが教えてくれた台詞を、しれっと何事もなかったかのように言い直す姿がツボ。
あああオサ様オサ様。オサ様の話、エピソード。それだけでわくわくドキドキ、せつなくなる。
トップMCが終わり、花組場面。
彼らは「イタリア」担当。
オサ様がひとり登場、銀橋で悠々と歌う。本舞台には大きなスクリーンが降り、なんか大昔の関連舞台写真がスライド上映。
ここでもう、涙腺ダムのひびが大きくなる。落ち着けわたし。「オサ様だ」「オサ様が笑ってる」「オサ様が歌ってる」って、それだけで泣いてどうする。
豊かな声。どこかに微笑が含まれているような、包み込むよーな歌声。
スクリーンが上がって、本舞台にて組子たち登場、花組担当の歌劇「イタリヤーナ」の曲を使って、短い場面が続くレヴュー。
それぞれ少人数口で歌い継ぐよーなカタチ。
てゆーか、オサ様と組子場面。順番がどこだったかすでに記憶がないが、男たちがそれぞれワンフレーズずつ歌い継ぎ、オサ様と絡むのだわ。
コレって、どう見てもサヨナラショーの1シーンぢゃん?!
ダム決壊秒読み段階。
まっつにワンフレーズとはいえ歌があった、さらにそこでオサ様に絡む(かなり浅いが)、なんてもー、あたしに泣けって言ってるよーなもんじゃん?!
勘弁してよーっ、今日はお祭りなんでしょう? オサファン泣かせるのが目的なの?
しかし、それとは別に壮一帆ソロに、身もだえしていた。
壮くんはひとりで1曲だったの。
ド金髪をぴたりとリーマン風に撫でつけて、不思議な振りで踊る。
なんなの、あのダンス? ぴょこぴょこしているというか、あの足サバキはナニ?!
わたしはつい爆笑し……そうになるのを必死で押さえた。や、どうも声が漏れていたらしく、一緒に見ていたサトリちゃんに「声出して笑わないで下さいっ」て叱られたけどな(笑)。
ブラボー、壮一帆。
オサ様見て泣きそうだったのに、笑いでぶっ飛ばしてくれた。
あああ、どうしてここに「壮一帆を愛でる会」メイトのパクちゃんがいないのぉ?! 一緒に笑いに震えたかったよぉ。
そうやって、壮くんに癒されていたというのに。
次はまとぶの場面、なんかどっかで聴いた曲のイントロが流れる……?
「アリベテルチ・ローマ」だった。
一瞬で、アタマがタイムスリップした。
そう、この曲、「アリベテルチ・ローマ」。
2004年、『ドルチェ・ヴィータ!』で使われていた曲だ。
エンディがオペラ歌手のように堂々と歌い、3組の紳士淑女のカップルが踊る。
真ん中のカップルはともかくとして、その後ろの2組のカップルの男たちは、この作品で別れることが決まっていた。
退団する、別れる男女が、踊る。
別れの曲にのって、もう二度と帰れない、この場所にこの顔ぶれでいることは出来ない男女が踊る。男は去り、女が残る。
まとぶも出ていたね、あの公演、『ドルチェ・ヴィータ!』。この場面は退団者仕様だったから、いなかったけれど。
「アリベテルチ・ローマ」は、強すぎる想い出の曲だ。
わたしにとって。
ただひたすら、ひとりだけを見つめた。
美しい人。男役としての美を一点に昇華させた人。
そのひとの、最後の舞台。
それが今、また、目の前にある。
や、別のモノだよ。関係ないことはわかっているけれど。
まとぶがセンターで「アリベテルチ・ローマ」を歌い、3組のカップルが、その周囲で踊る。
わたしは見る。
デジャヴ。
あのとき、あの公演、あの人がいた場所を。
3組のカップルの、下手側のふたり。
ケロとみなみちゃんが踊っていた場所を。
そこに、まっつがいた。
曲だけでね、すでにダメだったのよ。
涙腺ダム決壊、だーだー泣いていたんだけど。
ケロと同じ場所に、まっつがいる。
ケロと同じように、踊っている。
……ダメだから。
もう、許容量オーバーだから。
「アリベテルチ・ローマ」で、まっつが踊る。
そんなの、ありえないから!!
なんなのコレ。なんでよりによってコレなの? この曲目、この演出なの?!
号泣。
一緒にいたサトリちゃんを心配させるくらいには、取り乱す。
ダメージが大きすぎて、そのあとしばらく立ち直れず。
や、ラストシーンはオサ様中心に、組子全員が銀橋に整列。
自由自在に歌うオサ様を、組子たちがコーラスで彩る。
なんなのこの構成。
オサ様の歌声ののびやかさ。それを盛り立てる仲間たち。すげえすげえすげえ。
そこまでは気力で押さえたが、その次の月組場面は半ばまで記憶がない(笑)。
花組だけの感想だから、さくっと短く終わるつもりだったのに、終わらないよー、続く!!
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