4組4色。@TCAスペシャル2007・5
2007年9月11日 タカラヅカ さて、いい加減花組以外のことも書いてみよう、『TCAスペシャル2007 アロー!レビュー!−「モン・パリ」80周年記念−』。
組カラーをまとって登場するプロローグ。
オサ様を中心にパステルピンクで統一された組子たちのラストのキメポーズが、ピースサインという不思議。
燕尾でやっても似合わない……けど、『天の鼓』とか千秋楽のカーテンコールでみんなこーやって真ん中に寄り集まってピースしていたなー、とか、なつかしく思い出す。
月組はちゃーんとそれぞれ両手を広げた「レビューらしいポーズ」で決める。
あ、なんだ、こんなふうにまともなことしてよかったんだ、んじゃやっぱり花組は……?
雪組の並びの違和感に、今さらおどろく。
水にとなみにゆみこ、って……。ゆ、雪組なのか、コレ。
や、ほんと今さらだけど。こういう組対抗のイベントだと、事実がさらに容赦なく突きつけられるっていうか。
この3人の並びを嫌だとか変だとか、マイナスの意味で言っているのではなく、ただ、長い間雪組を見てきた者として、純粋に、素直に、おどろいた。
ヘビとカエルとかっぱ……?
みんな緑色のイキモノ……そっかぁ、組カラーかぁ。運命的だなぁ……。
そんな失礼なことを、ぼーっと考える。
星組はラストシーンで星形作ってるよね? ね?
真面目な顔してナニやってんだか(笑)。
トップ4人のMCは、初回の方がおもしろかった。
いろんな国の言葉で「私のパリ」って言うの、てっきり毎回やるんだと思ったのに、初回だけ?
おぼえてきた台詞を大真面目に言う寿美礼ちゃん、ラストの回ではせっかくちゃんと言えていたのに、途中で吹き出しちゃってぐたぐたに。
でもねでもね、アレって寿美礼ちゃんのせいじゃないよ。トウコがひとりで笑い出しちゃったから、寿美礼ちゃんがつられたんだよね?
トウコが笑ったのは、初回の台詞忘れ寿美礼ちゃんを思い出したからだろうか。完璧に思い出し笑いしていたと思うんだけどなー。
でもパッと見には、オサ様が勝手に笑い出して、台詞が言えなくなっちゃった、としか見えないんぢゃなかろうか?
や、かわいいけどな。同期ふたりで真面目にやろうとして、笑い出してダメになっちゃうの。
ちなみに、オサ様が退場したあとのトウコ・あさこ・水のトークも、初回の方がおもしろかった。
毎回変えてくれたのはうれしかったけれど、ラストの回はここもまたぐたぐた風になっていたような。
すっかり末っ子ムードで聞き役に徹する水しぇんがかわいいの。客席の方もちょっとは見ようよ。横顔ばっかだよ(笑)。
組別レビュー誕生トリビュート場面、花組のイタリアはすっかりオサ様プレ・サヨナラショー。や、すばらしい。
月組はアラビア。
こちらはふつーにショー作品の一場面のよう。4組中ストーリー性いちばん。
ハレムものなので、気怠く色っぽく。
そのかがかなみ姫と踊っていたりでびっくりだー。
てゆーか、かなみん、れみ、ねねってなにごと?な美しさだわ。
ん、あいちゃんがいないぞ? と思ったら、「ひょっとして彼女がヒロイン?」てな別扱いで登場するし。
どの組も歌中心の構成だった中、月組は異色でいい感じ。ゆーひくん、エロいの似合うしー。
でも、衣装がいちばん謎だった、月組さん。
うって変わって雪組のアメリカン。ジャズですよ、ジャズ。
水くん、キムと小粋で軽快な音楽とダンスが似合いまくり。うわーん、かっこいー。
見ていると、こっちもカラダが揺れてしまいそう。
だからこそ、ゆみこのすべりっぷりに、胸がアツくなる。
そ、そうか……ゆみこってジャズ、似合わないんだ……。
いやその、曲にもよるんだろうけど。
カラッと陽気な、テンション高い曲は、なんつーかこう、いたたまれない気恥ずかしさがある。
腕をアタマの上で振ってノリノリなゆみこが、痛々しくて正視できない……本人に苦手意識がこれっぽちもなく、また、たしかに歌唱力が余裕でありまくるあたりが、キャラちがいの功罪を印象づけるというか。
うわーうわーうわー。
初回終演後、サトリちゃんとチェリさんと、「ノリノリゆみこ」の痛々しさについてうなずき合ったわ……そっかみんな、同じこと感じてたんだねぇ……。
でもさー、ゆみこちゃんって、ソコがいいんだよね?
TCAは見られなかったけれど、終演後ごはん一緒したnanaタンも力強く語っていたわ。
そーゆーところがタマラナイのだ、彩吹さんは。
水くんととなみちゃんは、アダルトで濃いぃ、デュエット・ダンス。
ああ、ほんとうに美しいふたりだ……。
ラストの星組はフランス。
トウコちゃんが「モン・パリ」を銀橋で歌い、背景のスクリーンには見飽きた見慣れた『モン・パリ』の白黒写真。あのブルマみたいな衣装の踊り子さんたちが、手でアーチ作ったりしているヤツね。
で、そのまま幕が開くと。
しい・すずが、『モン・パリ』ポーズしてますがな。
パロディ? さらりとやってのけてるけど、さり気に変だよね、星組?(笑)
すずみさんのタメにタメた、濃すぎる熱唱がツボを直撃し、初回わたしは大ウケしてしまい、一緒に立ち見していたサトリちゃんに叱られた。や、だって、素敵なんだもん、すずみん!
そしてさらに、鳳蘭サマですか?な舌巻きっぱなし、コブシ回しっぱなしの、しいちゃんが歌う「ろくでなし」に、めろめろになる。
男役というより、昭和時代の「男装の麗人」テイストなの。やーん、しいちゃん素敵〜〜!
花・月・雪とそれぞれ趣のちがったトップコンビのデュエット・ダンスがあったから、星組でも期待していたんだけど……。
トウコちゃんとあすかちゃんのデュエット・ダンスはなかった。
だからなんか、あすかちゃんの影が薄い。
星組だけ、トップスターが組子の誰とも絡んでいないの。
出し物として、4つの場面にそれぞれ特色を持たせるために、こういった構成の組があるのはわかるけれど、寂しいなあ。
誰とも絡まないトウコちゃんは、ひとりNHKの歌謡ショウ・テイストで「愛の賛歌」を熱唱。
白いガウンみたいな衣装がまた、とっても歌謡ショウ。
……すごい演出だなヲイ。目を点にしているウチに、1幕のフィナーレに突入するわけなんだが。
最後の回は東宝劇場と中継でつながる特別仕様だった。
……いやあ、この中継がさあ、微妙すぎて。
誰だよ、こんな企画出したの。
絶対深く考えずに机上だけで計画して、実際にリハとかでぐだぐたになるしかないことに気づいて、でも今さらどーすることもできなくて、とにかく決行、誰も責任取る気ナシ、出演者がなんとかしろ!てなノリでやっただろ?
と、勝手に考えてしまうくらい、タカラヅカらしいダメっぷり企画でした(笑顔)。
つーことで、続く〜〜。
組カラーをまとって登場するプロローグ。
オサ様を中心にパステルピンクで統一された組子たちのラストのキメポーズが、ピースサインという不思議。
燕尾でやっても似合わない……けど、『天の鼓』とか千秋楽のカーテンコールでみんなこーやって真ん中に寄り集まってピースしていたなー、とか、なつかしく思い出す。
月組はちゃーんとそれぞれ両手を広げた「レビューらしいポーズ」で決める。
あ、なんだ、こんなふうにまともなことしてよかったんだ、んじゃやっぱり花組は……?
雪組の並びの違和感に、今さらおどろく。
水にとなみにゆみこ、って……。ゆ、雪組なのか、コレ。
や、ほんと今さらだけど。こういう組対抗のイベントだと、事実がさらに容赦なく突きつけられるっていうか。
この3人の並びを嫌だとか変だとか、マイナスの意味で言っているのではなく、ただ、長い間雪組を見てきた者として、純粋に、素直に、おどろいた。
ヘビとカエルとかっぱ……?
みんな緑色のイキモノ……そっかぁ、組カラーかぁ。運命的だなぁ……。
そんな失礼なことを、ぼーっと考える。
星組はラストシーンで星形作ってるよね? ね?
真面目な顔してナニやってんだか(笑)。
トップ4人のMCは、初回の方がおもしろかった。
いろんな国の言葉で「私のパリ」って言うの、てっきり毎回やるんだと思ったのに、初回だけ?
おぼえてきた台詞を大真面目に言う寿美礼ちゃん、ラストの回ではせっかくちゃんと言えていたのに、途中で吹き出しちゃってぐたぐたに。
でもねでもね、アレって寿美礼ちゃんのせいじゃないよ。トウコがひとりで笑い出しちゃったから、寿美礼ちゃんがつられたんだよね?
トウコが笑ったのは、初回の台詞忘れ寿美礼ちゃんを思い出したからだろうか。完璧に思い出し笑いしていたと思うんだけどなー。
でもパッと見には、オサ様が勝手に笑い出して、台詞が言えなくなっちゃった、としか見えないんぢゃなかろうか?
や、かわいいけどな。同期ふたりで真面目にやろうとして、笑い出してダメになっちゃうの。
ちなみに、オサ様が退場したあとのトウコ・あさこ・水のトークも、初回の方がおもしろかった。
毎回変えてくれたのはうれしかったけれど、ラストの回はここもまたぐたぐた風になっていたような。
すっかり末っ子ムードで聞き役に徹する水しぇんがかわいいの。客席の方もちょっとは見ようよ。横顔ばっかだよ(笑)。
組別レビュー誕生トリビュート場面、花組のイタリアはすっかりオサ様プレ・サヨナラショー。や、すばらしい。
月組はアラビア。
こちらはふつーにショー作品の一場面のよう。4組中ストーリー性いちばん。
ハレムものなので、気怠く色っぽく。
そのかがかなみ姫と踊っていたりでびっくりだー。
てゆーか、かなみん、れみ、ねねってなにごと?な美しさだわ。
ん、あいちゃんがいないぞ? と思ったら、「ひょっとして彼女がヒロイン?」てな別扱いで登場するし。
どの組も歌中心の構成だった中、月組は異色でいい感じ。ゆーひくん、エロいの似合うしー。
でも、衣装がいちばん謎だった、月組さん。
うって変わって雪組のアメリカン。ジャズですよ、ジャズ。
水くん、キムと小粋で軽快な音楽とダンスが似合いまくり。うわーん、かっこいー。
見ていると、こっちもカラダが揺れてしまいそう。
だからこそ、ゆみこのすべりっぷりに、胸がアツくなる。
そ、そうか……ゆみこってジャズ、似合わないんだ……。
いやその、曲にもよるんだろうけど。
カラッと陽気な、テンション高い曲は、なんつーかこう、いたたまれない気恥ずかしさがある。
腕をアタマの上で振ってノリノリなゆみこが、痛々しくて正視できない……本人に苦手意識がこれっぽちもなく、また、たしかに歌唱力が余裕でありまくるあたりが、キャラちがいの功罪を印象づけるというか。
うわーうわーうわー。
初回終演後、サトリちゃんとチェリさんと、「ノリノリゆみこ」の痛々しさについてうなずき合ったわ……そっかみんな、同じこと感じてたんだねぇ……。
でもさー、ゆみこちゃんって、ソコがいいんだよね?
TCAは見られなかったけれど、終演後ごはん一緒したnanaタンも力強く語っていたわ。
そーゆーところがタマラナイのだ、彩吹さんは。
水くんととなみちゃんは、アダルトで濃いぃ、デュエット・ダンス。
ああ、ほんとうに美しいふたりだ……。
ラストの星組はフランス。
トウコちゃんが「モン・パリ」を銀橋で歌い、背景のスクリーンには
で、そのまま幕が開くと。
しい・すずが、『モン・パリ』ポーズしてますがな。
パロディ? さらりとやってのけてるけど、さり気に変だよね、星組?(笑)
すずみさんのタメにタメた、濃すぎる熱唱がツボを直撃し、初回わたしは大ウケしてしまい、一緒に立ち見していたサトリちゃんに叱られた。や、だって、素敵なんだもん、すずみん!
そしてさらに、鳳蘭サマですか?な舌巻きっぱなし、コブシ回しっぱなしの、しいちゃんが歌う「ろくでなし」に、めろめろになる。
男役というより、昭和時代の「男装の麗人」テイストなの。やーん、しいちゃん素敵〜〜!
花・月・雪とそれぞれ趣のちがったトップコンビのデュエット・ダンスがあったから、星組でも期待していたんだけど……。
トウコちゃんとあすかちゃんのデュエット・ダンスはなかった。
だからなんか、あすかちゃんの影が薄い。
星組だけ、トップスターが組子の誰とも絡んでいないの。
出し物として、4つの場面にそれぞれ特色を持たせるために、こういった構成の組があるのはわかるけれど、寂しいなあ。
誰とも絡まないトウコちゃんは、ひとりNHKの歌謡ショウ・テイストで「愛の賛歌」を熱唱。
白いガウンみたいな衣装がまた、とっても歌謡ショウ。
……すごい演出だなヲイ。目を点にしているウチに、1幕のフィナーレに突入するわけなんだが。
最後の回は東宝劇場と中継でつながる特別仕様だった。
……いやあ、この中継がさあ、微妙すぎて。
誰だよ、こんな企画出したの。
絶対深く考えずに机上だけで計画して、実際にリハとかでぐだぐたになるしかないことに気づいて、でも今さらどーすることもできなくて、とにかく決行、誰も責任取る気ナシ、出演者がなんとかしろ!てなノリでやっただろ?
と、勝手に考えてしまうくらい、タカラヅカらしいダメっぷり企画でした(笑顔)。
つーことで、続く〜〜。
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