悪の5人組!@新人公演『アデュー・マルセイユ』
2007年10月18日 タカラヅカ じつは初日を観たとき、ジオラモ@まっつを見て爆笑したあと、猛烈に思ったのよ。新公の、ジオラモ@めぐむが楽しみだ、と。
だってさ。
まっつはなんつーかこー、見ていて落ち着かないと言うかむずがゆいというか、いろいろつらいものがあるんだけど、めぐむなら、この役似合うんぢゃね? ぶっちゃけ、まっつよりオヤジ似合うだろうし。
その昔、オサコンで「若く見える順番に並べ」をやったとき、いちばん老けているとされた扇めぐむくんですから。まっつよりも「老けている」認定を受けてましたから。(ちなみにオサ様は、「アタシはまっつより若い」と断言してました。さらに、そのオサ様よりもその場にいた誰よりも、いちばん「若い」ことになっていたのはみわさんで、まぁくんと一緒にいました。みわっちおそるべし)。
黒塗りちょびヒゲのめぐむ。……うわ、かっこよさそう。歌もめぐむなら聴き応えあるだろうし。
と、いちばんの期待を胸に新人公演『アデュー・マルセイユ』を観て。
……あれ?(首傾げ)
実際、すごく、かっこよかった。ジオラモ@めぐむ。
豊かな体格に黒塗り+ヒゲがオトコマエ。派手なタキシードに葉巻が似合う。てか、ナチュラルに、オヤヂ。若者が無理しているビジュアルではない。
見た目は、期待したとおりの色男なんだが……。
どうしちゃったんだ? なんとも精彩に欠けていた、気がする。
ジオラモという役は、「おかしさ」がないとつまんないんだなー、と改めて思った。
なんとも胡散臭くて、嘘臭い悪役。なにしろ場違いにひとりだけミュージカル仕様。他の悪役たちとちがい、「悪の目的」がない人なので、別のところで個性が必要。
その「胡散臭いちょい悪オヤジ」「どっかユーモラスなちょびヒゲ艶男」というポジションを、ペラン@マメが取ってしまったので、あとから出てきたジオラモはどうにも分が悪い。
カラダは誰よりでかいのに、なんか地味で、個性が見えなくて、つまんなかった……。
でもってジオラモの「ひとりミュージカル」の歌って、難しかったんだね。歌手カテゴリのめぐむがまったく歌えていなくてびっくり。まっつも初日は手こずってたもんな。
さて、ジオラモが沈没している分、「悪の親玉」役を務めたのは、おいしかったペラン警部ではなく。
悪の華クラウディア@きらりだった。
すべては彼女の手のひらの上、だよね? 少なくともジオラモは、彼女の操り人形だよね?
台詞も歌もほとんどないクラウディアが、その美貌と蠱惑的な微笑みをもって悪党ズの中で君臨してました。
ジオラモに精彩と個性が消えた分、その横で妖しく笑うクラウディアの美貌と湛えた毒が効いてます。
いやあ、美しいね、クラウディア。邪悪だね、クラウディア。やらしいね、クラウディア。
影の支配者が彼女だってのは、いい感じですよ。
さて、もうひとりの悪役、リシャール@らいらいときたら、クールな色男でした。
本役のはっち組長ほど、「暴力の人」というイメージがない。
ジゴロ上がりで自分の美貌と美学にこだわりがある、ナルシストゆえに冷酷な人に見えた。
美術品収集とかが趣味でさ、ワイングラス片手に「美しい……」とか言ってそうってゆーか、塩沢とか子安とかが声をアテるアニメの美形悪役みたいだ。
嘘くさい二枚目が似合うね、らい(笑)。それでこそらい(笑)。
モーリス@ちゃーは……小物でした。
本役の壮くんより、さらに小物ってのはすごい(笑)。壮くんも大概なんだが、それを上回るなんて。
壮くんモーリスはバカのイメージが強いけれど、ちゃーモーリスは小物イメージが強い。
ふつーの人、に見えるからかもしれない。ふつーのサラリーマン。ふつーの公務員。ふつーだからこそ、魔がさして悪いことしちゃいました、っていうか。
壮くんってよくも悪くも美貌の人で、華だけはすごーくあるんだよなあ……そして、それゆえにバカ度も跳ね上がるんだよなあ。
壮くんのキャラを懸命になぞりながら、バカというよりひたすら小物になっているちゃーモーリスの、ひとの好さが愛しい。
あー、好きだなー、こいつ……(笑)。
で、この面子に胡散臭い色男ペラン@マメでしょ。
ユニットとして素晴らしいですよ。
アニメだわ。
悪の女王・きらり。
スリットから白い太股をチラ見せしながら、世界征服を企む美女。
女王の腹心・めぐむ。
女王の命令を伝える、忠実な部下。対外的には彼がボスであるような振りをし、女王を敵の刃から守る。老け顔だが実はまだ青年。
悪の宰相・マメ。
老獪な政治家。人生の愉しみ方を知っているダンディな中年男。
悪の将軍・らいらい。
己れの美学に則り冷酷に命令を下す美青年。手には赤い薔薇1輪。醜いモノはキライ。
悪の王国のペット・ちゃー。
小型犬。きゃんきゃん吠えて、愛らしい。
や、最高っすね! 鼻息荒くなりますよね! ヤッターマンなんかメぢゃないっすよね! 蹴散らせますよねっ!!
そして個人的に、まっつの衣装は、やっぱりめぐむには入らなかったんだろうな、てのが萌えです。
『ファントム』の赤い闘牛士衣装に引き続き、タキシードが別物っぽかったのがツボです。
役の中でいちばん豪華な衣装(オーベロン様除く)ばかりが入らなくて、一段地味な衣装に変更になっているっぽいのがもお……不憫というか、ごめんね小柄で!という気持ちになるというか。(誰の側に立ってものを言ってる?!)
がんばれまっつ、がんばれめぐむ。
悪党ズは、本役も新公たのしいなー。
だってさ。
まっつはなんつーかこー、見ていて落ち着かないと言うかむずがゆいというか、いろいろつらいものがあるんだけど、めぐむなら、この役似合うんぢゃね? ぶっちゃけ、まっつよりオヤジ似合うだろうし。
その昔、オサコンで「若く見える順番に並べ」をやったとき、いちばん老けているとされた扇めぐむくんですから。まっつよりも「老けている」認定を受けてましたから。(ちなみにオサ様は、「アタシはまっつより若い」と断言してました。さらに、そのオサ様よりもその場にいた誰よりも、いちばん「若い」ことになっていたのはみわさんで、まぁくんと一緒にいました。みわっちおそるべし)。
黒塗りちょびヒゲのめぐむ。……うわ、かっこよさそう。歌もめぐむなら聴き応えあるだろうし。
と、いちばんの期待を胸に新人公演『アデュー・マルセイユ』を観て。
……あれ?(首傾げ)
実際、すごく、かっこよかった。ジオラモ@めぐむ。
豊かな体格に黒塗り+ヒゲがオトコマエ。派手なタキシードに葉巻が似合う。てか、ナチュラルに、オヤヂ。若者が無理しているビジュアルではない。
見た目は、期待したとおりの色男なんだが……。
どうしちゃったんだ? なんとも精彩に欠けていた、気がする。
ジオラモという役は、「おかしさ」がないとつまんないんだなー、と改めて思った。
なんとも胡散臭くて、嘘臭い悪役。なにしろ場違いにひとりだけミュージカル仕様。他の悪役たちとちがい、「悪の目的」がない人なので、別のところで個性が必要。
その「胡散臭いちょい悪オヤジ」「どっかユーモラスなちょびヒゲ艶男」というポジションを、ペラン@マメが取ってしまったので、あとから出てきたジオラモはどうにも分が悪い。
カラダは誰よりでかいのに、なんか地味で、個性が見えなくて、つまんなかった……。
でもってジオラモの「ひとりミュージカル」の歌って、難しかったんだね。歌手カテゴリのめぐむがまったく歌えていなくてびっくり。まっつも初日は手こずってたもんな。
さて、ジオラモが沈没している分、「悪の親玉」役を務めたのは、おいしかったペラン警部ではなく。
悪の華クラウディア@きらりだった。
すべては彼女の手のひらの上、だよね? 少なくともジオラモは、彼女の操り人形だよね?
台詞も歌もほとんどないクラウディアが、その美貌と蠱惑的な微笑みをもって悪党ズの中で君臨してました。
ジオラモに精彩と個性が消えた分、その横で妖しく笑うクラウディアの美貌と湛えた毒が効いてます。
いやあ、美しいね、クラウディア。邪悪だね、クラウディア。やらしいね、クラウディア。
影の支配者が彼女だってのは、いい感じですよ。
さて、もうひとりの悪役、リシャール@らいらいときたら、クールな色男でした。
本役のはっち組長ほど、「暴力の人」というイメージがない。
ジゴロ上がりで自分の美貌と美学にこだわりがある、ナルシストゆえに冷酷な人に見えた。
美術品収集とかが趣味でさ、ワイングラス片手に「美しい……」とか言ってそうってゆーか、塩沢とか子安とかが声をアテるアニメの美形悪役みたいだ。
嘘くさい二枚目が似合うね、らい(笑)。それでこそらい(笑)。
モーリス@ちゃーは……小物でした。
本役の壮くんより、さらに小物ってのはすごい(笑)。壮くんも大概なんだが、それを上回るなんて。
壮くんモーリスはバカのイメージが強いけれど、ちゃーモーリスは小物イメージが強い。
ふつーの人、に見えるからかもしれない。ふつーのサラリーマン。ふつーの公務員。ふつーだからこそ、魔がさして悪いことしちゃいました、っていうか。
壮くんってよくも悪くも美貌の人で、華だけはすごーくあるんだよなあ……そして、それゆえにバカ度も跳ね上がるんだよなあ。
壮くんのキャラを懸命になぞりながら、バカというよりひたすら小物になっているちゃーモーリスの、ひとの好さが愛しい。
あー、好きだなー、こいつ……(笑)。
で、この面子に胡散臭い色男ペラン@マメでしょ。
ユニットとして素晴らしいですよ。
アニメだわ。
悪の女王・きらり。
スリットから白い太股をチラ見せしながら、世界征服を企む美女。
女王の腹心・めぐむ。
女王の命令を伝える、忠実な部下。対外的には彼がボスであるような振りをし、女王を敵の刃から守る。老け顔だが実はまだ青年。
悪の宰相・マメ。
老獪な政治家。人生の愉しみ方を知っているダンディな中年男。
悪の将軍・らいらい。
己れの美学に則り冷酷に命令を下す美青年。手には赤い薔薇1輪。醜いモノはキライ。
悪の王国のペット・ちゃー。
小型犬。きゃんきゃん吠えて、愛らしい。
や、最高っすね! 鼻息荒くなりますよね! ヤッターマンなんかメぢゃないっすよね! 蹴散らせますよねっ!!
そして個人的に、まっつの衣装は、やっぱりめぐむには入らなかったんだろうな、てのが萌えです。
『ファントム』の赤い闘牛士衣装に引き続き、タキシードが別物っぽかったのがツボです。
役の中でいちばん豪華な衣装(オーベロン様除く)ばかりが入らなくて、一段地味な衣装に変更になっているっぽいのがもお……不憫というか、ごめんね小柄で!という気持ちになるというか。(誰の側に立ってものを言ってる?!)
がんばれまっつ、がんばれめぐむ。
悪党ズは、本役も新公たのしいなー。
コメント