「永遠」物語・その2。
2007年12月23日 タカラヅカ 公演ごと、観劇してすぐにメモを取らなきゃわけわかんなくなる、「本日のジェラールさん」。
だってオサ様の演技は日替わり、回替わり。いつどの回でどんなだったか。1回1回メモらなきゃ混ざっちゃうよ、わけわかんなくなるよ。だってオサ様だもん。
つーことで、メモも取らずに『アデュー・マルセイユ』5公演連続で観たので、いつどこでどうだったか忘却の彼方。わたしの貧弱な海馬じゃ記憶できないってばよ。
だから順不同のジェラールさん。いくつかの回が混ざっている可能性もあるが、もう知らん。無理。いっぱいいっぱい。
なんだかご機嫌なジェラールさん。
マルセイユはなつかしく愛しいところであるらしい。
とてもフレンドリーで誰にも彼にも優しい。笑顔笑顔。
マリアンヌにも最初から好意的。モーリスには興味なし。
シモンより、ジャンヌにやさしく、興味持ってる? ヲイ、それってただの女好き?(笑)
ご機嫌が高じてホテル・ネプチューンでもハイテンション。「マリアンヌに惚れてるのかと思った」吹き出さんばかりの口調。ジェラールさん、笑いすぎ。
シモンに詰め寄られるときも「今はナニも言えない」がやっぱりハイテンション……柔和すぎて笑っているよーに聞こえる背中。や、それじゃシモン怒るってば。
だけど銀橋での絶唱は悲痛で。……やっぱりここもハイテンションなんだろう。
反面、マリアンヌには怒鳴らない。彼女にはずっとやさしい。最後の別れも、笑顔笑顔。そんな風に笑われたら、行くしかないね、マリアンヌ。
……残酷かもよ、ジェラールさん。
人格が一定していないジェラールさん。
ご機嫌だったり、怒りっぽかったり、無関心だったり。場面ごとに性格ちがってるよヲイ。
でもモーリスには興味アリってゆーか、壮くんいじるのたのしい?>オサ様
ジェラールのモーリスに対する温度がいちいちチガウ。とびきり冷ややかだったり、熱かったり。
壮くん大変だ、どう返し、どう演技を返すか。ぴりぴりしてるのがわかる。すげーな、あの壮くんを緊張させるオサ様。さすがオサ様(はぁと)。
壮くんが毛を逆立てた猫みたいでたのしい。すごい集中してるね、彼。
ところどころとてもアンニュイなジェラールさん。黙っていると別次元? 戻ってきて。
マリアンヌにやさしいのはデフォ? あんなにやさしくされたら、泣くしかないよなあ。黙って旅立つしかないよなあ。
シモンとマリアンヌが近づいて来ているよーな。ジェラールさんの中で。どっちも大切な、守りたいモノ……。
でもジェラールを守るために銃を抜くのはシモンで。シモンはマリアンヌぢゃないから、黙ってあきらめなくていいんだよ、ジェラールさん。
モーリスとのバザー会場でのケンカっぷり(笑)は、彼に無関心に見えた1回以外はみんなノリノリで愉快なことに。
握手で手を離さずモーリスに「イタタ」と言わせてみたり、「あんな構え方じゃやられるのはオマエだ」と「もっとマシな手を考えろ」が意地悪だったり、投げ捨てるようだったり、「オマエのかーさんデーベーソ」的だったり。
石鹸販売に関しても、ふたりでがるがる牙をむきあっている、互いを出し抜こうと必死になっている様がもお……。
えーとね、回を重ねるごとに、最後の「アデュー」の台詞が力強くなっていった。これだけは覚えている。
カウントダウンしているみたいに、強く、覚悟のある声に、表情になっているの。
アドリブ部分はさらにもー、よくおぼえてない。「物語」の中のジェラールさんを魂に入れ込むのに必死で、お遊び部分はわたしのなかに入ってこない。
元石鹸工場で「こうやって作るんだ」と石鹸講座をご満悦で披露するシモンに、「それ、オレが言ったんだ」とジェラールさんが笑いながらぽそりと言ったの、いつだっけ。シモンのうんちくがその一言でまるっとジェラールさんの手柄に。
かなり独り言めいた、タイミングもボリュームもけっこう微妙な感じの一言だったんだが。
でも客席は爆笑しているし、なにより一瞬呆けたシモンの顔が見物だった。
大変だな、まとぶ……(笑)。いじられるのは壮くんだけぢゃない。がんばれー。
石鹸アーティスト・シモン作のレビュースタァ・ジャンヌ……もとい「雪だるま」を、ジャンヌが「シモン?」と言い出したのは、いつのアドリブだっけ?
グッジョブ、ジャンヌ。
てゆーかみんな、思っていたよね、あの雪だるまのアタマの曲線……シモンのぴったりオールバック頭を彷彿とさせるって。
そして思い出すのは、ジェラールさんの、シモンの頭を撫でる手つき。
大切に、愛しそうに、頭のカタチをなぞるように撫で撫でするあの手つき。
「アタシが雪だるまに見えるっ?!」と噛みついて去っていくジャンヌを見送り、ジェラールさんが「そっくりだ」とぼそりとつぶやくの……シモンのことだよねえ?
話を聞いていて、雪だるまがシモンにそっくりって言って笑ってるんだよね? あの愛しい曲線、撫で撫でせずにはいられない曲線がそっくりだって……あ、あれ? チガウの??
「本日のジェラールさん」の中に、『ラブ・シンフォニー』の話も混ぜてしまう。だって日替わり回替わりは同じだし(笑)。
ちょうちょの前でスキャットなオサ様は、いちばん気分が出るところ。
歌い終わって舞台中央に出てきて、「ホゥ!」とか声を上げるまでの空白部分の、あの緊張感がたまらないなあ。
観客の集中力もすごいんだもん。食いつく食いつく。
わざと長く長くタメてみたり、首をコキコキ鳴らしてみたり。みんなみんな、オサ様の手のひらの上。
噂には聞いていたが「キンバラさ〜〜ん!」の掛け声はなくなったのね。
それに、スパニッシュの銀橋スタンバイ時も靴音しか聞こえないし。
なくなったといえば、開襟プレイがなくなったのは何故?!
ちょうちょで登場した際に「あれ? なんか胸開いてるなぁ」と思ったら、帽子を投げたあとに開襟しない、胸をはだけない。
最初から開いてるから、サービスなのか? や、でも、わざわざみんなの前で開けるつーのがサービスだったのでは?
どーでもいいことなのかもしれんが、ショックでした(笑)。
わかりやすいショーストップは、こちらに来てもないんだね。
ファンはいつまでも拍手をしたいのに、オサ様がソレを許さない。いくらでもその音に空間に身を浸していられるだろうに、彼はすぐにソレを打ち切る。次へと進む。
ソレが寂しく、また誇らしい気持ちにもなる。
観客もまた、オサ様の気持ちと同じに、ぴたりと拍手をやめる。
ショーストップはしない。
進み続ける。
確実に、終わりに向けて。
どうしよう。
終わってしまう?
だってオサ様の演技は日替わり、回替わり。いつどの回でどんなだったか。1回1回メモらなきゃ混ざっちゃうよ、わけわかんなくなるよ。だってオサ様だもん。
つーことで、メモも取らずに『アデュー・マルセイユ』5公演連続で観たので、いつどこでどうだったか忘却の彼方。わたしの貧弱な海馬じゃ記憶できないってばよ。
だから順不同のジェラールさん。いくつかの回が混ざっている可能性もあるが、もう知らん。無理。いっぱいいっぱい。
なんだかご機嫌なジェラールさん。
マルセイユはなつかしく愛しいところであるらしい。
とてもフレンドリーで誰にも彼にも優しい。笑顔笑顔。
マリアンヌにも最初から好意的。モーリスには興味なし。
シモンより、ジャンヌにやさしく、興味持ってる? ヲイ、それってただの女好き?(笑)
ご機嫌が高じてホテル・ネプチューンでもハイテンション。「マリアンヌに惚れてるのかと思った」吹き出さんばかりの口調。ジェラールさん、笑いすぎ。
シモンに詰め寄られるときも「今はナニも言えない」がやっぱりハイテンション……柔和すぎて笑っているよーに聞こえる背中。や、それじゃシモン怒るってば。
だけど銀橋での絶唱は悲痛で。……やっぱりここもハイテンションなんだろう。
反面、マリアンヌには怒鳴らない。彼女にはずっとやさしい。最後の別れも、笑顔笑顔。そんな風に笑われたら、行くしかないね、マリアンヌ。
……残酷かもよ、ジェラールさん。
人格が一定していないジェラールさん。
ご機嫌だったり、怒りっぽかったり、無関心だったり。場面ごとに性格ちがってるよヲイ。
でもモーリスには興味アリってゆーか、壮くんいじるのたのしい?>オサ様
ジェラールのモーリスに対する温度がいちいちチガウ。とびきり冷ややかだったり、熱かったり。
壮くん大変だ、どう返し、どう演技を返すか。ぴりぴりしてるのがわかる。すげーな、あの壮くんを緊張させるオサ様。さすがオサ様(はぁと)。
壮くんが毛を逆立てた猫みたいでたのしい。すごい集中してるね、彼。
ところどころとてもアンニュイなジェラールさん。黙っていると別次元? 戻ってきて。
マリアンヌにやさしいのはデフォ? あんなにやさしくされたら、泣くしかないよなあ。黙って旅立つしかないよなあ。
シモンとマリアンヌが近づいて来ているよーな。ジェラールさんの中で。どっちも大切な、守りたいモノ……。
でもジェラールを守るために銃を抜くのはシモンで。シモンはマリアンヌぢゃないから、黙ってあきらめなくていいんだよ、ジェラールさん。
モーリスとのバザー会場でのケンカっぷり(笑)は、彼に無関心に見えた1回以外はみんなノリノリで愉快なことに。
握手で手を離さずモーリスに「イタタ」と言わせてみたり、「あんな構え方じゃやられるのはオマエだ」と「もっとマシな手を考えろ」が意地悪だったり、投げ捨てるようだったり、「オマエのかーさんデーベーソ」的だったり。
石鹸販売に関しても、ふたりでがるがる牙をむきあっている、互いを出し抜こうと必死になっている様がもお……。
えーとね、回を重ねるごとに、最後の「アデュー」の台詞が力強くなっていった。これだけは覚えている。
カウントダウンしているみたいに、強く、覚悟のある声に、表情になっているの。
アドリブ部分はさらにもー、よくおぼえてない。「物語」の中のジェラールさんを魂に入れ込むのに必死で、お遊び部分はわたしのなかに入ってこない。
元石鹸工場で「こうやって作るんだ」と石鹸講座をご満悦で披露するシモンに、「それ、オレが言ったんだ」とジェラールさんが笑いながらぽそりと言ったの、いつだっけ。シモンのうんちくがその一言でまるっとジェラールさんの手柄に。
かなり独り言めいた、タイミングもボリュームもけっこう微妙な感じの一言だったんだが。
でも客席は爆笑しているし、なにより一瞬呆けたシモンの顔が見物だった。
大変だな、まとぶ……(笑)。いじられるのは壮くんだけぢゃない。がんばれー。
石鹸アーティスト・シモン作のレビュースタァ・ジャンヌ……もとい「雪だるま」を、ジャンヌが「シモン?」と言い出したのは、いつのアドリブだっけ?
グッジョブ、ジャンヌ。
てゆーかみんな、思っていたよね、あの雪だるまのアタマの曲線……シモンのぴったりオールバック頭を彷彿とさせるって。
そして思い出すのは、ジェラールさんの、シモンの頭を撫でる手つき。
大切に、愛しそうに、頭のカタチをなぞるように撫で撫でするあの手つき。
「アタシが雪だるまに見えるっ?!」と噛みついて去っていくジャンヌを見送り、ジェラールさんが「そっくりだ」とぼそりとつぶやくの……シモンのことだよねえ?
話を聞いていて、雪だるまがシモンにそっくりって言って笑ってるんだよね? あの愛しい曲線、撫で撫でせずにはいられない曲線がそっくりだって……あ、あれ? チガウの??
「本日のジェラールさん」の中に、『ラブ・シンフォニー』の話も混ぜてしまう。だって日替わり回替わりは同じだし(笑)。
ちょうちょの前でスキャットなオサ様は、いちばん気分が出るところ。
歌い終わって舞台中央に出てきて、「ホゥ!」とか声を上げるまでの空白部分の、あの緊張感がたまらないなあ。
観客の集中力もすごいんだもん。食いつく食いつく。
わざと長く長くタメてみたり、首をコキコキ鳴らしてみたり。みんなみんな、オサ様の手のひらの上。
噂には聞いていたが「キンバラさ〜〜ん!」の掛け声はなくなったのね。
それに、スパニッシュの銀橋スタンバイ時も靴音しか聞こえないし。
なくなったといえば、開襟プレイがなくなったのは何故?!
ちょうちょで登場した際に「あれ? なんか胸開いてるなぁ」と思ったら、帽子を投げたあとに開襟しない、胸をはだけない。
最初から開いてるから、サービスなのか? や、でも、わざわざみんなの前で開けるつーのがサービスだったのでは?
どーでもいいことなのかもしれんが、ショックでした(笑)。
わかりやすいショーストップは、こちらに来てもないんだね。
ファンはいつまでも拍手をしたいのに、オサ様がソレを許さない。いくらでもその音に空間に身を浸していられるだろうに、彼はすぐにソレを打ち切る。次へと進む。
ソレが寂しく、また誇らしい気持ちにもなる。
観客もまた、オサ様の気持ちと同じに、ぴたりと拍手をやめる。
ショーストップはしない。
進み続ける。
確実に、終わりに向けて。
どうしよう。
終わってしまう?
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