スピッツ、吠えろ!!@メランコリック・ジゴロ
 パソコンが壊れ、再セットアップ作業中。てゆーかATOKの設定がわからん……。ふつーのWindowsならわかるけど、CEだもんよ……。
 IMEの中でATOKを使うんじゃなく、ATOKしか使いたくないのよあたしは!!
 マニュアルどこやったかな……。

 
 真面目に書いてた全体感想をPCデータと共に消失したので、哀しみを乗り越えるためにも本能のまま、まっつ語り行きます。

 まっつまっつまっつ。まっつを語れば哀しみよサヨウナラ、HAPPY DAYS!!

 つーことでまず、『メランコリック・ジゴロ』

 初演観てません。だって15年前でしょ? わたしそのころまだ小学校入ったばかりだし。観ていたとしてもおぼえてないわ。(大嘘。たんに、見逃してます)
 つーことで初演とは関係なく、今、はじめて観た作品として語る。

 まっつは、バロット役。
 アホで単細胞で暴力しか取り柄のないチンピラ。
 つまり、のーみそまで筋肉な男。

 あのー、もしもし?
 だから、演じているのは、未涼亜希さんです。

 あのー。

 筋肉ゴリラを、まっつが?!!

 や、タカラヅカだからほんとにマッチョな人がやる必要はないが。
 それにしたって柄違いっちゅーもんがある。
 のーみそまで筋肉な男を演じるのなら、せめてふつーの体格は必要でしょう。あとは漢っぽい持ち味。最低限、どちらかは。

 漢一匹らんとむさんが昔、そんな役をやって、ついでに犬になっていたよーななかったよーな?
 小柄でも骨格がしっかりしている霧矢さんが昔、そんな役をやって最後は男と南の島に行っていたよーな?

 まっつは小柄な上、華奢なので。
 いかつい衣装の中でカラダが泳いでるわ、袖口から見える手首が細すぎるわ、その手が握る拳銃の無骨さを強調するわで。
 な、なんだってまっつがこの役??

 よわよわなヘタレチンピラはできるだろうけど(ex.『La Esperanza』)、ソレしか能のない乱暴者っつーのは柄違いも甚だしい。

 スピッツにドーベルマンの仕事をしろと言われても。
 犬種のちがいは如何ともしがたい。

 瀟洒なシャム猫なのに、老練なライオンをやらされているみわさんもすごいが、まつださんもナニ気にえらいことをやらされている……正塚キャスティングっていつもながら変(笑)。

 や、文句を言っているのではなくて。

 ドーベルマンの仕事をするスピッツ、可愛すぎ。

 まっつは大真面目に頭の悪い筋肉男を演じている。
 ええ、作り込んでいますとも、ジオラモさんのときのよーに。
 いかつく見えるよう、暴力男に見えるよう、全霊をあげていますとも。

 しかし。

 すでにその姿がおかしいわけで。
 小さくて華奢で(ついでに油断すると薄幸だとか可憐だとかに見えたりする)、ケンカが強そうにはカケラも見えないまっつが「俺は凶暴だぜ、オラオラ」とやっていることがすでにコメディ。

 アホな筋肉男として笑えばいいのか、自分をマッチョだと信じているひ弱い男を笑えばいいのか、今ひとつとまどうっちゅーか困るってゆーか。
 それら全部ひっくるめておもしろいんだけど。

 てか、まっつ、巧いよね。

 作り込んで作り込んで、ほんとに演技してる。
 ジオラモといい今回のバロットといい、なんかハードル高いなぁ。実戦でびしばし鍛えられている感じ。
 男役としての下地を作った上で、あえて引き出しにないものをやらされている。や、ふつーの二枚目キャラがこんな三枚目を……っていうのじゃなく、まっつの場合体格のハンデあるから。
 ジオラモもそうだったけど、ふつーの体格の男役なら、あるいは長身の男役なら、ここまで作り込まなくても体格込みで演じられる。雰囲気でまかなえる部分が大いにある。
 でも、まっつはそうじゃない。
 これから男役としてやっていくなら、ハンデを超えるだけの仕事をしなくちゃならない。
 小柄だから渋い大人の男が出来ないとか、華奢だから筋肉男が出来ないとか、言ってられない。
 役者として伸びるだろう時期に、こーゆー役をやらせてもらえるのって、すごいありがたい。

 てな話は置くとして。

 ただもうたんに、バロットが可愛い。

 もともと「バカ」が好みであるわたしには、バロットのアホさ加減と「ハードボイルド希望」(あくまで「希望」)なとこがたまりません。
 かわいーかわいーかわいー。

 ルシル@いちかの尻に引かれ、あまり大切にされていないっぽいところがまたステキです。
 でもとどのつまりラヴラヴなとこもステキです。

 いやあ、ただの通行人だったり酒場の窓ガラスにへばりついていたり、そんな「画面中央にいない」ところがまたステキです。
 フォンダリ@みわっちと元カノ?@もえりちゃんとのクドくて濃くて目のやり場に困る長〜〜いラヴシーンを眺めているときのバロットが最高っす。
 このときのバロットを絵に描ける人はしりあがり寿しかいないなって勢いです。
 そこまで顔芸極めたあと、ルシルにさくっと無視されるのが、たまりません。

 それと個人的にすっげーツボったんですが、まっつ×えりたん再び?! てことで、またしてもまっつが壮くんの肩抱いてます。壮くん嫌がってます。
 まっつのが小さいのに、無理して肘まで肩に載せてるよおっ(笑)。や、バロットがノリノリでスタン@壮くんの肩を抱いてるの〜〜。抱くっちゅーか、掛けるっちゅーか。
 ま、とにかく、なくてもべつにいいのに、何故かあるスキンシップ(笑)。正塚せんせー、これはわたしへのサービスですかっ?!(笑)

 サービスと言えば、ダニエル@まとぶんのあごを指先で持ち上げるスタン@壮くん、場所はソファの上、つーのも、ソコだけ見ると「BLっ?!」てなノリで大サービスですが(笑)。美味美味。

 初日は全体を観るのでまっつONLY視点ではなかったので、次は是非バロットのみをガン見したいっす。

 
 で。バロットのパパ、フォンダリ氏があまりにステキなので。

 この親子のなれそめが気になります。

 なれそめって日本語おかしいから! 親子には使わないから! ……わかっているけど、あえて使う(笑)。

 フォンダリ氏がまともな子育てしたとは思えないし、そもそもこの親子、普段どーゆー会話してんだ?
 ルシルと出会う前、フォンダリとバロットがふたりきりのときのエピソードとか知りたいっす。
 なんつーか、微妙に会話が成立していない、でも双方気にしてない(気付いてない)、みたいな。

 30歳バツイチ・イケメン、ギトギト濃ゆ濃ゆしたたる色気のヤングなフォンダリ氏@みわさんと、その息子・10歳の生意気盛りバロット@まつださん(半ズボン着用)とか、死ぬほど見てみたいっす。

 や、フォンダリ親子の年齢設定なぞ知りませんのでてきとーですが。

 萌え。

 
 冒頭の写真はいつもの『ぶつ森』、バロット@アズくん。名古屋からの帰りの電車で作った(笑)。


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