キミとの再会。@舞姫
2008年3月14日 タカラヅカ 相沢謙吉が好きです。
青年館での『舞姫』がはじまりました。
数日前に体調ぶっこわして寝込んだり(人生最大の高熱・笑)、未だ原因不明だったり、カラダ中痛いのが治ってくれてなかったり、旅行中に倒れた母がそのまま入院したり、緑野家がどったばったしているなか、それでも東京へ行く。
『舞姫』はすばらしい作品です。
それはわかっている。
ダイスキだし、すごいとも思っている。
ただ。
口で絶賛するほど、1まっつファンとしてこの「作品」を好きか、「相沢謙吉」を好きかというと、それほどでもなかったり、したわけですね。
作品を素晴らしいと思うことと、まっつファンとしてたのしいか、つーのは別問題で。
初演時にいろいろいろいろ長々と書いていたように、ダイスキなのも感動したのも、全部本当なので、誤解されるのがこわいが。
あまりにすばらしい作品だとなんつーんですか、「抜き」の部分がなくて、疲れるんです。
ヘヴィ・リピート基本でご贔屓眺めてうっとりする場合、名作過ぎると疲労が激しくて。
ここまで名作でなくても……という、おそろしく贅沢なキモチがわきあがっちゃったりするのよ。駄作だったら怒るくせに。
楽をしたい、というと変だけど、毎回魂すり切れるくらい泣いて泣いて、終わったあとは死にそうになるよーな作品、うれしいけど、つらいですよ!
あー、『スカウト』は作品アレだったけど、まっつは美しくてステキだったなあ。
とか。
海馬の帝王は客席で悶え死ぬかっつーくらい、笑ったなあ。
とか。
作品クオリティが低かろうとぶっちゃけ駄作だろうと、「ステキなまっつ」を眺めてどきどきする分には、作品で感動しないですむので楽だった。
相沢役はいい役だし、ステキだけど、なにしろ作品も役の立場も重すぎて、手放しで「ステキ。どきどき」とやっていられなかった。
アズの方が無責任にどきどきできた。ときめけた。海馬教授の方が気楽に笑ってきゃーきゃーいじることができた。
だから『舞姫』再演はうれしいけれど、それほど手放しでよろこんでいたわけじゃない。
またあの、つらいキモチを味わうのかー。ふー。
……みたいな。
や、贅沢極まりない、ただのわがままですが。
それでも9ヶ月ぶり?に『舞姫』と、相沢くんと再会して。
『舞姫』は、奇跡だ。
よくぞこんな作品が、存在することが出来た。
よくできた脚本、演出。音楽、美術。そして、出演者。
なにが欠けてもダメだ。
奇跡だ。
これは、奇跡の公演だ。
バウで観ていたときは、なにしろヘヴィ・リピートで毎日疲労して、へとへとになっていた。
毎日感動して、その感動がもう「あたりまえ」にまでなっていて、ある意味鈍感になっていた。
冷却期間をおいて、改めて出会った『舞姫』の、素晴らしいこと。
今のタカラヅカで、これほどのものを観ることが出来るなんて。
今わたしは、「奇跡」を観ている。
その事実にも、くらくらする。
そして。
「相沢謙吉」という人。
バウで観ていたときと、微妙にチガウ人じゃないですか、あの人。
わたしの感じ方が変わっただけ?
初日を観て、おどろいた。
相沢くんって、こんなにステキだっけ?
知らない。
こんなの、知らないよ?
あんなに何度も何度も見ていた人なのに。
冴えわたる歌声。
満ちる。
……満ちるという言葉が、わかる。感覚として。
『舞姫』再演……。
うれしいから、というだけでなく、心のどこかに義務のようなキモチもたしかにあり、駆けつけた。
まっつ好きだから、行かなきゃ、って。
そんなものが、全部吹き飛んだ。
すごい。
『舞姫』って、すごい。
こんなにすごい作品だから、再演されたんだ。
なんてことを、改めて思い知らされた。
青年館での『舞姫』がはじまりました。
数日前に体調ぶっこわして寝込んだり(人生最大の高熱・笑)、未だ原因不明だったり、カラダ中痛いのが治ってくれてなかったり、旅行中に倒れた母がそのまま入院したり、緑野家がどったばったしているなか、それでも東京へ行く。
『舞姫』はすばらしい作品です。
それはわかっている。
ダイスキだし、すごいとも思っている。
ただ。
口で絶賛するほど、1まっつファンとしてこの「作品」を好きか、「相沢謙吉」を好きかというと、それほどでもなかったり、したわけですね。
作品を素晴らしいと思うことと、まっつファンとしてたのしいか、つーのは別問題で。
初演時にいろいろいろいろ長々と書いていたように、ダイスキなのも感動したのも、全部本当なので、誤解されるのがこわいが。
あまりにすばらしい作品だとなんつーんですか、「抜き」の部分がなくて、疲れるんです。
ヘヴィ・リピート基本でご贔屓眺めてうっとりする場合、名作過ぎると疲労が激しくて。
ここまで名作でなくても……という、おそろしく贅沢なキモチがわきあがっちゃったりするのよ。駄作だったら怒るくせに。
楽をしたい、というと変だけど、毎回魂すり切れるくらい泣いて泣いて、終わったあとは死にそうになるよーな作品、うれしいけど、つらいですよ!
あー、『スカウト』は作品アレだったけど、まっつは美しくてステキだったなあ。
とか。
海馬の帝王は客席で悶え死ぬかっつーくらい、笑ったなあ。
とか。
作品クオリティが低かろうとぶっちゃけ駄作だろうと、「ステキなまっつ」を眺めてどきどきする分には、作品で感動しないですむので楽だった。
相沢役はいい役だし、ステキだけど、なにしろ作品も役の立場も重すぎて、手放しで「ステキ。どきどき」とやっていられなかった。
アズの方が無責任にどきどきできた。ときめけた。海馬教授の方が気楽に笑ってきゃーきゃーいじることができた。
だから『舞姫』再演はうれしいけれど、それほど手放しでよろこんでいたわけじゃない。
またあの、つらいキモチを味わうのかー。ふー。
……みたいな。
や、贅沢極まりない、ただのわがままですが。
それでも9ヶ月ぶり?に『舞姫』と、相沢くんと再会して。
『舞姫』は、奇跡だ。
よくぞこんな作品が、存在することが出来た。
よくできた脚本、演出。音楽、美術。そして、出演者。
なにが欠けてもダメだ。
奇跡だ。
これは、奇跡の公演だ。
バウで観ていたときは、なにしろヘヴィ・リピートで毎日疲労して、へとへとになっていた。
毎日感動して、その感動がもう「あたりまえ」にまでなっていて、ある意味鈍感になっていた。
冷却期間をおいて、改めて出会った『舞姫』の、素晴らしいこと。
今のタカラヅカで、これほどのものを観ることが出来るなんて。
今わたしは、「奇跡」を観ている。
その事実にも、くらくらする。
そして。
「相沢謙吉」という人。
バウで観ていたときと、微妙にチガウ人じゃないですか、あの人。
わたしの感じ方が変わっただけ?
初日を観て、おどろいた。
相沢くんって、こんなにステキだっけ?
知らない。
こんなの、知らないよ?
あんなに何度も何度も見ていた人なのに。
冴えわたる歌声。
満ちる。
……満ちるという言葉が、わかる。感覚として。
『舞姫』再演……。
うれしいから、というだけでなく、心のどこかに義務のようなキモチもたしかにあり、駆けつけた。
まっつ好きだから、行かなきゃ、って。
そんなものが、全部吹き飛んだ。
すごい。
『舞姫』って、すごい。
こんなにすごい作品だから、再演されたんだ。
なんてことを、改めて思い知らされた。
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