昔スカステは、さかんにキャンペーンをやっていた。
2008年3月10日 タカラヅカ 年度末になり、ドラマが次々終わっていく。
ドラマヲタクでもあるので、地上波もそれなりに見ているのだが、なんか最近テレビの映りが悪い。
とくにNHK。次いでフジテレビ系、日本テレビ系。
みんなみんな、画面が二重映し。
リサーチすると、近所一帯同じようなことになっているらしい。
おそらく川向こうにできた高層マンションの影響だ。
わたしたちの家からほんの少し離れた一画には、「高層マンション建設のためテレビの映りが悪くなります、ケーブル化をオススメ、費用は高層マンション側がすべて持ちます」てな話になっている。
あそこの一画の住民だけ守られてウチの近所がダメなのか、理屈はわからないが、「テレビの映りが悪くなっていること」と「高層マンション」の因果関係を実証して交渉するだけの労力と「デジタル化すりゃあいいんじゃん」を秤に掛けると、後者の方が楽だから、近所の人たちも泣き寝入りしてテレビを買い換えるなりするんだと思う。
しかしわたしには、テレビを買い換えるだけの余裕がない(笑)。
そんな金があれば、その分チケットを買う(ヲイヲイ)。
つーことで、今の環境のままで「Let’s デジタル!」。
思い起こせば3年半前。
ケロちゃん卒業のどたばたの最中、「ケロ映像を得るために、スカステに入ろう!」と決意した。
自分がモノを溜め込む型のヲタクだとわかっているので、スカステには加入したくなかったんだ。
入ったが最後、サルのよーに録画を続け、映像データを溜め込み続けるのがわかっていたからだ。
だが、ケロ卒業関連映像は、自分で得なければならない。やさしい友人たちが「録画してあげるよ」と言ってくれていたけれど、甘えてばかりはいられない。
加入する。
えーとたしか、「スカステ加入キャンペーン、アンテナ+チューナ、セットで29800円」とかやってたよね、今年。去年は「19800円」だったけど、たしか値上げされていたはず。
そう思ってもらったばかりのスカステのチラシを見ると。
「スカステ加入キャンペーン、アンテナ+チューナセット64800円」とあった。
……え。
ちょっと待って、なんかのまちがい? 今年たしか、29800円だったよ? 実際チラシ持ってるし。そっから半年後で、倍額以上?? とんな物価だそれは。
通常のアンテナ+チューナの販売から、地上デジタル対応のものに、移行されていたんだ。
地上デジタル放送なんか見ないのに! 関係ないのに! そりゃいつかはすべてデジタル放送になるんだとしても、そんな5年も6年もあとのことどーでもいいよ、今ケロ祭りでディナーショーコンプして週1以上で東京往復してチケット買いまくってて金がかかりまくってるんだってば、その上何年もあとのほんとーにそんな時代が来るかどうかすらぴんときていないわけわかんないもののために通常の倍以上出せってぇの??
もちろん、自力でアンテナ等を購入すれば済むだけの話だったが、とにかく時間も体力もギリギリで生きていた頃だったので、ややこしいことに割いている時間はなかった。
割り切れない思いを胸に、スカステサイトのキャンペーン・ネット通販を利用し、必要なモノをひとそろい購入した。
キャンペーンには「ソニー製品」と書かれていたのに、届いたのは他社製品だった……が、それすらどーでもよくとにかく取り付け。
そしてその商品は「メーカー問い合わせ窓口」が存在せず、「なんかあったときは購入店に言って下さい」としか説明書にも書かれていない商品だった。
で、その「購入店」であった、スカステとタイアップしていたネット通販は、その後すぐに消滅した。
チューナの調子が悪くなり、修理依頼をしたくて購入時に同封されていた書類の「なにかあったときはここに電話してね」番号は「現在使われておりません」、HPも消滅、メーカーには受付窓口ナシ、という、ずいぶんな目にあったのは、また別の話。
……という、経緯で機器を購入していたはず。
たしかそのとき、「地上デジタル対応」チューナを問答無用で買わされていた……よな?
チューナがあれば、テレビが古いままでもデジタル放送として、地上波放送を見られるはず……だよな?
このへんのことがよくわかっていないわたしは、弟に丸投げ。
チューナとテレビとDVDレコーダの説明書を渡して「なんとかして」。
わたしの部屋はとても難解な構成に後天的になっているため(つまり散らかっているため)、弟が指示を出し、わたしがケーブルを付け替えることに。
「テレビアンテナを、チューナにつないで」
「テレビアンテナ……ブースター使ってるんだけど、どれ?」
「なんでそんなヲタクなものを……出力の方、引っこ抜いて」
「出力ふたつあるんですが……分配してるから」
「そんなもんも持ってるのか、テレビにつないでるのはどっち?」
「テレビのアンテナ入力端子、説明書のとチガウよ? 白い箱がついてて二股に分かれてる」
「そんな古いもん使ってんのか。前時代の端子だそりゃ。……んじゃ通常の端子ないわけ?」
「別のケーブル探す……こっち引っこ抜いて代用してみる」
試行錯誤。
「映像溜め込むヲタクのくせに、なんでこんなチンケなAV機器使ってんだよ?! ヲタクならこだわりを持って高級品に買い換えろっ」
うるさいっ。あたしがアニヲタなら買い換えてるかもしんないけど、スカステその他はあくまでも二次的なものよ、メインはあくまでもナマ舞台なのっ。二次的なモノに金かけてられるかぁー!
わたわた。
弟の指示通り、なんとかアリモノだけで接続完了。
チャンネルのスキャニング完了、その他設定完了。
地上デジタル放送、無事受信。
しかし。
「画面に、黒枠ついてるよ……?」
テレビ画面に一回り小さく画像が映る。遺影のように、周囲をぐるりと黒枠が囲んでいる。
「このチューナは出力サイズは固定しかできないみたいだな。D3・D4端子のある機器に出力する場合は変更できても、それ以外は解像度も固定されてる」
わたしの古いテレビと、安いDVDレコーダには、D端子なぞついておりませんとも。レコーダには出力だけはかろうじてついてるけど、入力はない。
「そもそもこのチューナ、デジタルのはずなのにアナログ出力メインになってるぞ。マニュアルにそれしか書いてない。アンテナ出力端子があるのに、それについての記述はナシ」
たしかに、赤白黄ケーブルでの出力にしか、書かれていない……。
「アンテナ出力についての説明はナシで、『テレビ側でなんとかしろ』と書かれてる」
「テレビは震災前に買ったもんで、デジタルはおろか、画面比率の概念すらない時代のだよ? どーやって画像入力サイズを変更するのよ?」
「テレビ側での調節は不可能、しかしチューナには『テレビでなんとかしろ』……」
「で、チューナには問い合わせ窓口なし、『不都合があれば販売店へ言え』の一点張り、販売店は消滅済み」
スカステのキャンペーンなんかで、買うんぢゃなかったっ!!
もっと考えて購入するべきだったわ……。
メーカーに問い合わせ不可、販売店消滅、つーのはイタいよな……。スカステもその点については放置だしなー。現在のスカステは受信機器の斡旋販売はやってないんだもの。
いやその、全部最新の機器に買い直すことが出来れば、スカステで買わされたアレなチューナに頼ることもないんですがね……。
結論。
びんぼーが悪い。
ドラマヲタクでもあるので、地上波もそれなりに見ているのだが、なんか最近テレビの映りが悪い。
とくにNHK。次いでフジテレビ系、日本テレビ系。
みんなみんな、画面が二重映し。
リサーチすると、近所一帯同じようなことになっているらしい。
おそらく川向こうにできた高層マンションの影響だ。
わたしたちの家からほんの少し離れた一画には、「高層マンション建設のためテレビの映りが悪くなります、ケーブル化をオススメ、費用は高層マンション側がすべて持ちます」てな話になっている。
あそこの一画の住民だけ守られてウチの近所がダメなのか、理屈はわからないが、「テレビの映りが悪くなっていること」と「高層マンション」の因果関係を実証して交渉するだけの労力と「デジタル化すりゃあいいんじゃん」を秤に掛けると、後者の方が楽だから、近所の人たちも泣き寝入りしてテレビを買い換えるなりするんだと思う。
しかしわたしには、テレビを買い換えるだけの余裕がない(笑)。
そんな金があれば、その分チケットを買う(ヲイヲイ)。
つーことで、今の環境のままで「Let’s デジタル!」。
思い起こせば3年半前。
ケロちゃん卒業のどたばたの最中、「ケロ映像を得るために、スカステに入ろう!」と決意した。
自分がモノを溜め込む型のヲタクだとわかっているので、スカステには加入したくなかったんだ。
入ったが最後、サルのよーに録画を続け、映像データを溜め込み続けるのがわかっていたからだ。
だが、ケロ卒業関連映像は、自分で得なければならない。やさしい友人たちが「録画してあげるよ」と言ってくれていたけれど、甘えてばかりはいられない。
加入する。
えーとたしか、「スカステ加入キャンペーン、アンテナ+チューナ、セットで29800円」とかやってたよね、今年。去年は「19800円」だったけど、たしか値上げされていたはず。
そう思ってもらったばかりのスカステのチラシを見ると。
「スカステ加入キャンペーン、アンテナ+チューナセット64800円」とあった。
……え。
ちょっと待って、なんかのまちがい? 今年たしか、29800円だったよ? 実際チラシ持ってるし。そっから半年後で、倍額以上?? とんな物価だそれは。
通常のアンテナ+チューナの販売から、地上デジタル対応のものに、移行されていたんだ。
地上デジタル放送なんか見ないのに! 関係ないのに! そりゃいつかはすべてデジタル放送になるんだとしても、そんな5年も6年もあとのことどーでもいいよ、今ケロ祭りでディナーショーコンプして週1以上で東京往復してチケット買いまくってて金がかかりまくってるんだってば、その上何年もあとのほんとーにそんな時代が来るかどうかすらぴんときていないわけわかんないもののために通常の倍以上出せってぇの??
もちろん、自力でアンテナ等を購入すれば済むだけの話だったが、とにかく時間も体力もギリギリで生きていた頃だったので、ややこしいことに割いている時間はなかった。
割り切れない思いを胸に、スカステサイトのキャンペーン・ネット通販を利用し、必要なモノをひとそろい購入した。
キャンペーンには「ソニー製品」と書かれていたのに、届いたのは他社製品だった……が、それすらどーでもよくとにかく取り付け。
そしてその商品は「メーカー問い合わせ窓口」が存在せず、「なんかあったときは購入店に言って下さい」としか説明書にも書かれていない商品だった。
で、その「購入店」であった、スカステとタイアップしていたネット通販は、その後すぐに消滅した。
チューナの調子が悪くなり、修理依頼をしたくて購入時に同封されていた書類の「なにかあったときはここに電話してね」番号は「現在使われておりません」、HPも消滅、メーカーには受付窓口ナシ、という、ずいぶんな目にあったのは、また別の話。
……という、経緯で機器を購入していたはず。
たしかそのとき、「地上デジタル対応」チューナを問答無用で買わされていた……よな?
チューナがあれば、テレビが古いままでもデジタル放送として、地上波放送を見られるはず……だよな?
このへんのことがよくわかっていないわたしは、弟に丸投げ。
チューナとテレビとDVDレコーダの説明書を渡して「なんとかして」。
わたしの部屋はとても難解な構成に後天的になっているため(つまり散らかっているため)、弟が指示を出し、わたしがケーブルを付け替えることに。
「テレビアンテナを、チューナにつないで」
「テレビアンテナ……ブースター使ってるんだけど、どれ?」
「なんでそんなヲタクなものを……出力の方、引っこ抜いて」
「出力ふたつあるんですが……分配してるから」
「そんなもんも持ってるのか、テレビにつないでるのはどっち?」
「テレビのアンテナ入力端子、説明書のとチガウよ? 白い箱がついてて二股に分かれてる」
「そんな古いもん使ってんのか。前時代の端子だそりゃ。……んじゃ通常の端子ないわけ?」
「別のケーブル探す……こっち引っこ抜いて代用してみる」
試行錯誤。
「映像溜め込むヲタクのくせに、なんでこんなチンケなAV機器使ってんだよ?! ヲタクならこだわりを持って高級品に買い換えろっ」
うるさいっ。あたしがアニヲタなら買い換えてるかもしんないけど、スカステその他はあくまでも二次的なものよ、メインはあくまでもナマ舞台なのっ。二次的なモノに金かけてられるかぁー!
わたわた。
弟の指示通り、なんとかアリモノだけで接続完了。
チャンネルのスキャニング完了、その他設定完了。
地上デジタル放送、無事受信。
しかし。
「画面に、黒枠ついてるよ……?」
テレビ画面に一回り小さく画像が映る。遺影のように、周囲をぐるりと黒枠が囲んでいる。
「このチューナは出力サイズは固定しかできないみたいだな。D3・D4端子のある機器に出力する場合は変更できても、それ以外は解像度も固定されてる」
わたしの古いテレビと、安いDVDレコーダには、D端子なぞついておりませんとも。レコーダには出力だけはかろうじてついてるけど、入力はない。
「そもそもこのチューナ、デジタルのはずなのにアナログ出力メインになってるぞ。マニュアルにそれしか書いてない。アンテナ出力端子があるのに、それについての記述はナシ」
たしかに、赤白黄ケーブルでの出力にしか、書かれていない……。
「アンテナ出力についての説明はナシで、『テレビ側でなんとかしろ』と書かれてる」
「テレビは震災前に買ったもんで、デジタルはおろか、画面比率の概念すらない時代のだよ? どーやって画像入力サイズを変更するのよ?」
「テレビ側での調節は不可能、しかしチューナには『テレビでなんとかしろ』……」
「で、チューナには問い合わせ窓口なし、『不都合があれば販売店へ言え』の一点張り、販売店は消滅済み」
スカステのキャンペーンなんかで、買うんぢゃなかったっ!!
もっと考えて購入するべきだったわ……。
メーカーに問い合わせ不可、販売店消滅、つーのはイタいよな……。スカステもその点については放置だしなー。現在のスカステは受信機器の斡旋販売はやってないんだもの。
いやその、全部最新の機器に買い直すことが出来れば、スカステで買わされたアレなチューナに頼ることもないんですがね……。
結論。
びんぼーが悪い。
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