限定本ネタ、つーことで。

 『2008 TAKARAZUKA CALENDAR Another Shots』、無事入手しました。

 2007年度に出版されたタカラヅカ本を31冊買って応募券を集めたら、非売品写真集をプレゼント、という、とんでもない企画です。
 や、だって、31冊はナイだろ。えげつない数字だぞヲイ。

 前の日記(http://koalatta.blog48.fc2.com/blog-entry-1456.html)でほざいていた通り、非売品写真集は欲しいけれどまっつの動向がわからなかったために大きく出遅れ、応募券収集は困難になっておりました。

 されどありがたいことにハイディさんがどーんと応募券をプレゼントしてくれ、手持ち応募券と合わせて軽々31冊突破、ターゲットを獲得できたわけです。ありがとうありがとう、他人様の厚意で緑野は生きています。

 B5サイズ、フルカラー、表紙含めて52ページ。
 大きさ、ページ数、紙質、製本と「personal book」そっくりです。
 表紙はトップ5人+トドの写真、裏表紙が娘役トップ5人。

 なんつーか、「本」とか「雑誌」とか思うと、変な本です。

 表紙をめくると、いきなり本文。

 「personal book」や「ル・サンク」でもそうだけど、いわゆる「表紙裏」がないんだよね。
 通常の本でも雑誌でも、表紙の裏は本文には含まれない。本ならば色紙やロゴのページになっているし、雑誌なら広告になっている場所。

 本文に入るまでの「ゆとり」とか「あそび」の部分が、ない。
 いきなり本文。いきなりクライマックス。

 これって、本好きには落ち着かない(笑)。
 自分で本を作るときは(印刷所に出す場合でも、紙を切って世界でたったひとつのお手製本を作るにしても)、表紙裏を本文にすることは絶対しないなー。表紙との視覚効果を考えた色紙を入れたり、トレーシングペーパーを挟んだりして演出し、それからタイトルページに導くよなあ。

 コストを下げることしか考えず、余計なページを作らないという意図はわかっているが。

 さて、表紙裏から絶好調で本文、トドロキ様の美麗写真からスタート。
 トド+トップ5人は、スターカレンダーと卓上カレンダーの別撮り写真を1枚ずつ、メッセージを書いたスケッチブックを持っての写真集のための撮り下ろし1枚と、合計3ページ。

 続く2番手たちはスターカレンダーと卓上カレンダーの別撮り写真を1ページに収め、スケッチブックの写真が別に1ページの合計2ページ。
 娘役トップ5人はスターカレンダーがみんな2人映りなので、別撮り写真はみんなペアで、スケッチブック写真だけが1ページまるまる、という合計1ページ半。
 2番手でもスターカレンダーがウメちゃんと2人映りのれおんくんだけは娘役トップと同じ扱いで1ページ半。

 残りの卓上カレンダーだけの男役スターたちは、別撮りとスケッチブックの2枚の写真を1ページにぶちこんであるので、みんな写真は小さい。
 別撮りはL版以下、スケッチブックの方も2L以下っす。

 まっつをB5サイズで眺めるという野望は潰えた……。写真小さい……。
 しかもまっつ、何故かスケッチブックを頭の上で掲げているために、さらに写真が小さいです(笑)。
 他の人はみんな、ふつーに胸の前で掲げているのに、ひとりだけ、頭の上。写真のフレームは決まっているから、頭の上まで写さなければならない分、まっつ本体がちょっとしかフレームに入らないという。
 ……まっつ……何故そんなテンション? ひとりだけ頭の上、って、あーたそんなキャラぢゃないでしょうに……。
 いやその、かわいいです。
 まっつ、こーゆーちゃんとしたカメラマンの撮った写真だと、強いよな。すごくきれいに写る人だ。修正入ってんのかな?(ヲイ)
 
 スケッチブックにはそれぞれオリジナルなメッセージ入りなんだけど……個性出てておもしろい。
 文章になっている人、単語だけの人、イラスト付きの人……。

 タニちゃんのキリンのイラストおもしろいし(わざわざ「キリン」と注意書き付き・笑)、まとぶ氏はなにかまちがっているのかこれでいいのか「こころ」とだけだし(LOVE & PEACEとかDreamとか書いてる人はいるんで、そのノリだろうとは思うが、Heartではなく日本語つーのは異色を放っている)、きりやさんメッセージ無しでイラストだけだし、……と思ったら、すずみん&壮くん、見開きで並んでイラスト披露してるし(ブタ@すずみん、魚@壮……メッセージ無しで何故このイラストのみ?!)、そのかのイラストかわいーし、めおちゃんしっかり薔薇の花描いてるし……。

 でもいちばんウケたのは、みっちゃんの「ありがとう 大丈夫!!」だ。

 親指立てて、力強く、「ありがとう 大丈夫!!」。

 この写真集、写真とは別にデザインとして、それぞれの名前の横に本人メッセージのイラスト部分がコピーして添えられているんだけど、イラストを描いてない人はまあてきとーにイラストっぽく見える文字とかを処理して添えられているの。
 めおちゃんは「真野すがた」で薔薇の花だし、タニちゃんは「大和悠河」でキリンさん。
 まっつは「これからも一緒に夢を見続けましょう(はぁとマーク)」だったので、「未涼亜希」はぁとマーク×2てな具合。

 で、みっちゃんは。

 「北翔海莉」ありがとう 大丈夫!!

 これがまた、力強い文字で。
 他の人たちがイラストだのハートマークだのになってる部分に、「ありがとう 大丈夫!!」……ステキすぎる、みちこさん……。

 いや、このフレーズを名前に添えた、編集部のセンスに脱帽ですが(笑)。
 イラストやマークを使っていない人の場合、なにかしらメッセージ本文から選んで名前の横に添えているんだけど、選択基準がばらばらなので、多分キャラクタやインパクトで選んでいるんだろうなと(笑)。

 同じように本人のメッセージまんまコピーするにしても、七帆くんの「宙組大好き!!」は素直で微笑ましいしさー。

 
 最後までページを繰り、そしてやはり本として、変という違和感が強まる。

 この本、裏表紙裏もないの。とにかくみっちりなの。
 ふつー本って「本文48ページ、表紙4ページ」という内訳になるのに、「本文50ページ、表紙2ページ」なんだもん。なんて落ち着かない(笑)。あ、本って紙と印刷の関係で、4の倍数ページ数で作るもんなんですよ。

 そして、広告が一切ナイことにも、違和感ありまくり。
 さらに、ちゃんとした奥付がないことにも、違和感ありまくり。や、いちおー裏表紙にコピーライト付いてますが。

 いきなり本文の「personal book」や「ル・サンク」でも、広告と奥付はあるからなー。

 全部本文、あそび無し、広告無し、奥付無し……ほんとに「非売品」で、「オリジナル」な1冊なんだなあ。

 手に入ってよかったっす。
 ハイディさんありがとー。


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